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アルパインツアーで行く。北極圏の街、イヌビックにオーロラを求めて!!

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皆さんこんにちは。

ガイドの植木です。
突然ですが、お見苦しい姿を披露してすみません(笑)
私は山のガイドです、でも、海も大好きです。

今回はヤムナスカと提携がある日本の旅行会社、アルパインツアーさんの企画、
「中垣哲也さんと行く極北のカナダ 北極圏イヌビック滞在とオーロラの旅 8日間」のツアーで私がツアーリーダーとして皆さんをご案内させていただきました。

ここは地の果て北極海、気温マイナス30度の”海”にやってきました!!
どうしても海といえば海水浴のイメージで、海に来るとどうしても脱ぎたくなるのが性分、ってことでやっちゃいました。

今回はオーロラ鑑賞地として知る人ぞ知るイヌビックと、北極海に面している最果ての街、タクトヤクタックにやってきました。
もちろん仕事です。

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私たちのユーコンの拠点、ホワイトホースから飛行機で約4時間で北極圏の街イヌビックに到着します。
ここがオーロラ鑑賞の拠点に選んだ理由、それは北緯68度付近はオーロラの鑑賞にとても都合が良い点、そして、この町はこういったスーパーがあり食料や生活用品をそろえるのに困らない点がポイントです。
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生鮮食料から衣類、雑貨、そしてこのスーパーにはこんなものまで売っていました!!
               
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すごいでしょ!!
スノーモービルです。普通スーパーで売る??
ちなみに売り場は食肉コーナーの近くです。

イヌビックまで来ると、冬の生活の足は車よりスノーモービルが役に立ちます。
雪や寒さに強いスノーモービルは、どんなに雪が積もっているところでも平気で走ることができます。

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イヌビックの街から北極海に面している街、タクトヤクタックまでは車で約3時間、砂利道ですが冬は完全に凍っているため舗装道路並みに走りやすいです。真っ白な雪原はツンドラの大地、永久凍土のため木が全くありません。夏はこの雪も解け、一瞬だけ大地が顔を出しますが、そのほとんどが沼、湖、川といった大湿原地帯になり、人間が容易に入り込めないこの地は動物たちにとってはまさに地上の楽園になります。
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途中で車を降りて写真撮影を楽しみました。
しかし、ここは北極圏。北極海から吹き付ける強烈な冷たい風が大地だけではなく空気も凍り付かせます。
もちろん人間は防寒具なしでは1分と立つことはできません。

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タクトヤクタックに到着、こんな北の果ての街にもしっかりと教会がありました。しかも4つも。
写真の教会は、1869年に建てられたこの町で最も古い教会です。
ちなみにいまだに現役です。

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自分は今北極海の海の上に立っています。
見つめる先は北極点、冒険家の血が騒ぎます!!(誰が冒険家やねん!!)
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この町には墓地もあります。
先住民族イヌイットがこの地で生まれ、この地で亡くなり、死後も北極海を望めるこの場所で大切に弔われていました。
北極海はこの町の人々にとっては食料を得るための無くてはならない海なのです。

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別の日に私たちはイヌビックから車で少し走ってアイスロードに行きました。
アイスロードとは、その名の通り「氷の道」です。
イヌビックはカナダ最長の河、マッケンジー川の河口付近にあります。
この川は、冬になると厚い氷におおわれて船は航行できませんがその代わり車が走ることができ、このまま北極海に通じています。
私たちが立っていいる場所は、まさに川の真上です。
その証拠に岸際には船がいますが、岸より離れたところに車がいます。なんか不思議な光景ですね。
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おそるおそる透明な氷の上を歩いていますが、完全に透明な氷の上は絶叫マシーンより恐怖を感じます。
腰が抜けちゃいましたかね?でも大型トラックも通る道、そう簡単には割れませんよ。
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氷はこんな状態、沢山ヒビが入っています。
このヒビこそ氷を強くするんです。
ちなみに氷の厚さは平均約100㎝だそうです。45トンの車も通れるんですって。
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犬ぞりも体験しました。
犬ぞりに乗ってただ引っ張ってもらうのを想像している方、違います!! 
ここでは自分たちがマッシャー(イヌぞり師)です。
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自分の相棒になる犬たちと出発前にコミュニケーションを取ることは非常に大切です。

