アシニボインでのハイキング&撮影ツアー

 前回、難波のほうより投稿がありました「タカネバラの会」のグループに同行されてきた渡辺様。カナダは何度もお越しいただいているのですが、アシニボインエリアはまだ未経験ということもあり、今回はツアーの行程のうち4日間をお一人だけ別行動によるアシニボインエリアへの撮影旅行を計画されました。アシニボインでの滞在中は私、石塚体一が一対一のマンツーマンガイドを行ったのです。
 渡辺様はカメラ歴約65年の大ベテラン。僕も勉強させて頂きながらたくさんの写真をとりましたので、恐縮ながらこの場を借りていくつか発表したいと思います。渡辺様の撮影した写真はどんなものだったのでしょうか?? う〜ん...気になります。
d0112928_7383411.jpg
通称リフレクションポンドにて撮影。風もなく素晴らしいコンディションでした。
d0112928_739254.jpg
朝4時半に起きて早朝のアシニボインを撮影。この日はなんと満月!
早起きして僕を起こしてくれた渡辺様に感謝です。
d0112928_7445427.jpg
その後、朝焼けを撮るためにアシニボインロッジへ移動。焼け具合はいまいちでしたが、沈んでいく満月がいい味を出していました。もう少し早く、満月が高い位置に撮影すべきでした...
d0112928_7411043.jpg
次の日にリフレクションポンドへ言ってみると、今朝ついたばかりの新しい熊の足跡がありました。
d0112928_7423181.jpg
水辺にはアカバナ科のアルパイン・ウィローハーブが可愛らしく咲いていました。
d0112928_7464175.jpg
最終日はアシニボインの展望が素晴らしいナブレットへ。ここからの大展望は絶景です。

にほんブログ村 アウトドアブログへ
↑アウトドアブログのランキングに参加しました。
サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
# by ymtours | 2007-09-07 07:58 | カナダの山旅 | Comments(1)

GreatDivdeTrail100kmバックパッキング

ヤムナスカの新企画?
GreatDivideTrail(大陸分水嶺)バックパッキングを日本からお越しのFujiiさん、Shimizuさん、Waki Ryuzoさん、Waki Junkoさん、Hirakawaさん、Tatebayashiさんの6名様とご一緒させて頂きました。

このトレールの概要は、
7泊8日
総歩行距離100km
超えた峠、6箇所
宿泊した小屋2箇所、ロッジ3箇所、テント1箇所
炊いた米56合
使用したポーター、延べ5名
ドライバー2名

という大規模なものでした。
このトレールは、TheGreatDiveTrail(GDT)
http://rmbooks.com/gdt/history.htm
という形で既に存在するもので、全長は約1200kmあります。
アメリカのジョンミューア、アパラチアントレイルなども有名ですが、次に注目されるのはここでしょう。
我がヤムナスカでも商品化をしていきます。我がCRUX PUBLISHINGでも取り上げていきますので、乞うご期待!

前置きが長くなりましたが、ツアーの様子を見ていきましょう

Day1(5.2km) Canmore→ヘリポート→Mt.Assiniboineエリアにフライイン→WonderPassへ散策
この日は朝から雲が多く、Assiniboineエリアにつくころには雨に変わりました。
この雨はなんだかんだ4日目まで残り、この度を一層ドラマティックにしてくれたのでした。
夕食は、たけのこご飯とトン汁。


d0112928_23215152.jpg
ヘリからの眺めは最高


d0112928_2323997.jpg
夕食のトン汁



Day2(11km) NubPeak登頂→エリザベスレイク→セルリーンレイク→レイクメイゴッグ
朝はまずまずの天気、たたNubPeak登頂時には雪が降り始めました。
運の良いことに、昼食時やエリザベスレイクでのくつろぎタイムには降っていなかったので、まー悪くない天気といえました。
夕食は、野菜スープパスタ


d0112928_2325752.jpg
NubPeak登頂

d0112928_23261061.jpg
2日目にして早くもカナダ式ハイキングを満喫、昼寝タイム



Day3(22.3km) バンフ国立公園エリアに縦走開始
いよいよ縦走。いらない荷物をヘリでおろし、軽装になった我々は22kmの道のりをひたすら歩きました。軽装とはいえ、ザックはずっしり。キャンプ場についた時には、皆様ヘロヘロ。ここでポータと待ち合わせ、食料とテントを運んでもらいました。ありがとうJiro&Rei!
夕食はビーフシチューとご飯。おいしかった

d0112928_2328215.jpg

アシニボインを後にした我々



Day4(18.3km) エジプトレイクへ縦走
この日が日程で一番辛い筈?皆様体が慣れたのか、19km、荷物も少し重くなる状態であまり疲れていない様子でした。何よりも天気が良かった!
夕食はなんと、豪勢に手巻き寿司!デザートは白玉ぜんざいと、山の中とは思えない食事でした

d0112928_2329526.jpg
4日目にしてやっと見えたAssiniboine、存在感!

