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カナダ歴20年以上、H様と行く、常連だからこそできるハイキング!


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ほらほらっ!あそこです!!!

どうもー!
ヤムナスカのブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。
本日のブログ担当はスーパーサイヤ人もどき(ヤムナスカガイドの板倉)がお送りします。
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本日はカナダ歴20年以上、ロッキー通算10回以上お越しの、
超リピーターH様と2日間ハイキングいたしました!

1日目は【ロッキーの宝石】レイクルイーズからリトルビーハイブ、プレインオブシックスグレイシャー。
2日目は常連のH様でもまだ訪れたことがない、スタンレーグレイシャーに行ってまいりました。

さあ、さっそくカナダの旅に出かけましょう!
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今回はH様が何度、訪れても良いとおっしゃっていた、レイクルイーズから出発です!
気合い入れていきましょー!
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少し登っただけでも湖が違った表情を見せてくれます。
ペースも素晴らしく、軽快に登っていきます!
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この時期は、ロッキーを代表する花、
インディアンペイントブラシをはじめ、
たくさんの高山植物がみることができます!

奥のほうに少し映っているのはレイクルイーズですよー!
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ここも素晴らしい景色ですねー!
リトルビーハイブの少し手前の絶景ポイント。
レイクルイーズ周辺の山々や、3つの湖が見られる、写真好きにはもってこいのポイントです。
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途中、お馬さんたちがやってきました。
ここのトレイルはお馬さんも歩くので、間近で見ることができるんです!

もう少しで最初の目的地!
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はい!ここがリトルビーハイブでっ、、、
と思ったら、
あっという間に通過してしまい、次の目的地、レイクアグネスにスキップ!

あまりの軽快さに、リトルビーハイブでのシャッターチャンスをつい逃してしましました。
さすが強心臓!

この湖もとてもきれいで、ゆっくりランチ休憩を、、と思いきや、
レイクアグネスで昼食をサクッと食べ、
次の目的地、プレインオブシックスグレイシャーまで突っ走ります!
行動がはやい!
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見て下さい、この圧巻の光景。
自然が生み出すドラマと迫力に圧倒されます!
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あらっ。
もう目的地のティーハウスについてしまいました!

写真を数枚とって、すぐに引き返します。
このメリハリが今回はとてもすごかったです!
何度も訪れているだけあって、絶景ポイントでは思い出のシャッターと記憶のシャッターを取り、
短時間で済ませ、次の目的地へ。

このメリハリがあるからこそ、今回の行程をクリアできたと思います。
長い道のりですが、初めて訪れる方は分割して楽しむことをおすすめします。
この地のストーリーを時間をかけて感じてほしいからです。

今回は常連だからなせる業だと、僕は思います。
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プレインオブシックスグレイシャーからの帰り道、レイクルイーズが顔をのぞかせてくれます。
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ここはH様イチオシのポイント。
ビクトリア氷河から流れてくる水がレイクルイーズに注がれる場所。
写真では伝わりにくいですが、この光景や感動は、来た人のみ味わうことが出来る。
特別な空間です。
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18キロと長い行程でしたが、軽快に進み、あっという間に出発地点に戻りました。
最後にレイクルイーズをもう一度眺め、記憶のシャッターに思い出を留め、無事に1日目を終えました。
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パシャパシャパシャ!

カナダ歴20年の常連さんでも来たことのない場所は、まだまだたくさんありますよー!
2日目はバンフを一望できるポイントからスタートです!
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2日目は、ロッキーの生態系や重要な自然のプロセスである、
【山火事】を間近で経験できる珍しいトレイル
スタンレーグレイシャーに訪れました。

この写真にあるピンクのお花は、山火事のあとに最初に咲く花。
ヤナギランという植物です。
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多様な植物、ロッキーの自然のプロセス。

きれいな湖に目が行きがちですが、リアルなロッキーを感じるならこの場所はおすすめです。
僕はよく常連さんにここを紹介するのですが、H様もここはまだ来たことがなく、
いつもとは違ったロッキーを楽しんで頂きました!
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ここは川の音や、氷河から吹く風。
小鳥のさえずりを聞きながら数億年前の地層を感じることができる
特別な場所です。
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行程も昨日の半分程度で、短時間で多くのポイントに行く1日目と違い、
ゆっくり時間をかけてロッキーの歴史やハイキングを楽しんでいただきました。
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かめはめー波ーーーー!!!
つい、この光景に「かめはめ派」を打たずしてはいられませんでした。

なぜだか気になる方はぜひここ、スタンレーグレイシャーを訪れてみて下さい。
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今日は、雄大な光景を前にして1時間ランチタイムを取りました。
なんとも優雅な景色。

おいしいごはんと紅茶を飲みながら、大自然を満喫中のH様。
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スタンレーと言えば、わかる人にはわかる。
化石発掘タイム!

H様も少女時代にタイムスリップ。
化石探しに夢中です!!
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おっしゃーーーーーー!!!!
あったドーーーー!!!

とは言ってないですね。
言ってるのは僕かよ〇この浜口だけですね。

H様からは上品な「やったー!」
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ついに化石発見です!!
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化石の次はなんでしょう。
何かにカメラを向けていますね!
これも来た人だけのお楽しみ!
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 かーめーはーめーはーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
ついにH様からもウインパー山に向けて放たれました!

山々が【Uの字】に吹っ飛んでいきました!

このウインパー山の手前がなぜ、Uの字に削られているかは、、、
是非、来た時にお話ししましょう!!

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帰り途中、熱中症対策に手を川で冷やします。

これは「手のひら冷却法」と言って、よくアスリートの方が取り入れているのですが、
一般の人にも有効です!
暑い日はこまめに水分を取り、川はあれば少し手を冷やして、熱中症対策しましょう!
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最後にもう一度、H様の大好きな川の音を聞いて、2日間のロッキーハイキングを無事に終えることが出来ました。



H様

今年もロッキーに戻ってきてくださり、本当に感謝いたします。
今回のハイキングでは今まで見たことのある場所、無い場所を含め、新たなロッキーを楽しんでいただけたと思います!
私も一緒に楽しいハイキングをすることができ、本当に楽しかったです!
終始、楽しいお話をしていただき、ありがとうございました!
また来年、是非ロッキーでお会いしましょう!
スタッフ一同お待ちしております!

【人生の思い出として、わずかな一瞬ですが、一緒にハイキングをしていただき ありがとうございました!】


ヤムナスカ・ガイド板倉 由浩 (いたくら よしひろ)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-28 15:18 | 出会いの山旅 | Comments(2)

世界の名峰、Mtアシニボイン(3618 m)登頂

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ヤムナスカガイド谷です。
今回は前回、前々回のブログに引き続き大山さんの山のゴールの一つでもある
Mtアシニボインへの登頂をお届けします。
例年よりかなり雪が多い今年のロッキー、この難しいコンディションでどうなったんでしょうか?

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初日はヘリコプターを使ってアシニボインロッジまで入り、
そこから約6時間かけてハインドハットという登頂のための小屋まで登ります。
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途中まではアシニボインを見ながらの素晴らしいハイキングも楽しめます。
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さてここからもうクライミングが始まります。
このハインドハットまでの入山が実はすごく大変で、泊まる荷物、食料などが入った
重いザックを背負っての登攀になるのでかなり疲れますね。
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岩壁の途中で休憩です。スナックを食べて小屋までがんばって登ります。
後ろに見えているロックバンドを越えて行きます。

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小屋に到着です。アシニボインが大きい。そして雪が多い荘厳な姿です。
七月下旬とは思えない難しいコンディションでしたが、話し合った結果トライすることにしました。
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暗闇から歩き出して日の出を迎えます。
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急峻なガレ場を慎重に上がって行きます。
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途中からはアイゼン、ピッケルを使った雪壁登攀に。
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最後の数ピッチは氷雪壁に変わり、困難なクライミングになりました。
そしてその中で頂上稜線まで抜けることができました。
大山さん流石です。
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最高位到達点の頂上稜線 (3560 m地点)

ですが、そこからも多くの雪庇が残っており、頂上まで標高差50m、
雪がないコンディションだと約20分の稜線歩きでつくのですが、
この状態ではビレイが必要なので時間がさらにかかる、
そして自分たちも引き返す時間を30分延長して登っていたので、
ここを最高地点に折り返すことを決めました。

アシニボインは登った時間と同じだけ下山にも時間がかかる難しい山。
登って降りるまでが登山。難しい判断でしたが、これもまた登山です。

左奥のピラミッドが頂上。
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どこまでいったか赤線を引いて見ました。
今回登ったのは、コンディションの関係上、北東稜(ノーマルルート)ではなく、
上半分は北壁を登ることになりました。
これで見ると、本当あと少し。

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後日談ですがアシニボインロッジのオーナーとお客さんたちは、みんな僕たちが登頂したと思ってたようです。
ロッジから見ると、僕たちは頂上にいるように見えるんですよね。
矢印が僕たちが引き返した点。
本当の頂上は左奥。

