服部 沙織里(ハットリ サオリ)/ ガイド紹介 2019

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カナダ スコーミッシュにてマルチピッチクライミング

皆さまはじめまして!カナディアンロッキーハイキングガイドの服部 沙織里(ハットリ サオリ)です。

青森生まれ、北海道育ち。小さな頃から外で走り回って遊び、学生時代は部活動でテニスばかりして毎日汗まみれになっていた、やんちゃ坊主です。
北海道の大学を卒業してからは、東京の大学病院のオペ室内で医療機器の取り扱い説明やメンテナンス、手術の指導、営業活動をしていた生粋のサラリーマンでした。
東京のコンクリートジャングル内で毎日仕事をしていた私が、たまの休日も大都会東京で過ごせる筈も無く、休みがあれば、自然に触れるために上信越や東北の奥地へと車を走らせ、小さな山や森の中を散策したり、秘境温泉巡りをしていました。

そんな私が本格的な登山を始めるきっかけとなったのは、富山県の立山へ観光で訪れた時でした。
立山トンネルトロリーバスを降り、そこで初めて見た立山の火山湖や素晴らしい山々の景色は、息をのむ程の美しさで、一瞬で私を山の虜にしました。
あの頂からの景色も見てみたい!と山頂を目指しましたが、観光のつもりで行っただけだったので、当時ウインドブレーカーにジーンズ、スニーカーしか持っていなかった私は、山頂までは行かずに途中で引き返しました。

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一瞬で魅了された、思い出の立山

この立山での出来事がきっかけで登山装備を全て揃え、登山の事を沢山勉強し、休みの度に山に登りました。
サラリーマンの休日は年間120日程ありますから、年間100日間程度は山を登っていたと思います(笑)。
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冬の朝の雲海 北アルプス 爺が岳東尾根

登山から始まり、山スキー・クライミング・沢登り・アルパイン、と様々な山でのアクティビティを覚え、登山の知識や経験も広がっていきました。
やがて山で出会う方々とどんどん友人になり、友人の輪が広がり、あまり山の経験の無い友人を山に連れていく機会も増えていき、山の友人から様々なアドバイスを求められる様になっていきました。

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北アルプス 唐松岳 バックカントリースキー

ところが、登山やアルパインの経験を積んでいき、知り合いの方々からの山に関する疑問や質問に答えていくうちに、
”何故この場面でこの方法をとるのだろうか、理由が明確に分からなければ、正確な事を伝える事ができない・・・”
と思い始め、
”一度本格的に山の事を学び、正確な知識を人に伝達したい!”
と考える様になりました。それと同時に、
”山を登ってみたい!”
と思っている方々と共に山に行き、山での感動や楽しさを分かち合う事が何よりも楽しかった私は、「山のガイド」という職業に就きたいと思い始めました。
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テント泊にチャレンジしたい友人達を連れての雪山テント泊

そこで、山岳ガイドになる為の本格的な山岳知識と技術を学べる場所を探し、ヤムナスカ・マウンテンスキル・セメスターという山岳学校に出会い、入学を決めました。
この山岳学校ではカナディアンロッキーを毎日毎日登り、基礎的な山の事から、登山はもちろんレスキュー、氷河縦走等の本格的な技術まで様々な事を一から論理的に学び直す事が出来、本当に有意義な時間であったと共に、この技術と山の楽しさを沢山の他の方々にも伝えたい!やはり山のガイドになりたい!と強く思う様になりました。
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カナディアンロッキーの素晴らしい景色の中でのアイスクライミング

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カナディアンロッキー バウンダリー氷河

登山を始めるきっかけとなった立山をはじめとした日本の山々も本当に大好きでしたが、この山岳学校でひたすらカナディアンロッキーの様々な山へ登った私は、すっかりカナディアンロッキーの雄大さ、本来の野生がそのままに残っている環境、神秘的な光景等の魅力に取り憑かれ、
この素晴らしい山々の魅力を、日本の皆様にもお伝えしたい!
とヤムナスカで働く事を決意しました。
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カナダの友人達と
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カナディアンロッキー Mt.Cline 3,361m

