皆さんこんにちは! ガイドの堀口です。 今回は「ガイド愛用のギア紹介」第3弾! モンベル ステラリッジ テント 2です。 私は3年前にこのテントを購入してから、カーキャンプ、バックカントリーキャンプ、冬山登山などソロで行うキャンプのすべてをこのテントを使用しました。 最大の魅力は 軽量性、耐久性、設営のしやすさ で3拍子揃ったすべてのシーズンで利用できるテントです。 ソロでの活動が多い方には是非お勧め一品です。 本体の総重量は1.43kg(※ステラリッジ テント 2の場合)で、外側のフライシート(別売り、総重量はフライシートも含む)は白、ブルー、イエロー、グリーンの4種類から選択することが出来きます。積雪期で利用できる冬用のフライシート(別売り)も用意されています。 実はステラリッジ テント 1というこれより一回り小さい完全一人用のモデルもあるのですが、私がこのテントにした理由は重量が90gしか変わらない割に横幅が40cmも広く、スペースが取れるという理由です。通常のレインフライシートの場合は全室が狭く、雨天時に荷物を置きにくいのでテント内に荷物を置けるのは安心です。 そして、現在販売されているモデルは吊り下げ式という構造のテント本体になり、本体と外側のフライシートの間の隙間が大きくなったことから、結露がしにくくなったという利点があるようです。私が利用しているのは旧モデルのスリーブ式という構造のテント本体で、本体とフライシートがくっついてしまい雨が降った時は内側の本体が湿っていることがあります。(新モデルで進化しているとは気づきませんでした・・・。) また、これは実際に触ってみないとわからない事ですがジッパーの開閉がとてもしやすい事です。凍結や雪の付着もしにくくなっているようで、ストレスなく開閉できるのはとても快適です。 それでは、設営と内部の様子は動画で撮影したので下記をご覧ください。 ステラリッジテントの詳細は公式のHPも確認してみてください。 私は購入の際にショップで実際に設営させてもらいました。 軽くて丈夫なこのテントにはこの先ずっとお世話になりそうです! これから購入を検討しているからは是非ショップでお試しください。 #
by ymtours
| 2020-09-01 08:42
| 山旅の豆知識や魅力
ヤムナスカガイド 本山 です。
本日は、よくある質問の『ハイキングポールあった方がいいですか?』というものにお答えできる、カナディアンロッキーでのハイキングにおける「ハイキングポール」利用に関してです。 ハイキングポールの主な利点を整理してみましょう。 ■足にかかる負担を腕にも分散することで、足の疲れを軽減してくれる。 ・登りの時の筋肉への負担の軽減 ・下山時の膝への負担の軽減 これらがあげられます。 ハイキングポールを持参しようか迷っている方の質問の背景によくあるのが、以下のものです。 「海外旅行で荷物になるからどうしようか迷っている」 「登山道がどんな感じなのかわからないので、持参を迷っている」 ほとんどの場合、ハイキングポールを日本でも普段から利用している、または利用したことがある方からの質問です。 私も日本での登山経験がありますが、日本とは山の事情が少し異なりますので、ハイキングポールの利用を実情を踏まえてご紹介させていただきます。 結論から申しますと、あった方がいいです。 様々なタイプの方がいらっしゃると思いますが、以下がよく拝見する持参を悩まれている方です。 「日本でも使っているし、あると助かると感じている人」 ⇒ 是非、ご持参ください。 「ハイキングポールは利用したことがなく、まだ登山やハイキングの経験も多くなく、歩きに自身がない方」⇒ 是非、これを機会に試しください。 「登山・ハイキングの経験がある程度ある、体力には自身がある方」⇒ なくてもハイキングは可能です。 バックパッキング(日本でいうテント泊 縦走)や山小屋泊を予定していて、荷物がある程度重くなる場合 ⇒ 是非、ご持参ください。 その他に、持参するかどうか判断基準 自分が行う予定のハイキングの距離・標高差、またそれが複数日に及ぶものなのか、荷物は普段より重くなるのか、などを考慮して、それが自分にとってちょっと大変な行程だと感じる場合は、持参されるのがいいでしょう。 もちろん、現地に到着してから、バンフや、キャンモアでポールを購入すること可能です。 1本か、2本か! 2本の方が、単純にサポート力も高く、安定します。