大山さん、17時間20分の長時間行動本当にお疲れ様でした。

アシニボインとこれだけ長時間、ともに過ごせた人も少ないと思います。
それはきっと努力されてきたこと、アシニボインが見てくれていたからこそ受け入れてくれたんだなと僕は思います。

頂上は立てませんでしたが、難しい登攀はほとんど終わっていましたので、
ロッジのみんなが祝福してくれたのも頷けます。

本当に、本当にお疲れ様でした。

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おりてきたらビールを持って祝福しにきてくれたロッジのオーナー、クロードさんと。
がんばってる人を応援するは万国共通です。
涙が出ますね。
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最後は前席に座ってアシニボインを見ながらヘリで下山。

世界の名峰に数えられるアシニボイン、大山さんの登頂への挑戦いかがでしたか?
毎回ですが、この山はドラマを作ってれます。
今度はクライミングじゃなく、ロッジ泊でいらしてはどうでしょう?
あの山の右の頂まで登ったのよと、130mロワーは経験できないわよと、ロッジに泊まりながら談話する、
そういうのも大人の楽しみかもしれませんよ大山さん。

ではまたお逢いできる日を楽しみにしています。


ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-28 08:53 | 登頂 / クライミング | Comments(2)

栃木 山の会 エスプラナーデとカナディアンロッキー 9日間 カナディアンロッキー編


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ヤムナスカガイド 本山 です。
今回は、「栃木の山の会」の皆様を 《カナディアンロッキー》と《エスプラナーデ》でご案内させていただきました。
まずは、カナディアンロッキー編とこちらではお届けします。
エスプラナーデ編はこちらより

前半は、ホテルに宿泊しながら、カナディアンロッキーの名所へ、後半は世界一美しい尾根歩きと言われるエスプラナーデの山小屋縦走へ、私がすべてご案内させていただきました。大いに盛り上がりましたよ!

Jasper まで、列車の旅をされた皆様と、Jasperでお会いし、一気にバンフまで南下。
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まずは、Jasper の名所、ウィスラー山へゴンドラで上がり、ロッキーの山々を楽しみました。

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ゴンドラからは、ロッキーの谷がよく見渡せます。

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ゴンドラ終着地は、簡単な散策が楽しめます。

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ロッキーの名所を回りながら、バンフへ南下します。
是非、立ち寄りたいPeyto Lake 素晴らしい晴天の下、鮮やかな色の湖です。

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翌日は、ここは歩いておきたい!ラーチバレーへ、
まずは、登山口のモレインレイクへ立ち寄ります。さすがの絶景!
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目まぐるしく変わる天気でしたが、要所要所では、青空が顔を出してくれました。

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道中も盛夏のお花が楽しめます。アーニカが咲き乱れていました。


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小雨が降ってきましたが、皆様装備もばっちり!ミネスティマレイクで折り返しました。
この後、山小屋縦走なので、どんな装備が必要か、気温はどの程度かなど、
ロッキーの山事情がわかるので、お客様もわかるので安心ですね。

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下山は、テンピークスを眺めながら、ロッキーでも最高の下山道の一つです。
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唐松の間から見える、テンピークスの名峰 Mtフェイ!
翌日は、カナディアンロッキーでは、なかなかない!ハイキングで登頂できる山 「フェアビュー山へ」

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登頂するので、ガツガツ歩くかと思いきや!お花も楽しませてくれます。

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これは皆さん、撮影したくなりますね。
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森林限界を抜けると、素晴らしい展望の中、高度を稼いでいきます。
なかなかの登りですが、振り替えるとレイクルーズエリアの名峰!Mtテンプルが見えてきます。
すごい迫力!

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全員見事に登頂!ここからの360度のパノラマは、最高の一言です。
尚、グループは13名様でしたので、国立公園の決まりにより、
ヤムナスカガイドも2名体制で、グループを2つに分けての登山になりました。

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さらに翌日は、【山火事後の林がどうなるのか】観察できる、スタンレーグレイシャーへ!
元々は違う場所に行く予定でしたが、グループの皆様の趣向、ツアーの流れを考えて、私が提案させていただきました。
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毎日のハイキングでは、私が登山口で、地図を広げ、本日のテーマ!
距離・標高差、どんなハザードがあるか、など説明させていただいてからのスターです。
そう!ここは熊も多く出没するエリアですよ!
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ここは数十年前に山火事があった場所!私もガイド歴が10年以上ですので、
その移り変わりを見てきましたが、山火事がもたらす生態系の役割を感じることができます。
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かつては、焼け残った木々がたくさん立っていましたが、それも倒れて、次の世代が育ち始めています。
あたかも、誰かが植林したような見えますが、皆、自然の状態です。
ヤムナスカガイドが、わかりやすく、林にある物語をお伝えしていき、歩きながら、それを体感していきます。
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しかし、景観も見事なんですよ!
標高をあげると絶壁が見えてきます。圧倒される迫力!
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素晴らしい景観の中で、ランチを取ります。
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決して難しいハイキングではありませんが、素晴らしい景観が楽しめる登山道です。
氷河から流れてくる「滝」もすごい迫力!
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ホテル滞在しながらのハイキングは、カナダ人ハイカーとの振れあいも楽しみの一つ!私はすぐに話しかけてしまいますが、子ずれのファミリーと交流し、なんと赤ちゃんまで抱っこさせてもらいました。いかにアウトドアがカナダ人にとって身近なものか、感じる瞬間ですね!

まずは、ホテルに滞在しながら、足慣らし、カナディアンロッキーの名所めぐりをして、この後、いよいよヘリで入山!世界一美しい尾根歩き「エスプラナーデ」に旅は続きます!

後半のエスプラナーデ編はこちらより

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-28 08:51 | グループの山旅 | Comments(0)

今さら聞けない? オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事。

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みんな元気かな!?自称オーロラお兄さんの堀口です。

夏至も折り返し、日照時間も短くなっていきますね。
ということで今回はオーロラの特集記事です。
今年こそ絶対にオーロラを観たい!という方は必見!
折角の海外でのオーロラの旅行、観られないからと言って何度も行けるようなものではありません。

そこで今回は、ヤムナスカガイドが伝授する「オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事。」です!

まだまだ夏は真っ盛りなのにもうオーロラなんて!と思った方。
実はオーロラシーズンはもうすぐそこ。もう一か月を切っているんですよ!
計画はいつも早目が吉。
これらをしっかり押さえて、念願のオーロラを確実に射止めてしまいましょう!




その1
「場所」
どこに見に行くのか?


どの国、どの地域に見に行くのかではなく、目指すべきはオーロラベルトの下なのです。

オーロラは地球上のどこでも見ることができるわけではありません。多くの人にとっては、漠然と「遠い極北で見れる。」というイメージがあるかもしれません。たしかに北の地域へ行く必要はあるのですが、厳密にいうと「オーロラベルト」内に行くことが重要なのです。オーロラベルトとはオーロラが最も頻繁に発生するエリアのことで、北半球、南半球ともに60度~70度くらいの範囲を指します。
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上の図を見ると北半球でオーロラベルトの下に位置する都市が分かるでしょう。我らが「ホワイトホース」を筆頭に、イエローナイフ、フェアバンクス、北欧の都市などが入っています。

それぞれの地域の魅力は異なりますが、まずは自分に合った過ごし方が出来る都市、エリアを探してみましょう。

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北米発祥の犬ぞりは、冬の人気のアクティビティー。

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歴史のある北欧では街の観光なども楽しみの一つ。



その2
「時期」
秋と冬はどっちが良いのか?


オーロラ鑑賞の時期は、8月下旬から3月下旬まで。オーロラだけを考えるならやはり冬が優勢。しかし、秋に秋にしか魅力があるのです。

オーロラ鑑賞と聞くと「寒そう!」というイメージがとても強いのでは?
上で説明した通り、北緯60度~70度の極北に行くのだから寒いのも当然。しかし、寒いのは苦手だから自分はちょっと..
そんな方も多いと思いますが、実はオーロラは冬だけのものではないのです。

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上はホワイトホースの日照時間を図で表したものですが、ご覧の通り5、6、7月は日照時間が長く夜の時間がほとんどありません。従って、仮にオーロラが発生したとしても太陽の明かりが多く、肉眼で確認することはほぼ不可能です。逆に8月下旬ころからは夜の時間が多くなり、オーロラが発生しやすい時間帯の暗い時間が十分とれるため、オーロラシーズン開幕となるのです。

ヤムナスカが独自に集めたデータをみると、8月や9月の時期と冬の時期を比べても、単純にオーロラが出る出ないの確率は大きく変わっていません。つまり、必ずしも冬だから出やすいという事ではないのです。

しかし、冬の時期の方が日照時間が短く、オーロラが鑑賞のできる時間帯が長いため、やはり遭遇確率という意味では冬に軍配が上がります。しかし、秋のオーロラ鑑賞にも素晴らしい魅力があるのも無視はできません。

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9月は湖が凍結しない為、オーロラが湖面に映り込む姿を写真に撮ることも可能です。


「どの時期でどれくらい気温の違いがあるのか?」
また
「日中のアクティビティはどんな違いがあるのか?」
これが決まれば旅行の時期がだんだん絞れてきます!