今まで経験した事のない、想像を遥かに超える素晴らしい山旅を皆様に安心して楽しんで頂く事が、私の楽しみでもあります。
その為に、私が実際に見て聞いて感じているカナディアンロッキーの魅力やドラマを、何倍にも引き上げて皆様に伝えられる様、日々精進しています。

是非、日本とは違う美しさと壮大さと感動を持つカナディアンロッキーを見に、いらっしゃってみて下さい。
その際には皆様にとって人生で最高の山の思い出になります様、全力を尽くします!

最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。

ヤムナスカツアーズ / ハイキングガイド
服部 沙織里(ハットリ サオリ)


# by ymtours | 2019-06-19 01:34 | お知らせ | Comments(0)

板倉 由浩(イタクラ ヨシヒロ)/ ガイド紹介 2019

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全力笑顔!

皆さまこんにちは!


私は、今年からヤムナスカガイドとして働かせていただきます、板倉由浩と申します。

ヨシと呼んでください!

どうぞ宜しくお願い致します。


簡単に自己紹介致しますと、私は千葉県千葉市に生まれ育ち、27歳まで千葉市に住んでいました。前職は消防官で、特別救助隊に所属していました。

いわゆるレスキュー隊、オレンジです。


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障害突破訓練


なぜ消防官が山のガイド?

と思われた方もいるかと思いますので、少しお話いたします。


いきなりですが1つ質問です!


千葉県で一番高い山はなんでしょう?


という質問がきたらなんと答えますか?


ノコギリ山と答える方も多いかと思います。


実は、千葉県は高い山(最高峰)が全国で一番低く、愛宕山(あたごやま)と言われる航空自衛隊の防空レーダー施設が設置されている標高408mの山が最高峰なのです。低いですよね。

ちなみにノコギリ山は標高329mです。

ある意味ヤマナシ県なのです。

そんな山があまり無い県に育った私は、山に登ったことがほとんどありませんでした。


でも山が無ければ海はあります!

東京オリンピックでは千葉県はサーフィン競技が行われる程、サーフィンスポットがたくさんあります。

夏は芸能人の方も良くサーフィンしているのを見かけますし、私もサーフィンをしていました。


では、なぜ山に登った事もない私が登山を始めたかと言いますと、


2014年に起きた『御嶽山噴火災害』が大きく関係しています。


その翌年に全国の消防官が集まる、全国消防救助シンポジウムと言われる意見交換会が東京都で行われ、特別講師として日本初の国際山岳医である大城和恵先生の講義を聴講する機会がありました。その際、大城先生が【山での災害は、山に登った人にしかわからない、消防士さん山に登ってください!】という何気ない一言が私の人生を大きく変化させました。


当時、山岳地域で大災害が発生した場合、災害派遣に出動する部隊に所属していたので、翌日に登山靴を購入し、翌々日には山を登っていました。


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人生を変えた山 塔ノ岳 1,490m

実際に山を登ってみると、どうせ山なんて…

と思っていた私の前に神秘的な光や、遠くの山まで見渡せるほど清く澄み切った空間、無風、無音、人間の住んでいる世界とは別世界のような非日常的な環境がそこには存在しており、一瞬にして山の虜になってしまいました。


それからは休みがあれば山に登りたい!と思うようになり、登山開始初年度に日本の標高の高い山トップ10を登頂、テント泊、縦走なども経験することが出来ました。


翌年には海外登山に挑戦し、いつしか海外で山岳関係の仕事をしたいと考えるとともに、

山でのケガ人を減らしたいと思い、ガイドという職業を志しました。


自分が好きなことで人がケガをしたり、事故にあったら悲しい気持ちになりますよね。


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富士山 3,776m
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北岳 3,193m
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奥穂高岳 3,190m