d0112928_23303584.jpg
ヤナギランが全盛



Day5(7km) エジプトレイク周辺ハイク
エジプトレイク→スキャラブレイク→マミーレイク
この日はエジプトレイクシェルターを利用しての1日ハイキング。
天気も良く、各湖でのんびり時間を過ごし、カナダ流のハイキングを満喫。
夕食は、カレー。定番ですがはずせません。


d0112928_2331122.jpg
花もまだまだきれい

d0112928_2332149.jpg
MummyLakeからの眺め


Day6(13.9km) エジプトレイク→ShadowLake
いよいよ最終目的地であるShadowLakeへ。今まで山小屋やテント泊だったが、ここは豪華ロッジ。2人に一つのキャビンには、ベッド、タオルが用意され、6日ぶりにシャワーを浴びた我々を待っているのは、シェフによる豪華ディナー。ビールももちろん飲みました。
あーくつろぎ
d0112928_23324462.jpg

WhistlingPassからの眺め、左にある氷河の山、Mt.BallのふもとにあるLodgeに向かう

Day7(8.8km)Gibbonパス→ShadowPeak
天気は雲はでているが、良い天気。ShadowLakeエリアの1日ハイキングには、Gibbonパスを選びました。ここからあがれるピークからは、Assiniboineエリア、越えてきたHealyPassなどが見え、100km歩いたという実感がひしひしと。GreatDivideTrailの続きのRockWallエリアも少し見え、次回へのモチベーションもあがる一方。
実はこの日は自分の誕生日。皆様には内緒にしていましたが、誕生日おめでとう自分。



d0112928_23363351.jpg
はるか向こうに出発地点のAssiniboineが見える


d0112928_23372673.jpg
次回の?RockWallの一部、Mt.GoodSir


Day8(13.5km) Shadow Lake Lodge→Red EarthCreek→駐車場
いよいよ下山日。本当にあっという間の旅でした。
大きい問題が無く全員が無事に下山でき、皆様が満足のいくツアーを演出できたと思っています。

d0112928_23425113.jpg


お世話になったShadowLakeLodge↑↓共に

d0112928_23431817.jpg



今回のグループは、本当にまとまったグループで、勉強熱心でした。
地図も全員が購入されて、毎晩歩いた場所をマーカーでなぞり復習。自分の説明にも熱心に耳を傾けて頂き、説明のしがいがありました。
行動時間は記録係のJunkoさんが担当され、毎晩「大本営発表」という形で、皆様がメモをとり、これまた復習。

次回はパート2である、RockWallを企画してお待ちしております。
まだまだ暑い日本の夏ですが、体に気をつけ山登りを楽しんでください!

改めてありがとうございました。

文/写真 秋山 裕司

にほんブログ村 アウトドアブログへ
↑アウトドアブログのランキングに参加しました。
サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
# by ymtours | 2007-08-28 23:47 | カナダの山旅 | Comments(3)

タカネバラの会

難波です、こんにちわ。
9年のお付き合いになります、タカネバラの会の皆さんに今年も特別企画を作り、行ってきました。 思い起こせばシャドウレイクから始まり、パセール、セルカーク、バルハラ、ウェルズグレイ、アシニボイン、テイラス、エスプラナーデ、ミルフォード・トラック(これだけNZ)、キラニー、エンガディンと沢山のロッジと訪れました。 みなさまから、「どれも最高の思い出。」という感想を頂き、この仕事をやっていて本当に良かったなー。と感じてます。今年もカナディアンロッキーと当社のサービスをご贔屓にしていただき有難うございます!
d0112928_8573143.jpg

d0112928_8585413.jpg
皆さん本当にお元気です。

北米人グループは、みなさまのことを50代と思っていたようですよ。私はあえて否定しませんでした.....

