ヤムナスカの岩田です。ガイドの出番がとても少ない今日この頃、やはりお問い合わせいただいたお客様を直接ご案内するのはいいですね。今日は大阪からお越しの親子をご案内しました! プライベートツアー初日の行程は、、、 カルガリー空港でお二人とお会いして⇒カナナスキス州立公園のターミガンサークでハイキング⇒レイクルイーズに宿泊 ここ最近の天気は、夏の陽気を思わせるほど暖かい毎日が続き、雨の降る気配はないほど安定しています。 はるばるトロントからの早朝スタートで、おふたりの旅の疲れを心配しておりましたが、お会いした時から全くその疲れを感じさせる事なく楽しい雰囲気の中、カナディアンロッキーを目指しました! お母様は海外2回目ということもあり、はじめはとても緊張されていた面持ちでしたが、車窓から飛び込む迫力のある山々、緑の針葉樹、紺碧の湖にとてもリラックされ時間が経つにつれて会話も多くなりました。ハイキングの時は足取りも軽やかにとても楽しまれていましたね! 娘さんは、海外25カ国以上、旅したことのある方で、今回の初めてのカナダ旅行もいろいろネットで調べて当社を見つけてくれました。私と同世代だったこともあり話しは弾み、カナダからバージェス頁岩の話し(笑)まで広範囲に話しは盛り上がりました。(ゲイトウエイ読んでみますね!) ハイキングをしたPtarmigan Cirque(ターミガンサーク)は、車で一気に2000m近くまで上がり気軽に高原地帯を散策できるカナナスキス州立公園人気のコースです。特にこの時期は、カラマツやポプラなどが黄金色に染まります。 ロッキーの入門として公園のインフォセンターで熊の生態や地質を学んで、ロッキーをいろいろな角度から見る目を養いました。また今回の旅行では野生動物を見る事も最重要項目の一つで、今日の収穫はビックホーンシープ(群れ)とピカ(後ろ姿)を見る事ができました。 本日は誠に有難うございました!私も久々のガイドでとても楽しくご案内いたしました。ぜひ次回はご家族の皆さまでお越しをお待ちしております!! 今晩はごゆっくり豪華ホテル「シャトーレイクルイーズ」でお休みくださいね。 明日から2日間は秋山とバトンタッチです! Kaoru Iwata (Yamnuska Guide) 【関連リンク】 「プライベートハイキング3日間(2日目、3日目)」↑アウトドアブログのランキングに参加しました。 サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします! #
by ymtours
| 2009-09-16 16:05
| カナダの山旅
ヤムナスカガイドの秋山です。
ロッキーに戻ってきて早速お客様をご案内いたしました。 今回ご参加いただいたのは、東京に本拠地を置く、こぶし会(ホームページ)の若村会長率いる7名様。 歩いた場所は、サンシャインスキー場からエジプトレイクシェルターを経由して、シャドウレイクロッジに宿泊するという、ヤムナスカ一押しのコース。 興味ある方、詳細はこちら ヤムナスカであればポーター等の手配も可能なので、荷物の軽いらくらく縦走が可能です。 さて、宣伝はこの辺で、 自分の足で一歩一歩を勝ち取る縦走タイプの登山は、やはり満足度が違います。 目的地まで着いてしまう人間の偉大さ、それを包み込む自然の偉大さをいやがおうにも感じちゃうわけです。 なんと今回のツアーは3泊4日の全てが、どぴーかんの晴天。こんなこともあるんですねー。 さてツアーの様子は、たっぷりの写真とともにどうぞ 今回の縦走ルート、合計約50kmの大縦走 1日目12.4km、標高差+655m、-335m 2日目14.1km、標高差+300m、-460m 3日目9km、標高差+700、-700m 4日目14km、標高差-440m こぶし会の皆さま、スタート地点でぱちり ランチはヤムナスカ特製おにぎり弁当 初日の核心部分ヒーリーパスに無事に到着、ばんざーい ヒーリーパスからエジプトレイク方面を望む もういっちょヒーリーパスから、マウントボールが後ろ。 ヒーリーパス名物?