日に日に山に対する気持ちが高揚し、人の生命に関する仕事をしていたこともあり、命の重み、大切さを実感、
一度しかない人生、自分のやりたいことをする!
と決意し、7年間務めた消防官を退職、世界でも有数の山岳地帯であるロッキーの地で挑戦したいと感じ、カナダに行くことを決めました。

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キャンモアのシンボル、スリーシスターズ
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Mt.Norpuay 2,134m
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Mt,Athabasca 3,491m



ヤムナスカマウンテンツアーズには、山岳地帯でのプロフェッショナルが数多く在籍していたため、

この場所で更なる知識と技術の向上を図りたいと考えた結果、ご縁があり、今に至りました。




初めてカナディアンロッキーを見た時の気持ちは今でも忘れられません。

雄大な光景、神秘的な湖など、自分の想像をはるかに超えて行きました。


今、こんなにも素晴らしい場所で働けていることに感謝し、大自然生み出すドラマや感動を多くの人に伝えられるよう日々勉強しています。


是非、人生を動かす感動を体験しにカナディアンロッキーへ訪れてみてください。

ここには言葉では表せない、心に残る感動がたくさんあります。


【山での感動は、山に来た人にしかわからない】


皆さん、カナディアンロッキーでお会いしましょう。

全力笑顔!でお待ちしております。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ヤムナスカマウンテンツアーズ / ハイキングガイド

板倉 由浩(イタクラ ヨシヒロ)



# by ymtours | 2019-06-15 06:20 | お知らせ | Comments(0)

スタッフトレーニング 2019 夏シーズン到来!

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皆さんこんにちはガイドの堀口です。

さあ今年も夏シーズン本番を控え、ヤムナスカ・スタッフが集結!
先日5月31日と6月1日の2日間で夏のスタッフトレーニングを行いました。

以下がトレーニングの主な内容となります。
◆1日目はクラスルームにて
「ガイド業務の大切な要素の確認」
「ツアー業務全体のブラッシュアップ」
「緊急時の通信、連絡経路の確認」
「サービスレベルの向上」
「運転業務の安全について」

◆2日目はフィールドにでて実際のガイディングを想定したトレーニング
「ACMG(カナダ山岳ガイド協会)ハイキングガイドのガイドラインと安全基準の確認」
「クライアントケア」
「ハザードの認識とリスクマネジメント」
「フィールドで起きた場合の緊急時の対応方法」

これらはヤムナスカの企業理念に基き、「安心」で「楽しい」山旅をご案内し、ガイド1人1人が高いクオリティの仕事を行う事が目的のトレーニングです。

今回のメンバーは、
キャンモアから難波、石塚、岩田、篠崎、栗原
ホワイトホースからは本山、堀口、西牟田
カルガリーからは植木、山田
バンフからは谷、森本
ペンバートンからは川島
そして、新人の板倉、服部
さらに2日目にはヤムナスカ創設期のメンバーである、レジェンドガイドの岡部氏がオブザーバーとして参加してくれました。

ガイディングシーズンが始まるとそれぞれ各地にガイドに出ることが多いため、ヤムナスカの全スタッフが揃うのはこのスタッフトレーニングを含めて1,2回程度と実は超希少な2日間なのです。

それでは総勢16名の大所帯となった2019年度のトレーニングの様子をご紹介します!

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今年は板倉と服部の2名の新人がメンバーに加わりましたが、業務の膨大な量の情報を2日間のトレーニングでカバーするのは不可能なため、2人は事前に石塚からレクチャーを受け、ヤムナスカ・イズムをみっちりと学びました。

Day1
クラスルームでのトレーニング

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ここでは各スタッフがスライドを用いて、トレーニングを行います。

そして今回はガイドそれぞれが現在研究しているテーマを持ち込み、スライドを使いシェアしました。
各スタッフのテーマは、

【難波】ヤムナスカの企業理念(Mission Statement)の説明
【石塚】プロフェッショナルに求められる資質、ガイドという仕事への向き合い方とツアー業務のフロー
【岩田】ツアーのオペレーション流れ
【本山】ツアーリーダー業務の心得
【篠崎】ギア・マネージメント
【堀口】車両のメンテナンスと安全運転講習
【谷】 ガイドのマインドセットとヒューマンファクター
【山田】ツアープレップとトリッププランニング
【川島】天候を読む力、天候のリスクマネージメントとWxサイト(天気予報プロサイト)の使い方
【栗原】クライアント・プロファイリングとグループマネージメント
【篠崎】ACMGガイドラインとフィールドワークについて