このように極北の街ならではのアクティビティーは沢山あるんですよ。
日中はこうしていろいろな遊びを満喫して、夜のオーロラに備えます。

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暗くなると当然のようにオーロラが出現します。
多くのオーロラ鑑賞地は地理的な理由で北の空に出現しますが、ここイヌビックは緯度が高い為、南か真上に出現します。
そのため弱いオーロラでも非常にはっきりと見ることができます。
綺麗に揺らめくオーロラと、テントを入れて撮影してみました。
何度見ても、何時間見ていても飽きない宇宙からの贈り物に感謝です。
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泊っているキャビンのドアを開けたら上空にオーロラが見れます。
こうして時間に関係なく、見たいときに見たいだけオーロラを楽しむことができるのがこのツアーの魅力です。

ぜひオーロラを見たい方、知る人ぞ知るオーロラ鑑賞の聖地、イヌビックに私たちと行きましょう!!

植木 正幸(うえき まさゆき)

関連サイト

今回ご案内したツアーの詳細はこちらから↓↓


by ymtours | 2018-03-25 15:35 | オーロラの旅 | Comments(0)

アルパインツアー「中垣哲也さんと行く極北のカナダ 北極圏イヌビック滞在とオーロラの旅 8日間」

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皆さんこんにちは!

ガイドの堀口です。
もう上の写真で私がどこにいるかわかったでしょうか!?

わかった方はもう極北マニアですね(笑)

そうです!またまた北極圏に行って参りました!

今回はヤムナスカと提携がある日本の旅行会社、アルパインツアーさんの企画、
「中垣哲也さんと行く極北のカナダ 北極圏イヌビック滞在とオーロラの旅 8日間」のツアーで私がツアーリーダーとして皆さんをご案内させていただきました。

中垣さんは天体写真を専門に撮影されている写真家さんで、現在ではオーロラ写真に関しては日本を代表する写真家といっても過言ではありません。撮影以外の活動でも、日本全国でプラネタリウムやスクリーンにご自身の作品を投影し、正に「癒し」とも言える世界観で、オーロラや自然の美しさをたくさんの人々に伝えています。
中垣哲也さんのホームページはこちら から。

中垣さんと我々ヤムナスカは以前から交流があったのですが、数年前からアルパインツアーさんとの協力体制により、このようなツアーが実現しました。

今回はその一部をご紹介!

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イヌビック着陸間際の上空からの写真。
このあたりは世界第5位の大きさを誇るマッケンジーデルタの流域で、あちこちに支流、湖が入り組んでおり、冬季はそのすべてが凍結してこのような景色になってります。

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イヌビックはユーコン準州の東側のノースウエスト準州に属する人口わずか3,100人程の小さな集落です。
上の写真はノースウエスト準州の車のナンバープレートです。何と北極グマの形をしたプレートなんです!
何という遊び心!こんなの見たことありますか?

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このエリアでは元々、イヌイット族とインディアン系の先住民族が生活していたのですが、1870年代まで文字を持っておらず、上の写真の黄色いボードの下段の文字はこの周辺の先住民族の文字なのです。

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上の写真は水のデリバリーの様子です。

水のデリバリー??

そうですよね。ピンとこないと思いますが、ここイヌビックは北緯68度の極北で、ツンドラ地帯なのです。
ツンドラ・・・。小学校の時に社会で習ったと思いますが、遠い記憶を呼び起こしてください。

ツンドラ=永久凍土

ということは地面の下は凍っているため、地下に水道などパイプを通すことができないため、このようにトラックが週に2回生活用の水を届けに来てくれるのです。これはもちろん、飲み水、やシャワーなどで使用する水が含まれます。
どれほど過酷な環境なのでしょう。驚きですね。

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そして極めつけがこの道路。
アイスロードと呼ばれ、そのまま「氷の道」なのですが、路面が凍結しているのではございません!
これ、凍った川がそのまま道路となっているのです!!
しかもこれ、ちゃんとした公道なんです!!!

