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カナダでは数少ない縦走ルート。世界一美しい山歩き「エスプラナーデ・トラック」の魅力を、これでもか!というくらいに力説します。

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカの石塚です。こちらの写真は夏のツアー中に、エスプラナーデ山脈の尾根上で『Go-Pro』にて撮影したものです。素晴らしい尾根とは思いませんか? 日本や世界で数々の尾根を歩いてきた自称”尾根好き”の私としても、この尾根の素晴らしさには惚れ惚れしてしまいます。そこで今回は私の大好きなエスプラナーデの山旅の紹介をこれでもか!というほどたっぷりとしちゃいます。このエリアは私も思い入れがたくさんあるので、ちょっとブログも長くなってしまいましたが、みなさん覚悟してください(笑)

 日本人にとってはとても馴染みの深い山旅のスタイルである『縦走』。いわゆる尾根歩きの山行スタイルですが、実はカナダでは楽しめる場所が非常に少ないということは、あまり知られていません。カナディアンロッキーエリアの山々は総じて鋭く切り立ち、登山道を整備することは難しいというのも理由の一つ。そのため、ロープやクランポン(アイゼン)が必要な、いわゆるアルパイン・クライミングが必要になってしまうのですね。尾根歩きという山の楽しみ方は、ある意味とても日本らしい山の楽しみ方と言えるのかもしれません。

 しかし!もちろんカナダにもあるのです。そうです。それが『エスプラナーデ山脈』です。見てくださいこちらの写真を↓

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 広々とした尾根、氷河を抱いた3000m級の山々、自分たち以外に誰もいない山域... この場所はカナダにある数少ない尾根歩きの縦走路というだけでなく、世界でも最も壮大で贅沢な尾根歩きが楽しめる山域なのです。

 まず先にご案内しておきますと、この山域は個人で入山することができず、ツアーでないと訪れることができません。そして、この山小屋を利用するツアーが『エスプラナーデ・トラック』となります。

 なぜ小屋だけを予約できないの? という声も聞こえてきそうですが、実はツアーだからこそ実現可能な理由があるのです。そこで、今回はこのエスプラナーデの山旅がなぜ凄いのか? つの理由 に分けて力説したいと思います。

 さて、そもそもエスプラナーデ山脈とはどこにあるのでしょうか?

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 エスプラナーデ山脈は★の場所です。カナディアンロッキー観光の拠点となる町『バンフ』から西へ約200kmに位置しています。カナダの大陸横断道路トランスカナダ・ハイウェイ1号線を利用すると約2時間半ほどの距離ですが、車でアスセスできるのは山の麓までとなります。

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 googleの地形図で見てみましょう。これでもか!というぐらい山脈が広がっていますが、ロッキー山脈やコロンビア山脈が連なるこれら山群全体の大きさを考えると、これでもほんの一部にすぎません。

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 エスプラナーデ山脈は南北に連なる広大な山脈であり、通常は3つの小屋を利用しながら3泊で山旅を楽しみます。出発地は北と南どちらからでも歩けますが、何れにしても始めの小屋まではヘリコプターで入山することになります。

 わざわざヘリで?? と思うかもしれませんが、この山域へ入山するための登山道というものは存在しません。

 そのため、この山域で出会う人というのは、必然的に小屋を利用する人だけということになるのです。そうです!広大なエスプラナーデ山脈全体を、小屋の利用者だけで貸し切ることになるのです。こんな贅沢な山行は世界広しといえどもなかなか聞いたことはありませんね。

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 小屋に泊まれるゲストの最大人数は12名です。この写真のような雄大な景色の世界をわずかな人数だけで独占する。これがどれだけ凄いことか分かっていただけるでしょうか。

 理由1:登山道がない山域なので、ヘリで入山。小屋の利用者だけで山脈全体を独占出来る。

ですね。

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 山域全体が貸切りなので、ハイキング出発前に小屋の目の前でのんびりヨガをしていても誰にも迷惑をかけません。(笑)