各自がそれぞれの研究テーマをシェアできることは、ガイド全体のレベルアップにつながるヤムナスカならではの組織の強みと言えます。
もちろんトレーニングを受けてそれで終わりではありません。学んだことを活かし、追求することがプロガイドです。

さらにDay1の後半では車両のメンテナンスについてのブラッシュアップを行いました。

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今年から導入したエアコンプレッサーは車両の空気圧の調整に使用します。
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運転業務は重要な業務の一部です。
車両を整備しておくこと、特性や装備を知ることがリスクマネージメントに繋がります。


Day2
フィールドでのトレーニング


2日目はフィールドでの実際のガイディングを想定したトレーニングです。
今年の舞台となったのはボウ・バレー州立公園にあるAnklebiter Ridgeです。

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地図を読める方はお分かり頂けるかと思いますが、このルートは距離は短いですがとても急で、ハイキングとしては最も難しいレベルと言えるでしょう。
実際このルートはハイキングコースではなく、一般的にはスクランブルコースとなっています。

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ハイキング出発前には地図を使い、現在の正確な場所、注意すべきポイント、ハイライトを説明。


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序盤から急登が出てきます。歩きはじめはペーシングをしっかり意識します。

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高度を上げると岩場が多くなり、安全係数を上げより高度なガイディングが求められます。


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恒例の新人によるインタープリティブ(解説)

服部はオオカミの現在の生態系について、板倉はムースの生態系について詳しく解説してくれました。
こういった地元ガイドならではのインタープリティブも、教養を深めたり、エンターテイメントとしては重要な要素です。

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徐々に高度を上げ次第にボウバレーを一望できるほどになります。


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要所では歩みを止め全員でルートの検証を行います。
ガイドの行動には必ず理由があります。そしてその理由が理に適っているものなのか。
これほど多くのガイドが揃い意見を交換できるのは非常に価値のあることです。

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ヤムナスカの全ガイドACMG(カナダ山岳ガイド協会)のガイド資格を持つか、それを目指し鍛錬しています。
そのガイドラインはとても明確ですが、プロとしてガイド同士で確認しあうことが安全につながると信じています。


実際ハイキングの場合は大抵1人、多くても2人でガイドを行います。したがって今回のようにシニア、中堅、新人のガイドが集まり、それぞれの意見や考察をシェアするのはとても貴重な時間となります。私たちは山という様々なコンディションの変化がある舞台でガイドをするため、常に向上心を持ってスキルを磨くことと、最高の準備をしてお客様を迎えることがプロのガイドとしてあるべき姿であると思っています。
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ピークにて貴重なスタッフ全員のショット!

さあ、これでヤムナスカのガイド、オフィスのスタッフも含め全員が同じページに立ちました。
今シーズンカナダにお越しの皆様、私たちは世界最高のガイディング目指し、想像を超える体験をご提供させていただきます!
沢山の方々にお会いできるのを楽しみにしています。

ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから




# by ymtours | 2019-06-13 06:42 | お知らせ | Comments(0)

初夏のカナディアンロッキーハイキング・入門編

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初夏のカナディアンロッキーの見所は?
5月、6月のカナディアンロッキーの特徴はいくつかありますが、大きな魅力は3つあります。

1つはこの時期にしか見ることが出来ない初夏の高山植物が多く、日本でも珍しい種がユッタリと観察できます。特に日本の山では高山帯でしか見ることが出来ない植物が、カナディアンロッキーでは気候や緯度の関係上、低山のハイキングで観察することが出来るのです。

2つ目は、融けたばかりの氷河湖の色が美しい!時期によって色が刻々と変わるロッキーの氷河湖。初夏の時期は青みが残り、地球の神秘を感じることが出来ます。

そして3つ目は山の景観が年間を通して一番美しいということではないでしょうか。森林限界(2200m以上)の岩峰には残雪が残り、ロッキーの山の特徴、堆積岩で成り立つ山の地層が雪のおかげでくっきりと見ることが出来る。真夏では見ることが出来ない特徴が多く詰まっているのが初夏の最大の魅力です!