ちなみにホワイトホース周辺のオーロラシーズンのそれぞれの魅力は・・・。

【8月下旬~9月下旬】
紅葉、黄葉が美しい時期で日中はハイキングやカヌーなどのアクティビティが充実している。昼間の最高気温が20°を超えることもあり寒さが苦手な方は文句なしでこの時期に決まり!

【11月~1月下旬】
暗い時間が一気に増え、本格的な冬季オーロラシーズン開幕。12月になると湖が凍結し、冬のアクティビティも本格的に始まる。雪も積もり白銀の美しい景色も楽しむことが出来る。しかし寒さは本格的!防寒具はレンタルなどしっかり用意したい。

【2月上旬~3月下旬】
日照時間がグングン伸び、3月に入ると日中は春の陽気感じることも。昼間の時間が長くなりよりアウトドアアクティビティが充実。しかし、最低気温はまだまだ低いため、防寒対策は必要。

やはり、紅葉の魅力もなく、本格的に冬らしさもない10月が、一番中途半端な時期と言えるかもしれません。
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紅葉が素晴らしい9月中旬頃のホワイトホース郊外でのハイキング




その3
「防寒具」
どれくらいの装備が必要なのか?


厳冬期の登山と同等の装備が必要。しかし、滅多にしか行かないオーロラ旅行のためだけに買うのもナンセンス。

「いったい、どれくらい寒いの?」
よくある質問ですが、オーロラベルトで必要な装備は、日本ではなかなか想像できないものですね。実際、マイナス30℃と言われても、どんな服装をすれば良いのか分からなくて当然です。

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必要な装備とは、厳冬期の高所登山の装備に近いものです。しかし、登山をやらない方はもちろん、登山をやる方でも厳冬期の装備を持っている人はそんなに多くないと思います。さらにオーロラ旅行の為だけに新調するのももったいないし、荷物にもなる。

そんな多くの悩みを一発で解決するのがレンタル防寒具です。

オーロラ鑑賞が出来る主な都市では、旅行者向けにレンタルがあるので是非こちらを利用しましょう。

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レンタル防寒具セットの例。

ホワイトホースで借りられる防寒具は
・ニット帽
・ダウンジャケット
・ダウンパンツ
・グローブ
・ブーツ
の5点セットで3泊4日$103.20とリーズナブル。

ただこれ以外にご自身で、保温効果のある肌着や薄手のダウン、セーター等の中間着、ネックウォーマーやインナー手袋、厚手の靴下は用意するようにしましょう。

これが揃えば防寒対策はバッチリ!
後は効果的に防寒する為に重ね着を極めましょう。

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オーロラ鑑賞前に試着してサイズをしっかり確認できる。


衣服はただ重ねて着ればよいというものではありません。衣服と衣服の間に空気の層を取り込み、その層が保温効果を高めるのです。厚着になってしまうと身動きが取りにくいだけでなく、血行を悪くしてかえって逆効果になってしまうので注意が必要です。

また、使い捨てカイロは便利ですがオーロラ鑑賞前に体にペタペタ貼るのではなく、あくまで補助的なものと考えましょう。防寒具だけでは少し物足りないかなと感じた時に利用すると良いですね。現場では面倒がらずに状況に応じて体温調整を行い、快適に鑑賞を楽しみたいですね。



その4
「宿」
どんな宿泊施設に、何泊するのが良いのか?


オーロラはいつでも観ることのできる自然現象ではありません。そのため、より確率を高めるためになるべく長く滞在し、より多くの時間を鑑賞に使いましょう。最低でも3夜はトライすることが望ましいです。

ロッジやホテルと宿泊施設も様々ありますが、どちらにどんな利点があるのか見ていきましょう。

ロッジ泊の場合

郊外に立地しているロッジの場合は、部屋から外に出るとすぐにオーロラ鑑賞が出来ることが最大の魅力です。

自分の好きな時間に心行くまで鑑賞を楽しむことが出来ます。ロッジには食事が付くタイプと、備え付けのキッチンで自炊するタイプのものもあるので自分に合った宿を探してみましょう。食事が付くタイプのロッジは豪華な設備の建物が多くあり、北米らしいログハウスのロッジでゆったりと過ごすのも良いでしょう。

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ホワイトホース郊外のインオンザレイク。
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イヌビック郊外のロッジ。

ホテル泊の場合

市内のホテルに宿泊する場合は、地元のツアー会社のオーロラ鑑賞ツアーに参加し、夜は郊外に移動してオーロラ鑑賞をするスタイルが一般的です。ツアーの終了時間は決まっていますが、ガイドがオーロラのレクチャーやカメラの設定方法など説明してくれるため、オーロラ鑑賞が初めての方には安心です。ホテルがダウンタウンに近ければショッピングやレストランに行きやすく、海外旅行の楽しみが多いですね。

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オーロラ鑑賞ツアーで使用する、オーロラ鑑賞専用キャビン。

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キャビンの外に出てオーロラ鑑賞。

どちらのスタイルも良いですが、重要なのは宿泊数です。当然ながらオーロラ鑑賞のチャンスが少しでも多い方が観られる確率が上がりますよね。最低でも現地で3泊4日は欲しいところ。確実に見るには少しでも長く宿泊したいです。



その5
「天気」
その土地の天候の傾向を知ること。


晴れなきゃ始まらない!晴天率は最も大切な要素の一つ。しかし、天気は変わりやすいため、悪くてもすぐにあきらめない事も大切です!

「ガイドさん、今日この天気でオーロラは見れますか?」お客様に会ってから割と序盤に飛び出すこのフレーズ。もちろんオーロラを観たくて来ているのだから、当然の質問ですよね。

天気が悪くてはオーロラは見えません。なぜならば、オーロラは雲よりも高い上空で発生するためです。しかし、昼間と夜では空の様子が全く変わることも多くあり、日中では判断することが難しいものです。もちろん天気予報もありますが、日本ほど予報の精度が高くなく、正確なピンポイントの天候を読むのは難しいのです。
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さらに、オーロラが鑑賞可能なエリアのほとんどが「亜寒帯」となり、日本の「温帯」とは性質が大きく異なる為、天候の変わりやすさもまるで違います。中でも北米の乾燥した気候では天気の変化は驚くほど速いため、上のような天気予報でも惑わされず、自分の目で雲があるかどうかを判断することが非常に重要です。

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空半分を覆う雲があってもこのように見えることもある。

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星が見えることが晴れている証拠。
あとはオーロラの出現を待つ。

天候は1時間ほど待っているだけで悪天候から綺麗な星空になることも珍しくありません。天気が悪いからと言ってあきらめて寝てしまわないようにしましょう。日本の気候とは違うということを覚えておくことが重要です。



その6
「暗さ」
オーロラが見れる暗さとは?


星が見える事が条件。暗さも大事ですが、新月の時だけが必ずしも良いわけでない。

時期によって日照時間が大きく違うことは上で述べました。オーロラは夜になってから観れるもの。これももちろん皆さん知っていると思います。ではどれくらいの暗さが必要なのか?

下の写真をご覧ください。

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ユーコン川の夕焼けとオーロラ。

これは9月上旬のユーコンで撮影されたものですが、まだ完全に日が沈み切っていない状態で、地平線付近が明るいのです。これくらいの明るさの黄昏を「天文薄明」と呼び、完全な夜になる一歩手前の状態です。

さらに次の写真

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ホワイトホースの街の明かりとオーロラ。

これはホワイトホース市街付近で撮影されたもので、右下のオレンジ色に光っているのは街の明かりです。オーロラの光が強ければ太陽や、街の多少の明るさがあっても負けずに光るということですね。

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半月とオーロラ。

さらに月の明かりに負けないほどオーロラが強く輝けば、こんな素敵な撮影もできちゃいます。プロカメラマンや撮影好きの方は新月を避け、半月頃を狙う人も多いほどで、実は私も月明かりとオーロラの撮影が一番好きです。

ただし、これはオーロラの光の強さによって左右されるもので、確実に肉眼でハッキリとオーロラを観たいという方は、なるべく新月の時期を狙い、街の明かりが全く入らない鑑賞地を選びましょう。



その7
「太陽活動」
オーロラ発生の元となるもの


オーロラは太陽からの贈り物。

オーロラが発生する条件で一番重要な要素は「太陽活動」です。厳密に説明するとブログでは収まりきらないので、簡単に説明すると。

太陽表面でプラズマ(電子)エネルギーが発生
プラズマは太陽風となり、宇宙空間へ放出
地球上空の南極と北極付近からプラズマが侵入
地球上空の酸素や窒素の原子とプラズマが衝突(励起)
オーロラが発光
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太陽フレアなどの活動により、膨大なプラズマが宇宙空間へ放出される。


このように、太陽からのプラズマがなければオーロラは発生することはないのです。フレア以外にもプラズマが放出される要因はいくつかありますが、活発な「太陽活動」があってこそ、初めてオーロラが出現するということを覚えて損はありません。

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天気、暗さ、太陽活動この3つの要素がオーロラ発生のキーとなっているわけですが、天気や暗さは誰でも判断できますが、太陽活動って何を見ればわかるのでしょう?

