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マウンテンゴートとは?ユーコン動物保護区

本日は11月も最後の日となりました。
ホワイトホースの厳しい寒さはまだ到来していません。

本日はマイナス4度のポカポカ日和の中、ユーコン動物保護区へのツアーとなりました。
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今回はなんと現在保護区にいる全種類(14種)の動物を見ることができました〜!

その中でも今日は、とても興味深いある動物の生態系についてちょいと覗いてみましょう。
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その名も『マウンテン・ゴート』
真っ白な長い毛を纏った『シロイワヤギ』です。
名前の中には「ヤギ」と入っているのですが、実は私ウシ科なのです…

日本の山岳地帯に生息するカモシカの仲間なのです。
顔を近くで見るとどことなくカモシカに似ています。
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「マウンテン・ゴート」ということもあり、カナディアンロッキーでも生息しています。

「ようこそ、あなたはどうやってここまで登ってくるんだい?」と言わんばかりの顔つきで、岸壁の上から下の様子を覗いてきます。

マウンテンゴートはプロ級のロッククライマーとして知られています。

なぜマウンテンゴートは皆に認められるロッククライマーになったのでしょうか?
その凄さの秘密は蹄(ヒヅメ)にあったのです。

一本の足に2枚の爪があり、V字型に並んでいるのです。
①蹄の真ん中部分は柔らかく柔軟性があり、クライミングシューズのように滑り止めとしての役割を果たしています。
②そしてもう一つ、ヒヅメの周りが硬くコーティングされているのです。
この硬い部分は岩の角を挟みこむことができるのです。

この二つを兼ねろ萎えていることが、プロクライマーとして生き続ている秘訣なのです!
(世の中のクライマーはこのヒヅメが欲しくて仕方ないのでは?笑)

野生のマウンテンゴートに出会えるチャンスはそう多くないので、一度垂直の岩場を軽々と登る勇士を見たい方は、是非ユーコン動物保護区に来てみてください。

私たちヤムナスカのガイドが一つ一つの動物の生態系について詳しく説明いたします!

では、ホワイトホースでお会いしましょう!

今回ご参加いただいた、長谷川様御一行と福島様ご家族、本日はありがとうございました。
ポカポカ太陽を浴びながらのお散歩も楽しんでいただけていれば嬉しいです。
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次回はまた季節を変えて、秋の紅葉を歩くツアーに是非ご参加ください。


ヤムナスカ・ガイド西牟田 春陽 (にしむた はるひ)
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by ymtours | 2019-11-30 13:44 | オーロラの旅 | Comments(0)

大自然の中にゴールドラッシュあり ディスカバー・ホワイトホース極北体感!

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こんにちは!ガイドの堀口です。
ユーコン冬のオーロラツアーが始まり、続々とお客様が北の地にいらっしゃっています!

今回は松原様ご夫婦がご参加されたデイツアーの「ディスカバー・ホワイトホース」の様子をご紹介!

まずはユーコンの歴史や地理をご説明するため、に上記の写真にもあるホワイトホースのビジターセンターをご案内。
ユーコンを知る上で一番重要な歴史は「ゴールド・ラッシュ」
今から約120年前に起こったこの出来事は、現在のホワイトホースの街並みにもその面影をあちこちに見る事ができます。

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ホワイトホースのシンボルSSクロンダイク号

例えばこの船はまさにゴールドラッシュ時代に活躍したものですが、現在は国定史跡としてカナダの国立公園局によって管理、保護されています。

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SSクロンダイク号が航行したユーコン 川

そして、ユーコンといえば手付かずの大自然というイメージが強いと思いますが、「ユーコン 川」といえば名前だけでも聞いた事がある方が多いのでは!?

そうです!

この川はカヌーの聖地なんですよね。

そしてゴールドラッシュが起こったドーソンシティまで、続くこの川を利用してスタンピーダーと呼ばれるパイオニア達は一攫千金を目指したものです。

ちなみにカヌーが盛んなのはもちろん『夏』です。。

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ホワイトホース郊外にあるフィッシュレイク

現在はカルフォルニア州にお住まいのご夫婦、お二人ともご出身は九州という事でこのような景色は日常的ではないため、凍結した湖の上でとても喜んでいただきました。

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ダウンタウン人気のカフェ「ベイクドカフェ」

少し外ではしゃぎ過ぎて体が冷えちゃいましたので、少しカフェで温かい飲みもので一息つきました。

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地ビール工場「Yukon Brewing」

ビール好きのお二人。

工場で飲むフレッシュなビールをテイスティング。

ここにはオシャレなグッズも販売しているんですよ。
お二人はオリジナルグラスを購入されました。

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ホワイトホースダウンタウンが一望できる高台にて

最後はマジックアワーになりちょっと素敵な風景も見る事ができました。
緯度が61度もあるホワイトホースでは太陽がゆっくりと傾いていくため、黄昏時が長くこのような風景に出会いやすいのも特徴です。

お二人にはたっぷりとホワイトホースを体感していただきました!

是非またカナダに遊びにいらしてくださいね!

この度はディスカバー・ホワイトホースへのご参加誠にありがとうございました。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
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by ymtours | 2019-11-28 16:43 | オーロラの旅 | Comments(0)

【ヤムナスカガイド】2020年夏シーズンのハイキングガイドを募集! 

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皆さんこんにちは、ガイドの堀口です。

突然ですが、
「ガイドという仕事に興味を持ったことはありますか?」

ヤムナスカでは2020年夏シーズンのハイキングガイドを求人・募集をしています。

本記事では、我々ヤムナスカのハイキングガイドの仕事の魅力や、ガイドに求められる資質について語ってみようと思います。
さらに今回はヤムナスカガイド2年目を終えた西牟田へ、ガイド業の魅力についてインタビューもしてみました。


ハイキングガイドの魅力とは?

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この職業に興味を持つ多くの人は、自然の中で遊び、過ごすことが好きな「アウトドア派」だと思います。好きな自然の中で仕事が出来る事は、山のガイド業の最も大きな魅力ではないでしょうか。そして、自分がガイドをすることでお客様へ新しい価値観や驚きを伝え、雄大な大自然の体験を心から楽しんでいただくこと。これこそがハイキングガイドの醍醐味と言えるでしょう。



カナダでガイドするということ。


英語で「Wilderness」という言葉がありますが、日本語では「手付かずの自然」や「原生自然」を意味します。世界第2位の面積を誇るカナダには圧倒的な「Wildernees」が圧倒的なスケールで広がり、一度足を踏み入れると辺りの山や木々、湖などの自然と自分が同化するような感覚を味わうことができるんです。こんな北米ならではの広大なスケールの自然でガイドをするのは、いつになってもワクワクします。




ハイキングガイドに求められる資質とは?