のグリズリー!!!100m弱の距離です。かなり近いといえるでしょう グリズリーを高まきして無事に通過。シェルター着後はガイド特製ちらし寿司 2日目も快晴。エジプトレイクにて 朝一の登りも終了。ウィスリングパスにて 無事にシャドウレイクロッジに到着。乾杯! 3日目の朝も快晴。そしてみごとな朝焼けとI氏 3日目はシャドウピークに登頂、標高差700mお疲れさまでした ピークからの眺め。ハァー本当にロッキーは綺麗だぁ~な 天に突き抜ける蒼!! 今までいたピークを見上げて一休み。下山途中にて 最後の夜は(も)ワインで乾杯 4日目の朝。早くも思い出の確認中 ロッジのメンバーと1枚、お世話になりました 秋の装いを始めたロッキー。これから秋シーズン真っ盛りになります!! 改めて今回お越しいただきましたこぶし会の皆さま。大変お世話になりました。 天候も良くガイドの出番もあまりなかったような気もしますが、次は是非ともエスプラナーデにお越しくださいませ! エスプラナーデとは、、、と宣伝は控えておきます。 では、ありがとうございました!! #
by ymtours
| 2009-09-16 13:50
| カナダの山旅
▽レイクルイーズにて
こんにちは栗原です。山の上では雪を見ることに次第に違和感のなくなってきている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は技能五輪見学とあわせて来ロッキーしていただいた中村御夫妻と二日間のデイハイク、そして二泊三日でアシニボインロッジ滞在ハイキングへ行ってきました。綿密な計画を立て、調べられることはできるだけ調べて旅に臨むヒロさん(旦那様)と下調べは一切せず感覚とノリで展開を楽しむアイさん(奥様)。そんな異質なアプローチのお二人と巡ったアシニボインとロッキーの五日間でした。 すでにカルガリー入りしているお二人と空港のホテルで合流し、キャンモア近郊にあるRafter Six Ranchへ。西部の開拓期の雰囲気を残すゲストランチにて乗馬、ロッジ滞在を楽しまれました。そして翌日からハイキングスタート。初日はレイクルイーズエリアへ。緩やかな登り(しかし、片道6kmとちょっと長め)でマウントビクトリアの直下まで行くことのできるPlain of Six Glacierトレイルを歩きました。レイクルイーズを回り込む平坦なトレイルを行くといきなり目の前に現れる壁。そしてそこで遊ぶクライマー。しばしクライミング見物を楽しみます。そしてコンスタントに登ってゆくトレイルを経てティーハウスにて昼食。さらにトレイルを行きビクトリア氷河の下まで詰めました。 ▽ビクトリア氷河下にて ハイキング二日目はボウ川の源流を訪ねるハイキング。アイスフィールドパークウェイ(93号線)を北上し、ボウレイクへ。そこからボウ氷河から落ちるボウグレーシャーフォールを目指します。青い水をたたえたボウレイクを回り込み緩やかなトレイルを詰め、ゴルジュを高まくと突然視界が開け大きな滝が現れます。これがボウ川の源流なんですね。ここから3000KMの旅を経て大西洋まで水が流れてゆくとは…。でかい国土です。 ▽ボウグレーシャーフォール 三日目。いよいよヘリでアシニボインロッジへ。ロッジへ落ち着く頃には雨がみぞれ交じりの雪に変わり、しばし吹雪のような状態。ゆっくりとロッジで過ごし、夕食前にレイクメイゴック湖畔を歩きアシニボインを見上げるポイントまで往復しました。 ▽ヘリにて入山 ちょっと不安そうなアイさん ▽アシニボインロッジ 食事、サウナ、ロケーションすべて素晴らしいです ▽ティータイムは手作りのケーキで 四日目はフルデイのハイキング。天候は高曇り。気温は4度。なかなか寒く風の冷たい日ですが、ヒロさんよりアシニボインの展望台ナブレットに是非とも行きたいという気合の入ったお言葉をいただき、ちょっと頑張っていただきました。一部斜度のあるガレ場を歩くので雪が凍っていたら引き返そうと思っていましたが、それほど悪い状態ではなかったのでそのまま登り、冷たい風が吹く中ナブレットに到着。