2007年 新人ガイドトレーニング始動!(後半)

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新人のハイキングガイド試験合格を目指して週末も強化練習を行ってきました。

先週は読図や現在地確認を中心に取り組んできました。そしてい今回はより実践的なガイディングということで、ペーシングやお客様を安全にガイドするテクニックを中心に練習しました。

d0112928_14453774.jpg実際のツアーよりも過酷な条件下で練習することによって、本番では瞬時に的確なガイディングをできる技術を身につけます。狭く滑りやすいトレールでの有効なサポート技術も重要なガイドテクニックの一つです。




d0112928_1454340.jpg特に2100m以上の高山帯には、まだ雪が多く残り、新人ガイドには苦戦を強いられました。その分、トレール上を歩く機会も増えて現場に即したガイディングも十分に練習することができました。




d0112928_15192373.jpg今回も3人の新人ガイドが交代でリードして先輩ガイドから貴重なアドバイスをもらいました。参加してくれた先輩ガイドはお疲れ様でした!(秋山裕司、石塚体一、本山直人、足立道代)




d0112928_1536171.jpg明日から2日間は、休む間もなくMPHIA(自然観察説明員)の資格を取得する為、講習会が始まります。新人ガイドの皆さんハイキングガイド目指して頑張ってください!

Purple Saxifrage(ユキノシタ科)
風が吹きすさぶ岩だなに力強く咲いていました。

【関連リンク】
「ヤムナスカガイドと歩くメリット」
「2007年 新人ガイドトレーニング始動!(前半)」

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# by ymtours | 2007-05-28 14:31 | その他 | Comments(0)

Yellow Lady’s Slipper(カラフトアツモリソウ)の伝説

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カナディアンロッキーで見られる花、“Yellow Lady’s Slipper”を直訳すると「黄色い女性のスリッパ」。花の形が履物に似ているため、このような名前が付きました。この花にまつわる先住民族(インディアン)のお話しをご紹介します。

昔々、あるインディアンの酋長に娘がいました。ある日、この娘が一人で部落から離れて遊んでいると、一匹の泣いているウサギを見つけました。様子をうかがうと、足を傷つけており、家へ帰ることができないようです。可愛そうに思った娘は、これ以上足を痛めないように彼女の履いていた※モカシンをあげました。そして、日も暮れてきたので、娘は急いで部落に戻っていきました。

間もなく、モカシンをウサギにあげ、裸足になった娘の足の裏は擦り傷で血が出てきました。その後も歩き続けましたが、帰り道の途中で、あまりの痛さと疲労の為に倒れてしまいました。そしてそのまま寝てしまったのです。しばらくすると、小鳥がこの娘を見つけました。小鳥は、この娘の傷ついた足を癒してもらうよう、偉大なる聖霊にお願いをしました。

娘がふと目を覚めると、目の前の二本の細長い木の幹に、美しいモカシンが吊るされていました。彼女は、血が出ている足に、このモカシンを履いて部落に戻ることができました。

d0112928_13454542.jpgこのお話しを信じられない方へ
今度Yellow Lady’s Slipperを注意深く観察してみてください。花の中には、赤い斑点と筋の模様が確認できるでしょう。これは、あの娘がつけた血痕なのです・・・

※モカシン・・・バッファローの皮で作ったもの先住民族インディアンの履物

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# by ymtours | 2007-05-27 13:44 | その他 | Comments(0)

2007年 新人ガイドトレーニング始動!(前半)

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↑現在地確認をする新人ガイド、八牧励(左)、栗原治郎(中央)、松本真貴子(右)

今年の新人ガイドは3人入り、来月に行われるカナダ山岳協会(ACMG)のハイキングガイド試験を目指して強化トレーニングが始まりました。

試験で重視される項目は以下の通りです。
・クライアントケア技術・・・お客様を安全にガイドする技術
・ペーシング技術・・・様々な状況に応じて最も適切なペースで歩く技術
・ルートファインディング・・・トレール外でも確実なルートで目的地を目指す技術
・読図とコンパス技術・・・現在地の把握、コンパスによるルート設定

