大阪ファミリー山岳会 〈06/24-07/02, 2006〉

大阪ファミリー山岳会 〈06/24-07/02, 2006〉 _d0112928_8152595.jpg

<グループ>
大阪ファミリー山岳会
<ガイド>
岩田薫/Hans Knierlinger(ハンツ・ニアリンガー)
<期間>
2006年6月24日~7月2日
<行程>
6/24 カナダ入国
6/25 レイクルイーズ周辺ハイキング
6/26 シャドーレイクロッジ入山
6/27 シャドーレイク周辺ハイキング
6/28 シャドーレイク~ツインレイク縦走後、下山
6/29 ヘリコプターハイキング
6/30 ラフティング後、バンフでフリータイム
7/01 帰国
7/02 日本到着



カナディアンロッキーのバンフ、レイクルイーズを中心にハイキング。グループリーダーのリクエストにより日帰りハイキング、シャドーレイクロッジ滞在、ヘリハイキング、ラフティングと盛りだくさんのツアー。グループの皆さまは、いつも笑いが絶えないとても楽しいグループでした。6/27のシャドーレイクロッジからの日帰りハイキングで見た黄色いカタクリの群落は皆さまにとっても忘れられない光景となったと思います。ガイドの私達もその密度と量には驚きました。連日天気を心配することなく充実したハイキングでした。

一つ私にとって忘れられないエピソードがあります。最終日となる6/30は旅の締めくくりとしてグループの皆さんと夕食を一緒に食べることになりました。前日に予約して準備は万端でした。しかし急遽トラブルが発生して「他のガイドが体調を崩て、代わりに私が出なくてはならなくなったので、最後の夕食はご一緒できずここでお別れしなければならない・・・」という事情を説明しました。
皆さんのとても残念な様子が伺えて、この時こそ体が2つあったらと思いました。最後にグループリーダーにレストランの場所などをご案内していると、携帯電話が鳴りました。オフィスからでした・・・

電話を切って、「皆さまにご連絡があります!代わりのガイドが他に見つかったので、皆さんと夕食をご一緒することができます!」とお伝えしました。すると皆さまはとても大喜びしてくれて、涙ぐむ方までいらっしゃいました。私もとても嬉しかったです。この晩の夕食が盛り上がったことは言うまでもありません。

またの再会をお約束して夕食後にお別れしました。
この度はカナディアンロッキーにお越しいただき誠に有難うございました。

↑写真はマウントボール(3306m)をバックに。※この後、グレイシャーリリー(カタクリ)の群落が・・・!?

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# by ymtours | 2006-09-14 08:09 | カナダの山旅

おいらく山岳会 〈08/26-09/03, 2006〉

おいらく山岳会 〈08/26-09/03, 2006〉_d0112928_7245994.jpg

<グループ>
おいらく山岳会(Oiraku Mountaineers Club)
<ガイド>
岩田薫/品川誠
<期間>
2006年8月26日~9月3日
<行程>
8/26 カナダ入国→カルガリー空港→キャンモアへ
8/27 ヤムナスカリッジハイキング
8/28 スタンレーグレイシャーハイキング
8/29 ヨーホーパスの日帰り縦走 
8/30 フェアビューマウンテン登頂 ※雨天の為、レイクルイーズに変更
8/31 センチネルパスハイキング
9/01 コーリーパス周回 ※フェアビューマウンテン登頂
9/02 帰国
9/03 日本到着


今回のグループリーダーであるK氏が2002年にご家族で当社のハイキングツアーに参加いただいたことをきっかけに実現したツアーでした。印象に残ったエピソードを幾つかご紹介します。

一つはロッキー初日のハイキングでした。当初軽く足慣らしということでヤムナスカのショルダー(尾根)までのハイキングだったのですが、難なくサブピークまで登ってしまいました(約800mの標高差)。昨日まで日本に居たことなど忘れてしまうほどの健脚揃いでした。本当に驚きです・・・

ヨーホーパス縦走のランチであったエピソードです。そこはロッキーの地層が侵食されて段々になっている地形で、眼下ににはタカカウ滝を見下ろす最高のランチスポットでした。(雄大なロッキーが一望できる巨大な野外劇場を想像ください)
グループの中に芸達者の方達がいて、ここで余興が行われ、マジックショーあり、シャンソンの歌ありでとても盛り上がりました。