冗談かと思うかもしれませんが、この周辺は、デルタ(三角州)、ツンドラという地形の為、道路整備が現実的に極めて難しいのです。さらに集落も百数十人から十数人と点々とした村落が点在しているため、それらを結ぶ為に道路を敷くというのは、合理的ではないのです。

したがって、冬このように公道が整備され、村同士が結ばれることはこの地域で生活する人々にとって、非常に重要なものなのです。

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さて、ツアーの様子ですが、日中はイヌビックからさらに北を目指し、北極海沿岸のタクトヤクタックという町まで足を延ばします。
ここは何と北緯69度!!

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2017年11月に開通したばかりに陸路、Dempster Highwayをドライブ、途中はこのような白銀の美しい世界が広がっています。

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ここまでくるとコンパスもかなり誤差が発生します。
誤差というと誤解があるかもしれません。

ご存知の方も多いと思いますが、コンパスが示す北と、地図上の真北は違うところにあり、高緯度の場所のくるとその誤差も大きくなってきます。
詳しくはこちらから。

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これはアクティビティーのスノーモービル!?
ではなく、Taktoyaktuk の住民の生活の足なんです。
「ちょっとそこまで」という移動は一番便利で、スクーターのような感覚ですね。

しかも公道以外は免許が必要ないので、子供でも乗れちゃいます。
ちなみにこの写真の運転している人も子供でした。

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やっぱりビーチでは寝そべりたいですよね~。
完全に凍結してますけど・・・。

荒波を想像していた方、すみません。
冬の北極海は真っ白です。

しかしこんな海が他にあるでしょうか!?
見渡す限り真っ白の世界、白い水平線!

本当に何っにもありませんが、「何もない」というのがこの場所の素晴らしいところなのです。
何だか楽しくなって、はしゃいでしまい、しばらくここでこんな風に遊んでいました。

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さてさて、夜のお楽しみはディナーでしょう!
我々が宿泊したロッジにはレストランがありませんので、すべてケータリングしてもらったのですが、本当にどれも美味しかったです。
中でも私の一番のお気に入りはこの写真。
なんとウサギの肉です。
初めての体験でした。
よく、「鶏肉に似ている」と聞いていましたが、鶏肉よりジューシーで柔らかく、風味も少し違います。
個人的にはウサギ肉の方が好きかもしれません。

それ以外には、バイソン肉、トナカイ肉、北極イワナ、サーモンなどとても趣向を凝らしたメニューで我々を楽しませてくれました。

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夕食後は中垣さんがこれまで撮影したものなどを披露してくれたり、これまで撮影したものをチェックしてみたり。
みんなでワイワイとても楽しませてくれました。

さぁ、ここからが本当のこのツアーのお楽しみ。

何と言ってもオーロラですよね!

安心してください!
今回もばっちり発生してくれました!

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さすがイヌビック、やっぱり頭上にばっちりと発生してくれます。
一番激しかったときは、レンズに収まらないほど空一面に大きく揺れており、ただ茫然の眺めていました。
上の写真は少し落ち着いた時のものですが、それでもゆらゆらとカーテンが揺れているような、もっともオーロラらしいものでした。

しかし、オーロラというものは何度見てもいいものです。
同じ姿は2度とみることが出来ませんが、そのたびに違う表情を見せてくれます。

イヌビック滞在は4泊5日でしたが、日中は極北の暮らしや自然を、夜はどっぷりとオーロラを満喫し、あっと言う間に過ぎていきました。
なんだかずーっと遊びっぱなしでとてもお腹いっぱいになったツアーでした。

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから



今回ご案内したツアーの詳細はこちらから↓↓


by ymtours | 2018-03-15 03:11 | オーロラの旅 | Comments(0)

目から鱗、軽量バックパッキングの話

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 こんにちは、ヤムナスカ、バックパッキング推薦委員の植木です!!