トレーニングは予め地図上でルート、コースタイムを設定をして、実際にその山を歩きます。トレールのほとんどはオフトレール(コース外)を歩き、グループを連れている想定で安全に目的地を目指すトレーニングです。ロッキーの地形に慣れない新人ガイドは、少してこずる場面もありましたが、山の経験は十分にある3人ですので少しずつロッキーの山の感覚を掴みはじめてきました。

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ロッジポールパインの森に入り安全に目的地を目指します。迷いやすい地形も確実な地図の読みで対応します。





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先輩ガイドの石塚体一(写真左)を講師にガイド指導が行われました。現在地確認、ルートファインディングなど的確なアドバイスがありました。




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晴れ、雨、雪!?と様々な天気に見舞われました。急登の末、稜線上からは虹も見られ疲れは吹き飛んでしまいました。




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森の中に可憐なお花を発見!
"Venus Slipper(ヒメホテイラン)"です。
今年も全員合格を目指して、強化トレーニングはまだまだ続きます。新人ガイドの皆さん頑張ってください!




【関連リンク】
「2007年 新人ガイドトレーニング始動!(後半)」
「ハイキングガイドに必要な3つの資格」

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# by ymtours | 2007-05-21 13:33 | その他 | Comments(2)

第4回ガイドインタビュー(Kaoru Iwata)

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今日のインタビューは、私、岩田薫(いわた かおる)です。と、言っても私自身がこのブログの管理者ですのでこれまでとは違うスタイルで投稿します。
ずいぶん昔の話になりますが、一度アウトドアの雑誌にインタビューされたことがあります。そこでインタビューされた記事をそのまま掲載する事にしました。
↑写真 岩田薫(中央) 妻の安紀子(右)

インタビューを受けたのは1999年の春。その時は東京にある「カラファテ」という登山用具店に勤めていました。カナダに初めて訪れたのは同じ年の9月でした・・・
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 来年の春から、カナダ、アルバータ州にあるヤムナスカ登山学校に行こうと思っています。そこで山岳ガイドの勉強をしようと思っています。
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 この学校は山岳ガイドの養成や山のツアーなどを行っているところで、3ヶ月間山の知識やガイドに必要な様々なことを勉強します。その後は、ワーキングホリデービザを使って出来るだけいたいですね。 
 ガイドという職業のことは、学生時代の頃からずっと考えていました。人を素晴らしい景色のなかに連れていってあげることが好きで、仲間で山へ行っても、どうしてもサービス精神を出してしまうんです。
※写真右 "Outdoor Equipment"という雑誌
 
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スイスやフランスと違って、カナダの山岳ガイドは国家資格ではありません。しかし、しっかりとガイド会社として確立されたカナダの登山学校を選びました。またここならば、新しいスタイルの知識と経験を得る事ができると思いました。
 日本のこともいろいろ調べましたが、全てにおいて経験が重視される日本ではまだこういったスクールはないですし、フリークライマーなどでも新しいやり方を知らずにいる人も多いんです。運よく、仲間がカナダに旅行に行った事がきっかけで日本人の方とも知り合えましたし、僕は新しいスタイルにチャレンジしたいと思ったんです。

※写真右上 落合圭太(左)は登山学校の同期生
 
d0112928_12251259.jpg 僕が山の世界に触れたのは大学の自転車部に入ってからで、それまではアウトドア的なことは何もしていませんでした。自転車部ではツーリングに行ったり、山に登ったり、レースに出たりといろいろな事をしましたが、レースのように人と競うのは自分に向かないと思いました。逆に山に登ることに、とても惹かれるようになったのです。
 卒業する時はすでに、ガイドを目指そうと思っていましたから、就職活動もとくにしませんでした。クライミングの経験が無かったにも関わらず、縁があってカラファテのスタッフで入り、1年ちょっと経ちましたが、このお店で働けたことにとても感謝しています。初めは知識の詰め込みで頭でっかちになることが心配だったのですが、夏山からフリークライミング、テレマークスキー、アイスクライミングまでここで経験したことの全てが僕にとっては勉強でした。専門店でしか得られない知識や、ここでなければ出会えなかった方達も多く、とにかくためになりましたね。
 もともと僕は、人との出会いに恵まれているんだと思います。カラファテに入れたのもそうですし、カナダの登山学校の件も、学生時代の仲間が現地にいる日本人のスタッフを紹介してくれたから実現したことです。自分のやりたいことができると、そのきっかけを与えてくれる人が自然に現れるんです。
 