さて、今回は愛知県からカナダにお住まいの娘様に会いに来たお母様とそのご姉妹の皆様をご案内させていただきました。不安定な天候の中でも十分に楽しめるコースが沢山あります。「おまかせハイキング」はその日のコンディションや、天候、お客様の趣向をお聞きし、ガイドがベストなコースを選択するコースです。

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シューティングスター
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アツモリソウ

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アツモリソウ
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朝のハイキングで少し体が冷えたので、近くのコーヒーショップで暖を取ります。
ストップサインが先住民の言語でも書かれていたので、記念に一枚。
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この日は雪が降り、気温も低かったので出来るだけ町の近くの散策をご案内。何かあっても安心ですね。
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雪が降ってくれたおかげで、動物の活動の様子も感じることが出来ました。
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午後はキャンモアの穴場へご案内。地元民でもあまり知られていない場所は、ヤムナスカガイドだからこそ出来る芸当。
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1960年からある小さな集落を歩きます。人々の生活を感じることが出来るのも旅の思い出になりますね。

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今回は2日間のガイドサービス。この日の天候はやや回復して、エメラルドレイクへ向かいます
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見えてきました、エメラルドレイク。私のお気に入りの湖で、是非皆さんにも見てもらいたいと思いご案内させていただきました。
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記念撮影
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お立ち台にてユックリと絶景と共に昼食。最高ですね!

皆様にとって、とても大切な思いで作りに一役買うことが出来て、本当に嬉しく思います!ご家族でのカナディアンロッキーのアドベンチャラスな旅はいかがでしたか?まだまだご紹介したい場所が沢山あります!また一緒に歩きたいですね。お話でもありましたように、次回は時期をづらして秋の黄葉カナディアンロッキーはいかがですか?レイクオハラも是非チャレンジしてみたいですね。
またのお越しを心よりお待ちいたしております!ありがとうございました!

ヤムナスカ・ガイド 篠崎洋昭
ガイドプロフィールはこちらから


# by ymtours | 2019-06-07 02:27 | 家族の山旅 | Comments(0)

カナディアンロッキー 夏のハイキングシーズン到来間近! 高山植物の魅力と種類を大特集します。

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皆さんこんにちは、ヤムナスカガイドの堀口です。

日本もすっかり春の気候となり、低山のハイキングへ出かけている方も多いのではないでしょうか?
私も先日出張で熊野古道を歩く機会があり、満開の桜を見ることができ日本の春を楽しむことが出来ました。
ここカナダ、ホワイトホース周辺でも長い冬が終わり、ようやくクロッカスが咲き始め春の訪れを感じております。

さて、いよいよカナディアンロッキーでも待ちに待ったハイキングのシーズンがやってきます!!
今回の記事ではここロッキーで観察できる高山植物の魅力と代表的な花を、我々ヤムナスカのスタッフが撮影した写真と共に、たっぷりとご紹介していきたいと思います。


まずカナディアンロッキーの高山植物の魅力を2つ挙げます。


カナディアンロッキーの高山植物の魅力その1
「とてつもなく広大な面積に、野生の状態の花々が存在している。」

カナディアンロッキーにある自然公園では自然が本来の姿を保ち続けるために様々なルールが作られ、厳しく管理されています。そのため、ハイキングトレイルには毎年多くのハイカーが訪れるにも関わらず、足元に咲く花々は本来の姿を維持することが出来ています。もちろん盗掘などが起こることもなく、日本では既に希少種となってしまったような非常に希少な花々が、足元にポツポツと咲いている場所も珍しくありません。

