皆さんこんにちは! ガイドの堀口です。 日本は暑い日が続いているかと想像しますが、いかがお過ごしでしょうか? GoToトラベルキャンペーンにより少しづつ遠くに行けるようになった方も多いのではないでしょうか? 遠くでなくても自宅付近の里山にて、体力維持と免疫向上に努めるのはどんな時でも良いことだと思います。 熱中症や脱水症状にはくれぐれもお気を付け下さい。 私が住むユーコン準州のホワイトホースの今年の夏はいわゆる冷夏で、涼しい日が多くカンカン照りの太陽がとても恋しく。 家の前に見える広葉樹のアスペンの葉はうっすらと黄色く色づき、「もう秋に入ってしまうの?」という寂しさを感じます。 さあ今回の記事は「山の準備を整えよう!」新シリーズの「ガイド愛用のギア紹介」です。 1回目は私が愛用する、パタゴニア フーディニ ジャケットを紹介します。(トップの写真で着用しています。) ![]() #
by ymtours
| 2020-08-10 21:22
| 山旅の豆知識や魅力
![]() ヤムナスカガイド 本山 です。 夏真っ盛りですが、皆様いかがお過ごしですか?カナダも気温が上がりはじめ、夏らしくなってきました。夏にハイキングするとき誰しも晴天の抜けるような青空の下で楽しみたいと思います。しかし、山ではいつも快晴というわけではなく、雨に対しての準備が必要になってきます。 今日は、その雨対策のお話しをさせていただきます。 カナダの山行で雨具の準備に関して!お送りさせていただきます。 皆さんの中でも、雨具は必要なのか?タイプはどんなものがいいのか?雨具の他にあるといいものは?などの疑問があると思います。 今回、ここでお答えします! またどうして必要なのか?どんなものがいいのか?天気の傾向も踏まえて、ご説明させていただきます。 天気の傾向 まずは、天気の傾向からご説明させていただきます。 バンフの降水量の表を作成してみました。6月・7月・8月・9月のハイキングシーズンをみていただいても、多くないのがわかります。 基本的に言えることは、このエリアは降水量が少ないということです。 バンフ年間の降水量:【472mm】 近年の日本の集中豪雨ですと、たった数日で、これくらいの量が降りますので、その違いが判ります。 また、日本の年間平均降水量は場所によって誤差は大きいですが、約【1500mm〜2000mm】ですので、こちらからも違いを感じていただけると思います。
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by ymtours
| 2020-08-09 07:07
| 山旅の豆知識や魅力
こんにちは。プロフェッショナル・オーロラガイドの堀口です。 オーロラ好きの皆さんいかがお過ごしでしょうか? 少しずつ経済活動も行われるようになり、「ニューノーマル」という新しい生活のスタイルに慣れてきたのではないでしょうか。 とはいえ海外旅行は制限なしで自由にできるようになるまで、もう少し時間が必要になりそうです。 オーロラ旅行リピーターの方も、念願の初オーロラ旅行を夢見ている方も、今の状況が収まったら存分にオーロラ旅行を満喫するためにイメージを膨らませて準備できるように、今回は皆様待望のネタを用意しました! 待ちに待ったオーロラ旅行でバッチリカメラにオーロラを収めたい人へ 「現地のオーロラ・プロが教える!10分でわかるオーロラ用カメラの選び方」の特集です! 私が現地でオーロラのガイドをするようになってで9年目となりますが、この間にカメラの性能は驚くほど進化を遂げ種類も多様化してきました。 この記事ではカメラ初心者の方でもわかるよう、初めてのカメラ購入、またはオーロラを絶対取る為にカメラを買い替えという方に向けにそれぞれカメラの種類と最新情報をご紹介します。是非購入を考えている方もそうでない方も参考にしてみてください。 以下の各カテゴリでオーロラを撮影する際に有利な点とその他の特徴について紹介します!