d0112928_12283436.jpg 普段、山に入るときは自分から誰かを誘うことはあまりせず、ソロで登っています。その方が、自分自身を見つめていろいろなことに気付けるからです。
 僕は登山家になるつもりはありません。挑戦的なことよりも、他人を喜ばせることのほうが性にあっているんです。これからは登山やフリークライミングばかりじゃなく、カヌーや他のこともやろうと思っています。カナダに行ったとして、その先どうなるかはわかりませんし、不安はないわけではありませんが、まぁ何とかなるでしょう。開き直っているわけじゃなく、しっかり自分を見つめた上で何とかなるだろうと思っています。・・・このごろ山登りをしていないんです。北アルプスへ行きたいですね。(談)
※写真右 ロッキーで犬ぞりガイド(マッシャー)として3シーズン案内しました。

早いもので、このインタビューから8年の月日が経ちましたが、現在もハイキングガイドとして働き始めるようになった時と気持ちは変わりません。「初心忘れるべからず」をモットーに今後も少しでも多くの方にロッキーの魅力をお伝えしていきたいと思います。

【関連リンク】
ヤムナスカガイド一覧
blogカテゴリー「ガイドの素顔」

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# by ymtours | 2007-05-18 12:54 | その他 | Comments(1)

第3回ガイドインタビュー(Naoto Motoyama)

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ガイドインタビューも3回目となりました。今回は本山直人(もとやま なおと)です
(写真左)。日本からチャット形式でインタビューに協力してもらいました。
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薫:
それでは、第3回ガイドインタビューを始めよう。今日のガイドは本山直人君です。
よろしくお願いします!

直人:
こちらこそよろしくお願いします。

薫:
まずは、自己紹介からどうぞ。

d0112928_740791.jpg直人:
本山 直人 1973年神奈川県横浜市 生まれ 意外にA型、、、、、、2003年にカナダに行きました。現在は、夏はヤムナスカでハイキングガイド、冬は長野でスキーパトロールで働いてます。季節労働者(笑)ですね、、、

薫:
実は今日本に居るんだよね。日本とカナダ間でインタビューをしている形になるね。最近はインターネットが普及して本当に便利になったよね。直人君はもう直ぐロッキーに戻って来るね!

直人:
そうですね、本当に便利な世の中で、私のような海外&日本の生活をしているものには非常にありがたいツールです。もうすぐカナディアン・ロッキーに行きますので、いろいろと準備などしております。今年で、この生活も2年目、移動も大変ですが、「日本とカナダの比較」が良くできると、感じるようになりました。

薫:
「日本とカナダの比較」・・・今日も何だか、面白そうな話が聞けそうだね。本題に入る前に、まずは直人君の「山との出会い」について聞かせて。

d0112928_7391964.jpg直人:
はっきりと意識し始めたのは、大学を卒業して、会社にサラリーマンとして就職し、3年くらい経ってからですかねー?長野の南アルプスとか、八ヶ岳とかにいわゆる縦走形式で、行き始めたのからですね。金曜日はもうソワソワして仕事って感じじゃなかった。、、、、しかし、その前よりも山というか、「自然とのふれあい」は、キャンプをしたり、写真と撮りに言ったりで大学時代ぐらいからありました。それと「スキー」!高校生くらいから徐々に虜になり、今でも大好きです。そもそも夏山に行き始めたのもバックカントリースキー(山スキー)がしたくて、夏山も知らないとってな感じでスタートしましたしね!幼少の頃は、特にないんですけどねー、家族からの影響も特になし、、、

薫:
直人君にとっての「山との出会い」は『スキー』が原点にあるということだね。

直人:
そうですね。で、よりいっそう技術と知識をということで、ヤムナスカの学校に入学を決めました。それが2003年の秋ですね?..

薫:
なるほど、ヤムナスカに入ってから本格的に山登りとしての経験を身につけていったということなんだ。色々な事を学んだと思うけど、学校での経験はどうだった?