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「自然を愛する気持ち」

自然を愛するとはどんな事でしょうか? エコを考え環境を保護するという事は分かり易いですが、他にはどんな表現があるのでしょうか。ガイドはそれぞれが思う自然を愛する気持ちを持っています。経験によってその形は変わっていくのだと思いますが、まずは「自然と真っ直ぐに向き合う」という事が第一歩かもしれません。


「向上心がある事」

自分の仕事をより良いものにしたいと思う気持ちは大切です。実際のハイキングガイドの現場では山のスキル以外に、多岐に渡る分野の技術が求められます。その中でも自分の得意とするところと苦手なところに向き合い、技術を磨きながら自分の理想とするガイド像へ向かうモチベーションが必要です。


「本質を見抜く能力」

物事の本質とは何か? 仕事にはある程度の決められたマニュアルやルールが必要です。しかし、マニュアルやルールに縛られると考える力が失われ、想定外のイレギュラーなケースに対応が出来なくなるものです。自然を舞台とする山のガイド業は予定調和にいかず、刻々と環境が変化する中での出来事は、時に大きく想像を超えてくるものです。ガイドにはどのような状況でも的確な判断が求められるため、本質に従った判断基準を持たなくてはなりません。


「コミュニケーション能力」

これはどんな職場に置いても大切な能力ですが、安全確保が重要な現場においては尚更です。お客様とのコミュニケーション、ガイド仲間とのコミュニケーション、地元のハイカーや住民とのコミュニケーションをとり、良い人間界を構築することが大切です。困ったときに自分で考えることも大切ですが、周囲の人との連携から最良の方法を見つけるが重要ですね。


「よく遊ぶこと」

ハイキング、スキー、クライミング、バイク、キャンプなどなど。幸運なことに我々が暮らすカナダでは、身近に無数のアウトドア・アクティビティーが溢れています。自分が心から楽しんで遊ぶことで、お客様を楽しませる事ができると信じています。


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ヤムナスカガイドとして働くこと



ヤムナスカでガイドになる為にはいくつかの資格をクリアする必要がありますが、ここでは我々が「ヤムナスカガイド」というものについて、どのように向き合っているかをお話ししたいと思います。

(※資格についての詳細はヤムナスカのホームページ「ガイドになるためには?」をご覧下さい。)


ヤムナスカのスタッフに共通して言えることは、ガイドという仕事を「天職」であると思っていることでしょう。


では、天職とはどのような仕事でしょうか? 私が思うに「自分がこの仕事をするために生まれてきた。」と実感できるものではないでしょうか。誰になんと言われようと、自分がやりたいと思えるもの。そして、その仕事を通して自分と人に喜びを与えられるもの。そんな仕事が天職だと思います。



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ヤムナスカガイドはそれぞれ個性の強い人間の集まりですが、ヤムナスカのガイドであることに誇りを持ち、理念に基づいた共通の意識を持って働いています。その為、「仲間意識」というものは強く持っていると言えるでしょう。チームだからこそ発揮できる力は必ずあり、それを体感できるからこそ仲間を大切にする気持ちが強くなります。



それでは最後に今シーズンからユーコンが拠点となったガイド、西牟田春陽へのインタビューの内容をご覧ください。


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堀口

「春陽が思うガイドの魅力って?」


西牟田

達成感を感じられることだと思います。」


堀口

「達成感?」


西牟田

「はい、私は14歳の頃初めてカナダでハイキングツアーに参加しました。その時はゲストだったのが、今はガイドとしてお客様と一緒に歩き、皆さんがが喜んでいる姿を見ることで達成感を得ることが出来るんです。」


堀口

「なるほどね。それはゲストとして参加した経験が活きているんだろうね。自分が感じた事を共有できることは嬉しいよね。」

「では、春陽が感じるガイドに求められる資質とは?」


西牟田

「そうですね。いろいろあると思いますが、私の場合は健康管理ができる事エンターテイナーであること車の運転が苦ではないこと。ですかね。」


堀口

「ふむふむ。確かに体が資本の仕事だから健康管理は大事だよね。エンターテイナーについても、ここで一発盛り上げたい!というタイミングはあるよね。グループの士気を上げるという意味でも必要なテクニックとも言えるかもしれないね。車の運転については?」


西牟田

「運転はガイドの仕事の割合として大きいので、運転が苦手だったりするのは大変なんじゃないかなと思うんです。」


堀口

「特にカナダは広いからね。一日に数百キロ走ることもザラにあるもんね。運転に関しては、きちんとした点検を行う、時間に余裕を持つ、そしてお客さんが乗っていたとしても疲れたらしっかりと休息をとること。これは大事だね。」

「ではヤムナスカのガイドって春陽にとってどんなイメージかな?」


西牟田

「みんな仲間意識がとても強い。そして、全員が仕事に対するモチベーションが高いです。これは本当にヤムナスカのガイドになって良かったと思えることですね。みんなの意識が高いから自分も頑張らなきゃと思えるし、チーム一丸となって高みを目指しているという感じがすごく好きです。」


堀口

「これはチームの強みとも言えるよね。逆にチームであるからには1+1=2ではダメで、それぞれの良さを引き出して何倍にもできる力があるからね。」

「では最後に、ズバリ、カナダの自然の魅力とは!?」


西牟田

「ズバリ、自由であること。です!」


堀口

「お!来た来た!」


西牟田

「広大なカナダの自然では、山の中に入るとほとんど人に出会わないんです。人が大勢いるとどうしてもマナーを守れない人が出てくるから、自然を保護するためにはある程度のルールが必要になってきてしまいます。そのルールが少ないのがカナダの良さじゃないかなと思います。自然の中で自由に過ごせるというか。でもだからと言ってなんでも許されるわけじゃない。ずっと自由で過ごせるために、自然を守る為に私達ガイドが出来る努力があるんじゃないかなと思います。」


堀口

「その通りだね。北米ならではとも言えるかもしれないけど、自分達だけが良いだけじゃダメだからね。この自然は後世に引き継いでいかないとね。」

「今日はありがとうございました。またよろしくです!」


西牟田

「ありがとうございました!また呼んでください。」


って隣に座ってるんですけどね(笑)


さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。

ヤムナスカでは熱意のある仲間を募集しています。


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経験が重要視される世界だと思うかもしれません。しかし、もっと大切なことはガイドという仕事に対する情熱や資質です。


山のガイド業を天職と感じる方、カナダを舞台に私たちと一緒に働きませんか?


2020年の夏シーズンは、ビザ(ワーホリ、就労ビザ)を所持した方を対象として、ハイキングガイドのポジションを募集しています。

詳しくは下記の募集要項をご覧ください。



2020年ハイキングガイド募集要項


自然を愛する方からのお便りを待っています!



ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
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by ymtours | 2019-11-27 07:01 | お知らせ | Comments(0)

2019-2020年度 オーロラシーズン開幕!スタッフトレーニングの様子をご紹介。

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皆さんこんにちはヤムナスカ・ユーコン・スタッフの堀口です。
11月に入りいよいよ冬のオーロラシーズン到来!
ヤムナスカでも2019年~2020年のオーロラシーズンがスタートしました。

それに先立ちヤムナスカ・ユーコンスタッフの本山西牟田と私堀口の3名でスタッフトレーニングを行いましたので、今回はその様子をご紹介します。

トレーニングの主な内容は、
・冬季におけるガイディングに関わるオペレーションの確認
・極寒時の車両の使用と冬装備の確認。また安全運転に関する情報の共有
・緊急時の対応の確認
となります。
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左から本山、西牟田、堀口

ヤムナスカの1年を大きく2つに分けると夏のハイキングと、冬のオーロラという2つの異なるオペレーションがあります。
そのためそのシーズン初めに夏はロッキー、冬はユーコンにてスタッフトレーニングを行います。
トレーニングの目的として、
「オペレーションの意味と目的を理解すること」
「常にガイド技術を磨き安全で安心できるガイディングを行うこと」
「一人一人のお客様の思いを感じ最高の体験をしていただく」
これら全員でシェアすることでヤムナスカのガイドがあるべき方向性を再確認し、それぞれのガイディングにそれを活かすことが重要と考えています。

ヤムナスカにはガイドマニュアルというものがありません。そのためガイドには現場で状況に応じた対応が求められます。もちろん社内での業務をスムーズに行うために決められたシステムはありますが、ガイド1人1人が本質を考えることが出来る環境づくりを目指しています。