8年ぶりにパセールロッジをご希望され、今回は盛夏真っ只中の7月28日に入山しました。

パセールロッジは山奥の高級ロッジです。入山はヘリコプターを使うため、ロッジ滞在者以外に会うことはありません。
d0112928_11195764.jpg
我々の他にレッド・ディアーやケローナから来たカナダ人やワシントン州から来たアメリカ人が3泊4日の山旅をご一緒しました。

パセール山脈は狙い通り、夏の花で満開でしたね。 

初夏のウエスタンアネモネの群落は素晴らしいけど、盛夏の花は色とりどりで私は好きです。

d0112928_11345098.jpgd0112928_11352120.jpgみなさんは山での楽しみ方をよく心得ていますよ。 

いつも他の滞在者と仲良くなり、場を盛り上げてくれます。

BさんとSさんの歌声、Yさんの水彩画のおかげで、たったの数日で旧知の友のようになりましたね。 

d0112928_11425333.jpg申し遅れました、上は地リスとシェー(?)の物まねだそうです。 

左は......なんだっけな?何かのオブジェだと思います、はい。

一番高いのはMtサードナルドです。「左の置くにグレイシャー・サークルがあって、」 と山の説明を始めると....どなたかが「鍵盤(ケンバン)連山と名づけたいねー。」と最高の名前を付けてくれました。 以下はこのグループの趣味である「山での昼寝」最中です!
d0112928_1147158.jpg

d0112928_12252981.jpgパセール山脈はハチドリが多く生息しています。 遠くメキシコから、ここに咲く花の密を吸いに来るとは感動です。

ハチドリの音で、目ざめる朝は素晴らしい体験でした。 さてツアー後半はジャスパーとロブソンへ。

d0112928_12305646.jpgd0112928_12311826.jpgカナディアンロッキーで一番高い山、マウント・ロブソンの南壁に迫るコースに行きました!

ここでも快晴に恵まれました!高い山ロブソンには雲が付いていることが多いんですよ。 ほんと、タカネバラは幸運な方の集まりです。


他にも紹介したい写真が沢山あるのですが、今度プリントしてお届けします。 では秋にお会いしましょう!
(文・写真 難波寛)

にほんブログ村 アウトドアブログへ
↑アウトドアブログのランキングに参加しました。
サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
# by ymtours | 2007-08-27 09:07 | カナダの山旅 | Comments(5)

カナディアンロッキー登頂ツアー Mt.Robson(3954m)   <8/13-8/19、2007>

d0112928_0174535.jpg
ヤムナスカガイドの岩田薫です。今回は神奈川県からお越しのミズキさん(仮名)がカナディアンロッキー最高峰の"Mt.Robson(マウント・ロブソン)"登頂とトレッキングツアーに参加いただきました。山岳ガイドはSteve Holeczi(スティーブ・ホレッツィ)でした。確実なコミュニケーションをとれるように、私が通訳として同行致しました。ミズキさんは2年前にもお越しいただき、その時は"Mt.Assiniboine(マウント・アシニボイン)"を登頂されました。

8/13
d0112928_04847100.jpg昨日、カナダに到着。今日はキャンモアから車でマウント・ロブソン州立公園へ。ロブソン登頂のベースキャンプとなる"The Dome(ザ・ドーム)"にヘリコプターで入山する予定でした。しかし、低い雲がロブソンを覆っていた為、ヘリは飛ぶ事ができませんでした。この日は麓のオートキャンプ場で泊る事になりました。このマウント・ロブソンは独立峰の為、雲が付きやすい特徴があります。夕方に再び、ロブソンの見える所に訪れてみると雲は掛かっていたものの、ピークも見られました。明日に期待しましょう!

