『 エルク (Elk) 』

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エルク【オオツノジカ】 
「オスには立派な角が生えており、驚くことに毎年生え変わります。この時期の角は
生えて間もなく、ベルベッド(うぶ毛)状になっており光沢があります。」

photo by Kaoru Iwata (Yamnuska Guide)



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# by ymtours | 2007-06-10 11:52 | その他 | Comments(0)

カナディアンロッキー日帰りハイキング <06/06、2007>

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6月6日、日帰りハイキングツアーへご参加いただきました!
今回のメンバーは愛媛県からお越しのご夫婦と私、岩田(ガイド)の3人でした。

今日はロッキー全域が雨の予報で、予定していたハイキングコースを変更。雲が低く山の景色が望めない為、雨でも十分に楽しめる渓谷歩きを提案しました。そこで「ジョンストンキャニオンとインクポッツ(Ink Pots)」のコースとなりました。

d0112928_1535128.jpg【コース概要】
渓谷の途中には、迫力のある滝が幾つかあり徐々に高度を上げていきます。ここまでは一般の観光の方々も歩いている所ですが、その先はハイキングトレールとなり、インクポッツ(Ink Pots)を目指します。
標高差:約300m 往復:約10km


登山口までは、車で移動。交通量の少ない旧道(1A)を走りながら、野生動物探しを行いました。雨はバンフから降っており、車中お二人とも不安な様子を浮かべておりました。しかし、その不安を消し去るかのように、オスのエルクが姿を現しました。立派な角を持つエルクで気分は一気に盛り上がりました!
今思えば、この出来事が今日の「明るい兆し」の始まりだったのです・・・

登山口に到着して、いざ出発!先ほどバンフで降っていた雨より弱く、渓谷を歩きながら心地よく思えるほどの雨でした。昨晩からの雨と雪解けが重なって、川は通常よりも水位があり滝の大きさも期待しました。案の定、滝はもの凄い轟音とともに流れ落ちていて、岩をも砕くほどの迫力がありました。

d0112928_14552864.jpgどの滝も近くへアプローチする為の道が作られており、既に雨具の上下を着ていた私達は滝の水しぶきに圧倒されながらも果敢に接近していきました。結局、雨は時間が経つにつれて弱まり、雨具は必要なかったものの、滝に接近する為の便利なアイテムとなりました。

滝のしぶきを思いっきり浴びて、爽快感を味わいました。(写真左)


d0112928_1571740.jpg渓谷を通過して樹林帯を抜けると突然視界が開けて広大な草原地帯が現れました。そして、目的地のインクポッツ(Ink Pots)へ着く頃には、私達の上空にだけ、晴れ間が出てきました。「インクポッツ」は青いインクを垂らして出来たような池(湧き水で出来た池)が点在している所で、光が射してくれたお陰で更に池の青さが鮮明に写りました。そして、ここでゆっくりランチをとっていると、雪をつけた山々が姿を現し、本日のハイライトとなりました。



d0112928_1585170.jpgハイキング中は数多くの高山植物を目にすることができました。「インディアンペイントブラシ」「アーニカ(ウサギギクの仲間)」「べインベリー(ルイヨウショウマ属)」「ヘリオトロープ(カノコソウ属)」など
※ 「Venus Slipper(ヒメホテイラン)」
(写真左)


d0112928_15211292.jpgガイドとしても心配された天気でしたが、この地域だけは雨雲が上手く避けてくれてハイキング中、雨に降られる事はありませんでした。降水確率100%というコンディションのなか、天気が私達を味方してくれた1日でした。そして、帰りも車中からオスのエルクを発見!!もちろんエルクも今日のラッキーアニマルでした。

d0112928_15311617.jpg日帰りハイキングツアーに参加いただき誠に有難うございました。あっという間の1日でしたが、今回のハイキングでロッキーの魅力を感じていただけたら幸いです。 
※ 「屋久島」を目指して頑張ってください!その後はまたロッキーでお会いできる日を楽しみにしております!


【関連リンク】
「ヤムナスカガイドがご案内する日帰りハイキング」

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# by ymtours | 2007-06-07 15:44 | カナダの山旅 | Comments(2)

2007年スタッフトレーニング

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毎年恒例のスタッフトレーニングを行ってきました(6月1日~3日)。
今年は昨年より1日長い3日間のトレーニングとなり、初日は新人ガイドを対象にハイキングガイドと添乗業務の心得を講義形式で行いました。そして2日目からはシニアガイドも交えて、午前中はオフィスでツアー業務の確認、午後からはキャンプ場へ移動してキャンピングの心得、ガイドテクニックなどを確認し合いました。最終日は先住民族の専門家を招いてフィールドで植物、文化、芸術など色々な側面から学びました。

d0112928_1252164.jpg初日は新人ガイドを集めての講義。ハイキングツアーの中には、ガイドが自らハンドルを握って行うツアーもあります。安全運転講習は毎年徹底して行われるトレーニングの一つです。万が一タイヤがパンクした時を想定して、タイヤ交換の練習も行いました(写真右)。