 突然ですが、皆さんは「バックパッキング」という言葉をご存知ですか? バック(Back=背中)にパッキング(Packing=荷作り)するという意味があり、荷物を背負って歩くことを指します。背負って歩くといっても、日帰りハイキングや縦走もすべてこれに当てはまりますね。そこで、今回はバックパッキングという山行スタイルについて準備や道具の話を書きたいと思います。

 北米では、深い山奥にテントや食料などを担いでキャンプをしながら山歩きを楽しむことを、バックカントリー・バックパッキングといいます。近年、道具の進歩によって軽量、コンパクトな商品が増えてきました。でも、いざ道具を揃えようと思っても、何をどう購入していいのかは難しいものですね。そこで、今日はカナダの山岳ガイドがいつも持っているバックパッキングの道具を紹介したいと思います。

 じゃーーん。これが私の必須アイテムです。

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 私の場合、いかに軽くするかという「軽量化」がポイントになるため、テントの代わりにタープを使います。軽くて小さいタープは、雨の少ないカナダの夏のキャンプには最適です。テントについても後ほど紹介しますね。

 寝袋

 次はキャンプの必須アイテムである寝袋(スリーピングバッグ)です。

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 写真の物はスリーシーズン用で、材質はダウンの物を使用しています。これはコンフォート温度で「マイナス3度」、リミットで「マイナス9.5度」対応のもので、重量は1.1kgのものですが、実はこの対応温度は鵜呑みにできません。これは個人差があると思いますが、私の場合、大体コンフォート温度に「プラス7度」をした温度が快適な温度と考えています。この場合ですと、外気温が「プラス4度」ぐらいが快適に使える気温ということですね。

 カナディアンロッキーの場合、真夏で天気が崩れると気温は一気に冷え込み、標高2000mを超えた山域では朝晩の気温が氷点下になることもありえます。コンフォート温度で「マイナス5度」ぐらいのものがあると安心ですね。特に、6月とか9月にキャンプに訪れる予定の方は、これくらいのものが必要です。カナダはとても乾燥していて一日の寒暖差が非常に激しく、朝晩は本当に冷え込みます。

 さて、この寝袋をこのままの状態で持っていくと、600mlの燃料ボトルと並べても遥かに大きくなりますね。バックパッキングの道具は...

 1:できるだけ軽量
 2:できるだけコンパクト
 3:できるだけ単純な設計

 この3つは本当に大切で、もちろん寝袋も同様です。1と3はまあクリアしているとして、収納時の大きさが寝袋の難点。そこで、私はこうしちゃいました!!

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 圧縮バッグでコンパクトにすると、ダウンの寝袋はこんなにも小さくできるんですね。これだけ寝袋を小さくすることができれば、コンパクトにバックパックに詰め込むことができるようになります。これによりバックパック自体の容量サイズも小さくすることが可能となり、もちろんバッグパックが小さくできればそれだけ全体の重量も軽くなります。


ストーブ(コンロ)

次に重要なのが、ストーブ(コンロ)です。

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 お湯を作るとき、調理をするとき、時には暖をとるときの必須アイテムですね。ホワイトガス(液体燃料)タイプと、LPガス(プロパン)タイプが一般的ですが、私はホワイトガスタイプをメインに使っています。毎回、山行に合わせて必要な量の燃料を調整して持っていけるのがメリットですね。夏場なら1日150mlを目安にします。4日の山行の場合は600mlを持っていく計算です。万が一の時に備えて修理キットは必ず持参します。

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 私はお客様をご案内するガイド山行の場合、必ずホワイトガスタイプの他に予備としてLPガスタイプのものも持参します。これは、燃料コンロが致命的な故障、または燃料漏れなどで足りなくなった場合にLPガスを持っていると安心だからです。また、LPガスタイプは着火が簡単なので、さっと火をつけたいときは便利ですね。 たしかに重量が加算しますが、プロガイドとしては安心、安全のために欠かすことは出来ません。


コッヘル(ポット)

