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2018年 むらいさちさんと行く ホワイトホース オーロラ追いかけツアー


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ヤムナスカ ガイド 本山 です。
もう8回もユーコンに訪れていただいている むらいさちさん とツアーを行ってきました。
冒頭の写真もさちさんよりいただいた写真です。

水陸両用カメラマンですが、『海』が得意なさちさん と 『山』が専門のヤムナスカ 共通テーマは自然ですね。
真逆のもののように感じますが、自然の美しさという意味では共通項が多いと本当に感じます。

そして今回は、予定は私にすべてお任せ!天気やオーロラの状況を見ながら行程を決めていきます。
ガイドとしては非常に『腕の見せ所!』が随所にあったツアーとなりました。

全部でオーロラチャンスは4回ありましたが、天気が曇りの日が多く、非常に天候の読みが難しかったのですが、ホワイトホース特有の天気でもあったので、10年住んで、普段から外で遊んでいる経験が非常に役立ちました。

食事も基本的に私が地元のレストランにご案内します。
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初日の夜は、60%の降雪確率・・・・
毎晩オーロラは22時30分か23時頃に出動!
車で移動して、晴れ間やいいロケーションで撮影します。
さーて、今夜はどうするか?少し晴れ間がありそうな場所が西にあったので、そちらに車で移動してみました。
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予想通り!晴れ間があり、弱めのオーロラですが、観測することができました。
写真の右半分は雲があるのが、おわかりいただけるでしょうか?星が見えていませんね。
もう少し晴れてくれと祈るばかり・・・
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オーロラ撮影が初めての人にはこの初夜の『撮影練習』が非常に大きな経験になります。
自分のカメラでのISO設定や、ピントの合わせ方、三脚の使い方暗い中での撮影のポイントなどむらいさちさんに教わりながら、撮影を行います。
これをやっておかないと、いいオーロラが出てた時に、アタフタするのは非常によく拝見する風景です(汗)
初日は、皆さん移動や時差ボケの疲れもありそうでしたので、早めに切り上げましたが、この辺の時間配分も私の経験と判断で行っていきました。


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翌日はオーロラもあったので、遅めのスタート、この日はインフォメーションセンターに行ったり、スーパーで買い物したり、街を散策したりして楽しみました。
街には面白い被写体が結構ありますので、カメラ女子の多いこのツアーでは、なかなか前に進みません・・・

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この夜も晴れ間を求めて移動したのですが、薄っすらとオーロラがカメラで撮るとなんとか確認できる程度、車内で待機しますが、この日はそんなに寒くありませんでした。
女子が多いだけに、お菓子がたくさん出てきて、車内では歌謡曲をかけて皆で合唱してもりあがりました。
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曇っている間も、カメラを使っていろいろと遊びます。なんども撮影してやっとできた Yukon の文字・・・
皆さんGOOD JOB でした。

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3日目は、ホワイトホース近郊の湖へスノーシュー体験へ、
雪が結構降っていたのですが、皆さん元気です。スノーシュー初体験の方もフカフカの雪を楽しんでいただけたようです。

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皆さん、なんでも楽しむし、なんでも被写体にするカメラ女子

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その姿勢には私も感服します。
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結構な下りや登りが実はあるのですが、皆さんうまくスノーシューを使って登り下りもなんのその!
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雪の降り方によるのですが、この日は大粒の雪が降っていて、マクロ撮影すると『雪印』がはっきりわかりました。
私のジャケットの上に乗った雪の結晶。
毎回、思うのですが、同じものが一つもないというのは、本当に信じられません。
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湖に出ると広大な風景が広がります。
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誰も歩いていない、フカフカの新雪の中を駆け抜けます。雪が非常に軽いのは低温が多いユーコンならではです。
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結構歩きましたが、皆さんまだまだ元気です。
しかしよく雪降るな・・・・がーん・・・この夜のオーロラがちょっと心配なのは、私だけだったでしょうか?
こんな曇っていて、果たして晴れるのか!?
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元気のある皆さんは、恒例ともなった『そり遊び』で盛り上がります。
結構、大人でも楽しめるんですよ。
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むらいさちさんも体張ります!
帽子が吹っ飛びそうな勢い!
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夜は、ホワイトホース市内は曇りというか雪!
こんなのではオーロラ見えるわけありません・・・・
天気図を読みデータを駆使し、そして最後に頼りになるのは経験でした。
車を走らせると見事晴天を見つかられました。移動の車内でも『おおぉー、星が見える!』、という驚きの声。撮影にいい場所も探すことができて、見事オーロラを観ることができました。
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万歳!