数日前の雨でロッキーの山頂付近には雪が降りました。最終日はフェアビューマウンテンに登頂できるかどうか心配されましたが、天気にも恵まれ無事に登頂しました。

などなど、面白いエピソードは他にも沢山ありますが、山を体いっぱいに楽しんでいるグループという印象を受けました。お越しいただき誠に有難うございました。

既にグループリーダーのK氏と2007年の企画を始めております・・・
来年も皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。

↑写真はフェアビューマウンテン(2744m)の頂上から ※9/1とは思えませんね

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# by ymtours | 2006-08-26 07:18 | カナダの山旅

レイクオハラ1日ハイキングツアー 〈08/14, 2006〉

レイクオハラ1日ハイキングツアー 〈08/14, 2006〉_d0112928_746541.jpg

<グループ>
ご家族2人
<ガイド>
岩田薫
<期間>
2006年8月14日
<行程>
シャトーレイクルイーズ(滞在先)で待合わせ→専用車でレイクオハラのバス乗り場
---レイクオハラ1日ハイキング(オパビンレイク方面)---
※8:30のバスに乗車して14:20のバスで戻りました。

レイクオハラはヨーホー国立公園にある「カナディアンロッキーの聖地」とも言われているエリアです。その言われの一つに、入山が規制されていることにあります。もちろん歩いて入山することも可能ですが、レイクオハラまでは片道で10km以上離れている為、予約をして専用のバスでアプローチするのが一般的です。またレイクオハラトレールクラブという団体が登山道のメンテナンスを行ってくれているのでとても歩きやすく、ロッキーの登山道のお手本といっても過言ではありません。

今回はこちらのエリアへお二人の方をご案内しました。ご家族お二人は親子の構成。特にお嬢さまが、当社のサイトに問い合わせていただいた経緯でハイキングツアーが成立しました。今回のカナダ旅行は綿密にサイトなどで色々と調べて、イベント盛りだくさんでジャスパー~バンフまで企画したそうです。

そして最後のイベントがこのハイキングで、(ちょっとプレッシャーがありましたが・・・)1日という短い間で最大限にロッキーの魅力をお伝えしました。天気も良く自然の素晴らしさに感動されていました。とても仲の良いお二人で、登りが慣れていないお母さまを気遣う、お嬢様の優しさがとても印象的でした。

帰国後、お便りをいただきその中に、「ロッキーで火が付いたらしく、普段ハイキングをしないお母さんが色々なハイキングの集いに参加しだしている・・・」ことが書かれていました。ハイキングの楽しみを伝えることは私の目指すガイディングの一つです。それに共感していただいたことはとても嬉しく思います。

これからも少しでも多くの方々にロッキーの感動を伝えていきたいと再認識しました。
この度は誠に有難うございました。またお会いできる日を楽しみにしております。

↑写真はレイクオハラの「オパビンプラトウ」を望むお二人

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# by ymtours | 2006-08-14 08:34 | カナダの山旅

カナディアンロッキー豪華ロッジ滞在ツアーPart 4        <7/4~7/15、2006>

カナディアンロッキー豪華ロッジ滞在ツアーPart 4                 <7/4~7/15、2006>_d0112928_5472670.jpg

7月11日
昨日リクエストがあった為、今朝は5時にキャビンを出て朝日を見に出かける。ロッジから徒歩5分の小さな池に行き、逆さに映るアシニボインが朝日に焼ける様子を撮影。チャンスはこの日だけだったので逃さなくて良かった。この日は朝からほとんど快晴で、皆張り切ってナブピークを目指す。樹林限界に出ると、風がとても強く、しかも冷たい。雨具まで着込んで歩く。幸い、ナブレット先の細い稜線を超えると風は弱まり、暖かくなった。ピークの景色はこれまた最高であった。「スコーキマウンテンから見たマウントヘクターがここからも見える」と、その眺めのよさに満足。それぞれ個人写真を撮り、帰路はエリザベスレイクに寄って帰る。今日は皆が一番期待していたナブピークに登れたので、皆かなり満足されていた。夕食時の会話も弾む。テーブルを一緒に囲んだ齢80歳になるワンサさんとそのお孫さんと並んで写真を撮るなど、かなり盛り上がった。なんでも若い頃は有名な騎手だったらしいワンサさんは、もう何年もこのアシニボインロッジに毎年一週間ほど避暑に来ているそうだ。うらやましい話である。