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ゆったりとハイキングしながら観察できる高山植物はもちろんすべて野生のもの


カナディアンロッキーの高山植物の魅力その2
「日本に比べ緯度が高い為、低い標高でも高山植物を観察することが出来る。」

カナディアンロッキーの中でも拠点となるバンフ、キャンモア、レイクルイーズといったエリアは、緯度が51度前後に位置します。日本で比較すると北海道よりもさらに北の樺太とほぼ同じくらいです。緯度が高いことにより森林限界も2000m~2100mと日本よりも300m~400mほど低くなり、日本では高山に自生する植物も、ロッキーでは標高1500m~2000m付近でも観察することが出来るのです。

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マウントアシニボイン州立公園
標高2000m付近の天然の花畑

それでは実際に見られる花を写真と共に見ていきましょう!
5月中旬頃から高山植物の開花シーズンとなり、ロッキーの南に位置するウォータートン・レイクス国立公園や、標高の低いジャスパー国立公園の一部では様々な種類の花を見ることができるようになります。

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英名:Venus Slipper(ヴィーナス スリッパー)
学名:Calypso Bulbosa
科:ラン科
属:ホテイラン属
種小名:ホテイラン(布袋蘭)
※種小名は日本で亜種、品種、変種として存在する場合表記

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英名:Shooting Star (シューティング スター)
学名:Dodecatheon pulchellum
科:サクラソウ科
属:Dodecatheon属
種小名:該当なし

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英名:Round leaved Orchid (ラウンド リーブド オーキッド)
学名:Orchis rotundifolia
科:ラン科
属:ハクサンチドリ属 (白山千鳥)
種小名:該当なし





6月上旬~中旬頃からは標高の高い場所での雪が解け始めることで、ほとんどのエリアでハイキングが出来るようになり、観察できる花の種類も一気に増えます! 中でも日本では北海道の礼文島と北見市の一部でしか見ることのできない希少な、アツモリソウの群生を見ることもできます。

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英名:Yellow Lady's Slipper (イエロー レディース スリッパー)
学名:Cypripedium calceolus
科:ラン科
属:アツモリソウ属
種小名:カラフトアツモリソウ(樺太敦盛草)

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英名:Franklin's Lady's Slipper (フランクリンズ レディーススリッパー)
学名:Cypripedium passerinum
科:ラン科
属:アツモリソウ属
種小名:該当なし

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英名:Mountain Lady's Slipper (マウンテン レディース スリッパー)
学名:Cypripedium montanum
科:ラン
属:アツモリソウ属
種小名:該当なし

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マウンテン レディース スリッパーは中々お目にかかれることが少ない貴重な花ですが、カナディアンロッキーでは南部のウォータートンレイクス国立公園で見ることが出来ます。

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カラフトアツモリソウはかつて日本では3株しか発見されておらず、非常に希少価値の高い花です。

こんな大きな株が到る所に!
私がご案内したお客様でも最初はこのアツモリソウの群生に大歓声が上がっていたのですが、あまりにもたくさん見ることが出来るため後半には写真も撮っていないほどでした。(笑)


6月中旬から7月上旬頃は初夏の花の最盛期を迎え、シーズンを通して一番多くの花を見ることが出来る時期になるでしょう。中でもカタクリが雪解け直後に芽吹き花を咲かせます。

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英名:Glacier Lily (グレーシャー リリー)
学名:Erythronium grandiflorum
科:ユリ科
属:カタクリ属
種小名:該当なし


そうです!カナダではグレーシャーリリーと呼ばれている花ですが、何とカナダのカタクリは黄色なんです!
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どうでしょう!この見事なカタクリの群生!もちろんこれはすべて野生のグレーシャーリリー、ここは天然の花畑となっています。
グレーシャーリリーは見ごろの時期が一年の内で10日間前後と短いのですが、この花を目当てに遠くから足を運んでくるハイカーも多いのです。