 また、この山域は入山する人数が非常に限られていることもあり、人に荒らされることのないピュアな自然が保護されています。縦走ルートにはトレイルの整備されていない場所も多くあり、広々とした尾根を好きなように歩くことが可能なんですね。咲き誇る高山植物を踏みながら歩く経験は、他のエリアではなかなか体験することはできません。

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 高山植物の上に寝そべって昼寝。いくらカナダの山域が広大でも、こんな体験はなかなか出来る場所はありません。


 さて、次に行きましょう。山小屋縦走の旅ですので、やはり寝泊まりする小屋がどんな場所か? これはとても気になりますよね。

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 こちらは1泊目で利用することの多いビスタ小屋。湖のそば建つ可愛らしい小屋です。初日にヘリで小屋に着くと、まずは小屋の使い方を確認します。しかし、3つの小屋はすべて同じ設計となっているため、初日に小屋の利用の仕方を覚えたら、以後はこの時間は必要がなくなります。
 
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(左上)ダイニング (右上)暖炉 (左下)寝室 (右下)トイレ

 それでは、小屋の中に入ってみましょう。1階はダイニング、キッチン、乾燥室などがあり、2階がゲストの宿泊部屋となります。小屋の定員は12名、そこにクックとガイド2名が加わり、最大15名のチームで旅を楽しむことになります。寝室は二人部屋が6室あり非常に快適。トイレは外になりますが、とても清潔で衛生的です。写真のトイレは3泊目で利用するサンライズ小屋のものですが、ここから見る日の出は最高なんですよ。朝焼けの時間帯は大人気のトイレになるのです。(笑) ちなみに夜間は小屋の中に簡易トイレ(小のみ)が設置されるのでご安心を。

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 どうですか!これらの食事! これらは山小屋で提供されるメニューの一例です。 日本の山小屋を知っている方なら、フレッシュな野菜や魚があることに驚くことでしょう。朝は小屋で焼いたパンやマフィン、フルーツ、ヨーグルトなども提供されるのです。
 
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 さらにこの小屋滞在にはもう一つの楽しみがあります。それはサウナ! こちらの写真はビスタ小屋ですが、写真右側にある小さな小屋がサウナです。薪ストーブで暖めるサウナで、お湯を使って汗を流します。「私、サウナは面倒なんでけっこうです...」という方もたまにいますが、「騙されたと思って入ってみてください。絶対に気持ち良いですから!」と私はいつも説明します。そして、皆さんこのサウナの大ファンになって帰っていくのですよ。フフフ...

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 もちろん小屋は貸切ですので、ダイニングでヨガをしても、誰にも迷惑をかけることはありませんね。(笑)


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 ロッキー山脈から上る朝日。朝夕に訪れるマジックアワーや、満点の星空の世界に出会えるのも、町から離れた山小屋滞在の魅力ですね。


 理由2:貸切小屋がとにかく快適。食事、サウナ、どれも素晴らしい! 

 これが2つ目となります。

 
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山頂からロッキー山脈を望む。

 尾根縦走のもう一つの楽しみはピークハントではないでしょうか? もちろんエスプラナーデ山脈にも、いくつか縦走の合間に登頂のチャンスがあります。このブログの初めのほうで載せた山域の地図を思い出してみてください。エスプラナーデの東側には広大なロッキー山脈が南北に連なり、山頂からは上の写真のような景色が待っています。写真の左端に白い丘のような場所が見えますが、実はここがかの有名なコロンビア大氷原の西端です。

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コロンビア大氷原と、左端に見えるのがMt.コロンビア(3747m)
 
 天気が良ければご覧のように Mt.コロンビアもくっきりと見ることができます。ロッキーでは Mt. ロブソンに次ぐ2番目の高さを誇る名峰ですが、有名な観光道路であるアイスフィールドパークウェイからは見ることができないのです。
 
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 写真右奥に聳える山は、エスプラナーデ山脈の最高峰 カポーラ・マウンテン(2650m)

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 カポーラは山頂に上る最後の岩場が急なため、天候などのコンディションが整い、なおかつグループの足並みが揃わないとなかなか登頂するチャンスがありません。登れたらラッキーの山なんですね。私たちはボーナス登頂なんて呼んでいます。

 理由3:縦走中にいくつかピークハントのチャンスがあり、壮大なロッキー山脈の連なりと360度のパノラマが期待できる。

 さて、どんどん行きましょう!