この続きはしたのその8で。



その8
「宇宙天気」
太陽活動の周期や活動状態を調べる


宇宙天気を深く知ると、オーロラ発生のキーが必ず見えてくる。

世の中には「宇宙天気」なるものがあり、現代ではそれを予想する技術があります。例えばフレアは地球磁気圏に磁気嵐を起こし、人工衛星や宇宙飛行士だけでなく地上での通信障害などの被害を引き起こす原因となります。これらの障害を軽減するために宇宙天気の予報が必要とされているのです。

私達オーロラガイドは、日ごろから宇宙天気の予報サイト等で太陽の活動を観察し、オーロラの発生を予測しています。

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太陽の表面の画像。
中央上部の黒ずんでいる箇所が黒点。

例えば黒点が太陽の表面にある場合は、フレアが発生しやすい状態に入っています。黒点の位置や大きさも重要であり、フレアが発生した場合は地球にその影響がやってくるかどうかの予測を立てます。

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上部の黒くなっている場所一帯がコロナホール。

コロナホールとは、太陽を覆う大気であるコロナに見られる、低温、低密度のエリアであり、強力な太陽風を引き起こすことからオーロラ発生に大きく影響をします。

コロナホールの出現は、太陽の自転周期と大きく関係をしています。太陽は27日で一周しており、この周期ごとに発生、消失を繰り返しやすいと予測されています。

興味のある方は是非下記のサイトから宇宙天気と、オーロラの活動レベルをチェックしてみましょう。

ヤムナスカガイドが利用する宇宙天気情報
宇宙天気ニュース
宇宙予報センター、アメリカ海洋大気庁のオーロラオーバルの動き



その9
「方角」
オーロラが発生するであろう方角?


オーロラが発生する方角を知らないと、オーロラを見逃すことになります。

オーロラはオーロラベルトの下に発生しやすいことは前述しました。しかし、オーロラベルトの下にいれば、いつも真上にオーロラが出現するという訳ではありません。実際にオーロラが出現している時に出来るオーロラのリングを「オーロラオーバル」と呼びます。このオーロラオーバルに対して、現在自分はどの位置にいるのかを把握することが重要です。

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例えばホワイトホースの場合、オーロラオーバルの南西に位置しているため、オーロラの発生は北東の空からとなります。

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北東の空をチェックするが、まだオーロラは発生していない。

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徐々に北東の空の下の方が緑色に光ってくる。

この様に少しずつオーロラが発生していることがわかります。

また、イヌビック場合はオーロラオーバルの直下になることが多いため、初めから頭上に見えることが多いのです。

太陽の活動などにより発生する位置が変わることもありますが、オーロラオーバルをよくチェックし自分の位置からのオーロラ発生を見逃さないようにしましょう。



その10
「カメラ」
オーロラの兆候をとらえるための最適なアイテム!


カメラがあればオーロラの発見が容易になる。

折角オーロラ鑑賞に来たからには、自分の持っているカメラにしっかりその姿を収めたい!そんな気持ち方は多いはずです。しかし、どんなカメラでもオーロラが撮影できるわけではありません。特にコンパクトデジタルカメラの場合は、
・マニュアル撮影が可能。
・10~15秒程度のシャッタースピードが設定可能。
・ISO感度のコントロールが最低1600以上設定可能。
を満たしている必要があります。

また、一眼レフ、ミラーレスであれば大抵の機種はこれらを満たしているため、最低限の撮影は可能です。
三脚も必須アイテムの一つなので必ず忘れないようにしましょう。

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みんなでワイワイ撮影会。

オーロラがはっきりと観られるようになったら、じっくりと納得いくまで撮影を行って欲しいのですが、問題はオーロラが発生するまでの間です。

オーロラは発生直前の兆候は非常に弱い光の為、肉眼ではほとんど確認することが出来ません。我々ガイドでもわからないことが多いものです。そこでカメラの登場です。設定で少し明るめに撮影するとどうでしょう。

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オーロラの兆候。

肉眼で見えていなかったものが、カメラを通すと薄らと光っているのがわかります。これが「オーロラの兆候」であり、カメラがないとこれをとらえることが出来ません。早いときはこの状態から次第に光が強くなり、30分以内でカーテンが揺れる状態などがみられるかもしれません。

つまりこのオーロラの兆候を見逃すとカーテン状のオーロラを見逃してしまう可能性があるわけです。
この「兆候」をとらえるためにはカメラは必需品となり、私達ガイドもまずは肉眼で何も見えない場合でも一度撮影し、兆候が発生していることをチェックします。

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ガイド付きならどんな事でもご相談ください!


これからカメラを購入したいと計画されている方は、オーロラ撮影が可能なものを選ぶようにしましょう。

さあこれで「オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事」を伝授完了です。
これを参考に念願のオーロラを是非観ちゃってください。

ここまで説明した内容は、ヤムナスカが誇る特設サイトオーロラ完全ガイドにより細かな情報が集約されています。(カメラ購入の参考にも是非どうぞ!)免許皆伝を目指す方は是非チェックしてみてください。

私はそろそろカメラのメンテナンスでもしてオーロラの撮影に備えたいと思います。
今シーズンのオーロラの写真も是非ご期待ください!

ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-07-26 06:02 | オーロラの旅 | Comments(0)

現地ガイドお勧め。カナディアンロッキーで登るべき山 トップ10 [目指せ登頂!]

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皆さんこんにちは!バリバリ登頂していますか?
ピークハント大好きガイド、ピーク堀口です。
いきなりロッキーの名峰、マウント・テンプルの山頂からの登場となりました!

今回のテーマは
「ヤムナスカガイドがお勧め カナディアンロッキーで登るべき山トップ10」
です!

実はカナディアンロッキーではハイキングで登頂できる山が限られているのですが、中でもこれはいつか登りたい!登るべき山を厳選に厳選を重ねご紹介します!

その前にまずは北米での「ハイキング」の定義からおさらいしたほうが良いですね。
英語では難易度に関係なく、手を使わずに行う登山をすべて「ハイキング」と呼びます。
※多少、手でバランスをとったりする箇所があってもハイキングに含まれます。

一方ロープを使って登るものが「クライミング」、その中間でロープを使うほどではないが、手でしっかり体重を持ち上げて登るスタイルを「スクランブリング」と呼びます。
※北米での登山のスタイルの違いの詳細は以下のリンクから投稿をご覧ください。

では、なぜカナディアンロッキーにはハイキングで登頂できる山が少ないのでしょう?

まずは下の写真をご覧ください。
これらの山の写真を見ての第一印象を思い浮かべてみて下さい。

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これらはそれぞれカナダの山の風景ですが、どうでしょうか?

どうみても「イカつい」ですよね。。
これは私の言葉になってしまいますが、おそらく皆さんは「激しい」、「凄まじい」、「荒々しい」という単語を想像したのではないでしょうか。

そうなんです!このように、カナディアンロッキーの山は氷河による浸食が一つの要因となり、非常に「急峻」な山々が多いのです。

このロッキーの急峻な山々の多くが「スクランブル」「ロック・クライミング」または「アルパイン・クライミング」で登る山であり、体力と高度な登攀技術が必要となります。したがって、多くの山のピークは、一部のエキスパートのみに許された世界と言えるのです。

また、カナダという国自体が建国152年とヨーロッパに比べ若く、国の発展のために鉄道や道路の建設を行う上で測量が必要となりました。それから、主にスイス人などの経験豊かなヨーロッパ人をガイドとして雇うようになります。そしてようやく多くの登山家が山を登るようになってからは、国立公園や世界遺産に登録されるエリアが増え、山を自然の状態に保つという考え方が浸透してきました。そのため、カナディアンロッキーの山には梯子や、鎖場などはほとんどなく、車が入れないような遠隔地でも山小屋等の宿泊施設もほとんどありません。

つまりロッキーの山は「氷河などが多く急峻」であり「遠隔地で人工的なものが少ない」この2つの要因がピークハントを困難にしていると言えるでしょう。

しかしご安心下さい!カナディアンロッキーにもハイキングで山頂まで登れる山はあるのです。

また前置きが長くなってしまいましたが、それではここから本題に入りましょう。
今回は、
ハイキングで登るべき山5選
スクランブルで登るべき山3選
ここまでは体力があれば誰でも登れる、道路から見ることができるため誰もが憧れるロッキーの名峰です。

さらに番外編として、エキスパート向けの名峰2選
全10峰を紹介します!

それではどうぞ!!