※画質については各カテゴリ毎のカメラの値段でも大きく変わります。特に一眼レフ、ミラーレス、コンデジで比較したとき、例えば15万円のコンデジと5万円の一眼レフで比べた場合、15万円のコンデジの方が高画質で撮影出来たりしますので、必ずしも一眼レフの方が画質が良いとも限りません。(値段が多く左右すると言っても過言ではありません。) また本記事ではあくまでもオーロラ撮影にフォーカスしたカメラの特徴を紹介します。昼間の撮影やスナップショットなどカメラをオールマイティーに使うためは、ご自身の使い方にあったものを見つける参考にしてください。 そして後半には私、堀口がお勧めしたいカメラとレンズを紹介しちゃいますので最後までご覧ください! 1.一眼レフ 【オーロラ撮影に有利な特徴】
ほぼ全ての一眼レフでオーロラ撮影の大前提ともいえる、マニュアル撮影が可能です。逆を言えば、マニュアル撮影ができないとオーロラ撮影には向いていないともいえます。 カメラのバッテリーで多く使用されているリチウムイオン電池は寒さに弱く、寒冷の環境に置いて消耗が普段より激しくなるという特性があります。一眼レフの多くは他のカメラのバッテリーに比べて容量が大きいため、寒冷地の冬のオーロラ撮影の環境でも持ちが良くなります。実際に私が使用している一眼レフ(Canon 7D Mark2)ではマイナス20°~30°の環境下で撮影に困るほど消耗が激しくなったことはありません。バックアップで予備をもう一本フル充電して置けばさらに安心です。 また、レンズ交換が出来ればオーロラ撮影用、日中の撮影用と使い分けできるのも便利な点ですね。 操作に関しても上位機種になるとボタンが多くなりますが、その分直感的な操作が可能で寒い環境でササッと設定を変更できる点も便利です。 高感度に強いという点においても、オーロラ撮影は暗い場所での撮影になるため重要な要素です。その分カメラのサイズが大きくなり重くなりますが、オーロラ撮影は三脚に立てて撮影するのが基本なので撮影中は多少の重量があっても大丈夫です。ただし三脚もカメラの重量に合わせて大きなものが必要になるので、その分値段も高価になります。 また、最近ではほとんどの一眼レフカメラにも液晶モニターが搭載されていて、暗い場所でファインダーを覗くことなく、モニター上で月や星などをズームして焦点を合わせることもできるので、とても便利です。 その他の特徴として、ファインダーを覗きながらの撮影やボディが手になじみやすいなど昼間でも本格的な撮影をしたい方に向いたカメラと言えます。 2.ミラーレス 【オーロラ撮影に有利な特徴】
ミラーレスカメラも多くの機種がマニュアル撮影が可能です。購入時に必ず確認してください。一眼レフの上位機種にもあるライブビューがミラーレスの場合はほとんどの機種に搭載されています。これで撮りたいものをファインダーを覗かなくてもモニタで確認できるようになるので、構図を失敗することが防止できます。また、一眼レフと同じくレンズ交換可能で、操作性が良いです。 高感度という点では一眼レフを上回る機種が増えてきて、上位機種と高価なレンズの組み合わせ次第ではオーロラの動画が撮影することも可能なほどです。一般向けのカメラでオーロラの動画が撮影できるというは、昔からカメラを知っている方にとっては夢の様ですよね。 一眼レフに比べコンパクトなった点は持ち運びが便利になりとても良いのですが、バッテリーの消耗が早いのは不安要素でもあります。上位機種になればバッテリー容量が大きいものも出てきましたが、全体的には現時点で一眼レフに及びません。ここは予備のバッテリーを準備しておくことでカバーするといいでしょう。 番外編レンズ ここまで紹介した、一眼レフとミラーレスについてはボディの他にレンズという選択肢が出てくるのでここでどんなレンズを選ぶのが良いか紹介しておきましょう。 ズバリオーロラ撮影で必要なレンズの要素は・・・広角で、明るい!この2点に尽きます。 広角というのは広い画角、つまりどれだけ引きで広く被写体をとらえられるかです。数値で言うと10mm~18mmが広角と呼ばれます。 明るいレンズというのは明確な数値があり、レンズのF値(絞り)というもので表されます。この数値が小さければ小さいほど明るいレンズで、オーロラ撮影などの暗い撮影に性能を発揮します。現在はF1.4やF1.8のレンズが一般的に明るいレンズになります。 ただし、この2つの条件を併せ持つレンズはやはり高価になってきます・・・。(お金があればすべて解決になるんですが・・・。涙)もし予算オーバーしそうならF2.8、F3.5くらいの明るさのレンズでも広角なものを選ぶようにしましょう。F1.8ぐらい明るいレンズでも焦点距離が50mmとなってくると結局空に広がったオーロラをとらえる事が出来なくなってしまします。(最後に超おすすめレンズを紹介しちゃうのでもう少しお付き合いください m(._.)m) 3.コンデジ 【オーロラ撮影に有利な特徴】