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オフィス内ではスライドを使用してのトレーニング

さて、午前中はオフィスにて業務全体の確認を行いました。
今年からは新メンバーである西牟田が新しくユーコンスタッフに加わりました!
そのため、本山、私堀口も初心に戻りガイド業務の流れと緊急時の対応の流れをしっかりとカバーしました。

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車輪止めの使用方法を確認

午後は外に出て主に安全運転に関するトレーニングを重点的に行いました。

夏と冬では路面のコンディションが異なるだけでありません。
冬の厳しい環境下では、
 車両に搭載する装備
 毎日の点検
 定期的なメンテナンス
 冬道の運転
など、運転業務の多いガイディングでは車両の事を理解し、安全係数を高めることが非常に重要と考えています。

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これが何かわかる人は極北通ですね。

上の写真は車両のグリル部分からケーブルが出ていますね。
これを接続することで、エンジン、バッテリー、オイルパン(エンジンオイルを溜めておくパーツ)を温めることが出来るのです。
冬季は低温の状態でこれを怠ると、エンジンに負担がかかるだけでなく場合によってはエンジンがかからないこともしばしばあります。
これは極寒地使用となります。お客さんにも「これなんですか?」とよく聞かれます。ガイドあるあると言ってもいいでしょう。

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グリルカバーの設置完了

これも日本にはないと思いますが、フロントグリルの網の部分を全体的に覆います。通常冷却するために網になっているのですが、あえてこれを塞ぐのはいわゆる「冷え過ぎ」を防止するためです。冷えすぎることが良くないという事は私もユーコンで初めて知りました。

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冬タイヤの確認

冬季はもちろん冬タイヤへ交換するのですが、アスファルトが少ないユーコンはスパイクタイヤの着用が認められています。
これは州によって異なりますが、スタッドレスとスパイクタイヤではグリップ力が大きく異なります。

車両に関してはこのほかにも、ガイドそれぞれが冬道で運転するうえでの注意すべきことのシェア。ガイディングで走行することが多い場所での注意事項を共有しました。

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ユーコン・ワイルドライフ・プリザーブのスタッフ

最後に、これは別日に行われたものですが、デイツアーの「ミート・ザ・ワイルド」で利用するユーコン・ワイルドライフ・プリザーブでもトレーニングが行われました。
上の写真は毎年トレーニングを担当してくれるリンジーさん。

ここでは動物が多くいる施設内でガイディングを任せられている為、安全にツアーを行うために半年に一度トレーニングに参加します。

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マスコックスとは?後ろにシルエットがぼんやりと見えますが。。

それ以外にも施設内の新しい動物のアップデートや施設の歴史や基本的な情報のシェアを行いました。


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ことしはこんなオーロラが沢山出ることを願います!

さあ、これで今シーズンの準備が完了です!
今年も沢山の方々に感動のオーロラ体験をしていただけるよう、我々現地のガイドが心こめてご案内します。
それでは皆様のお越しをお待ちしています!


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
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by ymtours | 2019-11-26 10:21 | お知らせ | Comments(0)

愛と幸せ一杯のスノーハイク 

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ヤムナスカガイドの山田です。ハッピーハネムーン中の辻本ご夫婦を初冬のスノーハイクへとご案内致しました。えっ?11月にカナディアンロッキーでハイキング可能なんですか?というご意見をよく頂きますが、冬山用のウェアと行きたい気持ちがあればファーストステップはクリアーです。そこから先は、当日の天候、現地のコンディション、雪崩の危険のないトレイルを事前に調べることが重要です。その部分は私たちヤムナスカガイドにお任せ下さい!!

今回は健脚のご夫婦、雪も少ない、大展望が望めるトレイルという条件のもとヤムナスカショルダーをチョイスさせて頂きました。カナダ到着二日目にも関わらず、お二人のテンションはマックスです。
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ヤムナスカは先住民の言葉で一枚岩。地元のクライマーに人気のクライミングエリアでもあります。
インタープリティブを交えながらハイキングを進めていきます。
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日当たりが良いトレイル、人が良く歩いているトレイルは雪が溶け、
それが固まることによってとても滑りやすくなるので要注意!!
今回は軽アイゼンを装着し、安全にハイキングを楽しんで頂きました。
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お二人が熱心に撮影している動物。
働き者の赤リスです。彼らは冬眠をせず、冬もせっせと食糧を集めています。
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青空に映えるヤムナスカ山。
あの岩壁の基部に向かっていきます。
日本とは違うロッキーの山容を堪能して頂きます。
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トレイルの終盤はカルガリー方面の大平原の景色を眺めながら歩いて行きます。
滑りやすいトレイルにも大分慣れてきた様子。木々に光が差し込み、最高に気持ちの良いハイクでしたね。
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ショルダーに到着し、ヤムナスカの裏側が見えてきました。
見渡す限りロッキー山脈が続いています。
ご主人が指差すはヤムナスカ山頂へ続くトレイル。
ここから先はスクランブルと呼ばれる、ロッククライミングの領域になります。
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本日の目的地であるヤムナスカショルダーに到着です。
絶景を楽しみながらランチタイムとしました。
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夏の時期はサンドイッチやおにぎりが多いですが、冬は定番のカップラーメン?
私はローカル人間なのでマフィンで簡単に済ませましたが、香りだけ美味しく頂きました。あざっす!!笑
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名残惜しくも下山の時間。アスペンの木々は葉がなくとも美しい。
このトレイルは春には新緑、秋には黄葉が四季に合わせて楽しめるトレイルなのでお勧めです。
奥様の笑顔もあざっす!!
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テンションが上がって「ひょっこりはん」も登場しました。
でも実はお二人の後ろにカナディアンの二人もひょっこりはんしてました。
見つけられるかな?


おまけのグラッシーレイク
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二人が健脚すぎたので、キャンモアにあるグラッシーレイクにもご案内しました。
段々と湖も凍り始める時期ですが、ここはまだ美しいエメラルドグリーンの色を見せてくれました。
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まだまだ元気一杯のお二人。
旅の最後はブーツスケーティングを楽しんでフィニッシュ!!

お二人の大切なお時間にご一緒させて頂くことができ、とても光栄でした。
残りのカナダ滞在も素晴らしいものとなりますように。
末永いお二人の幸せとまたロッキーでお会いできることをヤムナスカ一同心より願っています。
この度はヤムナスカを選んで頂き誠にありがとうございました。


ヤムナスカ・ガイド山田 利行 (やまだ としゆき)
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by ymtours | 2019-11-17 02:47 | ふたりの山旅 | Comments(0)

ホワイトホースの初冬大満喫、6泊7日イン・オンザレイクで親子オーロラの旅

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皆さんこんにちは。ヤムナスカ・ガイドの堀口です。

11月に入り19~20年度の新たな冬のオーロラシーズンがスタートしました!
そしてシーズン一発目のお客様はお2人でT様の親子。お2人を私堀口が、ツアーを通してガイドしたのでその様子をご覧ください!

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ディスカバー・ホワイトホース参加中に偶然遭遇したハクトウワシ

今回お二人が参加したツアーは豪華ロッジ・インオンザレイクツアー。
ロッジはホワイトホース郊外に立地するため、夜のオーロラ鑑賞は自身のペースに合わせてできるのが魅力。
そのため、ガイドがロッジへの送迎、チェックイン時にオーロラ鑑賞のレクチャーとカメラでの撮影方法をじっくりとご説明します。
オーロラ鑑賞が初めての方でもご安心です!