#1
ハー・リン・ピーク
Ha Ling Peak
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Ha Ling Peak東壁(写真中央)

標高:2,407m
往復歩行距離:5.6km
出発地からの標高差:762m
登頂スタイル:ハイキング


カナディアンロッキーの玄関口の一つ、キャンモアの町から南西に見える山、Mt. Lawrence Grassiの北端のピークです。東斜面は絶壁になっているためクライミングのみでしか登ることが出来ず、「こんな山にハイキングで?」と思うかもしれませんが、この写真の反対側の西斜面は緩やかでハイキングで登頂可能です。距離が5.6kmと比較的短いため、体力があれば半日で頂上まで行くことができます。山頂ではボウ・バレーとキャンモアの町を一望する絶景が待っています。

Ha Lingは初登頂を果たした中国人の名前から名付けられました。鉄道会社に勤めていた彼は仲間との賭けで「あのピークに一日で登れるか!?」を競い、見事その日に内に登頂します。Ha Lingは山頂で旗を振り仲間に登頂を知らせ、賭けに勝った彼の名はその功績を称えられ現在でも残っているのです。
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山頂からの一望できるキャンモアの街の景色




#2
Big Beehive
ビッグ・ビーハイブ
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ビッグ・ビーハイブの山頂

標高:2,270m
往復歩行距離:9.4km
出発地からの標高差:540
登頂スタイル:ハイキング


バンフ国立公園内、ロッキーの宝石と呼ばれるレイクルイーズが登山口で、数々のカナディアンロッキーの名峰に囲まれたピークの一つとなります。トレイルの途中にはミラー・レイク、レイク・アグネスなどの小さな湖もあり、夏にはレイク・アグネス横にティー・ハウスが営業しており、コーヒーやスイーツを楽しみながらのんびりすることも魅力です。体力があり時間が許せばもう一つのリトル・ビーハイブに足を延ばすのも良いでしょう。ピークからはロッキーの核心部の周辺の山々とレイク・ルイーズの美しい姿がご覧いただけます。「Beehive」は「蜂の巣」を意味しており、もう分かっちゃいましたね?そうですその容貌からこう呼ばれています。
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ピークからのレイクルイーズとシャトー・レイクルイーズ(ホテル)



#3
Mt. Yamnuska (East Peak)
マウント・ヤムナスカ(イースト・ピーク)
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マウント・ヤムナスカ全貌

標高:1,950m
往復歩行距離:9.5km
出発地からの標高差:600m
登頂スタイル:ハイキング


カルガリーから車でカナディアンロッキーに入る際に、一番初めに目に飛び込んでくるのがこのマウント・ヤムナスカ。東側の広大なプレーリー(草原)と西側の荒々しいロッキー山脈のコントラストは、膨大な造山活動のエネルギーと、気の遠くなるような長い年月をかけて形取られ、現在の姿に至ったという想像を掻き立てます。日本の北の大地、北海道で生まれ育った私も驚きのスケールのドデカさです!

我々の社名でもあるこの山。1977年にYMCAサマーキャンプでクライミングのプログラムが行われたことで、ヤムナスカ社の歴史も始まりました。「ヤムナスカ」は地元の先住民の言葉で「正面が切り立った山」を意味します。カナディンロッキーを初めて訪れた探検家や毛皮商人は、アルバータの原野からロッキーを見て「本当にこの切り立った山々を通り抜けるのか!?」と不安になったと言います。
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ピーク付近からどこまでも続く広大なプレーリーを眺める



#4
Fair View Mountain
フェア・ビュー・マウンテン
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レイクルイーズから見えるフェア・ビューマウンテンの全貌

標高:2,744m
往復歩行距離:10km
出発地からの標高差:1,014m
登頂スタイル:ハイキング


カナディアンロッキーではハイキングで登頂できる最高地点の山となり、ハイキングで見ることのできる最高峰の景色と言っても過言ではないでしょう。頂上からの景色は大迫力の3,000m級の名峰群と360度の大パノラマが広がり、正に「フェア・ビュー」の名にふさわしい山と言えるでしょう。Mt.ビクトリアとその東壁に貼り付くビクトリア氷河、Mt.テンプルの北壁と山頂付近のマクドナルド氷河は圧巻です。秋にはサドルバックと呼ばれる鞍部でカラマツの黄葉が有名で、黄金色に染まったその景色を楽しみに来るハイカーも多くいます。百聞は一見にしかず!とにかく「こんな景色がハイキングで見られちゃうの!?」という景色を約束します!
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頂上から西側にロッキーの分水嶺、Mt. Victoria、Mt. Lefroyの山々が見える



#5
サルファー・スカイライン
Sulphur Skyline
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山頂からのAshlar Ridgeの景色

標高:2,050m
往復歩行距離:7.7km
出発地からの標高差:700m
登頂スタイル:ハイキング


ジャスパー国立公園、ミエッテ温泉からスタートできるトレイルです。広大なカナダには名前のついていないピークが数多く存在し、実はこの山頂も正式には名前がなくトレイル名が「Sulphur Skyline」となります。※厳密にはMiette Range(ミエッテ山群)の一部。トレイルのほとんどが樹林帯でラスト100mで森林限界を超え、一気に視界が開けます。山頂から北側に見えるAshlar Ridge(上の写真)の独特な山の景色が見ごたえ抜群です。

「Sulphur」は「硫黄」という意味で、登山口はミエッテ温泉の駐車場横となっています。ハイキング後には温泉のご褒美付きとは何とも日本の山みたいで良いですね!

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登山口のミエッテ温泉


ここまではハイキングでの登れる為、体力に合わせてヤムナスカの「おまかせハイキング」でご案内可能です!

それではここからは少し難易度が上がりスクランブルで登るべき山3選をどうぞ!



#6
Cascade Mountian
カスケード・マウンテン
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バンフのメインストリートはカスケード山が最も美しく見える角度で設計されている

標高:2,998m
往復歩行距離:1,460m
出発地からの標高差:18km
登頂スタイル:スクランブリング

カスケード・マウンテンはバンフを代表する山の一つ。上の写真にあるようにバンフの中心街から綺麗に見える山であり、誰もがあの山頂からの景色を見てみたいと憧れる山の一つと言えるでしょう。山頂からはボウ・バレー、バンフの町を一望することができ、天気が良ければ遠くに名峰マウント・アシニボインの姿も見ることが出来ます。

「Cascade」は「小さな滝」を意味し、道路から接近するとその滝を見ることが出来ます。冬場には滝が凍結してアイスクライミングの人気スポットになります。バンフの町中から見える山とはいえ、難易度は優しくありません。山頂までの道のりは長く、岩場も多い為注意が必要です。また、トレイルが不明瞭なためルートファインディングも必要になってきます。

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ピークからの景色、右奥遠くにマウント・アシニボインの姿



#7
Mt. Rundle
マウント・ランドル
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バンフの町に隣接するバーミリオン・レイクから望むマウント・ランドル

標高:2,949m
往復歩行距離:11km
出発地からの標高差:1,577m
登頂スタイル:スクランブリング

カスケード・マウンテンと並び、バンフを象徴する山と言えるでしょう。先輩ガイドがこの2つの山の覚え方として「金貸すけど、何ドル?」(金カスケード、ランドル?)と覚えると良いよ。と教わりました。。。完全にオヤジギャグですね。。

とてもユニークな形をした美しい山ですが、バンフからキャンモアへと続く南北に約30kmほど連なった巨大な山脈の一部なのです。実は#1で紹介したハー・リン・ピークの隣が、このランドルの南東の端なのです。頂上からは前述したカスケードが見えるため、カスケードを制覇した方には是非登りたいと思える山となります。




#8
Mt.Temple
マウント・テンプル
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テンプル東壁とマクドナルド氷河

標高:3,543m
往復歩行距離:14.4km(南東稜)
出発地からの標高差:1,659m
登頂スタイル:スクランブリング

バンフからトランスカナダハイウェイ(国道一号線)を北上しキャッスル・マウンテンを過ぎたあたりから前方左に、一際(ひときわ)高い山が見えてきます。近づいてゆくとその迫力は増し、山の全容が明らかになってきます。さらに北上すると、写真上の東壁と頂に氷河を抱いた姿を見ることが出来ます。カナディアンロッキーでは11,000feet(約3,400m)以上の高さの山を11,000ersと位置付けられており、このテンプルはロッキーで最初に上られた11,000erと言われています。ピークハンターなら一度観たら、是非登ってみたいと思う人は多いはずです。

山頂からはブログ最上部の写真や下の写真のようにテン・ピークスが一望できるのですが、このようにテン・ピークスのすべてが見渡せる場所はそう多くありません。それだけにとどまらず、「ロッキーのすべてのピークが見えるのでは!?」と思えるほど、最高の山岳風景と言えるでしょう。必要な技術は高くなりますがロッキーの核心部、そして11,000フィートの高さからの圧倒的な景色を是非一度ご堪能ください。

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登山口のモレーンレイクとテン・ピークスの景色


カスケード・マウンテン、マウント・ランドル、マウント・テンプルは道路から見ることのできる山であり、アクセスも非常によく、ヤムナスカのツアーではどれも日帰りでご案内可能な山となります。
体力があれば登頂も難しくありません。ツアーの詳細は以下のリンクよりご確認ください。

ここからは番外編として2つの山をご紹介!
これらはアルパインクライミングで登る山であり、今まで紹介した山々よりグッと難易度が上がりますが、カナディアンロッキーの言わずと知れた名峰達です!


