花の準備期間

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近頃のロッキーは雨が降ったり止んだりしています・・・
とは言っても日本の梅雨のような長雨ではありません。
私達は、この時期を「高山植物の準備期間」とも呼んでいます。

来月から標高の低い所から高山植物が姿を現しはじめます。
ここで簡単にご紹介しますとロッキーの花の時期は大きく2つに分けられます。

初夏(6月初旬~7月上旬)
   ・・・黄、白の花々が主体で日本では珍しい花が見られる
     (黄色いカタクリ、アネモネ、アツモリソウなど)
盛夏(7月中旬~8月下旬)
   ・・・赤、紫、黄、白など花々が主体で色とりどりの花が見られる
     (インディアンペイントブラシ、アズマギク、ウサギギク 、カノコソウなど) 

このように毎年、多少の前後はあっても、ほとんど変わらぬサイクルで咲いているのです。つまりこの時期の雨は植物にとって重要な時期でもあるのです。

本当に素晴らしいですね!
長く厳しい冬を乗り越えて、また同じ頃にまた同じ花が咲くということは・・・

今から花々との再会が楽しみです。

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# by ymtours | 2007-05-04 10:05 | その他 | Comments(0)

第1回ガイドインタビュー(Yuji Akiyama)

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「ガイドの素顔」のカテゴリーにガイドインタビューを掲載しました。
ガイドの目から見た「カナディアンロッキーの魅力」、「ハイキングの楽しさ」、「山との出会い」、「山のエピソード」など会話形式で連載していきます。

少しでも多くの方に、ロッキーと私達を身近に感じていただければ幸いです。
そしてその第1回を飾るのは、秋山裕司(あきやま ゆうじ)です。
↑写真秋山裕司(右) 妻の恵美さん(左)

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登場人物
秋山裕司・・・裕司  岩田薫・・・薫 以下より省略

薫:
それではインタービューを始めましょう。まずは簡単な自己紹介からお願いします。

裕司:
秋山裕司。31歳。東京出身です。
カナダには2002年12月にきました。3ヶ月カルガリーにいた後、カナディアンロッキーの町キャンモアに移り住んで、今に至ります。夏はハイキングガイド、冬はスキー場でパトロール業務。また、2005年から出版会社を立ち上げ、高山植物の本、バンフの地図、カナディアンロッキーのカレンダーなどを製作しています。

薫:
ありがとう。ところで、どうしてカナダだったの?

裕司:
基本的に英語を勉強したく、山登りが好きだったので、なまりのない英語を話し、カナディアンロッキーがあるカナダがぴったりでした。またアメリカにはない、ワーキングホリデープログラムがあるのも大きな理由でした。

薫:
それが今はハイキングガイドにまでなってしまったんだね(笑)。

裕司:
そうですね(笑)。山のツアー専門でやっているヤムナスカに出会えたものラッキーでした。

薫:
ゆうじ君もヤムナスカの山の学校卒業生だよね。(しらじらしいかな・・・(笑))

裕司:
そうです(笑)、2003年の春コースを受講しました。

薫:
山との出会いも聞かせてください。

d0112928_1342440.jpg裕司:
父親が山岳部でしたので、幼稚園のころから連れていかれました。ただ、あまりに小さかったので、それは疲れただけであまり良い思い出ではありませんね(笑)。その後スポーツはしていましたが、山登りはしていませんでした。社会人になってバックカントリースノーボードをやるようになりました。

冬山にはいりながら、夏も登ってみたいなと思うようになり、夏、冬と山に行くようになったのが、きっかけでしょうか・・・

薫:
なるほど、ずいぶん小さい頃から山との関わりがあったんだね。

裕司:
そうですね。三つ子の魂100までということでしょうか(笑)。

薫:
友達にもいたけど、小さい頃に悪い印象を持った事って意外と大人になってから敬遠する傾向があると思うんだよね。例えば、初めてのスキーで上級コースにいきなり連れて行かれてスキー嫌いになっちゃうとか(笑) ゆうじ君の場合は潜在的にずっと残っていたのかな?山を始めるきっかけは、既にあったわけだね。

裕司:
そうだと思います。大人になってからすごい山登りを始めても、すごい自然にはいっていけましたよ。

薫:
あと日本での社会人時代は、山登り行くの大変だったんじゃない?

裕司:
今考えるとそうですね。ただ、当時はそれがあたりまえだったので、金曜日の仕事の後に長野や群馬に向かって、車の中で仮眠をしてから、山登り、日曜日の夜に東京に戻って月曜日から仕事、というスケジュールにもあまり疑問は感じませんでした。今は、家から歩いて山登りにいけるので、すごい幸せを感じます


それはかなりタフだったね。確かにこっちに住んでいると山に困る事はないよね(笑)。私も同感!