 この山域は知る人ぞ知る高山植物の宝庫。お花好きの方々はもちろんですが、そうでない人もここのお花畑を見ると驚くことでしょう。
 
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盛夏に訪れるカラフルなインディアンペイントブラシの大群落。
 
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(左上)クレーシャーリリー (右上)アネモネ (左下)ジェンティアン (右下)モンキーフラワー
 
 残雪期によく見かける黄色いカタクリやアネモネなどの有名な花々はもちろんですが、宝石のように輝くジェンティアン(ヨコヤマリンドウ)や、モンキーフラワー(ミゾホズキの仲間)などの、ロッキーでもあまり見ることのできない珍しい花に出会えるのも魅力。

 
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日向ぼっこを楽しむマーモット。

 もちろん野生動物も忘れてはいけませんね。大型の動物に出会うことは稀ですが、マーモットやジリスなどに出会うのは珍しくはありません。運が良ければ上空を飛ぶイヌワシにと遭遇することもありますよ。


 理由4:高山植物も盛りだくさん。野生動物も多く生息する大自然を満喫。

 です。


 さあ、いよいよ最後の理由であり、最も魅力的な理由を説明しましょう! それは荷物についてです。
 
 山小屋縦走となると、気になるのは荷物の重量。着替えや必要なものを持ち歩くのは大変なので、山小屋縦走には少し懸念があるという方もいることでしょう。しかし、エスプラナーデの旅は違います! 実は初日の入山日にすべての小屋に荷物を送ることができてしまうのです。

 
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エスプラナーデ小屋 荷物の搬送システム図

 もう少し分かりやすく解説しましょう。 あらかじめ二つ目の小屋、三つ目の小屋で必要な着替えやお酒などの嗜好品を、小分けのスタッフサックなどに分けておきましょう。初日にヘリで一つ目のビスタ小屋に入山しますが、この時に二つ目のメドウ小屋、三つ目のサンライズ小屋行きの荷物を共有の大きなダッフルバッグに詰め込み、ヘリで届けてしまうのです。

 また、小屋を出発する時には、いらなくなった荷物をこやのダッフルバッグに残していくことが可能となります。これらの荷物は最終日のヘリでの下山日に、ヘリが1つ目のビスタ小屋、二日目のメドウ小屋から荷物を回収してくれるのです。まさにエスプラナーデ式宅配システム! クロ○コでも佐○急便でもこれはできませんね(笑)

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 小屋に荷物を送ることで、結果的に軽装のデイパックで縦走が可能となります。日帰りハイキングと同じ重量というわけにはいきませんが、多少の重量の追加で済むのです。

理由5:ヘリでの荷物宅配システムがあることで、軽量の荷物で縦走が可能! 
 
 となります。

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 いかがでしたか? エスプラナーデ・トラックがいかに特異で、素晴らしいツアーであることが分かっていただけたでしょうか? 世界一美しい尾根歩きと呼ばれ、ニュージーランドのミルフォード・トラックと比較されるこのツアー。世界中から参加者が申し込む公募ツアーは、年々に人気が高まって予約時期が早まっています。

 評判というのは大概に大げさのこともありますが、ここは違います。日本では決して体験することのできない壮大で雄大な尾根歩きがであることは間違いありません。日本の北アルプスでの山小屋縦走も素晴らしいですが、是非、カナダの山小屋縦走を一度体験してみてください。想像や期待を遥かに超えた山旅が待っていることをお約束します。

 エスプラナーデ・トラックSPECIAL SITEでは、コースDATAなどが確認できます。
 http://www.esplanadetrack.com

 ヤムナスカのツアー紹介ページもきっちり宣伝しておきましょう!
 http://www.ymtours.com/tour-catalog/tour-MESP/index.html
 ★★先行して2019年の料金が発表されました!★★


by ymtours | 2018-11-16 10:49 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