#9
Mt. Assiniboine
マウント・アシニボイン
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アシニボイン・ロッジ正面からの景色

標高:3,618m
出発地からの標高差:1,438m
登頂スタイル:アルパインクライミング

BC州マウント・アシニボイン州立公園に位置し、その山容から名峰マッターホルンと並び称される秀峰です。ロッキーのクライマーならだれもが憧れる山と言えるでしょう。道路から一番近いところでも30Km以上離れているため、ヘリで入山することも可能ですが、歩いて入る場合はアプローチだけでも最低丸1日かかります。ノーマルルートは写真正面の北尾根となりますが、ロープが必要になるためクライミングの技術が必要となります。

「アシニボイン」はこのエリアの先住民族の名前で「熱した石で調理する者たち」という意味です。彼らの住まいであるティーピーという三角形のテントから煙が出ている姿と、Mt.アシニボインの頂から雲が流れる姿から「アシニボイン」と名付けられました。2年前にガイドの谷がご案内した感動の登頂の記録の投稿は下のリンクからご覧ください。

#10
Mt. Robson
マウント・ロブソン
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ロブソン南陵、ビジターセンターからの景色

標高:3,954m
出発地からの標高差:3,099m
登頂スタイル:アルパインクライミング


最後の山はカナディアンロッキーの最高峰マウント・ロブソンです。ジャスパーから車で西に約100km走った先にあるマウント・ロブソン州立公園内に位置し、道路沿いからもその姿を見ることが可能です。独立峰で周辺の山に比べて高いため、頂に雲をつけやすく「クラウドカップ・マウンテン」とも呼ばれています。山の麓が855mと標高が低く、下から迫りくるような南陵の重厚な存在感ある姿は、見るだけでも価値があることでしょう。

2,525m地点にあるラルフ小屋へはヘリでアプローチすることも可能ですが、体力があれば徒歩1日でアプローチし、天気が良ければ翌日アタックすることも可能です。しかし独特の地形で天候が安定しないことが多くあるため、登頂が最も難しい山の一つと言えるかもしれません。氷河、セラック、雪崩などのハザードがありアイスクライミングの技術もが必要になる為、今までの山に比べ難易度は上がりますが、登頂したときの達成感は他に代えがたいものがあるでしょう。十分トレーニングを積み是非プライベートでトライしたい山となります。


さて、ここまで「カナディアンロッキーで登るべき山 トップ10」ということで紹介をさせていただきました。
北米の登山ではハイキングやロングトレイルの文化も根強く、冒頭に説明した通り登頂するには技術を要する山が多い為、山のピークに達する機会が多くありません。しかし、どんな山であれ登頂したときの達成感景色は、そこでしか得られないものがあり格別なものがありますね。

ロッキーでピークハントをしてみたいと興味がある方は是非、ご参考下さい!

ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-26 06:01 | 登頂 / クライミング | Comments(0)

ロッキーの名作マルチピッチクライミング。「マザーズデイ、バットレス」(グレード 5.7 / 8 pitch / 330 m)

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ヤムナスカガイド谷です。今回はアシニボインを目指す大山さんとバンフから車で5分、アプローチ30分、
標高差330mのマザーズデイ(母の日)バットレスにクライミングに行ってきました。
登るラインはご覧の通り、高速道路からもすぐわかる、美しいクライミングです。
町からすぐのロケーションで景色は最高なこのルートはロッキーに来たらぜひ登ってもらいたいルートの一つですね。
バンフ近郊で一日、二日のロッククライミングに行きたいなという方には本当におすすめです。
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さてもう登ってます。ピースサインもでて余裕ですね。さすが。

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この高度感、これで3ピッチ目。楽しすぎます。


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すぐそこにバンフの街並みやランドル山、サルファー山、小さく真ん中にトンネル山など、
観光やハイキングの名所がよく見えます。


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すぐ下にはカスケードポンド。綺麗な色ですね。
クライミングもいいですが、何より景色。そして誰もいません。
クライミングはあなたを人が知らない、素晴らしい場所に連れてってくれる素晴らしい行為の一つでもあります。
難しい登りをする必要は何もありません。安全のためのザイルワークや懸垂下降など、基本的なことを学べば誰にでも出来ます。
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さて登り切りました。330m登ったとは思えないくらい余裕の表情ですね。
後ろにはランドル山も見え、周りには誰もいない、貸切の山を楽しめました。
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下りは歩きと懸垂下降をしながら安全に下ります。
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冒頭の写真とともに、あの切り立った岩壁、登って楽しかったですか大山さん?
やはり強き母はマザーズデイ(母の日)バットレス登っておかないとですね。
ちなみにコースタイムは7−9時間ほどです。


さて2日間のトレーニングも終わり、次はいよいよアシニボインへの挑戦です。
頑張りましょうね大山さん。

ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-25 08:45 | 登頂 / クライミング | Comments(2)

Mt ヤムナスカ 2240m 登頂

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ヤムナスカガイド谷です。

今回は2011年、2012年にカナダにハイキングに来られている大山さんをMtヤムナスカ登頂へご案内。
この山はカナダのクライミング発祥の地で、日本でいう谷川岳みたいな感じですかね、登山の歴史がたくさん詰まっている山です。
南側は切れ落ちているのでが、北側はなだらかな非対称稜線なので、ロッキーの中では比較的簡単に登れる山の一つ。
ハイキングで肩まで行くのももちろんいいですが、登頂もやはりいいですね。
では行ってみましょう。

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ここはもうハイキングが終わった上ですね。ここから本格的登山の始まりです。
ロッキーの登頂系の登山では安全のためヘルメット必須です。落石の危険から身を守るためですね。
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岩場もグイグイ上がっていきます。
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途中雷雨に遭い、急遽岩陰でツエルトはりました。これも良い経験ですね。
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大山さんはクライミングが大好きな方なので鎖場も難なくクリア!!
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ゆっくり一歩ずつ足を出せば…
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そこは頂上です。遮るもののない360度のパノラマ。
この頃には天気も回復してカルガリーまで見える晴天。
切れ落ちている岩壁は高度感抜群。
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下りは慎重に下りていきますよ。ガレ場歩きロッキーの登山では重要な技術です。
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西の端からのMtヤムナスカ、こっち側からヤム見た日本人って多分多くないですね。
ぜひ登頂してここからの景色も楽しんで見てください。
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さて最後はヤムナスカ名物、ブーツスキー、砂走りですね。すぐ下りれます。
ヤムナスカ登頂は大体6−8時間ほど、素晴らしい登山が楽しめます。
ヤムナスカ単体でもいいですし、ロッキーの難しいピークにトライする前、こういう山行は
本当にいい足慣らしになります。ぜひトライしてください。

実は大山さんはMtアシニボインの登頂を目指しているのでいいトレーニングにもなりました。
次はマルチピッチクライミングで、ザイルワークを確認です。


ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-24 08:38 | 登頂 / クライミング | Comments(2)

レイクオハラキャンプ、秘境の景色を求めて!!

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Victoria Fallsから望む名峰, Mt Lefroy (3423m)

約5億年前の地層が隆起して形成された3000m 級の山々、氷河からの水をたたえる神秘的な色の無数の湖、そこに住む数多くの動物たち、短い夏を懸命に生きる植物たち、そのどれもが人間の想像を超える場所、地球の息吹を直に体験できるスポット、レイクオハラとはそういう場所です。

こんにちは、ヤムナスカガイドの植木です。

今回はキャンプだからこそ体験できる場所に、”自分たちだけの特別な新婚旅行をしたい”との希望でご参加いただきました小口様と、カナダを一人で20日間かけて旅行し、旅のフィナーレにこのオハラを選んだK様を夢の世界へとご案内しました。
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今回は一泊二日のキャンプで、Lake O'Haraを中心に、垂直に聳え立つ3000m を超える山々に囲まれた谷にひっそりとある3つの湖(Lake Oesa, Opabin Lake, Lake McArtheur)やその周辺の数多くの湖を巡る場所を楽しんでいただきました。

オハラの前に、この3名様は別のハイキングも行かれています。
その時のガイド、板倉がブログをアップしておりますのでぜひそちらもご覧ください。


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さて、ここオハラには素晴らしいキャンプサイトがあります。
炊事場、キャンプファイヤー、薪ストーブ、トイレ、そして区画整備されたフラットなテント場、そのどれもが一級品です!!
レイクオハラはまず、専用バスの予約がプレミアムチケット並み困難ですが、このキャンプ場を予約することはもっともっと大変です。そんなキャンプ場でのテント生活は快適そのもの。ここを拠点にハイキングスタート!!