この記事では、コンデジの解説はマニュアル撮影機能が付いていることを前提としています。もしマニュアル撮影ができない場合は、夜景モードや花火モードで撮影できるケースがありますが、画質はあまり期待できるものではありません。10万円前後の上位機種なら一眼レフに劣らない画質で撮影できるものも増えています。 また、レンズ交換ができないためオーロラ撮影に特化させたいなら明るいレンズものもを選びたいです。バッテリーも容量が小さいため予備のバッテリーは必須です。 最新の機種はVLOG撮影などで自撮りしやすいよう、液晶モニタを反転させるタイプのものも多く手振れ補正も優秀です。で何よりコンパクトで昼間の撮影も気軽にというのが便利ですね。 4.スマホ 【オーロラ撮影に有利な特徴】
SNSが普及しいる現在では私も良い写真はすぐにでもアップしたいと思いますが、その点スマホはリアルタイムにアップできるので操作性が良くコンパクトという点では最適です。また手振れ補正が大幅に良くなったことで、何と三脚なしでもオーロラ撮影できるという事には驚きです。 一昔前ならお客様に「スマホでオーロラ撮れますか」と聞かれても「スマホのカメラではちょっと厳しいんです。。」という回答だったのが、最近は最新機種で撮影できものが出てきたのです。代表的なのが、iPhone11、Google Pixel4などのスマートフォンで撮影可能です。この2機種については過去のブログ 【2020年最新版】果たしてスマホでオーロラは撮影できるのか!? iPhone 11 vs Google Pixel 4で紹介しているのでこの是非チェックしてみてくださいね。 また、スマホもバッテリーの消耗が早いためモバイルバッテリーの利用でカバーするのがお勧めです。動画もハイクオリティになってきているので手軽に撮影、保存出来るのは非常に便利ですね。 5.その他のカメラ GoProなどのアクションカメラや360°の撮影可能なRICHO THETA Sでもオーロラの撮影が可能です。 これらの本来のカメラのコンセプトは遊び感覚で面白い画を撮るというものなので、バッテリーの問題などがありますが、色々な画角で撮影できるので画としてはとても面白いと思います。 ガイド堀口のおすすめカメラ、レンズセット! 色々な種類のカメラを紹介しましたが、オーロラ撮影に有利な機能をまとめると
が望ましい条件です。 以上を踏まえて私堀口がお勧めしたいカメラは・・・ ミラーレスです!(ジャジャーン!!) 上に挙げた条件の内1と2は必然的にクリアしますし、3は機種によっては一眼レフと同等の容量のバッテリーを搭載した機種も増えており、足りない場合でも予備バッテリーやモバイルバッテリーでもカバー可能です。4の高感度に関してはミラーレスでも中級機で良いものが出てきたので、オーロラ撮影だけに特化するなら今はミラーレスカメラがお勧めです。5に関してほとんどの機種で搭載されているので問題ないですね(購入時に確認してください) 一昔前に比べると各メーカーから続々と新機種がリリースされ、カメラの売れ筋ランキングでもミラーレスがほぼ上位を独占するようになってきました。 という事で上で挙げた5つの条件をすべてクリアするのがミラーレスであり、液晶に表示されたものがそのまま撮影できるというものオーロラ撮影に置いては非常に便利なのです。あとはやっぱりコンパクトであるというのも持ち運びを考えるといいですよね! ここからは私が考えるミラーレスのおすすめ機種です! 私のお勧めは、 SONY a6600 と SONY a6400の2台です。 価格は、 a6600が148,000円 a6400が 96,000円 (ボディのみの価格) と5万円の程開きがありますが、画質、感度はほとんど変わりません。大きな違いはa6600の方が手振れ補正が優れているので、これからどんどん動画も撮りたいという方はa6600の方がいいかもしれません。動画にこだわりが無ければa6400で十分です。 この2機種の優れているところは高感度です。同じ価格帯、同クラスのミラーレスに比べて感度が強いという点で、お勧めの機種とさせていただきました。 