8/14
ヘリコプターのパイロットの情報によると、数日前から不安定な天候が続いていた為、3000m以上はかなりの新雪が降ったという情報を得ました。この時点で問題になったのは、果たしてヘリで入山できたとしても、雪が多い為に登頂が出来るかということになりました。この判断は、実際に訪れてみるまで判断をすることは難しく、ガイドのスティーブとミズキさんは、納得いくまで話し合いとなりました。d0112928_0525866.jpgもう一つの案として、別のエリアの山を登頂するという事も検討しました。色々検討した結果、「例え登頂は出来なくても良いので、ベースキャンプへ訪れてカナディアンロッキーの最高峰マウント・ロブソンを見てみたい」という結論に達しました。
そして、ヘリも無事に飛ぶ事ができて無事に"The Dome(ザ・ドーム)"へ降り立ちました(標高3150m)。私達を含めてこの日は3パーティが入山しました。降り立つと新雪が40cm以上積もっていました。周囲は氷河と雪に覆われており、とても迫力のある景色が目の前に飛び込んできました。ベースキャンプを設営する前に、まずはキャンプ地を「ゾンデ棒」と言われる3m以上ある細長い棒を使って、雪に埋もれたクレバスが無いかを確認をする作業から始まりました。d0112928_056418.jpg設営後、3人のガイドはルートの核心の一つとなる氷壁"Kain Face(ケイン・フェース)"を偵察に行きました。この氷壁はベースキャンプの眼前にそびえ、行く手を阻むかのようです。やはり雪がとても多いというのが、ガイドの共通する意見となりました。よって明日の登頂は雪崩の起こる危険もあるという事で、3つのパーティともMt.Resplendent(マウント・レスプレンデント)(3426m)をチャレンジする事になりました。
d0112928_1154861.jpg
8/15
朝、4:50にベースキャンプを出発。まだ日は昇っていないのでヘッドランプを付けてのスタートとなりました。また、周囲は雪で覆われた氷河地帯を歩くので、初めからロープで繋ぎあっての行動となりました。陽も徐々に昇りはじめ、ロブソンと周囲の山々が真っ赤になるのを横目で見ていました。というのも、その時は雪と岩が混ざった狭い稜線上を緊張しながら通過している時でした。d0112928_1185553.jpgミズキさんは、アイゼンを履いているにも関わらず、とても軽快な足取りで登っていました。コルに到着して、最後にクレバスが幾つもあるエリアを通過してマウント・レスプレンデント(3426m)を登頂することができました(9:50頃)。今日は快晴となり遠くの山々を一望する事ができました。そして同じルートでベースキャンプに戻りました(14:50到着)。今日の雪のコンディションから、明日はこのまま天候が安定してくれたら登頂を行うという方向に進んでいきました。d0112928_1215863.jpgしかし、雪が多いルートのコンディションと体調不良(寝不足と疲れ)の為、残念ながらミズキさんは登頂を断念する事になりました。また、昨晩下から登ってきた個人のパーティからもロブソン登頂の厳しさを感じたのかもしれません・・・(このパーティは、今日の1:00頃ここのベースキャンプを出発してマウントロブソンの登頂を目指しました。結局、登頂はできたものの、途中でパーティが分かれて下山したのは22:40と0:30。何と20時間以上にも及ぶ長い行程となりました→翌日は昼頃にヘリを使わずに下山!ミズキさんはこのパーティをunbelievable(信じられない)チームと命名しました)
d0112928_1382564.jpg
8/16
1:30頃、私達を除く2パーティがベースキャンプを出発。私達はミズキさんの要望にお答えして"Kain Face(ケイン・フェース)"を2ピッチ登る事になりました(5:00頃出発)。このケイン・フェースはルートの中でも核心となる一つで、高さ300m以上、斜度は約50度の氷雪の壁をピッケル2本とアイゼン(約120m)で登ります。"ケイン"とは初登者の"Conrad Kain(コンラッド・ケイン)"からきており、このケインも何百ものステップを作って登ったと言われております(1913年)。実際に取り付いてみると、壁は想像以上に大きく、斜度も垂壁に感じられ、ベースキャンプから見るよりも遥かに迫力のある印象を受けました。氷の壁を登っている途中、陽が昇り始めケイン・フェースの氷壁とロブソンの岩肌を真っ赤に染めました。とても静かで壁に取り付いている事さえ忘れさせるほど神秘的な朝を迎えました。この大氷壁を登り終わって、装備が乏しかった昔によく登ったものだと改めて過去のクライマーに敬意を表したい気持ちになりました。
d0112928_1413487.jpg
8/17
午前中、ベースキャンプとなった"The Dome(ザ・ドーム)"をヘリで下山しました。この後、引き続きミズキさんはご自身で2泊3日のロブソン山麓でのトレッキングを楽しまれました。この度は当社のツアーに参加いただき誠に有難うございました。マウント・ロブソンの登頂は果せなかった事はとても残念ですが、今回の山旅で普段できないような貴重な体験や感動は数多くあった事と思います。ぜひこれからも色々な山にチャレンジしていってください。今後もロッキーを初めカナダの山を紹介させていただきます。そしてまたお会いできる日を楽しみにしております!
(文・写真 岩田薫)

にほんブログ村 アウトドアブログへ
↑アウトドアブログのランキングに参加しました。
サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
# by ymtours | 2007-08-24 16:41 | カナダの山旅 | Comments(2)