ここで自分は見落としていたましたが、一瞬アシニボインの頂上が見えたとか。よいタイミングで頂上に着きましたね。そしてセルリアンレイク、サンバーストレイクを経由し、熊の活動の形跡を沢山見ながらロッジへ戻りました。コンディションは厳しくとも山は頑張った人に確かな充実感を与えてくれますね。こんな日はロッジでのサウナタイムが最高です。 ▽ナブレットにて ▽ロッジのそばにて Mule Deer ▽読書タイムも そしてとうとう最終日。そして今ツアーのハイライト的な夜明けでした。夜明け前、空は雲ひとつない快晴。6時45分ごろからアシニボインの頂上が色づき始め、7時ごろから朱に染まり始めました。しばし山を染めた太陽は薄い雲に入り、その後しばらくは柔らかい光がアシニボインとその周囲の山々を照らします。そして強さを増した太陽がアシニボインをくっきりと照らす頃、朝食の鐘が鳴り響きました。まれに見る美しい朝でした。 ▽朝焼けのアシニボイン ▽朝の光 レイクメイゴックとアシニボイン 朝食後はヘリのフライトまでの時間を使ってワンダーパスを往復。こちらは唐松林を縫いながら緩やかに登るトレイルがワンダー(驚き)パスまで伸びています。昨日のナブレットとは打って変わり穏やかな空気と微風。北へ伸びる大陸分水嶺を眺めることができました。そしてロッジに戻りヘリに乗ること5分であっという間に下界へ到着しました。 ▽ワンダーパスにて最後のひととき ヒロさん、アイさん、ハイキング中の色々なお話とても楽しかったです。そしてヒロさんの粘り強い歩きにとても感銘を受けました。お仕事はまだまだこれからもお忙しいと思いますが、またカナダの地にてお会いしましょう。それまでアイさんと一緒に長野の山を楽しんでくださいね。ありがとうございました。 栗原治郎 #
by ymtours
| 2009-09-11 01:49
| カナダの山旅
こんにちはガイド栗原です。次第に秋の気配濃くなりつつあるカナディアンロッキーですが、今回はその背骨に沿って歩くバックパッキングツアーへ東京からお越しのYさん、Kさんと行ってきました。写真多めでご紹介します。
まずは文明の利器(ヘリコプター)の助けを借りてアシニボイン州立公園まで。飛行時間5分ほどで30kmを移動。アシニボインビューのLake Magog湖畔のキャンプサイトに落ち着きました。初日は足慣らしも兼ね湖畔のトレイルを歩きました。ウェスタンアネモネの綿毛、そして赤くなりつつあるヤナギランなど秋の気配がただよっていました。 ▽アシニボインビューのテントサイト ▽ウェスタンアネモネ 秋の姿 ▽ヤナギランの紅葉 ▽Sunburst Lakeから ▽焼けるアシニボイン 翌日はフルデイハイキング。アシニボインエリア屈指の展望台Nubletまで登り湖とアシニボインの雄姿を堪能。そして午後四時からはアシニボインロッジにてティータイムでまったりと過ごします。 ▽朝のキャンプサイト 快適なキッチンシェルター ▽ロッジ前の展望台から ▽Nubletから望む湖とアシニボイン ▽キャンプサイトへの帰路 秋ですねぇ 今日から大陸分水嶺に沿って30kmを踏破するバックパッキングへ出発。この縦走に備えて、多いなぁーといいながらもしっかりと食料を食べて減らしてくれたYさん、Kさん、ありがとうございます!ヤムナスカのバックパッキングでは決して“腹減った…”とは言わせませんから。Gog Lakeを経由してPorcupine Campsiteまでの約14kmの道のり。標高差はないものの細かいアップダウンが終盤にあり、今ツアーの核心でした。キャンプサイトに到着し夕食を済ませるころにずっと良かった天気が急変。夜は大雨、雷が賑やかでした。下界では停電になるほどの嵐だったとか…。 ▽さらばアシニボイン いざバックパッキングの旅へ ▽Gog Lakeから 遠ざかるアシニボイン 朝には雨もあがり快晴が戻って来ました。バックパッキング二日目はルート中の最高所Citadel Pass越え。キャンプサイトからすぐに急登りが始まり標高差にして500mほど続きます。