直人:d0112928_7414143.jpg
素晴らしいものでした。ご存知の通り、約3ヶ月を主にフィールドでの実習を中心に技術と知識を取得していきますが、学べることはもちろんのこと、素晴らしい世界中の人達との出会いも素敵な経験でした。私の取得した時で、約15名8カ国の山好きがいましたので、約3ヶ月をその人達と生活まで共にするのですから、非常に貴重な経験と言えます。

薫:
そうそう、私も経験があるけど、毎日山の事が考えられた3ヶ月でとても幸せだった思い出があるなあ。直人君の場合、特に「山スキー」についても学んだ事が多かったと思うけど。

直人:d0112928_743862.jpg
そうですね、特に氷河スキー!これは日本にないですし、あの広大な一枚バーンはすごいですね!なかなか表現できませんが、これは、、、、、あまりにもかっとび過ぎて、担当のガイドから、飛ばし過ぎだって注意されたくらい(笑)。そのときに本当に広大なカナディアンロッキーを痛感しました。3000m級の山でもスキーで登頂できるものもありましたし、そこからの眺めは、もう山山山山山が連なる絶景でした。もちろん、カナダは雪崩は最先端に近い技術とフィールドがありますので勉強になりました。

薫:
直人君にとって「スキー」もアウトドア活動に大きな割合を占めているんだね。それでは、どうして「ハイキング」のガイドになろうと思ったの?

直人:
そうですね、現在でもスキーは大好きなアウトドアアクティビティの一つです、最近テレマークスキーも始めました。ハイキングガイドは、学校が終わった頃、ヤムナスカの方からお誘いもあり、ぜひやりたいと思いました。まず、「人と交わる仕事」であるということ。これは私にとって大前提であります。サラリーマン時代も営業をしておりましたし、ご存知の通り、技術職的なタイプではないので、、、、、(笑)。もちろん、ガイドというものは最低限の技術は必要ですが、自分が来て、素晴らしいと思ったカナディアンロッキーで、お客様を案内できるっていうのは、非常にやりがいを感じましたね。

薫:
私も直人君と一緒にガイドの仕事をした事があるけど、「人との接し方」がとても上手いと思ったよ。"直ぐ"に"人"と打ち解けられる術(すべ)を知っているというか・・・(だから「直人」(笑))ガイディングの中でとても大切な要素の一つだよね。実際にハイキングガイドになってどうだった?

直人:
d0112928_7453275.jpgありがとうございます。以前、薫さんとも話をしたことがありますが、ガイドが楽しんでいないとお客様が楽しめるはずがない!と思っています。ここでこんなこと言うと信じてもらえないかもしれませんが、僕自身、本当に楽しんでます。たまにすごい風景や瞬間に出会うと絶叫しちゃうこともありますが、かなり素の状態です(笑)。そんな風に仕事をできるのが、非常に幸せを感じますね。営業職にも似ている部分もありますが、実際にハイキングガイドになって、自分のキャラクターを出して許される割合が仕事として、非常に大きいというのを感じます。ルールはありますし、最低限やらないきゃいけないこともある。しかし、しゃべり方が決められているわけでもないし、説明方法が決められているわけでもない。僕の中では、見た目は全然違いますが、前職の営業職の延長線上というか、同じタイプの仕事って感じは強いですね。個性を出しやすいし、よくいうと自分がやっているという意味が非常に強い。 
※ちなみに直人ってのは、両親より『素直なひとになるように』ってことで命名されているようです、なんとかまっとうしないと、、、、、、(笑)

薫:
なるほどね。つくづく思うけど、「ヤムナスカガイド」って、本当に色々な個性を持っている人達だと思うな。そして、そのそれぞれの個性を上手く生かしてガイディングをしている。例えば同じハイキングコースを案内されてもきっとガイドによってお客様に与える感動って違うと思うな。そこが「ヤムナスカガイド」の良い所じゃないのかな。


直人:
そうですね。この話しは本当に面白いですよね。

薫:
話しは、変わって先ほどの「日本とカナダの比較」に触れていくね。日本とカナダ(ロッキー)の魅力の違いってどう思う?