国際色豊かな10名のチーム! エスプラナーデ縦走の4日間

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカの石塚です。どうですかこの写真!これはエスプラナーデ山脈のサンライズ小屋近くのお花畑で8月13日に撮影したものです。8月も中旬になり、高山植物のシーズンは既にお終わったと思われがちですが、標高の高い場所や残雪の多い場所では、ご覧のようにまだまだお花を楽しむことができるのです。

 今回はヤムナスカの人気ツアーで、カナダでも数少ない山小屋縦走が楽しめるコース『エスプラナーデトラック縦走ツアー』を担当しました。お客様はとても国際色豊かで、日本人3名、カナダ人2名、アメリカ人2名の7名。そこに私とカナダ人ガイドのディラン、クックのジェシカを加えた10名で縦走の旅を楽しんできました。

 参加者は知らないもの同士であり、英語でのコミュニケーションということもあるため、初めはお互いに距離感がありましたが、ハイキングや山小屋での時間を通して日に日に仲良くなり、最後の別れは全員がハグをし合いながらの感動的なものとなりました。やはり出会いの旅はいいですね。それでは旅の写真をご覧ください。

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入山はヘリで行います。今回の参加者全員がヘリ初体験でしたが、思ったよりも安全な乗り物だと感じたのではないでしょうか?
私も仕事柄ヘリは頻繁に乗りますが、カナダの山小屋ツアーではヘリをシャトルバス感覚で使うのです。

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初めの小屋であるビスタ小屋到着後、2時間ほどの周辺の散策へ出かけます。

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BC州で多発している山火事の影響があり、この日の山は霞んでいました。
それでもお花畑もあり、初日から気持ちの良い散策ができましたね。

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縦走はビスタ小屋から始まり、メドウ小屋、サンライズ小屋の3つの小屋に宿泊します。
1日の行程は約7km、標高差は300mほどなので、数字だけを見ると決して難しくはありません。
しかし、岩場など、天気が悪いときは歩きにくくなる区間もありますので、中級クラスのハイキングとしてご案内をしています。

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この山域では雪渓がピンク色に染まるウォーターメロンスノウを良く見かけます。
このピンクの正体はバクテリアで、匂いを嗅ぐとウォーターメロン(スイカ)の匂いがするのです。
日本では見かけない珍しいものの一つですね。

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ここはメドウ小屋への下山途中にあったお花畑。
メドウ小屋の周辺は日当たりの良い湿地が広がり、全行程の中でも最もお花が多いエリアの一つです。

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こちらはパーナサス(ウメバチソウ属)の花。高山植物の中でも最も遅く咲く種類の一つです。
日本のウメバチソウとは少し違いますが、葉っぱに特徴がありますね。

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メドウ小屋からサンライズ小屋へ行く縦走最終日の朝はガス雲が立ち込め、何とも幻想的でした。
尾根に上がると徐々に天気が回復し、小屋に着く頃はとても清々しい空を見せてくれました。

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サンライズ小屋到着前にグループを分け、希望者の方とアバランチピークへ登頂。
実際、この時もガス雲が多かったので、山頂で何が見えるかは運任せでしたが、
エスプラナーデ最高峰のカポーラやロッキーも少しの時間ですが顔を出してくれました。

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尾根からみたコメディー氷河。ガス雲の切れ間から見えた時は皆から歓声が上がりましたね。

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小屋縦走ツアーの楽しみの一つはやはり食事!
クックのジェシカ(左上)は本当に多彩で食事はどれも最高でした。
個人的には最終日のポークテンダーロインが一番好みでしたね。
ちなみに一番奥にいるのがカナダ人ガイドのディラン。彼の祖母は日本人なのです。

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食事はすべて手作りのバッフェスタイル。
個人で食べたい量を好きなように調整できるのが良いですね。

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食後の団欒も小屋泊ツアーの大切な時間。本当にいろいろな話をしましたね。

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いよいよツアー最終日。残念ながら縦走日はあまり天気に恵まれなかったのですが、
最終日は最高の天気を楽しませてくれました。

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最終日はヘリの下山前に2時間ほどのショートハイクを楽しみます。
景色、花、どれも本当に素晴らしかったですね。

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サンライズ小屋の近くにあるシークレットトレイルを使い、お花が咲き誇るメドウへ。
ロッキーエリアではあまり見ることのない珍しい花の一つ、ピンクモンキーフラワーが大群生でピークシーズンを迎えていました!