 これもまた大切なアイテムです。 写真のものは1~2人用で、800ml前後の容量になります。

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 大きすぎず、小さすぎないサイズであり、これ一つでお湯を沸かしたり、コーヒーを飲んだり、ラーメンを作ったり、主食のお米を炊いたり、あらゆる調理はこれで一つで賄うことができます。
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 よく見るとジェットボイルのように底面に網目の板がついていますが、これによって熱効率を高めて燃料を節約することができます。燃料が節約できる=軽量化ができるというわけです。


浄水器(ウォーターフィルター)

 バックパッキングに必要な全日程分の水をもって行く人はいないと思いますが、山行中はどこでも綺麗な飲料水が手に入るとは限りません。

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 湖のほとりや川原でテントを張り、水を補給するときもあるでしょう。そんな時、直接その水を飲むことは時には人間にとっては害になる成分が含まれていることがあります。そこで必要になるのがフィルターのついた浄水器です。写真のものは手のひらサイズで重量115gという軽量タイプです。故障の心配も少なく非常に気に入っています。


さて、次はこちら。

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 これが何かわかりますか?

 大きさの参考までに、ボトルを置いてみました。大きさはこんなもんです。

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 じつはこれ、携帯型のザブトンマットです。濡れた地面、雪の上、でこぼこの地面に直接座ると濡れたり、お尻が痛かったりという経験はありませんか? これがあるとそれらすべてが解消されるだけではなく、保温効果もあります。寒い時は地面からの冷気を遮断し、おしりがホカホカと暖かくなります。また、枕の代わりにもなる優れものです。しかも100gくらいしかないため、超軽量で良いことづくしのお気に入りアイテムです。


救急道具

 次に、救急道具です。怪我や重傷の時など、すぐに病院へ行ける街中とは違い、山奥ではその場での応急救護がとても大切となります。

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 包帯、ギブス、バンドエイド、痛み止め、熱さまし薬、シップ、消毒液、などなど山で起こりえる怪我、病気に備えて一通り持っていきます。 応急処置ができた事によって、痛みが軽減したり、感染を予防できるといったメリットが大きいです。



テント

 最後にテントを紹介しましょう。天候が良く、暖かいキャンプで、1泊程度の時はもっていきませんが、それ以外のほとんどの時は必ず持っていきます。でも重くて大きくて嫌ですよね。私の持っているテントは2人用テントのMSR ELIXIR 2 で、このくらいの大きさです。

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 大きさの目安として、またまたボトルを置いてみました。重量は2.77kgと少々重たいのですが、快適な居住空間と、壊れない構造、風に強い設計であることが重要なポイントです。テント類は大きさがかさばるため、バッグパックの外に括り付ける人もいますが、バッグの中に収納した方が背負ったときに安定します。

 そこで、このテントも寝袋と同様に圧縮しています。それがこちら。

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下の写真のように、圧縮前はザックに入りきらないサイズですが、


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圧縮後にはこんなにスペースができるほど小さくなります。

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 でも、濡れたテントをバッグに入れたくないな~ なんて思っていませんか? 大丈夫、テントが入っている圧縮バッグは、See To Summit社の防水バッグを使っています。ゴミ袋にテントを入れても大丈夫ですよ。

 もちろん小さくしたからと言っても重量は変わりません。しかし、スペースができたということは、それだけ小さいザックを使うことが可能で、結果的に軽くなります。


こんな感じになります。
テントポール(赤い袋)はサイドに括り付け、マットは逆サイドまたは上に括り付けるとコンパクトに収まります。

こうして3泊分の食料も含め、テントも寝袋もコンロもすべて入れて60Ⅼのバッグに収まりました。

そして、気になる重量は



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12kgです。

 いかがですか? 快適で安全なバックパッキングを楽しむために、これだけの装備でこの重量は納得じゃないですか? これに水1.5Lと着替えと防寒着と行動食を合わせて、約15kgでした。軽量であるということは、怪我の防止、体力の温存ができ、結果快適な山行につながります。私達ガイドは、お客様の安全を第一に考え行動する必要があります。それには装備が軽量であることは非常に重要な要素です。

 広大なカナダの大自然を楽しむにはバックパッキングが最適。もちろん初心も大歓迎です。ぜひ、カナダでバックパッキング・デビューをしませんか? 皆さんのお越しをお待ちしています。

ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-03-14 00:43 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの名峰を紹介 マウント ロブソン - Mount Robson(3954m)-

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカの石塚です。
 今回は名峰紹介シリーズと題して、カナダの代表的な山の一つをご紹介します。

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 重厚な山容と眼前に迫る存在感。素晴らしいですね。この山がカナディアンロッキーの最高峰『マウント ロブソン』です!