翌日は、かねてからやってみたいとむらいさちさんが言っていたドローン撮影をしに、カークロスという小さな集落へ
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ユーコンはドローンを飛ばしてはいけない場所も少ないし、広くてドローン映えしますね!
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みんなで寝転んで人文字をやってみました。
人数にも限りがあり、なにがいいかと話合い、やはり【YUKON】にしました。
Yukon のキャッチフレーズは 『Larger Than Life』ですから、やはりどかーんと広い感じがいいですね。

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本当に大きなユーコン!
奥には氷河を抱いた山々が見えます。目の前の雪原は凍結した湖です。

今夜は最終夜、日中は雲が多めの天気で、どこに行こうか、いろいろと思案して前日と同じ場所へ
この日もホワイトホース市内はあまりいい天気ではありませんでした。自分でも晴れてくれぇーと祈りながら車を運転しました。
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到着するとすでにオーロラが出ていました。
おっと!最終夜にオーロラが観える見事な展開になるか!
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もうこの時点で、静かな湖の上では『うわぁー、』『なにこれぇー』『すごいすごい動いている』などと奇声があがっていました。
オーロラはみるみる強くなり!
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どかーん!
動きもかなり激しく!
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最後は全天を覆ってカーテンのようになりました!
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もう魚眼レンズでも収まらない大きさになり、最後は寝てオーロラを浴びることしかできませんでした。
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やっと落ち着いたところで皆で記念撮影。
サザエさんエンディング風で

この後、オーロラが出ている中、後ろ髪惹かれる感じで、ホテルに戻り、急いでパッキングを終えて早朝に空港へお送りしました。
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しかし、しかし、嘘のようなドラマティックな展開、ホワイトホース市内にいたのでは観れなかったオーロラも今回はあったと思います。
天候や、オーロラの調子、皆さんの体力など総合的にいろいろと判断し、ベストな行程を私の方で考えてご提供させていただきました。
オーロラのガイディングはその場にいると特に私が『何か』できることは多くないのですが、今回のように走り回るツアーは、非常に『ガイドしがい』があるものでした。

しかし、さちさん!皆さん持ってます!
本当に絵に描いたようなツアーの展開になりました。

やはり自然はいとも簡単に私達の想像を超えてきます!

諦めたらそこでゲームオーバーよ!

皆さん、ご参加いただきまして、ありがとうございました。

さちさん!また来てください!
一緒に自然に素晴らしさを皆さんに今後もお伝えして行ければと思っております。

ヤムナスカガイド 本山

ヤムナスカのオーロラサイト
天空の神秘オーロラ


by ymtours | 2018-02-27 06:48 | オーロラの旅 | Comments(0)

驚きと感動!イヌビックの究極のオーロラ体験と、極北の人々の暮らし

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氷結する北極海にて
こんにちは!堀口です。
先日は極北イヌビックにガイドで行ってきました。

北緯68度の極北の地では素晴らしいオーロラに出会うことができ、またこの地で生活する人々の暮らしや、文化などを覗くことができました。


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北極点を中心とした世界地図。
このような高緯度の場所では下記の地図のほうが周辺との距離感が正確です。
たまには違った角度から、

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こう見ると世界はまるで違って見えますけど、このあたりではこの方が正しく、普通の世界地図のほうが歪なのかもしれませんね。
そもそも、球体の地球を平面の地図で表すのが無理があるのでしょう。
地球儀を持っている方は北極から地球を見てみましょう。

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さて、イヌビック周辺の地形は大きなデルタ地帯(三角州)となっております。
特にこの辺り周辺はマッケンジー川流域のマッケンジーデルタで、デルタとしては世界で2番目の大きさとなります。

このような地形の為、隣の町まで道路を建設することが難しく、冬に凍った川の支流を「アイスロード」と呼び、これが公道となります。
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隣り町Aklavikまで(約120km)のアイスロード。

このあたりの緯度でも夏は気温は20°近くまで上がる為、雪も氷もすべて解け、当然このアイスロードは利用できなくなってしまいます。
そのため基本的に移動は飛行機か、ボートでする必要があります。

ボートで支流を移動する場合は、目印も少なく周辺はずっと同じような景色なので、毎年遭難する人も多いとか。

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陸地ではツンドラ(永久凍土)が広がる景色となっています。