さらにこのカメラとセットでおススメしたいレンズはこちら↓↓ シグマ 16mm F1.4 DC DN こちらは16mmという広角レンズなので空に大きく広がったオーロラをとらえることが出来る事、そしてF1.4ととても明るく暗い場所での撮影に強いのが特徴です。そしても値段も 39,500円とお買い得。(※価格com調べ 2020/7/3現在) 画角が広いので自撮りの動画撮影にも向いています。 上の2機種とこのレンズは価格的にも中級者向けになりますが、はじめからある程度の機材の方が高いクオリティーで撮影できカメラの楽しさを味わえる為、初めてのカメラという方にもおススメです。 しかし・・・。 それでも10万を超える買い物になるので、気軽に買えるものではないですよね・・・。 そんな方にはレンタルもお勧めです! 料金もリーズナブルなのでもし購入を迷っていたり、「1度のオーロラ旅行でしか使わないかも・・・。」と思っているなら最適です。 さらにこちらのRentioなら、もし借りたカメラが気に入ったらそのまま購入することもできるようです。 注文もオンラインで簡単にでき貸出、返却時の送料も無料と至れり尽くせりです。 ちなみに現在私が使用しているカメラは一眼レフですが、そろそろミラーレスに買い換えたいと思っています。 ミラーレスは高感度のカメラが多く出ているので、やはり私もそこに大きな魅力を感じます!オーロラの撮影をすることが多いのでとやはりそこは押さえておきたいポイントです。 (本当は日本に帰国時にレンタルで試してみたいと思っていたのです。残念ながらコロナの影響で帰国することが出来なくなってしまいましたが・・・。) 現在私が使用しているCANON 7D Mark2 日本からも現時点ではコロナの影響で制限なしでカナダへの渡航ができないため、オーロラ旅行はもう少し先になってしまいそうですね。 カメラ購入を検討している方はこの機会にじっくり自分に合ったものを考えてみてください。今から毎月少しずつカメラ貯金をしてみるのもいいかもしれません。 (実は私もこっそりカメラ貯金していますw) そして自由に旅行できるようになったら是非ヤムナスカのツアーのオーロラの旅へお越しください! ガイドが一緒に宿泊しとことんオーロラを楽しむ「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」では、オーロラ活動が非常に活発になるオーロラ爆発も発生しやすくカメラの性能を存分に発揮できます!チェックしてみてくださいね。使い方もしっかりサポートできるので、新しいカメラでもフル活用するには最適です! イヌビックツアーの紹介ブログはこちらからどうぞ↓↓ 以上いかがでしたでしょうか? 今回紹介したカメラとレンズは私個人の意見です。 ご自身に合った使い方もあると思いますので、是非この記事が参考になれば幸いです。 少しでも早く皆さんとオーロラの感動を共有できるのを楽しみにしています! #
by ymtours
| 2020-08-06 08:02
ヤムナスカガイド 本山 です。
COVID19の影響で、目まぐるしく変化していく生活状況 のなか、カナダでは少しずつですが経済活動再開が始まっています。 カナダにある10州、3準州、それぞれの州でルールや規制内容が異なりますが、徐々に州境をまたぐ移動や国内旅行への規制も緩和され始めており、カナダの短い夏をアウトドアで楽しむために、私を含め多くのカナディアンの気持ちは少しずつ、ポジティブな方向へ向かっているのを感じます。体と心を健康に保つのが、どんな時代でもとても大事なんだと、改めて考えさせられています。 国内旅行の再開はとてもうれしいニュース。しかし、国境の再開に関しては未だ先が見えず、日本からのお客様をご案内できる日がいつになるのか。毎日ニュースをチェックし、どんな内容であれ少しでも明るいニュースがあれば、スタッフ一同心から喜んでいるのが毎日の日課となっています。 今わかっている現状では、入国規制は7月31日まで、そして8月31日までカナダへ海外から入国した場合は、14日間の行動自粛規制が法的に適用されるため、8月のハイキングツアーへ、ユーコンのツアーへの日本からの参加は難しくなってしまいました。 しかし!9月にカナダへの旅行の望みを捨てていない方も必ずいると信じていますし、私たちもその気持ちは同じです。 9月に関しては少なくともカナダへの渡航の可能性が残っている現状を考え、私たちはいついかなるとき皆様がカナダへお越しいただいてもいいように、しっかりと準備しておりますのでご安心ください! さて今回は、「シーズンを通して楽しめる3つのベスト・ハイキングコース」を紹介したいと思います。 