直人:
長くなりますよー(笑)。まず初めに、先ほどちょっとあげた日本との違いっていうのが、僕は最近強く感じることですね。初めてロッキーに来た時は、ただ単純にすげー、ダイナミック!ワイルド!って思いましたが、ここ2年日本に秋から春だけですが帰ってきて、本当にいろいろと感じています。逆に日本の魅力さえもですね。

日本は小さな島国に何千年も人が住んでいました、カナディアンロッキーはわずかな人口の先住民族が住んでいた程度でした、、、
これを前提にまず「日本」から、日本には農耕を中心とした「人間と自然との共存」の文化っていうのが、根付いていました。さらに海に囲まれた島国で、雨量の多さがもたらす湿気、これによって、水を大量に必要とする米を作るということが可能になったし、木の種類の豊富さ、さらに砂防というような考えかたも国土の70%が森林で山が多いということから、生まれたんだと思います。また田園に水を引くのも川に一気に水が流れていかないような仕組みつくりの一環で行われたものだと思います。このようなことが、長い年月をかけて構築されていきました。言い換えると、人間自体が、生態系の中の一部として存在していたと思うのです。今もそうでなければいけないと思うのですが、実際に今は崩れかかってきているので心配です。単純に「歴史と文化がある国、日本」=「だからお米食う民族なんだ」って強く思いますよね。
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一方、「カナディアンロッキー」は、日本に比べると人間との関わりはとても少なく、本当にワイルドな自然が残っていると思います。少しでもバランスが崩れていくと、それが如実に表面に現れてくる。氷河が溶けているのが見られたり、一つの種類の動物の数が減るとその影響が連鎖的に生態系に影響を与えたり、山火事も実は生態系的には必要なものなど肌で実感できる事が多くあります。

つまり、日本では人間が自然に手を加えている部分が多いので、直接的に感じられないことが、カナディアンロッキーでは、より強く感じられるっていうのは、大きな魅力ですね。
はっきり言って文章だけで伝えようと思えば、本が書けちゃうくらいですよ。日本とカナダは全く対称的というか、(人口、面積、etc・・・)、、、、、

そこがすごく面白い部分ですね。実際、僕もカナダに身を置けば置くほど、自分は「歴史と文化のある国、日本人」なんだっても強く思います。逆にカナダは国立公園のシステムとか、人間が後から入ってきたからこそできる。現代らしい管理システムが構築されている事は、日本に比べるとすごいと思います。本当に口で表現するには、難しいですが、こんなところですかね。

薫:
日本の場合は、国土が狭い分、長い歴史のあいだで、自然と上手に付き合ってそれを維持してきた。そしてカナダでは国土が広く、人間が住み着いた人口が少なかったのでそのままの自然が残っているということがですね。日本とカナダの自然にはそれぞれの魅力がありそうだね。とても興味深い見解だよ。

直人:
そろそろ最後の質問に入るね。今後やってみたい事や目標などあったら教えて。

直人:d0112928_7465754.jpg
今年は、資格にチャレンジできませんでしたが、来年はしたいですねー。ガイド業の中では、やはり自分が今、感じている、「日本との比較」というものを常に織り込んで、ガイディングしていきたいですねー。それをどう感じるかはお客様次第ですが、あと、シンプルに自分がカナディアンロッキーで感じることを伝えていければいいですからね。そして、将来的には、日本には無いものをカナディアンロッキーで経験し、どんな形でもそれを将来的に何か、日本に貢献できたら素敵だなーって思います。文明と進化が進む世の中で、今後、必ず自然と人間(人間も自然の一部ですが)の共存、調和っていうものは無視できない環境がより強くなっていくと思います。日本とカナダは違いますが、ワイルドな手付かずの自然があるカナディアンロッキーの自然の中で、より経験を積みそれを形にしていければ最高ですね。

薫:
次の資格は「バックパッキングガイド」だね。来年はぜひ頑張って合格してね!ガイディングも益々厚みが出てきそうだね。楽しみにしてるよ!

※直人君は他にもギターの趣味もあり、時々山のロッジで披露してくれます。そんなお話もお伝えしたかったのですが、今日はこの辺でインタビューを終わりにしたいと思います。
今日はインタビューのご協力ありがとうございました!

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# by ymtours | 2007-05-13 15:11 | その他 | Comments(2)