薫:
ゆうじ君の昨年のビッグイベントとして「移民権取得」があると思うんだけど。本当におめでとう。

裕司:
ありがとうございます。やはり海外に住む人間の一番の悩みが就労ビザ取得ですから、それがクリアできたことは安心感があります。自分のやりたいことにもチャレンジできますし。


そうそう。そしてチャレンジといえば、2005年からは出版会社を立ち上げて今乗りに乗ってるかんじだね!キャンモアで今一番熱い男とまで噂がありますが・・・??(笑)

d0112928_1392844.jpg裕司:
あっ、はいそうですか(笑)。元々先輩からカナディアンロッキーの高山植物に関する本を一緒に出さないかと誘われて、即OKしました。本を出版する上で、会社法人としてやったほうが良かったので、CruxPublishingという会社を立ち上げました。ちなみに、Cruxとはクライミング用語で「核心」を意味します。人生の中で核心部分にいるかなと思って名づけました。
最初の出版物は、カナディアンロッキーの高山植物を213種類収録した、「カナディアンロッキーの高山植物」でした。現在、バンフ各所で販売しています。

薫:
お客さまの間でもこの「花本」は大変好評だったよ。今までに日本語で書かれた植物の専門書って無かったからね。花を英名だけでなく和名でも知りたいしね。とてもいい所に目をつけたと思うよ。私もガイド中は愛用させてもらってるよ。

裕司:
ありがとうございます。かなり良い出来だとは思いますが、なにぶん初版なので、まだまだ改善+花を追加していきたいと思っています。

薫:
今後のビッグプロジェクトは何かあるの?

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裕司:
まずは今、話しにあがった花本の改訂版作成がプロジェクトの一つでもあります。そして新規のプロジェクトとしては、カナディアンロッキーのトレイルガイド作成があります。2009年に完成できればと思っています。

薫:
そっかあ。それも大きなプロジェクトになりそうだね。楽しみにしてるよ。

薫:
話し変わって、ハイキングガイドの魅力について聞かせてください。

裕司:
1番は絶えず山の中に入れることでしょうか。これは自分にとってです。また、日本から来て頂く皆さんに、自分がロッキーの代弁者としての役割を演じることが出来るのも大きな魅力ですね。何かを感じようとしていらっしゃる方がほとんどなので、その何かに応えるべく、日々のガイディングをおこなっています。今年からはもっと能動的に、ガイドとして伝える必要があること、たとえば環境について、温暖化について、動物保護についてなど、お客さんが気づかないことにも話題をつくって、伝えていきたいと思っています。

薫:
ますます、ガイドとして磨きがかかりそうだね。

裕司:
日々是勉強ですね

薫:
カナディアンロッキーの魅力についても聞かせてください。

裕司:
景色がきれい、高山植物が多い、氷河があるなど細かい要素はありますが、一番の魅力は、広大な面積ってことだと思います。これにより、人が自然の中に入ることを最低限に保て、自然がそのままの姿でいることができます。ハイカーとしても、山の中が込み合うことはまずないですし、静かなハイキングを楽しめます。本来あるべき姿のものが、そのままの姿で存在する、これはこの面積の大きさに依存するところが大きいと思います。また何年山を歩いても、行ったことのない場所が無数にあるというのも、住んでいる自分にはかなりの魅力となります。

薫:
そうだね。確かに私も感じている事の一つだよ。広大だからこそ、自然界と人間界がしっかり保てているって事も言えるよね。これはやはり実際に訪れないと実感できない魅力だよね。

裕司:
そうですね。皆さんにはもちろん色々なところを訪れて、それぞれの場所の良さを感じていただきながら、最終的にカナダはやっぱり良い!と思っていただければ最高です。

薫:
話は尽きないのですが、まとめとしまして今後の野望などありましたら聞かせてください。

裕司:
ガイドとしては、カナディアンロッキーについてもっと勉強して、お客様の要望に全て応えられることになるのが、短期の目標です。長期としては、ロッキーのことだけでなく、もっと大きな視点で自然のことを伝えられるようになりたいです。お客様の要望に応えるのは最低限、それ以外にも、自然を愛する人間として知っておくべきことを、一方的な説明ではなく、日々のガイディングの中に織り交ぜて伝えて行きたいと思っています。今の職業はその目標にぴったりだと思っています。

薫:
聞きたい事は、まだまだあるのですが、今日はここまでとさせていただきます。
もっともっとゆうじ君が知りたくなった人は、彼のホームページ"「キャンモア日記」"も必見です!こちらを紹介して今日は終わりにします。今日は第1回にふさわしい素晴らしいインタビューができました。本当にありがとう!