標高は3954m!

 柵越し(サクゴシ)に見るマウント ロブソンと覚えると良いですね。

 マウント ロブソンはジャスパーから西に約100km、車で1時間ほど走った先のブリティッシュ・コロンビア州に位置しています。マウント ロブソンの一帯はマウント ロブソン州立公園として自然公園に指定されており、1990年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されました。ロブソン周辺には街がなく、山の展望が良い場所に「観光案内所」が建つのみですが、ロッキーの最高峰を眺めるために多くの観光客が訪れる場所となっています。

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 ロブソンはたとえ快晴の日でも山頂だけは雲に隠れることが多く、『クラウドカップ・マウンテン』なんて呼ばれることもあるんですね。初めて訪れた時に綺麗に山頂まで眺めることができたとしたら、とてもラッキーだと思います。

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 ロブソンの初登頂は1913年3月。オーストリア人の登山家で山岳ガイドである「コンラッド・ケイン」により、彼の案内するカナダ山岳会の登山隊と共に達成されました。ちなみに上記の写真は、ヤムナスカガイドの篠崎ヒロがロブソン登頂に成功した山行時のものです。頂上まではあと30分ほどの最後の稜線になります。すごい景色ですね。
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 初登頂時の登山隊の記録は、当時の装備とともに観光案内所の地下に展示されています。この時に使用された登山装備は、現代のものと比べると信じられないほどに簡易的なものでしたが、昔の登山家の精神力や気力の凄さを感じずに入られません。

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 現在では山の北面側へのアプローチも容易になり、ヘリコプターで荷物を運びロブソンパス キャンプ場まで簡単に行くことが可能となりました。

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キニーレイク湖畔

 ロブソンエリアの大自然を楽しむには、何と言っても日帰りハイキングとバックパッキングが一番ですね。観光案内所から車で5分ほど北に走るとトレイルの入り口となる登山口があります。ここからロブソン北面側の山麓に佇む氷河湖「バーグレイク」まで伸びる一本のトレイル「バーグレイク トレイル」は、ロッキーを代表するロングトレイルと言えるでしょう。登山口から5kmほど先にあるキニーレイク(Kinney Lake)湖畔までの日帰りハイキングは、最も手軽なコースとして人気があります。

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 キニーレイクからさらに先のエリアまで足を伸ばすには、キャンプ道具や食料を持って歩くバックパッキングの準備が必要となります。キニーレイクの流れ込み付近から、トレイルはさらに標高を上げて山深くなっていきますが、途中には「エンペラー・フォールズ」のような豪快な大瀑布の景観も待っています。
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ロングトレイルの終着点であるバーグレイク湖畔を高台から撮影。
   
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 バーグレイク キャンプ場から先のルートは一部不明瞭な登山道がつづき、特にマウント・ロブソン北壁とロブソン氷河を一望できるスノーバード パスまでは上級者ルートとなっています。
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スノーバード・パスから眺めるスノーバード氷原。

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マウント ロブソンの北面は旅のクライマックス。巨大なロブソン氷河の展望は最高ですよ。
この時の旅の記録は以下のブログからご覧にただけます。

森様、谷村様とロブソンバックパッキングの旅



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 皆さんもロブソン山麓を満喫するロングトレイルの旅へ出かけませんか?
ご興味のある方はヤムカナのツアーカタログにある「ロングトレイル」のページをご覧ください。この夏はカナディアンロッキーの最高峰マウント・ロブソンへ出かけましょう!



by ymtours | 2018-03-08 02:44 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)