日本では秋田県仙北市西木町の「八津・鎌足かたくり群生地」や栃木県の「みかも山公園」など名所が多くありますが、バンフ国立公園内のヒーリーメドウではその姿が黄色となり、日本の群生地に負けない一面真っ黄色の景色をご覧いただけます。

それ以外にもこの初夏の時期には様々な高山植物を観察することができます。

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英名:Western Anemone (ウエスタン アネモネ)                                
学名:Anemone occidentalis                                 
科:キンポウゲ科                                 
属:イチリンソウ属                               
種小名:該当なし

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英名:Prickly Rose (プリックリー ローズ)                                 
学名:Rosa acicularis                                
科:バラ科                                 
属:バラ属                           
種小名:オオタカネバラ

こちらはアルバータ州の州花に指定されており、アルバータ州の車のナンバープレートにはこの花がデザインされています。
現地に到着したら早速チェックしてみて下さい!

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英名:Western Wood Lily (ウエスタン ウッド リリー)
学名:Lilium philadelphicum
科:ユリ科
属:ユリ属
種小名:該当なし

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英名:Western Spring Beauty (ウエスタン スプリング ビューティー)
学名:Claytonia lanceolata
科:スベリヒュ科
属:Claytonia 属
種小名:該当なし

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英名:Late Yellow Locoweed (レイト イエロー ロコウィード)
学名:Oxytropis campestris
科:マメ科
属:オヤマノエンドウ属
種小名:リシリゲンゲ(利尻紫雲英)

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英名:White Camas (ホワイト カマス)
学名:Zigadenus elegans
科:ユリ科
属:リシリソウ属(利尻草)
種小名:該当なし

日本の場合、リシリゲンゲは北海道の利尻山礼文島、リシリソウは利尻山夕張岳のみで見ることが出来る貴重な種類です。

この初夏にはヤムナスカとタッグを組む日本の山専門の旅行会社、アルパインツアー社の「初夏のカナディアンロッキー・フラワーハイキング」 が人気です。8日間のツアーでなんと約100種類以上の花に出会えることも珍しくありません。お花好きの方には非常にお勧めのツアーです。

7月中旬からは盛夏のシーズンとなり花の色や姿がガラッと変わります。
白や黄色の花が多い初夏に比べ、盛夏は様々な色の花が咲き乱れ群生地に足を踏み入れると、夢の中の世界のような感覚にとらわれるほど、沢山の花に出会うとこが出来るでしょう。

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ウェルズグレイ州立公園のフラワーハイキングにて

こんなに多くの野生の花の大群生は見事としか言いようがありません。ここはブリティッシュ・コロンビア州ので知る人ぞ知る州立公園、高山植物の宝庫です。

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ミスタヤロッジ周辺のカタクリの群生

ヤムナスカと提携しているアルパインツアー社ではミスタヤロッジに3連泊し、ゆっくりと花を観察しながら歩くことが出来ます。
7月3日出発以下のツアーであれば上のカタクリの群生が見られる可能性も高いでしょう!

このような森林限界を越えた草原エリアの花の群生地。沢山の花に囲まれてのハイキング最高の贅沢と言えるでしょう!




それではここからはカナディアンロッキーの盛夏の代表的な花を一つ一つ見ていきましょう。

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英名:Moss Campion (モス キャンピオン)
学名:Silene acaulis
科:ナデシコ科
属:マンテマ属
種小名:該当なし

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英名:Alpine Forget-Me-Not (アルパイン フォゲットミーノット)
学名:Myosotis alpestris
科:ムラサキ科
属:ワスレナグサ属
種小名:エゾムラサキ(蝦夷紫)

日本でも有名なワスレナグサ(※固有種のエゾムラサキとは微妙な違いがあります。)ですが、実は英名もFoget-Me-Notと直訳すると「私を忘れないで」となり同じ意味を持った素敵な花なのです。

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英名:Alpine Cinqfoil (アルパイン シンクフォイル)
学名:Potentilla nivea
科:バラ科属:キジムシロ属
種小名:ウラジロキンバイ(裏白金梅)