さて、今回のT様の現地ホワイトホースでの行程は、
Day 1 ホワイトホースご到着、ロッジチェックイン
Day 2 デイツアー・ディスカバー・ホワイトホースご参加
Day 3 デイツアー・ミート・ザ・ワイルドご参加
Day 4 デイツアー・ネイチャー・ウォークご参加
Day 5 終日自由行動
Day 6 デイツアー・ドッグ・マッシングご参加
Day 7 ロッジチェックアウト、ホワイトホースご出発
以上の全6泊7日でホワイトホースの滞在を思いっきり満喫していただきました!

さて、それでは初日の様子からご覧ください。

Day 1

まず、空港到着後はスーパーに立ち寄りお買いものタイム。

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左から、ケチャップ味のポテトチップス(※カナダ限定!)、
エルクのジャーキー、バイソンのジャーキー、ホワイトホース名物の大釜で作ったポップコーン

ロッジ周辺は大自然に囲まれて買い物できる場所などが無いため、初日にスーパーにてオーロラ鑑賞中のスナックや嗜好品等を購入する時間をとっていただきます。
深夜に到着する便でホワイトホースに来る方は、スーパーが閉店してしまうため事前に日本で購入することをお勧めします!

しかしT様はかなりイカしたチョイスですね!
気になる方は是非現地でチェックしてみてください。
「ポップコーンなんてどこで買ったも同じでしょ。」と思うかもしれませんが、だまされたと思って食べてみてください。(笑)

スーパーでの買い物の後はロッジまで向かいます。
片道約55kmの道のりはハイウェイで信号も無いため、路面の状況が良ければ約45分で到着します。

ロッジ到着後はガイドがロッジ館内をスルーして、施設の使い方や緊急時の対応など滞在中の利用方法に関して説明します。

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ロッジ夕食時の風景

ロッジの夕食は毎晩7時から。
上の写真のようにロッジに滞在されている他のお客さんと一緒にディナーを食べていただきます。

飛行機の到着時間にもよりますが、夕食前にオーロラの鑑賞方法とカメラでの撮影方法のご説明をしっかりと行います。
このときカメラのマニュアルがあると便利です!また、事前に下記のページでおさらいするとより理解が深まります。
オーロラ完全ガイド カメラの設定方法と撮影の手順
これで初日の行程は終了となり、夕食の後は少し仮眠したり休憩しオーロラ鑑賞へと臨みます。

【Day 2】
2日目はディスカバー・ホワイトホースにご参加していただきました。

ホワイトホースの歴史や地理などを説明し、市内の名所を巡りながらの観光スポットを巡ります。

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凍結したフィッシュレイク

11月前半のこの時期はロッジ前のマーシュレイクは凍結しませんが、少し標高の高いここフィッシュレイクは凍結していました。
今回は、この様なユーコンならではの大自然が味わえる場所にご案内したり。

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Yukon Brewing 内にてビールを選定中

ビール好きのお2人にはユーコンの地ビール店Yukon Brewingへご案内。
色々と試飲されて、数種類のビールを購入されました。

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受賞しています!

ちなみにYukon Redという銘柄は2009年のカナダの Beer of the Year にも選ばれています。
是非トライしていただきたい一品です!

そのほかビジターセンターにご案内したり、メインストリートのギフトショップにご案内することもあります。


【Day 3】
3日目はデイツアーの、ミート・ザ・ワイルドへご案内。

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オスのミュールディアー

ここでは極北カナダに生息する野生動物が飼育されています。
冬は車両で移動しながら動物の生息エリアで下車、ガイドが各動物について解説します。

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とても人懐っこいムースのメスはずっとついてくるんです。

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やっぱり大人気オスのムース。
この時期はまだ角が落ちず、立派な姿を見ることが出来ます。

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極北を代表する動物マスコックス

日本語ではジャコウウシと呼ばれる珍しい動物です。極端に寒い地域に生息する彼らの毛皮は非常に保温効果に優れており、抜け落ちた毛を拾い集めてできた毛糸はキヴィアックと呼ばれる高級品です。素材は非常に軽く暖かく良い手触りです。T様のお二人は興味津々で、ホワイトホース市内の毛糸ショップで実物もチェックされておりました。値段はニット帽が一つ作れる分の毛糸で$120ほどしていました。誰か手編みのキヴィアックの帽子待ってまーす!(笑)

この後、動物をじっくり見学した後は隣接するタキーニ温泉で冷えた体を温めていただきました。


【Day 4】
4日目はネイチャー・ウォークにご参加。

T様お2人の旅は自然系のものが多く、旅先ではこの手のツアーに参加されることが多く、お母様はハイキングやトレッキングもお好きだとの事。

この日は森とユーコン川の景観が美しく、ゴールドラッシュ時代の名残を見学することが出来る「キャニオン・シティ」へご案内。

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美しく輝くユーコン川

ユーコン川は氷河の溶け水も少し流入しているため、日の角度や見る場所等の条件が良ければこのような美しい色が出るのです。
この日はとても天気がよく良い条件が整いました!

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約100年前の瓦礫
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ゴールドラッシュ時代に使用されていたトラムウェイの再現(トロッコ)

実はこのあたりはゴールドラッシュ時代小さなコミュニティが存在しており、キャニオン・シティと呼ばれる場所だったのです。キャニオン・シティはユーコン川沿いにあり、ここまで川を下ってきた人々の宿場の役割を果たしていました。そしてこの下流はマイルズ・キャニオンと呼ばれる急流があったため、経験値の少ない漕ぎ手は陸路で移動する必要があり、上の写真のようなトラムウェイが使用されていたのです。

この日は本当に天気がよくとても気持ちよく歩くことが出来ました。


Day 5】
5日目は自由行動としていただき、ロッジでゆっくりと休んでいただきました。

と思っていたのですが、後で聞くとロッジ周辺のトレイルをガッツリ歩いたようです。
流石ですね!疲れ知らずのお2人です。


【Day 6】
6日目は最後のデイツアー、ドッグ・マッシング(犬ぞり)へのご参加です。
実はこの日は積雪が少ないためソリではなく、犬たちはバギーを引いてのアクティビティとなりました。

ユーコンは犬ぞり発祥の地、冬の本番を控え積雪がない時期もバギーでトレーニングを積み鍛えているのです。
お2人は大のイヌ好きでとても楽しんでいただけたようです。

ドッグ・マッシングは基本的にヤムナスカのガイドが同行することはありませんが、ロッジからの送迎時にソリの操縦方法などをしっかりと説明させていただくので安心です。


【Day 7】
あっと言う間に最終日となりました。

T様のお2人は夕方の出発の便でこの後はバンクーバーにご滞在予定。
11時にロッジをチェックアウトして、フライトまでの時間は市内でショッピングを楽しんでいただきました。
ショッピング中はヤムナスカでスーツケースなどを預かり、フライト時間に合わせてガイドと待ち合わせ。最後は空港まで送迎してお別れとなりました。

ところで、「肝心のオーロラはどうだったの?」

という声が聞こえてきそうですが、3日目と4日目にオーロラを見ることが出来ました
後でお話を伺うと、連日5時頃まで粘ってオーロラ鑑賞を行ったとの事。
実際3日目のオーロラは4時頃に鑑賞できたとの事だったので、やはりロッジ滞在型の利点が出たと言えるでしょう。

さて、6泊7日間のインオンザレイクご滞在は満喫していただけたでしょうか。
自然風景がお好きなお2人には、別の季節や、カナディアンロッキーもお勧めです。
また、是非カナダに遊びにいらして下さい!