d0112928_1355526.jpg2日目のシニアガイドを交えてのトレーニングの模様。カナディアンロッキーは興味深いお話が沢山ございます。これらをどのようにして効果的にお客様へお伝えできるかを皆で話し合いました(写真左)。



d0112928_13213939.jpgキャンプ中の夕食の模様。スタッフの親睦を深めることは、お互いにフォローし合って素晴らしいツアーを作り上げる為に必要な要素の一つです。
※ お客様と夕食を共にする機会もあるので「ワインの基礎知識」というトピックも加わり、夜遅くまで盛り上がりました。


d0112928_13532282.jpg3日目はネイティブインディアンの専門家による講習会。先住民族から学ぶ「自然とのつき合い方」はとても興味深く、私達ガイドにも新鮮で多くの発見がありました。




d0112928_14183789.jpgフィールドワークでは、実際に体験できるトピックもありとても充実しました。先住民族の代表する民芸品「ドリームキャッチャー」を制作している模様(写真上)。
また、自然の道具を使って火起こしの技術も学びました(写真右)。


d0112928_14284170.jpgいよいよハイキングツアーが本格的にスタートします。今シーズンも多くの方々にカナディアンロッキーの素晴らしさをお伝えできるのを楽しみにしております!

※ ロッキーでは珍しいBlue Columbine(オダマキ属)をトレーニング中に発見!


【関連リンク】
「ヤムナスカガイドと歩くメリット」
「ガイドの紹介」

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# by ymtours | 2007-06-04 15:09 | その他 | Comments(0)

2007年 新人ガイドトレーニング始動!(後半)

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新人のハイキングガイド試験合格を目指して週末も強化練習を行ってきました。

先週は読図や現在地確認を中心に取り組んできました。そしてい今回はより実践的なガイディングということで、ペーシングやお客様を安全にガイドするテクニックを中心に練習しました。

d0112928_14453774.jpg実際のツアーよりも過酷な条件下で練習することによって、本番では瞬時に的確なガイディングをできる技術を身につけます。狭く滑りやすいトレールでの有効なサポート技術も重要なガイドテクニックの一つです。




d0112928_1454340.jpg特に2100m以上の高山帯には、まだ雪が多く残り、新人ガイドには苦戦を強いられました。その分、トレール上を歩く機会も増えて現場に即したガイディングも十分に練習することができました。




d0112928_15192373.jpg今回も3人の新人ガイドが交代でリードして先輩ガイドから貴重なアドバイスをもらいました。参加してくれた先輩ガイドはお疲れ様でした!(秋山裕司、石塚体一、本山直人、足立道代)




d0112928_1536171.jpg明日から2日間は、休む間もなくMPHIA(自然観察説明員)の資格を取得する為、講習会が始まります。新人ガイドの皆さんハイキングガイド目指して頑張ってください!

Purple Saxifrage(ユキノシタ科)
風が吹きすさぶ岩だなに力強く咲いていました。

【関連リンク】
「ヤムナスカガイドと歩くメリット」
「2007年 新人ガイドトレーニング始動!(前半)」

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# by ymtours | 2007-05-28 14:31 | その他 | Comments(0)

Yellow Lady’s Slipper(カラフトアツモリソウ)の伝説

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カナディアンロッキーで見られる花、“Yellow Lady’s Slipper”を直訳すると「黄色い女性のスリッパ」。花の形が履物に似ているため、このような名前が付きました。この花にまつわる先住民族(インディアン)のお話しをご紹介します。

昔々、あるインディアンの酋長に娘がいました。ある日、この娘が一人で部落から離れて遊んでいると、一匹の泣いているウサギを見つけました。様子をうかがうと、足を傷つけており、家へ帰ることができないようです。可愛そうに思った娘は、これ以上足を痛めないように彼女の履いていた※モカシンをあげました。そして、日も暮れてきたので、娘は急いで部落に戻っていきました。

間もなく、モカシンをウサギにあげ、裸足になった娘の足の裏は擦り傷で血が出てきました。その後も歩き続けましたが、帰り道の途中で、あまりの痛さと疲労の為に倒れてしまいました。そしてそのまま寝てしまったのです。しばらくすると、小鳥がこの娘を見つけました。小鳥は、この娘の傷ついた足を癒してもらうよう、偉大なる聖霊にお願いをしました。

娘がふと目を覚めると、目の前の二本の細長い木の幹に、美しいモカシンが吊るされていました。彼女は、血が出ている足に、このモカシンを履いて部落に戻ることができました。

d0112928_13454542.jpgこのお話しを信じられない方へ
今度Yellow Lady’s Slipperを注意深く観察してみてください。花の中には、赤い斑点と筋の模様が確認できるでしょう。これは、あの娘がつけた血痕なのです・・・

※モカシン・・・バッファローの皮で作ったもの先住民族インディアンの履物

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# by ymtours | 2007-05-27 13:44 | その他 | Comments(0)