裕司:
こちらこそ、ありがとうございました。

<次回も乞うご期待>

【関連サイト】
ヤムナスカガイド一覧

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# by ymtours | 2007-05-03 13:12 | その他 | Comments(0)

カナディアンロッキーのスノーシュー&観光           <4/12~4/19、2007>

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from Lake Agnes

<参加者>
ご夫婦
<ガイド>
岩田薫
<期間>
2007年4月12日~19日

4/12
カルガリー空港でお出迎え。イエローナイフで2泊3日のオーロラツアーを終えてから来られました。そして今日からカナディアンロッキーの7泊8日の旅。<バンフ泊>

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午前中はバンフ全体を一望できるトンネルMt.へ足慣らし。午後からは移動してジョンストンキャ二オンでアイスウォークを楽しんでいただきました。トレールはまだまだ凍っており靴に装着する滑り止め(Ice cleats)が威力を発揮!滑りやすいトレールの為、中間地点で引き返していた人達が多い中、私達は難なくUpper Fallsの巨大な氷の滝に着きました。静寂の中、迫力のある氷柱を眺めました。とても青々していた氷が印象的でした。

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バンフを移動してペイトレイクスノーシュー。今日の天気予報は曇り→雪という予報でしたが、私達の上空にはポッカリ青空が!谷を見下ろせる所で、休憩。ロッキーの新雪を使ってコーヒーを沸かしました。町はすっかり春ですが、まだまだ山は雪景色。


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ボウレイクのほとりにあるナムタイジャロッジに滞在。今日はご夫婦でのんびりフリーデイ。自分達でスノーシューを使って周辺を散策されたそうです。




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雪上車観光が4/15からオープンしたということで、若干予定を変更して雪上車にも乗りました。乗る前は、寒い事を予測して最大に着込んでから乗車しました。そのかいもあり、アサバスカ氷河上でのフリータイムは時間ギリギリまで満喫しました。コロンビア大氷原から吹き降ろす強い風は自然の力強さを感じました。

その後、ウィルコックスへスノーシューをしました。天気予報は曇り→雪だったのですが、こちらでも雪が降り始めるギリギリまで楽しんでから下山しました。樹林帯にはウサギやリスの足跡が目立ちました。そして樹林帯を抜けると眼前には氷河をまとった山々が見られました。また上空には変わった形の雲が!
ヤムナスカ写真部からご覧ください

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レイクルイーズからレイクアグネスへスノーシュー。朝から大粒の雪が降っており、あっという間に針葉樹の木々が雪に覆われました。硬かったトレールもパウダースノーが上にのってサラサラ。そして展望が良くなるにつれて雪雲が上がり晴れ間が広がってきました。

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バンフの町で終日フリータイム。昨日まで山奥のナムタイジャロッジで3泊されていたので、人が多いバンフに戻ってきた時に驚かれていたお二人はとても印象的でした。



4/19
バンフ→カルガリー空港→トロント空港→ナイアガラ観光へ(2泊3日後に帰国)

この度はお越しいただき誠に有難うございました。とても素敵なご夫婦でロッキーの滞在中は、普段の生活で自然を親しむ事が出来ない分、思いっきり満喫している印象を受けました。ロッキーについても感心を持っていて、多くの質問もあり私も楽しくご案内させていただきました。
d0112928_5282441.jpg今回は初めてのカナダ旅行で国の広さも実感されたのではないでしょうか?ぜひまた新たなロッキーを探しにお越しいただけるのを楽しみにしております。(次回はお母様もご一緒に!?)道中、幾度も話に出た愛犬の「さつき」ちゃんにもヨロシクです!(笑)

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# by ymtours | 2007-04-20 02:21 | カナダの山旅 | Comments(2)

『コロンビア大氷原の上空』 <ジャスパー国立公園>

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「ウィルコックスメドウにてスノーシューツアー。眼下にはコロンビア大氷原から流れ
出るアサバスカ氷河が見えるのですが、それよりも上空の雲が気になりました・・・」

photo by Kaoru Iwata (Yamnuska Guide)


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# by ymtours | 2007-04-19 01:34 | その他 | Comments(0)

春の気配(その2)

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皆さんにカナディアンロッキーの春をお届けします!
この辺りで一番に姿を見せる花、「クロッカス」は春の訪れを感じさせてくれます。
キャンモアの日当たりの良い丘に咲いていました。
全体的には6分咲きでしたが、いろいろなクロッカスが見られました。

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長い冬から力強く姿を現しました



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花の周りのうぶ毛を使って少しでも水分を吸収します



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花びらは鮮やかな青紫色をしています



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花びらを大きく開いて光をいっぱい浴びています
【Prairie Crocus(キンポウゲ科イチリンソウ属】



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# by ymtours | 2007-04-16 04:45 | その他 | Comments(0)