「どの時期が一番ハイキングに適していますか?」、「秋でもハイキングは楽しめますか?」、このようなご質問を多く受けます。 もちろんハイキングコースによりますが、正直ベストな時期を答えるのは難しいです、、。その理由は単純で、「どの時期に来ても素晴らしい」からなのです。 「ハイキングシーズン」といっても、初夏から盛夏、晩秋にかけて山の見せる表情は様々です。また、森や高山植物も季節の変化とともに移り変わり、ハイキングをより一層思い出深いものにしてくれますね。 また「ベストな時期」とは、それぞれの趣向や目的などでも変わってきます。 そこで、ハイキングシーズンの間にいつ訪れても必ず楽しめるコースを私たちヤムナスカ・ガイドが3コースを厳選し、紹介していきたいと思います! とはいっても、山の楽しみ方は人それぞれ。 そのひとつに、同じコースに時期を変えて訪れることがあります。 同じ場所に季節を変えて何度も訪問することで、毎回新たな発見があり、まるで違うコースを歩いているように感じるのも、山の持つ魅力の一つですね。私たちガイドも、仕事柄同じコースを歩く機会が多いですが、毎回山の表情が変わり、もちろんご一緒のお客様も違うので、いつも新鮮です。 季節の変化を視覚的に感じれるのは、新緑、高山植物、紅葉などで山の楽しみ方の代表例ですね。 まずはそれぞれの季節の特徴をお伝えします。 季節の特徴 春(6月中旬から7月初旬) 新緑から始まり、春のお花が楽しめる時期です。よく「初夏」とも表現される時期です。 可憐に咲く高山植物が多い時期で、多くの花のピークが短いため、目当ての花を当てるのが難しいところです。 高山帯の森林限界に近い標高では(約2000m以上)は多く残雪があり、場所によっては7月初旬よりハイキング可能になります。 夏(7月初旬から8月下旬) この時期は、ハイキングをしていてスキっとする爽快感や、残雪もすくなくなり高山帯へのアクセスが可能になる時期です。 7月中旬頃は、高山植物が咲き乱れる時期であります。 また、標高の高い山にはうっすらと残雪も残り、山の見え方もすばらしい時期でもあり、7月中旬以降から8月中旬頃までは、元気に咲く盛夏の高山植物を楽しめる時期です。 秋(9月初旬から10月初旬) 夜間は冷え込むことが多くなり、高山植物は少なくなりますが、黄葉が楽しめる時期です。 高山帯から低山帯で時期の前後があります。高山帯は、唐松の黄葉が9月中旬頃見ごろを迎え、低山帯は、アスペン(ポプラの仲間)が9月下旬頃が見ごろです。 コースを紹介する前に、それぞれの季節でのハイキングをイメージし易いように、以下の写真を参考にしてみてください。 新緑 低山帯のアスペン(ポプラの仲間)、高山帯の唐松が美しく楽しめます。 アスペンの新緑 低山帯を生息域として、5月下旬から6月中旬頃まで楽しめます。 ライトグリーンがまばゆく、揺れてさらさらと音を立てるのは、爽快感があります。 ヤムナスカ・ショルダーにて6月中旬 唐松の新緑 高山帯(2000m以上)に生息し、6月下旬頃から楽しめます。 盛夏 高山帯では多くの高山植物を楽しめます。 黄葉 アスペン(ポプラの仲間)の黄葉と唐松の黄葉がお勧めです。 アスペンの黄葉 アスペンは低山帯で、9月下旬から10月初旬まで。 黄色と青空のコントラストが美しい。 唐松の黄葉 高山帯(2000m以上)に生息するので、9月初旬から中旬です。 前置きが長くなりました、、。伝えたいことが多く失礼しました! お待たせしました。それでは本題のシーズンを通して楽しめる3つのベスト・ハイキングコース を紹介していきます。 1、ヤムナスカ・ショルダー 往復距離:5.2KM 所要時間:3時間30分 標高差:250M *第2展望地までのデータです。 ヤムナスカ山の麓のハイキングします。低山帯に位置し、雪解けが早くカナディアン・ロッキーでは5月中旬頃から楽しめるハイキング・トレイルです。また10月初旬まで歩けるシーズンが長い場所でもあります。アスペン(ポプラの仲間)の新緑と黄葉が季節を変えて楽しめる、お勧めのコースです。また標高差は第2展望地までは250メートルほどで小さく、距離も短めで、初心者の方でも楽しめるのもいいところです! アスペンの林は光が多く入り、まばゆいです! 第1展望地からは、新緑を上から展望できます。 春(初夏)から夏まで、多くの高山植物が楽しめるコースです。 第1展望地から黄葉の様子です。アスペンが黄金に輝いています。 アスペンは地下茎のでお互いに繋がっており、繋がりを持つもの同士が同時に色ずく特徴があります。 