この度はヤムナスカのツアーをご利用いただき誠にありがとうございました!

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-11-12 07:41 | オーロラの旅 | Comments(0)

現地在住のプロガイドが答える、いつかオーロラを見に行きたい人に良くある3つの疑問。

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世界中のオーロラファンのみなさんこんにちは!
オーロラ完全ガイド制作スタッフ兼オーロラガイドの堀口慎太郎です。

私がオーロラに初めて興味を持ったきっかけは、テレビ番組のオーロラ特集を見たことでした。それ以来「人生で一度はオーロラが見たい!」と夢見るようになり、Web上にあるオーロラの写真を勝手にダウンロードしては、デスクトップの壁紙にしていたほどです。そんな私ですが、 まさかオーロラ鑑賞が仕事となり、極北ユーコンに住むことになるとは、そのときは夢にも思いませんでしたね。

きっと世の中には、かつての私と同じように「いつかはオーロラを見に行きたい!」という秘めた思いを心に抱いている方も多くいるのではないでしょうか!?

そこで今回は、これからオーロラを見たいと思っている人に良くある3つの質問にお答えしたいと思います。それは、

1「どこに見に行けばいいの?」

2「いつ見に行けばいいの?」

3「どれくらいの確率で見れるの?」

まさにオーロラ鑑賞3大質問ですね。

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そもそもオーロラとは?
本題に入る前に少しおさらいをしておきましょう。
オーロラ発生の流れを簡単に説明すると以下になります。

1.太陽からプラズマという電子が宇宙空間に向けて発せられ、地球へ向かって来る。
2.地球には磁場の盾があり、プラズマはその盾に跳ね返されて地球の裏側へ回り込む。
3.地球の裏側に溜まったプラズマは、地球の磁極(極北、極南)に流れ込み地球に侵入する。
4.地球上空に侵入したプラズマは、窒素や酸素の原子と衝突し発光する。
5.この発光現象こそがオーロラである。

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どうでしょうか?? 全然簡単ではないですね.... 発生の仕組みを説明しようとすると、どうしても難しい単語が登場してしまうのです。

ですので、ここで理解してもらいたいのは、ズバリこれだけ!

「オーロラとは、太陽からやってくるエネルギーが地球上空の原子と衝突し、発光する神秘的な現象である。」

です。
あれ?ズバリじゃない??

もっと詳しくオーロラの仕組みを知りたいという方は、下記のオーロラ完全ガイドへGo!

さてここからが本題です!



オーロラはどこへ見に行くのが良いのか?
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オーロラ は漠然と北の方の国へ見に行くというイメージがあると思いますが、たしかに極北(北半球の場合)で発生することは間違いではありません。

オーロラは緯度60度から70度ほどの範囲に出現し、このエリアをオーロラベルトと呼びます。そして、このオーロラベルトにある有名なエリアが、オーロラ3大鑑賞地として有名なカナダ、アラスカ、北欧です。多くの人がこの3つのエリアで迷うのではないでしょうか?


カナダ、アラスカ、北欧の3大鑑賞地を比較してみましょう。

どは、この中ではどのエリアが良いのでしょうか?

実際のところ、凄いオーロラを見たいなら絶対にここ!という決定的な違いはありません。

しかし、それぞれのエリアには明確な特徴の違いがあり、自分にとってべストなエリアを考える材料となります。


【カナダ】
なんといっても雄大な大自然と晴天率の高さが魅力

森と湖に囲まれ、手つかずの大自然が今でも多く残る国です。治安が良くクリーンなイメージもあり、世界屈指のオーロラ鑑賞地として有名ですね。カナダの中でも特に有名なオーロラ都市は、ユーコン準州「ホワイトホース」と、ノースウエスト準州「イエローナイフ」。どちらも極北に位置しています。

どちらのエリアも人口密度が極端に低く、人工的な光が少ないために、オーロラ鑑賞に適したロケーションが多くあります。冬は北極から入ってくる寒気の影響で気温が低くなることもしばしばありますが、その反面、内陸性の気候により非常に晴天率が高いのが最大の魅力です。「何が何でもオーロラが観たい!」という方、寒さが苦にならないならベストなエリアではないでしょうか。

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イエローナイフとホワイトホースはどちらが良いの?

それはもちろん、私の住むホワイトホースです。(笑)

というのは冗談ですが、どちらも晴天率が高く、オーロラ鑑賞だけを見ればどちらも非常に素晴らしい場所ですよ。しかし、ホワイトホース、ユーコンの魅力を説明させてもらいますと、なんといっても広大な手つかずの大自然、山岳風景とオーロラのコラボと言えますね。大自然があり、日中のアクティビティーが豊富なことも大きいです。

近年ではカメラの進化に伴い幅広い層の方が訪れ、「映え」を狙い人気のエリアとなっています。郊外にはロッジなどの宿泊施設も多くあるため、プライベートでゆっくりと過ごしながらオーロラを鑑賞したいという人にお勧めです。また、ホワイトホースは驚異のオーロラ鑑賞率を誇るイヌビックのゲートシティーでもあります。


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【アラスカ】
日本から近く、交通が便利

アラスカはカナダのユーコン準州と隣接しており、ユーコンと同じく大自然に囲まれたエリア。アラスカ大学フェアバンクス校ではオーロラの研究施設があり、世界のオーロラ先端都市と言えるでしょう。フェアバンクスから車で約一時間の距離にあるチナ温泉は、人気のオーロラ鑑賞スポットの一つですね。カナダのイエローナイフと同じように大型のグループツアーが多い印象ですが、近年はロッジ滞在型のツアーもあるようです。冬季は成田~フェアバンクスの直行便が出ることがあり、フライトの便利さ重視」という方には適した場所と言えます。

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【北欧】
歴史あるヨーロッパならではの魅力

北欧の中でもスカンジナビア半島の三国、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、最近はアイスランドも有名ですね。歴史がある可愛らしい町並みが残り、ショッピングまたはレストランで食事をしたりと、観光要素が多いことが最大の魅力と言えるでしょう。また、北欧と言えば「サンタクロース!」(と思っているのは私だけ?)サンタの町にも訪れてみたいですね。

冬は赤道付近からやってくる暖流、メキシコ湾流の影響もあり、北米と比べると比較的に気温が高く過ごしやすいのが魅力ですが、この暖流の影響で雲が発生しやすいために、オーロラ鑑賞の妨げになってしまうことも良くあるようです。「オーロラはやはり運。であれば、オシャレな観光要素も取り入れて楽しみたい。」という方は北欧がお勧めでしょうか。

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オーロラはいつ見に行けば良いのか?
オーロラは寒い冬だけじゃない。



オーロラ鑑賞=極寒
皆さんは恐らくこんなイメージがあるのでは?

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ではなぜオーロラ=冬(極寒)のイメージになってしまうのか!?

そもそもオーロラは暗くないと見ることができません。
ここからは日照時間のお話です。
ホワイトホースを例に、年間の日照時間の移り変わりを見てみましょう。
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上のカレンダーから、5月中旬~8月上旬は夜の時間がやってこないことがわかります。

白夜という言葉を聞いたことがあると思います。
オーロラ鑑賞地として有名なエリアはどこも緯度が高く、冬は暗い時間が長い代わりに夏は夜が極端に短くなり、夏至の頃はほとんど暗くなりません。

恐らくオーロラベルトに位置する地域では、この時期にオーロラのツアーは行われていないでしょう。全く見れらない訳ではないですが、「念願のオーロラ!」と意気込んで旅行するには、あまりにチャンスが少な過ぎます。

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そのため、どの地域でもおよそ8月下旬〜4月中旬頃がオーロラシーズンと言えるでしょう。意外かもしれないですが1年のうち半年程もオーロラに出会えるチャンスがあるのです!