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到着日はLake McArtheurにご案内しました。
少し曇り空で時おり小雨も降る天候でしたが、湖の色はまさに神秘的。
氷河から流れる水をたたえるこの湖は、レイクオハラエリアで最も大きな湖です。
そしてこの独特な素晴らしい青い色を「マッカーサーブルー」と称賛する声もあります。
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鏡のように湖面に移る山々、吸い込まれそうな景色は本当に幻想的な世界でした。
「なんだこれ!!」、小口様が言う最上級の感動の言葉が何度も聞けて嬉しかったです。

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遠くにはマウンテンゴート??(山ヤギ)かなと思われる動物たちを発見しました。
遠くてはっきりと確認できませんが、子連れの親子が11頭でエサを食べているのを発見、湖と動物を交互に見る一幕も。
写真の中心の草原に白い点が見えますか??


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この日は沢山のマーモットを発見しました。
あまりの至近距離に自分たちがどうしてよいのか分からず、ただ動かずマーモットたちを見ていました。
正直言ってこんなに近くに見たことがない私も、思わず撮影を楽しませてもらっていた瞬間です。

ちなみにこの日の朝から小口様のご主人様が、移動途中の道路際でクマを発見、続いてシカを発見、
オハラに着いたらナキウサギ、マウンテンゴート、マーモット、これらの動物の第一発見者はすべてご主人様です。
視野が広すぎません??それともハンター??(笑)

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モスキャンピオンがようやく咲き始めました。
今年は冷夏のせいか開花が遅い感じがしますが、この時は丁度満開に近い状態で咲いていました。
ここオハラ周辺では2200m付近でたくさん見ることができます。
10㎝角までに成長するのに約50年かかると言われているこの植物、大切に保護していきたいです。

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数億年前に堆積した地層がいま目の前にあります。
非常に薄い層で形成されたこの巨岩がカナディアンロッキーを作り出しています。
人間の想像を超える現実がまじかに見れるこの場所は、地球が生きている証拠を確認できる貴重な場所です。

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約5億年前の地層から鼓動を感じ取ることができたのでしょうか?
岩にそっと耳を寄せ、”地球”を感じた時の表情が素敵です。

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さて、キャンプ場に戻りました。
この日は沢山のキャンパーが宿泊していました。
でも、入山に人数制限があるこの場所は、決してテーブルを取り合うなんて事態にはなりません。
ゆったりと4人でテーブルを囲みご飯にしました。

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YAMNUSKA名物のスモークサーモン丼、山で寿司なんて、さすが日本人でしょ?
日本人魂はここレイクオハラでも忘れません。

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まるでリスのようにホッペタ一杯にほおばってます。
美味しそうにたくさん食べてくれて、見ている方も嬉しかったです!!

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食前のティータイム、前菜からデザートまで、フルコースを堪能していただきました。

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夜11時、まだ真っ暗にならない時間に月が輝き始めました。
空は快晴、この後、深夜0時頃から満天の星空を眺めて就寝しました。
翌日のハイキングが楽しみです。


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翌朝、やはりドピーカン!!
雲一つない澄みきった空気の気持ちの良い朝を迎えました。
暖かく見えるでしょ??でも、この日の朝は放射冷却現象で、なんと気温-5℃、まじかよっ!!ってくらい寒かったです。
でもこんなのはレイクオハラでは当たり前、皆さんは事前準備をしっかりしていたので全く問題ありません!!(でもちょっと寒かったかな??)

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2日目は風一つないレイクオハラに映るOdaray Mt、湖畔にひっそりと建つレイクオハラロッジのキャビン、
雲一つない青空を背に満々と雪を湛える3000m級の山々、こんな景色を見ながらのハイキングスタートです。


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まだ歩き始めて10分、もう、動けません、、、、、、この先どうしましょう!!
でも、この感動的な景色は余興です。
想像を超える感動がこの先いくつも待ってますよ!!


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少し歩くともうそこは森林限界線、いきなり目の前に巨大な岩山Mt Huber(3368m)が、
そしてその奥にはMt Victoria(3464m)も姿を現します。
標高差1200m以上の岩壁が目の前に垂直に聳え立ち、その裾野に立つことのできるこのルートは、
山歩きを愛する者にとっては鳥肌がたつほど興奮する場所でもあります。

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目前にそそり立つMt Huber(3368m)、この素晴らしい景色をいまこの瞬間に見ているのは私たちのグループだけです。
限られた人しか入山できないこの場所に来ることができて本当に良かった!!

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豪快に流れ落ちるVictoria Fallsの真横を通過しふと顔を上げると、そこは切り立った岩壁で囲まれる場所に到達します。
巨大な岩山に見下ろされている気がしました。
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到着した湖は、紺碧の水をたたえるLake Oesa(2270m)、
目の前にはMt Victoria(3464m), Mt Lefroy(3423m), Glacier Peak(3283m)などがすぐそこに。
鳥肌が立つほど美しい!!

っとここで、
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ランチ!!
すいません、つい食べかけちゃいました(笑)
世界最高のレストランといっても過言じゃないでしょう!!
これ以上の贅沢はない、、、、、そう言っていただけたお昼ご飯タイムでした。

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さて、ランチの後はアルパインルートを歩きます。
ここから先は気象条件、体力レベル、歩行技術、コース状況など、いくつもの条件がそろわないと行けない、
ごくごく限られた人だけが通過を許される場所です。
今回のメンバーはもちろん大丈夫、でも慎重に気を抜かず絶景を楽しみましょう!!

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この日の最大の見どころ、Lake O'HaraとMary Lakeを一望できるポイントにご案内しました。
これだけの景色を見れる場所に我々だけしかいないんです。
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信じられないくらい、本当に鳥肌が立つくらい大絶景です!!
朝から歩いてきたルートがすべて確認できるこの場所は、ほんの一握りの人しか到達することができません。
天気に感謝、メンバーに感謝。

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このあとOpabin Lake, Hungabee Lake を経由して

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まるで庭園の中を歩いているかのようなフラットなルートも経由して、
最後に
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Opabin ProspectからのLake O'Hara大展望を楽しんでいただき一泊二日のキャンプツアーを終了しました。

毎回こんなに素晴らしい景色を見れるとは限りません。
毎回このコースをご案内できるとも限りません。
しかし、できることなら、可能な限りこの素晴らしい絶景を多くの方にご覧いただきたい、いつもそう願っています。

小口さん、新婚旅行にこの場所を選んでいただき本当にありがとうございました。
「なんだこれ!!」、最高に感動した時のこのフレーズ、大好きです!!

Kさん、カナダ旅行のフィナーレを飾る場所に選んでいただき、本当にありがとうございました。
「天国にいるみたい!!」その言葉が本当に嬉しかったです。

いつかまた、カナディアンロッキーでお会いすることができ、素敵な山旅をご一緒できることを楽しみにしています。

私たちヤムナスカのメンバー一同、いつでもお待ちしてます!!


ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-20 03:29 | 出会いの山旅 | Comments(0)

ロッキーならではの天候。ラーチバレー、フェアビューマウンテン登頂の旅


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テンピークスどこやーーーーー!!!


今回は新婚旅行でカナディアンロッキーを訪れた小口夫妻。
世界を一人旅している、ロッキー2回目のK様。
計3名でラーチバレー、フェアビューマウンテンに行ってまいりました!

ブログ担当はヤムナスカガイドの板倉がお送りします。

今回のメンバーはラーチバレー、フェアビューマウンテン登頂、レイクオハラキャンプの三本立てという
カナディアンロッキーを満喫できる素晴らしいプランを組んでくださいました!


さあ、さっそくカナダの旅に出かけましょう!


まず、1日目はラーチバレー。

ここはモレーンレイクとテンピークスの美しい光景が見られるロッキー定番のコースです。
一枚目の写真にあるように今回はテンピークスが雨雲に隠れ、どこかに行ってしまいました。
しかーし、テンピークスは見れなくてもモレーンレイクの光景は圧巻!
ここはテンピークス以外にも見どころがたくさんあるルート。
青く澄み渡る美しいモレーンレイクを見てから、目的地に向けて出発です!

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皆さんスタートからノリノリです!

ここは最初にスイッチバックと言われる急勾配を緩和するために、ジグザグの形をしたルートを登っていきます。

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腹が減ってはハイキングは出来ぬ。とのことなので道中、お菓子タイムを取りました。
小口さんの奥さん、顔芸が達者です!笑
K様もいい顔してますねー!!
今回の旅は芸人さんたちとハイキングしているようでした。

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スイッチバックを抜けると今度はラーチ(カラマツ)の林が出てきます。
ラーチは落葉針葉樹。
触ってみると、フッワフワ。
針葉樹の予想を覆してくれます。
ほんといい笑顔!!