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ロッキーを代表する花の一つ、インディアン・ペイントブラシの群生地。
この花はカラーバリエーションがとても豊富ですが、
それぞれ別々の色が1箇所で群生する場所というのはあまり多くはないのです。
本当に素晴らしいお花畑でした。

それでは最後に今回の参加者の方をご紹介しましょう!


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中村さまご夫妻。トロントにお住まいで、なんと40年以上もカナダで生活をされています。
カナダ移民としては私の大先輩ですね。
オンタリオにある有名なロングトレイルの一つブルーストレイル(BRUCE TRAIL)のメンバーでもあり、
全長約890kmを4年間かけて踏破しているのです。
本当に仲の良い、素敵なご夫婦でした。

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日本からお一人で参加の平野さん。
もとエンジニアでボストンやシアトルへも出張され、国際経験も豊富な方でした。
スマホのGPSアプリで今回の行程をすべて記録し、ツアー後に全員へ送ってくれました。
次はオーロラ旅行を計画されているとか。是非ユーコンへお越しください!

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カルガリーにお住まいのマリアンとアイリーン。
お二人とも元教員で、なんと30年以上も付き合いのあるベストフレンド!
カナダ人らしいノリの良さとユーモアに溢れ、今回の旅ではまさにムードメーカーでしたね。
本当に愉快なお二人でした。

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最後はアメリカ人のクラークとエイミー。
オレゴンのポートランド近郊に住んでいる、これまた本当に仲の良いご夫婦。
ソフトウェアの会社を経営しており、まだまだ現役なので一年に一回の休暇旅行としてカナダへ来ました。
カナダで小屋縦走の旅が出来る場所をインターネットで探し、唯一見つけたのがエスプラナーデのツアーでした。
カナダでも小屋縦走ツアーができる場所って実は少ないのです。

さて、いかがでしたか?
本当に楽しいメンバーで、最後の別れは少し寂しかったですね。

全員でEメールを交換したので、これから写真交換などで盛り上がりそうです。
再会を楽しみにしています!


ヤムナスカ・ガイド石塚 体一(いしづか たいち)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-08-16 02:56 | 出会いの山旅 | Comments(0)

自分達だけしかいない山の世界 《エスプラナーデ・縦走》


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ヤムナスカ ガイド 本山 です。
今回は、若い人から、人生の大先輩、登山を始めて数年の方からベテランまで!
様々な人が一緒になったツアーで、エスプラナーデ 縦走 山小屋から山小屋への旅をご案内させていただきました。

やはり、山旅で出会う仲間には当たり前ですが、『自然』が好きだという共有できる価値観があるので、改めて素晴らしいと感じました。

山小屋から山小屋へ、着替えなどの荷物はヘリコプターで運んでもらえるために、デイパックで縦走できるこのツアーは非常にお勧めです。
くわしくはこちらより

まずはヘリコプターで最初の山小屋に入山します。
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入山すると、ランチを小屋で取った後は、軽い散策に出かけます。
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ロッジからすぐ出ると小川や湖、お花畑が広がる素晴らしいエリアを軽いザック、または軽い荷物で歩くことができます。

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登山道がない、われわれがカナダで呼ぶ『オフ・トレイル』を歩くことができるのが、このエスプラナーデの魅力の一つでしょう。

そして、山小屋とは思えない料理が楽しめるのも、このツアーの大きな魅力!

焼きたてクロワッサン!
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エッグ・ベネディクト!
うまし!
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お皿に盛りつけると・・・・
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おいしい食事は本当に人を幸せにしてくれます。

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翌日は、縦走開始!
尾根歩きを楽しみます。
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ところどころ真夏と言え、雪渓が出てきますが、これも楽しい体験の一つ
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尾根で記念撮影!ばんざーい!
一番左のカナダ人はマーティン君!私と同行するガイドさんです。
このツアーは、ガイド2名体制なのもうれしい特典!
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見事なお花畑も楽しみの一つ、その時期時期で季節のお花が楽しめます。
こりゃー、写真撮りたくなりますね。
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お花畑に入り込んで撮影も可能です!
女性なら誰でもこんな中で写真を撮りたくなりますね。
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ディナーも最高!