ホワイトホース近郊でいいますと、8月下旬からでも十分に素晴らしいオーロラに遭遇する確率は高く、湖に写り込むような素晴らしい景色を見ることも可能です。

また、地域によってオーロラが頻繁に見られる発生時間が違うことも考慮をしてください。
20時頃と比較的早い時間帯からオーロラが発生しやすい北欧に比べて、北米でオーロラが発生しやすい時間帯は23時頃と遅い時間帯なのです。従って、8月下旬頃であれば北米では23時頃からオーロラが鑑賞できる暗さが十分に得られ、冬の時期とチャンスは大きく変わりません。

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「でも、8月下旬と冬至の辺り(12月21日)では日照時間が大きく違うんじゃない?」と思った方、その通りです。

極北の冬は暗い時間がとても長いため、冬の方がオーロラチャンスが多いことは事実であり、数字上の確率は高くなることは間違いありません。


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たしかにユーコンでは23時ごろからオーロラが出現することが多いのですが、早い時間の21時ごろや、朝方の4時ごろに出ることも決しては珍しくはありません。オーロ
ラは本当に気まぐれなのです。

どうしてもオーロラを見たい方は、冬の時期、早い時間から遅い時間まで自由に夜空を眺めることができる環境で臨むべきですね。確率論で言えば遭遇率は間違いなく高くなります。




どのくらいの確率でオーロラが見られるのか?
「何が何でもオーロラを見る!」の人は出来るだけ長く泊まれ!


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「実際どのくらいの確率でオーロラは見ることができるの?」と言う突っ込んだ疑問にも答えちゃいましょう!

その前にまず、オーロラが鑑賞できる条件をおさらいしておきましょう。

大きく3つに分けると、
その1、暗い
その2、晴れている
その3、太陽活動が活発である
(3つの詳細はオーロラ完全ガイド、オーロラが現れる条件へGO!)

もちろんこれらは全て自然現象のため、一概に確率がどうこうと言うのは難しいのです。

しかし!!

3つの条件を全て満たすことが、オーロラ遭遇の確率を高めることは間違いありません。

そのためには時期と場所を考える必要があります。

「暗さ」ついては上で述べた時期の8月下旬〜4月中旬であれば問題ないでしょう。

「晴れている」ことを考えると、なるべく晴天率の高い場所へ行く事です。

太陽活動」ついては、完全に運です。(笑)

こればかりはどうしようもないですね。何しろ相手があの太陽様ですから。太陽は気まぐれなので突発的に活動が活発になったり、大人しくなったりするのも事実。予測は非常に難しく活発な時期を当てに行くのは困難です。

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太陽極小期でもオーロラはよく発生する!?

太陽は11年の周期により活動が活発になったり、弱まったりする。と言う話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

太陽活動が活発な時期を極大期、そうでない時期を極小期と呼びます。

どうせ行くなら活発な極大期に行きべきでしょう!と思いますよいね? しかし、実はあまり知られていないかもしれませんが、
極小期でもオーロラはよく発生しています!
極小期に頻繁に起こる太陽活動というものがあり、これが大きなオーロラ を発生させるためです。(詳細はオーロラ完全ガイド、活動周期とオーロラの関係へGO!)

実際のところ、11年の周期にあまり惑わされることはありません。極大期だからといって必ずしも出るわけではないですし、そもそも数年も待ってられないですよね。

オーロラ は見たいと思った時に計画を立て、実際にトライしてみるのが良いということです。

さて、確率の話に戻しましょう。

当然ですが、オーロラとの遭遇は鑑賞に時間を使えば使うほど確率は上がります。

ホワイトホースの場合だと、3泊4日(3回のオーロラチャンス)あれば多くの人がオーロラに出会うことができています。ここが最低ラインになると思います。2泊3日(2回のオーロラチャンス)はあまりオススメしません。

ちなみですが、もし自分が他の地域にオーロラを見に行くとしたら、最低4泊5日は確保すると思います。実際オーロラ旅行なんて何度も行けるものではないですから、せっかく遠くまで行くならしっかりと時間を確保してオーロラを見逃さないようにしたいですね。

「あまり長くいると退屈するのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、オーロラ 鑑賞では夜遅くまで起きているため、翌日はお昼ぐらいまで寝たいものなんです。だから日中に何かするにしても午後から活動するくらいで、ちょうど良いんですね。本番は夜!ロッジタイプの宿泊施設なら施設内でのんびり過ごすのも楽しいものです。


オーロラ鑑賞率100%!?究極の鑑賞地!!

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何と現在ヤムナスカのツアーでオーロラ鑑賞率100%の場所があるのです。
カナダ、ノースウエスト準州のイヌビックと呼ばれる北極圏にある小さな町です。
ホワイトホースからさらに飛行機に乗り継ぎ北緯68度の極地まで移動すると、そこはオーロラベルトのど真ん中にあるためオーロラが最も激しく活動する、「ブレイクアップ」と言う現象もしばしば発生します。実際私も何度も訪れましたが、今のところこの場所を超えるオーロラ鑑賞地を知りません。

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プロのオーロラ写真家も多く訪れる、知る人ぞ知る究極のオーロラ鑑賞地と言えるでしょう。
ツアーの詳細は「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」のツアーページへ!

さて、今回はここまで!
世の中の「オーロラを見てみたい。」と思っている全ての人の背中を少しでも押す事が出来たら嬉しいです!


日本でもオーロラ体験!?
そうそう最後に、日本でもちょこっとだけオーロラ体験してみたいと言う人には、オーロラのイベントへ行ってみては?
ヤムナスカと強力なタッグを組むオーロラ写真家の中垣哲也氏が、自身で撮影されたオーロラを映像にして上映したり、時にはプラネタリウムに投影したりとその世界観は感動モノです。
全国各地でイベントを行なっているのでお住いの地域の情報を下記からチェックして見て下さい!

カナダでも間も無く冬のオーロラシーズンスタートです。
今年もたくさんの人に天空の神秘をお届けします!

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
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by ymtours | 2019-11-06 07:03 | オーロラの旅 | Comments(0)

【2019年最新版】ベアカントリー・カナダ 山でのクマ対策特集。


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皆さんこんにちは、ヤムナスカ・ガイドの堀口です。

突然ですが、皆さんは山で熊に出会ったら、どのようなリアクションをすると想像をしますか??

目の前に巨大なグリズリーベアが出たら、きっときっとこんな感じで驚きで驚き固まってしますのではないでしょうか?
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ガイドの私は山で何度も熊に遭遇していますが、慣れているつもりでもハラハラするものです。

先日、ガイドの篠崎と私堀口の2人で、2019年の最新のクマ対策と専門家の見解を学ぶ機会があったため、その内容を皆さんにシェアしたいと思います。

情報の蓄積により、今と昔では考え方が違うことは良くありますよね。カナダの山でのアクティビティではクマの安全対策が必須であり、クマに関する情報は常にアップデートしておくことが重要です。自分たちがかつて学んだ知識はすでに古くなり、実際の山行に活かすことが出来なければ意味がありません。

以前のヤムナスカ・ブログではクマの生態などの基礎知識を紹介しました。
詳しくはこちら↓↓

今回はより実践的な内容です。カナダの山でクマに出会わないようにするテクニックや、万が一クマに出会ってしまった場合の対処法などを以下の内容に沿って紹介したいと思います。

1.山でクマと出会わない為には?