重荷にはこたえますが、ここから先のアルパインメドウを見ればそんな疲れも吹き飛びます。爽快なメドウを歩き、美しいHoward Duglas Lakeの湖畔のキャンプサイトに到着。この日はお昼過ぎにはキャンプサイトに落ち着きのんびりと午後を過ごしました。Citadel Passからバンフ国立公園に入っているのでこのキャンプサイトは予約制。なので混雑もせず少ない人数で静かな夜を独占です。 ▽雨上がりの朝 ▽Citadel Passまでもう少し 余裕のKさんとそれを追うYさん ▽輝くHoward Douglas Lakeに到着 ▽静かに夜は更けて バックパッキング最終日はサンシャインスキー場までの約5kmのみ。さすがにこの頃になると朝のパッキングにも慣れあっという間に準備を整えてしまうYさん、Kさん。今日も快晴。そして最後まで続くアルパインメドウを満喫し、無事バックパッキング終了です。スキー場のロッジで目ざとく見つけたのはやはりこれ! ▽朝のHoward Douglas Lake ▽最後の丘を登りアシニボインとHoward Douglas Lakeにアディオス! ▽到着!そして… ▽カンパーイ! Yさん、Kさん、アシニボインからバンフへの山旅、楽しんでいただけたでしょうか?カナダのバックパッキングはまだまだ面白いルートが山ほどあります。またのお越しを(ビール、ワイン、チーズを用意して)心よりお待ちしております。 栗原治郎 #
by ymtours
| 2009-09-07 09:25
| カナダの山旅
ヤムナスカ ガイドの本山です。前回、秋山からご紹介させていただいたように、現在、ユーコン準州の北部はツンドラ紅葉が真っ盛り、極北ならではの美しさを見せてくれます。
今回は、私の方からいくつかご紹介です。 そもそもツンドラ紅葉とは???? なのですが、wikiによると ●ツンドラ 自然地理学上、ツンドラは、低温で植物の生長可能期間が短いため樹木が生長できない地域を指す。ツンドラという言葉は、木のない平原を意味するサーミ語(およびそこからロシア語に取り入れられた単語)に由来する。ツンドラには、南極ツンドラ、北極ツンドラ、高山ツンドラの3種類があり、いずれにおいても主たる植生は草本類、蘚類、地衣類である。 ということです。 特に我々ヤムナスカがご案内するユーコンでは有名なエリアが 『トームストン準州立公園』 です。まだまだ日本では有名ではないこのエリアですが、鋭い岩峰もあり、山岳エリアとしてももちろん捨てがたい魅力を持っております。 そのトームストンを代表する光景が下の写真です。 もう少し寄ってみると 谷の奥に見える立派な山はトームストン山 あまりにもよく配置されたこの風景はユーコンを代表する定番の風景です。 では、どんな低木が、この美しい赤のカーペットを織り成すのか? ●ドワーフ・バーチ 北極かば 高いもので胸くらいの高さ、低いものは膝くらいになります。 赤のグラディーションが非常に美しく、その紅葉時期は長くありません。 このドワーフ・バーチがカーペットの主役といって良いでしょう。 ●ヤナギラン これは、ユーコン準州の州花でもあります。 意外にも花を咲かせていないものもこの時期は美しい赤色になります。 花を咲かせた後の胞子を飛ばす前のものも上部のピンクと下部の葉の赤のグラディーションが美しいです。 ●ウラシマツツジ 日本にもあるようですが、この赤は本当に鮮明で、赤のカーペットの中でも、光を浴びて輝いて見えます。 黄色く見える低木はヤナギですが、赤の中にいい調和を見せてくれます。 場所によっては、登山道すらないユーコンエリア。 贅沢にもフカフカの地衣類の中を歩く場所もあります。 日本では信じられないの時期の紅葉ですが、その美しさは見るものを魅了します。 人が多くなく、未開の地が多いユーコンの自然は、まだ本当に健康的な生態系の残る貴重な場所です。 #
by ymtours
| 2009-09-07 06:40
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