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この夜はサーモンでした。
カナダらしいメニューでおもてなしです。
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デザートもいつも付きますよ!
しかも、シェフはカナダ人なのに甘さ控えめにしてくれました。
焼きたてブラウニー
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ディナーの後は、なんと!お客様の中で『ボディー・トーク 大脳皮質』のインストラクターの方がいらっしゃったので、レクチャーをしてもらいました。
体のケアも登山の後は大切ですね!川澄先生!ありがとうございました!
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翌日も縦走、
あいにくの雨のスタート、
そうです。縦走ですので、雨でも先に進まないといけません。この辺はデイハイクと大きな違いですね。
しかし、それでこそ体感する自然の摂理があると私は思います。
それでも、氷河の景観が私達を迎えてくれました。
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旅で出会った『山の仲間』と様々な体験を共有していきます。
遠くに見えるロッキー山脈
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少し冷えたので、一気に最後の山小屋サンライズ小屋まで、暖かいスープでシェフが迎え入れてくれました。
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午後に天気が回復してきたので、さらに散策に出かけました。
ガイド・マーティンが『秘密の花園』に連れて行ってくれました。
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とてつもない数のお花!
見事なお花畑!
花の子ルンルンになりたくなりますねぇー
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こちらもお花の中でにっこり、
自然と顔もほころんできます。
以前にレイク・オハラツアーにご参加いただいた猪俣様もにっこり!
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すでに3日間一緒に過ごした日本人の心がわかるにくいガイドマーティンとも記念撮影
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すごい数のお花、、、、
手前の赤いお花!これだけは覚えて帰りたい!『インディアン・ペイントブラシ』
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水辺には、レッド・モンキーフラワーが咲き乱れていました。
見事!
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最後の朝食もおいしかったぁー!
写真撮りたくなりますね、これは!
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この頃には、皆さんすっかり打ち解けて、『山の仲間』になっていました。
後2泊くらいしてもいいような感じ、
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ヘリコプターで出る前に最後のハイキングに出かけました。
目指すはロッジ近くの山に登頂!
ばんざーい!全員で登頂できました。
左下には小さく山小屋が見えるのがわかるでしょうか?

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自分達しかいない山域、
私はいつも思うのですが、風景などを見ているときに人は見ている風景だけではなく、その他の情報も消化しながら、その風景を味わっていると思います。
人がいない静けさの中で自然を味わえることは、近年稀になってきていることではあります。
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そんな喜びを感じられるのが『エスプラナーデ 縦走』
今回は、12名様、リピーター様も多くご参加いただきました。
様々な年齢、バックグランドの人がご参加いただいた今回のツアー
最後には、皆さん本当に『山の仲間』になっていました。
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ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
私もその『山の仲間』にご参加させていただいて、楽しい思い出になりました。
『自然が好きだ』という価値観を共有できる山旅の素晴らしさを感じる今回のツアーでした。

また皆さん!山で会いましょう!


ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2017-08-10 14:40 | 出会いの山旅 | Comments(0)

エスプラナーデ山小屋縦走3泊4日の山旅 

現地で公募しましたエスプラナーデの山小屋縦走の山行記録です。
今年はリピーターのお客様の多くがご参加下さいました。

カナダ国内で募集をかけておりますが、ご参加者12名中の11名が日本からの参加となり、中にはオランダ生まれで日本国内に住む方までおられました。初めてお会いする方達が、山旅を通して交友を深める。。そんな旅になりました。

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ここは貸切の山脈です。
よってヘリコプターを使って入山します。
赤い屋根がビスタ小屋です。

順調に入山が終わり、午後から足慣らしのハイキングを行いました。

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翌日から縦走を開始します。
素晴らしい天気に恵まれ、皆様の元気な足取りに心が高まりました。