2.クマは本当に怖い動物なのか?人を襲うのか?

3.万が一熊に出会ってしまったら?死んだフリは本当に有効なのか?

4.ベアスプレーの使用方法とは?

5.カナダの山でキャンプする場合のクマ対策とは?

6.実際の山での準備と心構え

それでは早速内容を見ていきましょう!



1.山でクマと出会わない為には?

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「音」を出す。クマに自分たち人間がいることを知らせる。

まずはクマに出会わないことが一番!彼らの生息地に入ることを知らせることで遭遇事態を回避することです。では「音」とは一体どんなものが有効なんでしょうか?

「クマ鈴が有効!」と思った方は多いのではないでしょうか?

実は現在の研究ではクマ鈴は効果がないと言われているのです。
理由は鈴の音が自然界にある音の波長と近い為、クマにとっては不自然な音ではなく、人がいることを知らせるほどの十分な効果がないことがわかっています。

ではどんな「音」がよいのでしょうか?

一番有効であると言われているのが「人の声」です。
「人の声」の波長は自然界に存在しないため、クマは音の違和感を感じるために避けようとします。人数が多ければ多いほど「人の声」が多く重なるため、クマに遭遇する確率を下げることが出来ます。実際にカナディアンロッキーでは4名以上のパーティーでクマに襲われた被害は一度も起こっていません。ご存知の方もいるかもしれませんが、カナディアンロッキーで人気のハイキングエリアであるラーチバレーではクマの生息域に近いことが理由で、ハイカーに4名以上のグループで入山することを推奨(クマの生態によっては必須なることもある)しています。

1人や少人数の場合は??

なるべく1人や2人で山を歩くことは避けたほうが良いのですが、止むを得ない状況の場合は一人でも声を出す。現地のトレランやマウンテンバイクで走る人は「Yo Bear!!」と大声で叫びながら走っています。実際に私もこれをやって山でクマに遭遇したことは一度もありません。

なぜ「Yo Bear!!」なのかというと、ロッキーでは同じエリアに定住してるクマが多く、かつてから使われているこのフレーズ=人の声と学習し認識しているのです。2人程度の少人数の場合はなるべく会話を多くすることを心がけましょう。登山口で挨拶代わりに「Yo Bear!!」と叫んでみましょう!



2.クマとは獰猛な動物なのか?

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クマは本来、人を恐れる警戒心の強い動物。

実はクマは警戒心の強い動物として知られており、基本的に彼らから人に近づいて襲いかかり食べてしまおう!なんて気はありません。
むしろ人を恐れ、人の匂いや音などを遠くでキャッチし、彼らから近づき人前に姿を現すことはありません。

大切なことは刺激を与えないこと。
これはクマに関わらず全ての野生動物に同じく言えることです。人を襲ってしまうケースというのは、何らかの「刺激」を彼らに与えてしまっていることが多い様です。例えば「大きな声で叫ぶ」「急激に走り出す」など彼らが驚いてしまう様な行動です。これらがクマにとって「刺激=ストレス」となって人を襲ってしまうことに繋がりかねません。




3.万が一熊に出会ってしまったら?死んだフリは本当に有効なのか?

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まずは、落ち着き立ち止まる。

「落ち着くなんて無理無理!」と思うかもしれません。でも考えてみて下さい。前述した通り彼らの聴覚と嗅覚は人よりもはるかに優れており、特に嗅覚は人の数万倍と言われています。したがってほとんどのケースは我々が気付く前に、彼らがこちら側に気付いているのです。従って、もし人を襲う気があるなら、とっくに襲ってきているのではないでしょうか?

山で出会ってしまうケースの多くは、クマがこちら側に気づいていない。もしくは、気づいているが気に留めていない状況です。なのでこちらから何かアクションを起こさない限り、すぐに襲いかかってくることは考えにくいのです。
ですので、まずは、

「落ち着き立ち止まる」
「ベアスプレー使用準備」
「すぐに逃げ出さない」

これを心がけて下さい。

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足跡は彼らが近くにいるサイン。新しいものを見つけたら引き返すほうが得策でしょう。



ではここからは実際の対処法です。

クマがこちらに気づいているのか、それとも気づいていないのか?? この比較をしてみましょう。

クマの状況
こちらに気づいている場合こちらに気づいていない場合
とにかく落ち着く
落ち着いた行動によりクマを安心させることに繋がります。
静かに彼らの注意を引く事なくその場から立ち去りましょう。
大声や突然の行動は避ける
彼らを攻撃的にさせてしまいます。
落ち着いた声でしっかりとクマに話しかける
これにより自分がクマの獲物ではなく、人である事を認識させます。きっと混乱して何を話せば良いかわからないと思いますが、「大丈夫ですよ〜あなたの敵ではないですよ〜すぐ立ち去るので心配しないでね〜」という感じです。クマが立ち上がり鼻を振り回す様な動作を始めたら、何者かを認識しようとします。


ゆっくりと後退を始める
決して走らない事、走ると追跡してくる可能性があります。
自分を大きく見せる
数人のグループの場合は一つに固まり、より大きく見せましょう。クマは目が悪いと言われておりますが、人と人との間が1.5m以上離れていると一人の獲物と認識されるため、タイトに固まることが重要です。



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それではさらにクマが近づいてきた場合の対処法です。

「落ち着き立ち止まる」
「ベアスプレー使用準備」
「すぐに逃げ出さない」

ここまでは上と一緒ですね。
さらに、
「クマの行動を監視し、クマが近づいている理由を判断する」
おっと、理由を判断って・・・。

実は、ここが最も重要であり難しい判断が求められる場面です。
理由というのはクマの状況が防御的非防御的なのかを判断するという事です。


クマの状況
防御的なクマ非防御的なクマ(好奇心 or 攻撃的)
もっとも分かりやすい防御的なクマの状況は子連れのクマでしょう。餌を与えたり、子を守ろうとするクマは人の存在に驚き脅威とみなしてきます。また、ストレスを感じ興奮して声を出すこともあります。


人が持っている食べ物の匂いなどに気づかれた場合や、クマと人がどちらが優位か試している場合、好奇心により近づいてくることがあります。稀なケースとして人を獲物としてみなし攻撃的になる事があるかもしれません。非防御的なクマは頭と耳を上げ人に向かってきます。
対処法対処法
走って逃げたり突然の行動をしない
しっかりした声で話す
落ち着いた声とは違い、ハッキリと話しかける
落ち着いた声で話しかける
クマが歩いている道から避ける
もしクマが何かを目指したり、トレイルを歩いているならその道を開けます。追跡する場合↓↓
クマが止まったら、ゆっくりと後退する
もし、それでも近づき自分に向ってくる場合は↓↓
立ち止まり、クマに向かって叫び脅す
これで効果がなく自分い向かってくる場合は、
話しかけ続け、ベアスプレーをクマの顔面に噴射
スプレーが顔面にヒットすればクマは立ち去って行くでしょう。
あまり考えたくないですが、ベアスプレーがない場合↓↓

ベアスプレーをクマの顔面に噴射
ベアスプレーがヒットすればクマは立ち去って行くでしょう。
地面にうつ伏せになるいわゆる死んだフリ
その時の体勢は以下の写真の様にして、首や頭など急所を抑え守る様にします。

そして後はひたすらクマが去るのを待つです。


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急所を守り息を潜めてクマが立ち去るのを待ちます。


下記はアラスカのカトマイ国立公園でクマの遭遇したカップルが撮影した動画です。
クマが防御的、非防御的どちらの状態かわかりますか?