7月12日
今日は下山の日。最終フライトなので午前中はハイキングに出かける。皆さんの希望により、アシニボインパスへ。ロッジへ戻ると、サラがちょうど第一便のヘリでフライインしてきたところであった。冬季トリノ五輪のクロスカントリースキーの銀メダリストであり、いまや国民的アイドルであるサラは、なんとこのアシニボインロッジオーナー夫婦の娘である。花束を持って現れたので一目でそれとわかった。現役スキーヤーで彼女のファンであったO氏が彼女に頼んで帽子にサインをもらうと、あまり興味のなさそうだった他の3名も、我もわれもとサインをもらっていた。「サラが予想以上に美人だったからに違いない」とO氏はちょっと悔しそう。

ヘリでキャンモアまで戻ると、まだ夕食時までに時間が余っていたので、キャンモアの隠れた名所、グラッシーレイクにご案内する。皆さん湖よりもロッククライマーの方に目を奪われている。その後、キャンモアの日本食レストランで打ち上げ後、カナナスキスのホテルまでお送りする。明日は皆さんここで一日ゴルフを楽しまれることになっているが、困ったことにゴルフ場までの足がない。ゴルフ場のプロショップに電話したところ、店員が個人的に車を出してくれることになった。こういう融通が利くところが田舎っぽく、人の温かみを感じて、カナダっていいなあと思わせるところである。

翌日、ゴルフを楽しまれた後、翌々日、皆さん無事に日本への帰路に着かれました。皆さん、言葉の壁をものともせず、積極的に働きかけていこうとする方々でした。カナディアンロッキーのロッジ滞在の旅は、普通の旅行では決して味わうことの出来ない体験を提供してくれるに違いありません。



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# by ymtours | 2006-07-18 00:58 | カナダの山旅

カナディアンロッキー豪華ロッジ滞在ツアーPart 3          <7/4~7/15、2006>

カナディアンロッキー豪華ロッジ滞在ツアーPart 3                 <7/4~7/15、2006>_d0112928_546127.jpg

7月9日
今日からいよいよアシニボインロッジに入る。天気は快晴でフライトには申し分ない。ヘリの都合で、ガイドはお客さんと別のフライトになり、30分遅れでロッジに着く。歩くと丸一日はかかる20kmの道のりも、ヘリコプターなら5分で着いてしまうのだからやめられない。夕食時には奥さんのバーバラが戻ってきており、「やっと会えた」と、笑顔で握手されていた。ちなみにオーナーのセップはスイスに里帰りしており、この旅行中会うことはなかった。バーバラは「席が余っているから滞在中はお客さんと一緒に食事をしていきなさい」とガイドに優しい。ここの料理も大変好評で、スコーキロッジと同様に家庭的な雰囲気がある。こちらの宿泊客は40名弱。私達のほか、日本人の新婚カップルが1組いただけで後は全部欧米人。アメリカから来ている人が多かった。

7月10日
朝からかなり激しい雨が降っている。朝食時もずっと降り続いており、結局お昼ごろまで様子を見ましょう、ということになった。ロッジのガイド、アンドレイとクリスティーナは9時半ごろ、他のお客さんを連れてサンバーストレイクの方へ出発していった。雨は昼前に止み、昼食を食べてからハイキングに出発する。ワンダーパス・ビューポイントを目指す。雨上がりの為、途中のペイントブラシのお花畑がとてもきれいだった。涼しいためにペースも上がる。

ワンダーパスを超えたところで巨大なザックを背負った単独行の女性に会う。「どこから来たのか」と尋ねると「ウォータートンから」と答える。ウォータートンはここから500kmも南である。彼女はなんとひと夏かけてカナディアンロッキー1,500kmを縦走している最中なのだ。3週間かけてここまで来た、という。皆ただ驚くばかり。旅の無事と健闘を祈って別れた。

ビューポイントまで来ると丁度雲も上がりだし、眼下に見えるレイク・グロリアの青さに皆感激。Mt.アシニボインやMt.エオンも頂上を見せ、期待以上に良い景色だった。帰りしなも青空が見え、写真を何枚も撮る。雨上がりのためか、ワンダーパス付近にやたらとマーモットが多い。さらに下ると開けた草地で私達の100mくらい先に2~3歳位のグリズリーを発見。しばらくすると向こうがこちらに気付き、早足で森の中に逃げていったが、H氏はその姿をしっかりとカメラに収め、夕食時は他のお客さんから大いにうらやましがられていた。

つづく


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# by ymtours | 2006-07-17 01:02 | カナダの山旅