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なんと綺麗な箱庭でしょうか。。。
尾根に登る前にビスタ小屋周辺の景色を堪能しました。

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ビスタコルに上がると、とても気持ちのよい稜線が待っています。
幅の広いメドウのような場所では、散らばって歩きます。
できるだけ登山道を作らず、植物を守るテクニックです。
小屋に泊まる入山者しか歩くことのない、エスプラナーデならではの楽しみです。

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しばらく尾根を歩くと、ビスタ小屋を閉めてきたディランとメラニーが我々に追いつきました。今回の縦走メンバー全員で記念撮影です。

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一度ロレンゾー谷へ降りて、さらに尾根に上がると。
メドウ小屋までは、あともう一踏ん張りです。
ここで、ワカビーピークに登るグループと、ゆっくり高山植物を楽しみながらメドウ小屋へ向かうグループに分けて行動しました。

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メドウに降りた私のグループはお花畑を満喫しました。

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貴重な高山植物を盗掘したのは誰でしょうか??
ピカか、ジリスが冬ごもりのために、干し草を作っているのです。
まるで誰かがドライフラワーを作っているようでしたね。

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翌日はメドウ小屋より下の谷は雲海があり、天空の楽園に滞在しているようでした。

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本日の核心部であるカポーラコルに登ります。

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コルからさらに登ること1時間。
エスプラナーデ山脈最高峰のカポーラ山の頂上へ着きました。

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サミットピクチャーはいつも笑顔でいっぱいです。
みんなで力を合わせて山頂に立ったので、この日は特別な日になりました!

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山頂を後にして、サンライズ小屋へ向かいます。

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このあたりも、素晴らしい尾根歩きでした。
「世界一美しい尾根歩き」と呼ばれることに納得です。

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ちょっと欲張って、元気印グループを作り、ケルンピークに登頂しました。
山の裾野で休憩しながら、ザックを見張ってくれた方たちに感謝です。
ザックがないと、こんなに簡単に登れるなんて。。。
(こちらの山にはクマがいますので、通常はザックだけを残して山頂へは行きません。)

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ビスタ小屋に到着です。
エスプラナーデの縦走路すべて完歩したこの日は盛り上がりました。
お客様同士も大変近くなり、下山の日は別れるのが辛くなりましたね。

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翌朝は朝靄が小屋の周りを覆いました。
ヘリが来るまで、たっぷり高山植物を堪能しました。
気象の厳しい場所にあるエスプラナーデ山脈には、小さな高山植物が多い場所として知られています。8月の半ばであっても、まだまだ花は見られます。また、小屋より少し標高を下げると、レッドモンキー・フラワーやワイルド・ヘリオトロープの群生に出会えたりもします。

朝霧が無くなるまでヘリが飛ばず、予定の下山時刻より大幅に遅れました。
なんとか全員無事に下山した時の喜びは格別でした。

縦走時は大変良い天候に恵まれたのは、本当にラッキーでしたね。
また近い将来、カナダでの山旅をご検討いただければ嬉しいです。今回のエスプラナーデツアーは当社のスローガンであります「一山一会」を達成できた良いツアーであったことと願っております。

以上。

難波 寛(なんば ひろし)
ヤムナスカガイド / ディレクター

↓上記の山旅記録は以下のツアーで参加いただきました↓
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by ymtours | 2016-08-05 23:15 | 出会いの山旅 | Comments(0)