人と認識させるために話しかけ、道を譲ったことでクマをやり過ごすことに成功しました。
この夫婦はクマの事をよく理解していることがわかります。それでもとても怖かったようですが、よく冷静に対応できましたね!

この様にクマの状況(防衛的、非防衛的)により彼らの行動パターンが変化してくるため、対処法も変えなくてはいけません。
また意外かもしれませんが、「死んだフリ」というのは都市伝説でも何でもなく、状況によっては有効な防衛手段です。しかし、あくまでも最後の手段なのでここまでの状況にならない様に必ずベアスプレーを持参しましょう。



4.ベアスプレーの使用方法とは?

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さあ、ここまで読んでいただいた方にはベアスプレーがどれほど重要なアイテムか分かってもらえたと思います。
ここでは実践編になりますが、スプレーの使用方法を解説しておきましょう。

その前にそもそもベアスプレーとは何か?
クマ撃退用のスプレーでありその主成分は、カプサイシンという非常に刺激が強い唐辛子エキスを濃縮したものです。
北米のアウトドアショップで購入するには名前や住所などの登録が必要となり、非殺傷武器となる為飛行機などの機体に持ち込むことは不可能です。
車に乗せる場合もバックパックの中に入れるなどして、誤射してしまわない様十分取り扱いには注意しましょう。

それではまずはパークス・カナダ(カナダ国立公園局)のベアスプレー使用方法のビデオをご覧下さい。


どうでしょうか?
使用方法はとても簡単ですが、武器にもなりえるためにスプレーの事をしっかり理解する必要があります。
いくつか重要事項がある為説明しましょう。

・使用期限がある。(通常は3年)
 期限を過ぎると正常に噴射されない、プラスチックが劣化し噴射できない等のトラブルがあるので注意。

・山行中はいつでも取り出せる場所に身につける。
 バッグの中に入れて歩くのは論外! ホルスターに入れてベルトにつけるのがベストです。

・射程距離は約5m。
 動画でもわかったと思いますが、あまり飛びません・・・。5mというのはかなり近い為、距離を考えてもやはり最終手段という事がわかります。
 また自分が風向きに入らない様にし、強風時はより至近距離に入る必要があるでしょう。

・万が一誤射してしまい、目や鼻に入ってしまったら?
 すぐに洗浄し救急車を呼ぶか病院へ直行しましょう。もし手元に牛乳などがあれば中和し痛みを和らげることも出来るでしょう。

スプレーのサイズについて
ベアスプレーのサイズも以前に比べ大きくなってきており、以前の225gのものから現在では325gがスタンダードのサイズとなってきています。
スプレーをクマに使用する場合は最低8秒間噴射する必要があると言われており、225gサイズではその一回で使い切ります。
また、最新のスプレー使用ガイダンスでは、

最初に2秒間噴射
その後8秒間噴射
と2回に分けて噴射することが推奨されているため、325gサイズが普及してきています。

スプレーは使い方を誤ると事故になりかねません。持っていることで安心するのではなく、正しい使い方をしっかりと身に着けることが重要です。
また、一本$30~$50程とそこまで高価なものではないですが、カナダで購入しても日本には持ち帰る事が出来ないので注意しましょう。



5.カナダの山でキャンプする場合のクマ対策とは?

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匂いのするものは全てクマの手の届かないところへ。

もっとも重要なことは食べ物の後始末。
テーブルや椅子に置きっ放しにしないことは当然ですが、テント内に持ち込むことも厳禁です。またサイト内に食べこぼしなどがないかもチェックしてから就寝しましょう。

焚き火に入れて燃やすのは良いのか?
完全に燃えきらず、残ってしまう事がある為良いとは言えません。ファイヤーピット(焚き火台)を荒らすクマの目撃情報も確認されています。残飯はゴミ袋に入れて必ず専用のゴミ箱に入れるか、車にしまう必要があります。

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鋼鉄のごみ箱。
クマが壊したりこじ開けれらないような仕組みになっています。

専用キャンプ場、バックカントリーでのキャンプの場合
残りの食べ物は専用のフードロッカーかベアバンガーで管理する。

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バックカントリーのキャンプ場の頑丈なフードロッカー

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食料を入れたスタッフサックをフードハンガーに吊るす



キャンプ場がないバックカントリーキャンプの場合
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テント、調理場、食事場、保管場所と一定の距離を保ち、食料が入ったバッグはロープで吊るす技術が必要となります。

とにかくクマの手の届かない場所へしまう事、歯磨き粉など匂いのするものもテントではなく食べ物と一緒の管理する様にしましょう。


クマを守るためにマナーを守る
クマは学習能力の高い動物です。一度人の食べ物を覚えてしまうと再度食べ物を狙い、人間を攻撃し食べ物を獲得しようとする可能性があります。万が一クマが人を攻撃した場合、再び人を襲うことが考えれるため、残念ながらそのクマは処分されるでしょう。この様に人のマナーの悪さが結果的にクマを殺してしまうことに繋がるのです。クマさんの為にも食べ物の管理はしっかりと行いましょう。



6.ドライブ中クマに遭遇したら

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安全に停車できる見通しの良い場所である事
車から絶対に降りず、車内から観察する
渋滞してきたら速やかに立ち去る

カナディアンロッキーではこの様な光景は珍しくありません。季節や時期にもよりますが、ロッキーへ遊びに来た方でバスや車の中からクマを見た人は意外と多いのではないでしょうか。そして、そのクマ見たさに多くの車が止まり渋滞となるケースもあります。なかなか他の国では見られるものではないですし、嬉しくて停まって観察したい気持ちはよくわかります。

しかし、クマがどの様な行動に出るかわからない状況で、車から降りて近づき写真を撮るという行為は極めて危険です。クマが突然走りかかってきたりするかもしれません。また、ロッキーの場合はハイウェイ沿いの道路脇に出てくることも多いのですが、そもそもハイウェイの路肩に停車する事自体が危険です。ましてや車から降りて道路上をウロウロするのは自殺行為といっても過言ではないのでは?

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この状態はとても危険です。車から降りないことを徹底しましょう。


なぜ道路脇でクマを見かけることが多いのか?
・道路脇は日当たりが良い場所が多く、餌になる草花が多い
・障害物がない為移動しやすい
・道路脇は谷底になっていることが多く雪が少なく移動しやすい
などがこれまでの見解でした。

最近分かった新事実:
子連れの母親クマはオスからの子クマへの襲撃を避ける為、人の気配のする場所を敢えて選択し子クマの安全を確保しながら餌を食べている。
という事が最新の研究でわかっています。

公園のルールやマナーをしっかりと守り、安全に配慮しましょう。


さあ、ここまでクマに遭遇したケースついて説明しましたが、それでもクマってやっぱり怖いなと思うかもしれません。しかし、彼らの事をよく知り、対策を学ぶことで事で安全に山で遊ぶ事も出来ます。ベア・カントリーと呼ばれるの領域をリスペクトする気持ちが、クマと向き合い共存する方法ではないでしょうか。

またベアスプレーの使用法や、遭遇時の対処法などクマの事を知れば知るほど不安になる人もいるかもしれません。

クマの生態に精通したガイドに案内してもらうのがベスト!という方は、いつでもヤムナスカガイドにお任せください!!

最新の知識と適切な対応をすることが私達プロのガイドの役割です。

ムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
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by ymtours | 2019-11-06 07:02 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)