カナディアンロッキー登頂 Mt.Athabasca(3491m)      <8/6、2007>

d0112928_156759.jpg
ヤムナスカガイドの岩田薫です。高知県からお越しの入交様、山本様、藤本様、刈谷様の4名様がプライベートツアーとしてお申し込みいただきました。今までのお客様の中では最も長い28日間の山旅!その内、前半の3本は当社のツアーFay Hut(4日間)、Bow HutとMt.アサバスカ(5日間)、エスプラナーデトラック(7日間)に参加、その後はご自身で車を借りてカナダの北にあるユーコン準州を旅するというスケールの大きな行程です。

今回はプログラムの第2弾に行われた登頂ツアー" Mt.Athabasca<3491m> "(マウント・アサバスカ)をレポートします。今回は山岳ガイドJeff Relph、Patric Delaneyですが、コミュニケーションを確実にする為、私岩田薫が通訳として同行させていただきました。
d0112928_15372042.jpg
登るルートは幾つかあるのですが、North Glacierというノーマルルートで頂上を目指す事になりました。
d0112928_170421.jpg
4:00am 登頂開始(1985m) 暗闇の中、ヘッドランプを付けてモレーン地帯を効率よく登っていきました。月明かりもあり、幻想的なアサバスカを見ることができました。(空には雲が少なく天気は良好)



d0112928_1755281.jpg5:50am モレーン地帯を通過して氷河の末端に辿り着きました。ここからハーネス、アイゼンなどを付けてガイドとロープアップして氷河の上を歩き始めました。コルまでは大きく2つに分ける事ができ、前半は比較的傾斜の緩い氷河地帯を歩き、後半は全行程でもクラックス(核心)となる、傾斜35度以上の斜面をトラバースする区間に入ります。
d0112928_17121728.jpg今シーズンは比較的に早い時期から氷河上の雪が融けておりトラバースする氷河地帯が固くなっている事が一番の懸念材料でした。もし、ここが固くて平らなステップが作れなければ断念するという事になりました。前半の氷河地帯はそれぞれが氷河歩行に慣れるのにちょうど良い区間で問題なく通過することができました。そして後半のトラバースは、少し前から日が差し込んでくれて氷が少し柔らかくなりトラバース可能となりました。山岳ガイドのJeffとPatricが入念にステップを作ってくれて無事に通過する事ができました。絶対に転ぶことが許されない緊張する場面でした。(雲が多くなり始め、天気の変化を注意深く観察していました)
d0112928_1718372.jpg
9:20am コル(3165m)に到着。トラバースからの緊張から解き放たれて周囲の景色を見られる余裕が出てきました。気付くとハイキングコースとして有名なウィルコックスパスも眼下に見下ろすほど高い所に来ていました。ここで十分な休息をとって最終アタックとなります。ここからは氷河と雪と岩場が交互に続く区間です。コルは広く稜線上に出て初めて雄大なColumbia Icefieldを見ることができました。(天気は雲が徐々に高く上がり、晴天へと変わっていきました)

d0112928_17243341.jpg11:40amMt.Athabasca(3491m)登頂!最後は狭い雪稜を歩いてその一番高い所が頂上。頂上はとても狭く慎重に固まってグループ写真を撮りました。皆さま、頂上を踏めてとても嬉しい様子でした。頂上は踏んだ者だけが味わう事のできる最高の景色でした。
(天気は問題なく晴天が一日中続く様子)


d0112928_17274242.jpg温度が上がるにつれて、南斜面では氷河の崩れる雷のような轟音が度々聞こえてきました。帰りも同じルートで下山する予定でしたが、雪の上にある岩や小石が落ちてくる事を懸念して、帰りは別のルートで帰ることになりました。Mt.Andromeda(マウント・アンドロメダ)とMt.Athabasca(マウント・アサバスカ)の間にある氷河AA氷河(両方の山の名前の頭文字Aを取って・・・)を通って下山する事になりました。途中までアサバスカ氷河を観光する雪上車を見ながら下山して、最終的には雪上車乗換え所まで降りてきました。


d0112928_17395574.jpg17:00am 下山。下山ルートを変えたことによって1時間余分に掛かってしまいましたが、無事に下山する事ができました。
再びColumbia Icefield centereに戻り、皆さんでアサバスカの山を望むと「本当に登ったのだろうか?」と未だに信じられない表情を浮かべていました。本当に登頂おめでとうございます!4人全員が無事に登頂できて良かったですね!
d0112928_1749219.jpg
(文・写真 岩田薫)

にほんブログ村 アウトドアブログへ
↑アウトドアブログのランキングに参加しました。
サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
# by ymtours | 2007-08-12 15:06 | カナダの山旅 | Comments(3)