西宮 明昭山の会様 エスプラナーデ縦走とロッキー日帰りハイキングの旅

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 ガイドの石塚です。今回は関西からお越しの西宮 明昭山の会12名様を、エスプラナーデ縦走&ロッキー・ベストハイキングの旅へとご案内させて頂きました! 西宮 明昭山の会は総会員数800人を超える日本最大規模の山岳会。2008年には同じく会の別グループ12名様を、弊社の本山がご案内させて頂いております。(その時の記事はこちら
 旅の前半はコロンビア山脈にあるエスプラナーデ山脈を縦走し、すぐ隣に広がる壮大なロッキー山脈を眺めながら、世界一美しいと称される尾根歩きを満喫。後半は舞台をロッキー山脈へと移し、コロンビア大氷原や美しい氷河湖を望む展望ハイキングをこれでもかと言うくらいに楽しみました。今回のハイキングコースはエスプラナーデの行程以外は事前にコースが決まっておらず、毎日ガイドがベストと思う場所へとご案内させて頂きましたが、皆様からは連日素晴らしいハイキングであったと嬉しいお言葉を頂きました! 雨にも降られた日もありましたが、エスプラナーデの最高峰カポーラ登頂や、後半のラーチバレーやレイクルイーズのハイキングは見事な天気に恵まれ、本当に素晴らしい10日間の旅となりました。それでは旅のハイライトをご覧ください!
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どこまでも広がるコロンビア山脈と巨大な氷河。
エスプラナーデ山脈を縦走した4日間は私たちのグループ以外、誰にも会うことがありませんでした。
そうです!山域全体が貸し切りだったのです!
世界一贅沢な尾根歩きとも言えますね。
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縦走二泊目に滞在したメドウ小屋。雲海を挟んで奥にはロッキー山脈が広がります。
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とにかくお花が凄かった! 
特にホワイト・マウンテン・ヘザー(イワヒゲ)の大群生は圧巻で、
今回の縦走で一生分のイワヒゲを見たと言っても過言ではありません。
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ジリスが冬に備えてせっせと集めた干草を発見。
ジリス作エスプラナーデ・サラダと命名!
今回の旅は野生動物との出会いにも恵まれ、リス類はもちろん、
ブラックベア、ビッグホーンシープ、マーモット、ライチョウなど、本当にたくさん遭遇しました。
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エスプラナーデ最高峰 Mt.カポーラへの登り。青空も広がり、頂上からの景色への期待が膨らみます。
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カポーラ登頂! 360度の大パノラマは身震いがするほど、とにかく凄い!
これほど素晴らしい景色は世界広しと言えどもなかな観れるものではありません。
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右奥に見えているのがエスプラナーデ山脈の最高峰 Mt.カポーラ(2632m)。
全員でカポーラ登頂も果たし、カポーラをバックに記念撮影!
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広々とした尾根には登山道がない場所も多く、こういったエリアでは植物を痛めないように皆でバラバラに歩きます。
こんなに贅沢な山行はなかなかありません。カナダのバックカントリーの醍醐味ですね。
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この日はさらにもう一座 コーンピーク(2400m)にも登頂!
天気良し、山良し、仲間良し! 文句無しの笑顔ですね。
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尾根に残る巨大な雪渓を渡り、最後の小屋であるサンライズ小屋を目指します!
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サンライズ小屋で縦走成功を祝って乾杯!
現地ガイドのマーティン(右)とシェフのトゥリッサ(左)を含め、15人の楽しいチームでした!
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エスプラナーデ下山後はロッキーパノラマ街道と称されるアイスフィールド・パークウェイを北上。
コロンビア大氷原、ペイトーレイク、レイクルイーズ、モレーンレイクなどの名所を絡めた、ロッキー山脈のいいとこ取りベストハイクを満喫!
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コロンビア大氷原から流れ出る氷河の中で最大の規模を誇るサスカチュワン氷河。
この景色を見る度に自然の偉大さを感じます。
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ラーチバレーの一枚。 この日も天気に恵まれました!
まだまだ紹介したい写真はあるのですが、ブログ制限の関係で残念ながらここまで。

西宮 明昭山の会の皆様、この度はヤムナスカをご利用いただきましてありがとうございました!
今回の旅は会報に掲載されるとのことですので、是非、他のメンバーの方にもヤムナスカをアピールください(笑
エスプラナーデの山域のデータはこちらのウェブサイトが参考になります。
よろしかったら会報製作にお役立てください。

エスプラナーデ・トラック SPECIAL SITE
http://www.esplanadetrack.com

それでは、再びカナダをご案内する日を楽しみしております!

ヤムナスカ・ガイド石塚 体一(いしづか たいち)
ガイドプロフィールはこちらから

↓上記の山旅記録は以下のツアーで参加いただきました↓
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by ymtours | 2016-07-13 05:04 | グループの山旅 | Comments(0)