体力にちょっと自身がないという方は、2本がいいでしょう。 逆に、体力にはそんなに不安はなく方、写真撮影をしたい方は(両手があくと撮影しやすい)、1本でもいいでしょう。 カナディアンロッキーの登山道・ハイキングトレイルは、ハイキングポール利用がしやすい、重宝する! 整備されて、幅が広く、手を使わないと不安になるような急斜面が非常に少ない。 整備されて、幅が広い ハイキングコースは『国立公園局』『州立公園局』が整備・デザインしたトレイルを歩くようになります。 『多くの人が、経験値が高くなくても、楽しめるように!』という基本コンセプトがあります。 長い登りでも、ポールを使用すれば安心して、楽しみながらハイキングができるのはうれしい。 ハイキングポールを利用しても、他の人に迷惑になる、ポールがつきにくいなど、利用においてのストレスが少ないと言えます。 岩場で、ポールが邪魔になり、しまったり出したりが頻繁に発生する場所は、ハイキングのレベルのトレイルではではほとんどありません。 カナダではハイキングという言葉に定義があり、「手を使わずに、トレイル(ある程度明瞭な踏み跡のある場所)を歩く」ことを指します。 興味のある方は、別ブログ【登山、ハイキング、トレッキングは違うもの?】をチェックしてみてください。 ですから、両手を使って登らないと危険で、ハイキングポールをしまわないといけないような場所は、とても少ないと言えます。 同時に、経験と体力がある方は、ポールがなくても快適に歩ける環境であるとも言えます。 ハイキングポールを付けられるザックの持参がお勧め! ポールを持参するときは、ポールが必要ないと感じたときに、収納できるザックを持参することをお勧めします。 このように専用のアタッチメントがあるものがいいでしょう。 考慮したいのは、しっかりとポールがアタッチできるようになっているということです。 プラプラしてしまって、安定しないものは、枝などに引っかけたり、落としてしまったりする原因になり、トラブルの原因になりやすいためです。 30リッター以上の山用のザックだと一般的なデザインは上の写真のようなザックになり、ポールを収納できます。 いかがでしたか?確かにハイキングポールは長いので、収納に困るということがあると思いますが、メリットも大きく、ロッキーのハイキングでは重宝することがお分かりいただけたでしょうか? 近年では技術が進歩し、様々なトレッキングポールがお店に並んでいますね。超軽量モデルや超コンパクトモデルは旅行スーツケースに入れても嵩張らず、持ち運びに便利です。どんな状況でも対応できるように準備する、安全な登山をしたい、ハイキングポールの持参に迷ったら、「とりあえず持っていく」ようにしてみてください。必要なければリュックに収納すればいいのですから。私も、ハイキングポールはどんなハイキングでも持っていくようにしていますよ(笑) 快適に楽しく山を楽しみましょう。 ヤムナスカガイド 本山 #
by ymtours
| 2020-09-01 08:03
| 山旅の豆知識や魅力
皆さんこんにちは! ガイドの堀口です。 今回の記事は「ガイド愛用のギア紹介」第2弾です! ハイキングにおける重要なアイテムはいくつかありますが、本日はその中でも最も重要な物の1つの「ブーツ」です。 私が愛用するイタリアのブーツメーカー「スポルティバ」のブーツを紹介します! 実は私は大のスポルティバファンで気が付けばトレラン用、日帰りハイク用、クライミング用、バックパッキング用、アルパイン・アイスクライミング用とすべてスポルティバのブーツを愛用しています。 ここまでに様々なメーカーを試してきましたが、私の足には一番合っているようです。 本日はその中でも私堀口がハイキングにてガイド時、プライベート時に愛用しているブーツ2種類を紹介します。 先ず、日帰りハイキング用の トランゴ TRK GTX このブーツはとにかく軽く、アッパーの素材が柔らかいので足にとてもフィットします。 GORE-TEX素材なのでもちろん防水性で、通気性も高いのでムレも抑えてくれます。 ソールも固すぎずスニーカーに近い感覚で、短い行程であれば疲れが溜まりにくい為、トレイルが整備された日帰りの易しいハイキングでは、迷わずこのブーツを選択します。 