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英名:Red-flowered Columbine (レッドフラワード コロンバイン)
学名:Aquilegia formosa
科:キンポウゲ科
属:オダマキ属 (苧環)
種小名:該当なし

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英名:Common Fireweed (コモン ファイヤーウィード)
学名:Epilobium angustifolium
科:アカバナ科
属:アカバナ属
種小名:ヤナギラン (柳蘭)

日本でもおなじみのヤナギランはカナダでも多く見ることが出来ます。
実はこのこの花は森林の伐採跡や、山火事の跡を好み写真のように群生することが多く、クートニー国立公園のスタンレーグレーシャー・トレイルが有名です。

北米では毎年各地で大なり小なりの山火事が発生しています。その多くが雷が原因となっているのですが、そもそも乾燥した気候に密集した樹林帯が多いことが、火の手が回りやすい条件にもなっています。山火事と聞くとあまり良いイメージだと思いますが、山火事は年を取って酸素を出さなくなった木々を整理します。そして日の当たらない暗い森だった場所の地面に太陽が当ることにより、草花などの新しい生命が誕生しそれらを食べる動物たちが山へ戻ってくるのです。最終的には新しい森の出来上がりです。このように森の再生の役割を担っているのが山火事なのです。

ちなみにこのヤナギランはが住むユーコン準州の州花にも指定されているほど、ユーコンでも多く見ることが出来ます。

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英名:Bear Grass (ベアー グラス)
学名:Zigadenus elegans
科:ユリ科
属:クセロフィルム属
種小名:該当なし

ベアー グラスはカナディアンロッキーでも南部にある、ウォータートンレイクス国立公園に多く自生するレアな花。多くの野生動物がこの花を食料としています。前述のマウンテン レディース スリッパーもそうですが、ウォータートンレイクス国立公園は希少価値の高い花が多いのです。

次の花はカナディアンロッキーで最も有名な盛夏の花と言っても過言ではないでしょう。
「この花の名前だけでも覚えて覚えてもらいたい!」ガイドとしてはそんな風に思える花です。

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英名:Indian Paintbrush (インディアン ペイント ブラシ)
学名:Castilleja species
科:ゴマノハグサ科
属:Castilleja 属
種小名:該当なし

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インディアン ペイントブラシは、カナディアンロッキーの中でも最も色の多い花。色付くのは花弁ではなく包葉で、異種交配しやすいため中間色が生まれやすく分類が困難となっています。他の植物の根に自分の根を寄生して栄養を取ることでも知られています。Paintbrushは絵筆という意味で、カラフルな絵の具が花の先端に付いたことを見立てています。


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非常に珍しい白いインディアン ペイント ブラシ
お気に入りの色を探してみるのもこの花の魅力です。


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実は上の写真はウエスタン アネモネの花が終わり綿毛になった姿なのです。オキナグサのように密集した毛の玉のようになり、こちらではその容姿から「ヒッピーヘッド」という俗名が付いています。

もちろんここで紹介した高山植物はほんの一部に過ぎません。
日本では有名な花の名所や群生地になると人が多く、ゆっくりと観察することは難しい場合もあるかもしれませんが、冒頭でも触れたとおりカナディアンロッキーはとにかく広いエリアで花を観察することが出来ます。
そのため、ゆったりとハイキングしながら花を撮影したり観察することが出来ますので、実際に足を運んで是非ご自身の目でその景色をご堪能ください!


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真剣ですね(笑)。こんな風にゆっくりと人の目を気にすることなく撮影にも力を入れることが出来るのが、フラワーハイキングの魅力と言えるでしょう。

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お花好きの皆様、弊社ヤムナスカのガイドと一緒に沢山の高山植物を見に行きませんか!?
皆さんのお越しをお待ちしてます!

堀口慎太郎

ヤムナスカの日帰りハイキングでは花の開花状況に合わせて、ガイドがコースを選定しご案内することが可能です。↓↓


# by ymtours | 2019-05-11 06:14 | お知らせ | Comments(0)