例年9月中旬以降から9月下旬頃まで、この黄葉を楽しめます。 ヤムナスかでも、よくお客様をご案内する場所です。ガイドとしても、いつお客様を連れて行っても、必ず楽しんでもらえる「鉄板コース」でもあります。カナディアンロッキーの一番東の端に位置しているので、カナディアンロッキー全体が雨や、雪の場合でも晴れている確立が高いというのも(カナディアンロッキーの天気のパターンとしてのデータより)、お勧めポイントです。 2、ターミガンサーク 往復距離:4.8KM 所要時間:2時間20分 標高差:300M ヤムナスカ・ブログの過去の山行のリンク! 初夏のターミガンサーク 7月初旬 盛夏のターミガンサーク 8月初旬 盛夏のターミガンサーク 8月初旬 モス・キャンオン、マンテマの仲間です。 そして唐松の黄葉が楽しめる素晴らしいトレイルです。 高山帯を好む野生動物に会えるチャンスもあります。(写真はビックホーン・シープ) 本来であれば、標高の低い場所から自分の足で高山帯まで登る必要がありますが、ターミガンサークの登山口はすでに2200メートルと高山帯のため、初心者の方でも雄大な景色を気軽に楽しめるコースですので、お勧めです!また、ターミガンサークはカナナスキス・エリアに位置し、カナディアンロッキーの中でも穴場的スポットで、コース上も混雑することなく楽しめるのも魅力の一つですね。私は日本から家族や友人が来たら、絶対に連れて行きたいコースです。 3、ラーチバレー 往復距離:8.8KM 所要時間:4時間30分 標高差:570M *ミネスティマレイクまでのデータです。 ヤムナスカ・ブログの過去の山行のリンク。 カナディアンロッキーを代表する雄大な景観が楽しめて、いつハイキングしても最高のコースです。 ![]() ![]() ![]() ![]() 唐松の黄葉です。雪化粧した山・青空・黄葉のコントラストは言葉では表せません。 9月の初旬ー中旬には黄葉の最盛期を迎えます。 植物、自然の季節ごとに移り変わるその表情は、山の楽しみの中で、とても大きな魅力の一つです。 ご紹介させていただいた3つのコースは、これから初めてカナディアンロッキーを訪問する方、またすでにこのコースは歩いたという方にも、とても胸を張ってお勧めできるコースです。 ご自身が歩いている時に。是非違う季節にはどんな雰囲気になるんだろう、なんて想像しながら歩いてみるのも楽しいですね。 カナダにも四季があります。緯度が高いため冬が長く夏は短くなります。そのため、現地に住んでいる私たちにとって、季節の移り変わりを感じながら、終わりの早い夏を過ごす感覚は言葉では上手く表現できません。 私達はどこかで、新しい季節がやってくるうれしさや、月日が過ぎていく寂しさなどを感じているからなのでしょうか。 皆様も日本でよく行く山では、こんな季節の移り変わりを楽しまれているのではないでしょうか。 そんな私たちの感じるカナディアンロッキーを、是非皆様と共有したいと思いこの記事を書かせていただきました。 そして、一刻も早く皆様がカナダに訪問できるようになり、カナディアンロッキーを一緒に歩ける日を待ち続けています。 ヤムナスカガイド 本山 #
by ymtours
| 2020-08-06 08:02
| カナダの山旅
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ツアーのクライマックスとなる福島では、田んぼの真ん中の民宿でアットホームな民宿ステイの体験。民宿の目の前は里山と田んぼと畑が広がり、正直言って普通のツアーでは絶対に体験できない貴重な時間を過ごすことになります。民宿の女将さんとは昨年のカナダの旅での出会いがあり、そのご縁でこのように繋がる事ができました。素晴らしい出会いに感謝です。福島の皆さん、本当に温かいんですよ。実家に帰ったような歓迎を受け、私の人生にとっても大切な出会いとなりました。 ![]() 今世界では海外旅行が規制され、今年の10月までに北米から日本への旅行が現実的になるのかどうか、こればかりは私たちの知り得る事ではありません。しかし、可能性がある限り私たちは諦めません。ゲストに東北の素晴らしさを伝えたいのと同時に、地元でお待ちいただいている皆様との約束を果たすためにも、希望は持ち続けていきます。 ヤムナスカ・ガイド 篠崎洋昭 ガイドプロフィールはこちらから #
by ymtours
| 2020-08-06 07:00
| 出会いの山旅
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