スポルティバWebサイト↓ 次に、マルチデイ・バックパッキング用の トランゴ タワー GTX 左:トランゴ S EVO GTX 右:トランゴ タワー GTX こちらは私がガイド1年目から愛用した トランゴ S EVO GTX(写真左の赤)の進化型に当り最高の1足です。 パッと見はゴツいですが、履いた時のホールドと軽さには驚きます。アッパーも丈夫で耐久性もあり高い防水性も備えています。 また、独自のソールの形状により、岩場での高いグリップ力を発揮。衝撃吸収性が優れており疲労を軽減します。 岩場が多いハイキングや、縦走など複数日の山行では文句なしの1足です。 前述したトランゴ S EVO GTX (現在は生産中止)はカナダのガイドに絶大な支持を得ていたのですが、さらにその進化型であるこのブーツはガイドの多くが愛用してます。 スポルティバWebサイト↓ ブーツの相性 一般的に日本人の足は幅広で甲高と言われています。他の人と比較したことはありませんが、私の足はやや細めで甲の高さは普通だと思います。 ヤムナスカの日本人ガイド仲間も多くこのブーツを愛用していることを考えると、一般的に日本人の足の合う形と言えるのではないでしょうか。 ブーツは相性がとても重要です。私はスポルティバのブーツで靴擦れなどは一度もないですが、足と合わないと靴擦れが起こったり疲労度が変わってきます。 登山専門店で店員さんと相談した上で、試し履きを必ず行い入念にチェックを行うことをお勧めします! 次回も私の愛用するギアを紹介するので是非お楽しみに! #
by ymtours
| 2020-09-01 05:57
| 山旅の豆知識や魅力
![]() 以前に靴や雨具の紹介をさせていただいてきましたが、本日は、「ザック」です。 カナダでハイキングする場合は、どんなタイプの、どの大きさのザックがいいのか?悩むところかと思います。 今回は、半日から一日フルのハイキングの場合に理想的なザックをご紹介させていただきます。 平地が中心で標高差がなく、距離も短い簡単なハイキングのザック装備は、以下にご紹介するものよりも小さいものや、簡単なものでも良いでしょう。 どんなザックがいいのか! すでにいくつかの大きさのザックを持っている方は、どれにすべきか考えることでしょう。 登山やハイキングに慣れていない方は、自分が持っているものが適しているのか?何が重要なポイントなのか、想像しにくいことも多いでしょう。 そんな悩みを解決のするお手伝いを、このブログでできれば幸いです。 「ザックの利点」を、今一度ご紹介させていただきます。 (登山・ハイキング経験のある方はすでにご存じだと思います。) ザックの利点は、以下があげられます。 ・動きやすく、両手が解放される → 安全性が高くなる ・長時間の歩行でも疲れない ショルダーバックなどを利用して半日以上のハイキングするのはお勧めできません。 バックが背中でうまく固定できなかったり、片側の肩に負担がかかったりして、疲れやすくなる、また安全が確保しにくなるためです。 ハイキングを考えた 理想的なザック ■必要なものを十分に収納できるサイズ ■パッドなどしっかりしていて、長時間の歩行を行っても疲れないもの ■軽さ・強さ・速乾性のある素材で作られていること これらを考えると、アウトドア系の登山用ザックが理想的となってきます。 ザックはザックでも都会的なオシャレブランド物や、紐で縛るだけのナップサックのようなものは、やはりこの条件から外れてきます。 それでは、一点ずつ掘り下げて行ってみましょう。 ■必要なものを十分に収納できるサイズ これが最重要ポイントです! カナダのハイキング持参すべきものが収納できることが条件になってきます。 結論から申しますと、最低20ー25リッター は、必要でしょう。 デイハイクで持ち運ぶものを以下に「写真」と「リスト」にしてあげてみました。 ザックサイズ:22リッター 水筒(1.5リッター)、防寒具用ジャケット、雨具上下、長袖シャツ、ザックカバー、お弁当、ニット帽子、ネックウォーマー、ヘッドランプ、トイレットペーパー、手袋、行動食、サバイバルナイフ、双眼鏡、日焼け止め、虫よけスプレー、サングラス、ファーストエイドキット これらをパッキングすると以下の写真のような感じです。 ザックに詰め込みすぎで困ることは以下になります。できるだけパンパンに詰め込むのは避けましょう。 ・物が取り出しにくくなる。 ・物を探しにくい状態になる。 また物がザックに入らないからと言って、ザックの外に色々つけるのは安全面からもお勧めできません。 ・物を落として、なくしやすい。(水筒などなくすと、とても困る。) ・登山道が細くなった時に、物を枝などにひっかけやすくなる。 この状態で背負ってみると、こんな感じです。 カナダのハイキングでは、20リッター以上は、必須と言えるでしょう。 もっと持って行きたいものがあるという方は、30リッター以上が必要でしょう。 例えば、私は寒がりなので、「フリースをもう一枚」、「テルモスを持って行きたい」、「ゲイター(スパッツ)」を持って行きたという場合です。 これらを私の利用している33リッターのザックに入れると以下のようになります。 ■パッドなどしっかりしていて、長時間の歩行を行っても疲れないもの 肩パッド、腰ベルト、これらの素材がしっかりしたもので、調整できるものが理想的でしょう。 胸の部分を固定できるタイプもある。さらに安定感が増すので、あると重宝する。 ■軽さ・強さ・速乾性のある素材で作られていること アウトドアブランドのザックの多くは、軽くとも、強く・速乾性のある素材に作られています。 近年のマテリアスの向上は素晴らしく、より良い素材になってきています。 特に重くなる素材や、綿のものは、快適さがなく、疲れやすくなることでしょう。 少しの雨であれば、すぐに乾く素材も意識したい項目です。 尚、ザック・カバーは前回の雨対策のブログでご確認いただけます。 行う予定のハイキングの距離、その場所の天気の傾向(最低気温など)によって、持参すべきもの(ザックに入れるもの)は変わってくるでしょう。 カナディアンロッキーの場合は、特に防寒系の衣類や装備が夏でも必要になります。 もちろん、水や食料は絶対必要になります。 上記の通り最低20リッター以上は必要というのが、お分かりいただけたかと思います。 どのザックをカナディアンロッキーに持って行こうか迷っている方、これから購入しようか考えている方のお役に立てば幸いです。 ヤムナスカガイド 本山 #
by ymtours
| 2020-08-14 07:58
| 山旅の豆知識や魅力
このたび弊社は2020年8月10日に新しいブランド戦略を発表しました。 YM Toursは2002年の設立以来、山岳ガイド事業を軸にヤムナスカまたその他ブランドの構築を行ってきました。ご周知のように新型コロナウイルスのは観光業およびイベント興行者にとって最も深刻な影響を与え、弊社も例外ではありません。残念ながら今年の3月から10月まですべてのツアーがキャンセルとなりました。そんな中、ウィズ or アフターコロナの時代を見据えた新しいプロダクトを作ろうと、スタッフはモチベーションを落とさず頑張っています。 「Domoアリゲーター」はこれまでの私どもが培ってきた、ガイディングノウハウが詰まった新商品です。 ![]() これまでガイドと紹介してきた弊社スタッフは、新ブランドの中では「アリゲーターズ」と自称しています。ヤムナスカのガイドはできる限り清潔感のある真面目な雰囲気を醸し出してきましたが、アリゲーターズは少し砕けて親しみやすい雰囲気を出すことにしました。サングラスをかけての挨拶を許可し、コードネームも一新しています。ヤムナスカのリピーターのお客様には「え?あのXOXO君ってこんなに面白かったの?」「この人知ってる?かも。」と言うような印象を持たれるかも知れません。(本名は発表しませんので、秘密にして下さいね。) Domoアリゲーターの商品は以下のお客様にお使いいただきたいと思います。
では、以下アリゲーターズの紹介ページをお楽しみ下さい。どれもがクスっと笑ってしまいますよ。コロナ禍でもスタッフは元気にやってますというメッセージとしてお受け下されば嬉しいです。 ヤムナスカのガイドチームはこれまで通り、世界で一番価値のあるガイドサービスを目指していきたいと思います。コロナが収束し、近い将来ご不安なく海外旅行ができる日まで、私どもは更なるガイディング技術の向上を行うことをお約束します。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 ドーモアリゲーター! 難波 寛 代表取締役 YM Tours Ltd. ヤムナスカマウンテンツアーズ・オーロラナビ・グレートハイクジャパン・ドーモアリゲーター #
by ymtours
| 2020-08-12 01:17
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