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ラーチの林を抜けると、今度はピナクルマウンテンとエッフェルピークがお出迎え。
むき出しの地層はド迫力!
これもカナディアンロッキーならではの光景です!

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歩くこと約3時間、目的地のミネスティマレイクに到着!


ここを振り返ると絶景のテンピークスが、、、

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見れませーん!!!笑

これもロッキーの天気事情なので仕方ありませんね。
テンピークスは見れませんでしたが、それ以外でも、ロッキーならではの体験をたくさんして頂けたと思います。


変顔のスペシャリストたちとランチを取るため、休憩所に引き返します。

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秘密基地を作って暖を取り、おいしいランチとコーヒーを頂きました。

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帰り道でも皆さん元気です!
カナダのお天気事情などを話しながら楽しく下山しました。

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楽しい時間はあっという間!
皆さまでワイワイ話していると、もう出発地点に到着していました。

明日はフェアビューマウンテン登頂!

天気予報は非常に悪いです。
さあどうなるでしょうか。

テルテル坊主を作って、次に備えましょう。


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ドーン!
2日目は晴れましたーーー!!!

独特のエメラルド色をしているレイクルイーズ、雲の下に見えるビクトリアマウンテンの氷河が圧巻!
こんなにも素晴らしい光景のレイクルイーズからスタートです!

ここでテータイムを取ってゆっくり時間を過ごしたいところですが、今日は登頂プランです。
天候も回復し、フェアビューマウンテン登頂に向け、良い兆しが見えてきました。

この山は2,744mありますが、手を使わずに登ることが出来る貴重な山のひとつです。

レークルイーズを眺めながら出発していきます。
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道中、きれいなイエローコロンバイン(オダマキ)を発見!
ここからの景色と植物のコントラスト、皆様もつい笑顔になりますね。

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振り返ると雪化粧のロッキーが!
この光景は圧巻ですね。
絵に書いたような光景が目の前にあるなんて素晴らしいですよね。
これも来た人の特権!

皆さまのボルテージも全開です!
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ロッキーらしい景観、ロッキーの動物、ピカやマーモットを見ながらテンポよく登っていきます。

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フェアビューマウンテン登頂の前におにぎりタイム!
K様の素敵な笑顔!!
小口夫妻はいつもの顔芸です。笑

おにぎりはおいしく、目の前は絶景!!
まさに最高のロケーションですね。


ここからは先は森林限界。
ロッキーの天候の変化は著しいため、この日は先にランチを取りました。

ここから山頂に向け一気に登ります!

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山頂手前で雪が降ってきました。
目的地まではあと少し、
安全を考慮しつつ目的地に向かいます!


一歩一歩、山頂に向け近づいていき、

ついに、、、
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とうちゃーーーーーく!!!

Congratulation !!!

フェアビューマウンテン登頂です!!!

雪に打たれながら記念撮影。
山頂からの景観は一望することは出来ませんでしたが、目まぐるしい天候の変化の中
登頂できたことは本当に素晴らしいです!
ここまで頑張った甲斐がありましたね。


天候が悪いため、素早く下山の準備。
雪が積もる前に安全に下山を始めます。

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ロッキーの天気は本当に興味深いですね。
さっきまで何も見えなかったのに、もうこの景観。
この天候の変化も、来た人にしかわからないリアルなロッキーを感じることが出来る貴重な体験ですね。

想像を超える体験がここには待っています。

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下山途中、フェアビュールックアウトに立ち寄って記念撮影。
レイクルイーズとロッキーのコントラストが絶妙ですね。
ここからの景色もオススメです!

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最後は自然にできたゴールテープをくぐり、無事に戻ってきましたー!!


今回、私の担当はここまで。

皆さん本当にお疲れ様でした!
この2日間で体験した感動は一生ものだと思います!

最終日のオハラキャンプは皆さまの旅の締めくくりには最高の場所です。
存分に楽しんできてくださいね!



K様

またロッキーに戻ってきてくださり、本当にありがとうございます!
今回の旅は、狭く深いロッキーを味わえたと思います。
目まぐるしい環境変化の中、貴重な経験ができたのではないでしょうか。
これからも将来の目標に向かって頑張ってくださいね!
ロッキーから応援しています。
また会いましょう!!

小口夫妻

ご結婚おめでとうございます!
新婚旅行でロッキーを選んだことは大正解だったのではないでしょうか。
3日間と短い期間したが、色々なロッキーをハイキングすることができ、感謝しています。
この旅は一生の思い出になったと思います。
またロッキー地に戻ってきてくださいね!
末永くお幸せに!



【人生の思い出として、わずかな一瞬ですが、一緒にハイキングをしていただき ありがとうございました!】


ヤムナスカ・ガイド板倉 由浩 (いたくら よしひろ)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-18 05:17 | 出会いの山旅 | Comments(0)

こまめな水分補給で安全登山。化石発掘ハイキング


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ニーッコニコニコニッコニコ!
笑顔満開!お花も満開!

今回も笑顔が絶えません!

ブログ担当は私、ハイキング給水係(別名:ヤムナスカガイドの板倉)がお送りします。
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なぜ今回、私が給水係になったかというと、
ハイキング中に水分補給をしないと脱水症状や高山病にかかりやすくなり、
安全に遂行できなくなるためです。

特にロッキーでは日本からカナダに入国した翌日にハイキングする方が多いです。
すると、時差ボケや環境の変化によって自分が思っているよりも身体にストレスがかかっています。
また、トイレ事情も日本とは違い、トレイルに整備されたトイレはほとんどありません。
その結果、トイレを我慢するために水分を取らなくなり、高山病や脱水症状にかかる可能性が高くなります。

今回は皆さまの安全を守るためにも、ガイドが給水係となり、適切に水分補給を取りながらハイキングに行ってきました!

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ノリノリですねー!!!
まだ登山口ですよ。笑

今回はロッキー5回目の超リピーター、池内様と新婚旅行で来られた小口夫妻
計3名で化石が発掘できるスタンレーグレイシャーにいってきました。

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ここは化石も発掘出来ますが、
1968年と2003年に大きな山火事が起きた場所で、山火事の跡を見ながら歩くことができる
ロッキーでも貴重なトレイルのひとつです。

「ロッキーと山火事」

これは切っても切り離せない、カナディアンロッキーでの重要な作用なのです。

これも現地に来た人だからこそ、ロッキーの実態を目で見て、肌で感じることが出来るのです。

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みんなで仲良くクッキータイム!

その日初めて会った人たちとは思えないくらい
いい写真ですね。

これもすべてロッキー圧巻の大自然が、心を豊かにし、最高の雰囲気を作り出してくれるのです。




化石の話や山火事の話をしていると、あっという間に目的地に到着。

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ズッドーン!

氷河が生み出した絶景。
スタンレーグレーシャーです。

ここには多くのドラマがあります。


山火事、化石、氷河


バラエティに富んだこのルートは本当に素晴らしいです。

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ランチタイム中にちょっと小雨が。

これもロッキーならではの天気。

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秘密基地の中で久しぶりのおにぎり!

ん~、うますぎ!!!

その気持ちわかります!



外を見ると、あっという間に晴れ間が来ました。

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食後のコーヒータイム。

塩ようかんとコーヒーという絶妙な組み合わせ!
優雅なひと時です。

ここまで来た人の最高のご褒美ですね。




さて、ここからが化石発掘タイム!
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周辺の岩をのぞいてみると、、、
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ありましたー!!!

小口さんのご主人!
立派な三葉虫を発見です。

こんなに簡単に見つかってしまうのもこの場所の特権です。

素晴らしいロケーションでのこの体験は、
きっと心に残る感動を生み出してくれると思います。



池内さん、小口さんの奥様も無事発見できることができ、みなさんウキウキで下山を開始しました!

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途中、氷河からの溶け水で心を清めている方々。笑
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下山中も絶好調!
ノリノリです!

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話が尽きることなく約2時間

楽しい時間は本当にあっという間。

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総員3名、事故なし、現在員3名
異状なく下山いたしました!

との終了報告を受け。
無事、安全にハイキングを終えることが出来ました!



池内様

ロッキー5回目の旅に、まだ知らないロッキーを紹介することが出来て光栄です。
ここは毎回違うドラマを生み出してくれるので、また近いうちに帰ってきてくださいね!
まだまだ体験していないものがたくさんありますよ。
池内様から頂いた、塩ようかんは最高においしかったです!
またカナダで再会しましょう!

小口夫妻

新婚旅行、第一日目はあっという間に終わってしまいましたね。
とても楽しく、素敵な二人とハイキングが出来、感謝します。
残りの行程は今日とはまた違うロッキーを肌で感じることが出来ますよ。
新婚旅行でロッキーを選択したことは大正解です!!
残りのハイキングも楽しみましょう!


【人生の思い出として、わずかな一瞬ですが、一緒にハイキングをしていただき ありがとうございました!】


ヤムナスカ・ガイド板倉 由浩 (いたくら よしひろ)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-16 05:08 | 出会いの山旅 | Comments(0)