冬はこのような一面の銀世界。

永久凍土と言っても1年中凍結しているのは地下の凍土のみで、夏場は表面には低木、草花、苔、地衣類などが生えることができます。
ただし大きな樹木が根を張ることができないため、このような草原のような風景となります。

今回はイヌビックからさらに北へ約145km、最果ての地、北極海に面するタクトヤクタックまで足を延ばしてみました。
上の写真の道路は昨年11月に開通したばかりのイヌビック、タクトヤクタック間にできたDempster Highwayからの景色です。

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ゴールドラッシュで有名なドーソン・シティーから少し南東から北極圏を突き抜け、さらに北極海まで到達するこの道路は、タクトヤクタックまで到達したことで総距離が875kmとなり、なんとこの道路全面未舗装のハイウェイというのだから、何ともワイルドですよね。

秋のデンプスターハイウェイ周辺の様子はこちらのブログからご確認ください。
この道路周辺のほとんどが永久凍土で夏になり気温が上がると、凍土の一部が解けて道路の修復が困難になるのが未舗装である理由でもあります。

夏になると世界中のアドベンチャー好きの旅人が多くなりますが、パンクも多く、ガソリンスタンドもほとんどない為、それなりの準備が必要となってきます。

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北極海沿岸の町タクトヤクタックは60年代後半に石油の開発で、栄えましたが約20年ほどでその開発は終了し、現在は行政の一部とイヌイット、インディアン系の先住民族が静かに暮らすのみとなっております。

今回は氷点下37℃という超極寒の気温でこの町を訪れましたが、産業もなく、長く厳しい冬の環境で生活している人々が多くいることに驚いたと同時に、この土地の文化を後生に残す強い意志があるのでは、と感じました。

何よりも数時間ここにいただけでは、そんなことわかるはずもないかもしれませんね。
ここで生活している人々にとっては、この土地の風土や、景観、暮らしなどがかけがえのないものとなっているのでしょう。

現在私が住んでいるホワイトホースも、寒さが厳しい極北の地と言えると思いますが、たまにお客様に「こんな場所に住んでいて、すごいですね!」と言われることがありますが、ここで生活しているとこの土地の暮らしが好きなり、それが徐々に自分に馴染んできます。一年を通じて生活すると、その土地のかけがえのないものが見えてくる。それがその土地で生活する理由なのかもしれません。

さあ、イヌビックに戻りお待ちかねの夜のオーロラです。

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ご覧の通り!
期待通りの大爆発

宿泊していたロッジの上空に見事に舞うオーロラの姿をバッチリと捉えることができました。

それにしてもやはりオーロラ鑑賞は宿から見れるものに限ります!
この日は一晩中強くなったり、弱くなったりを繰り返し、気温も低かったため、部屋で暖まりゆったりと撮影することができました。

それでは最後に今回撮影したオーロラを動画(タイムラプス)でもどうぞ!


極北での暮らしと、究極のオーロラ体験をイヌビックまでくる価値があると改めて実感しました。

イヌビックのオーロラツアーの詳細はこちらから。

堀口慎太郎
ヤムナスカ・スタッフ




by ymtours | 2018-02-22 03:59 | オーロラの旅 | Comments(0)

《 Yukon Brewing ユーコン地ビール工場 》ローカルにも人気の地ビールは要チェック!

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ヤムナスカガイド 本山 です。
今回は、地元の人にも大人気のホワイトホースの地ビールに関してブログアップです!

カナダに住んで感じることですが、地ビールは、その場所を訪れたときの大きな楽しみの一つです。
これは、カナダに住んでいる私自身も他のエリアに行ったときに非常に楽しみにしています。

勝手な理論ですが、、、地ビール工場がある街は、雰囲気のいい街と言えると思います。
カナダでは産業都市と言われるタイプの街がありますが、このような街は数年住んだらどこかに行ってしまう人が多く、あまりローカル独自のカルチャーが育ちにくいと勝手に思っています。
そして私が住むホワイトホースにはなんと!3つも地ビール会社があるのです!

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場所は、ちょっと街の中心街から離れています。
歩くと冬はちょっとつらいかもしれませんね・・・・40分弱程度・・・・
ヤムナスカでは特にここを訪れるツアーはありませんが、ご要望でオプショナルツアーなどであいた少しの時間で立ち寄ることが実はよくあります。
特にこちらの人気トップ3のツアーでは、我々が車を運転してツアーを行うので、比較的フレキシブルに対応できます。
まぁー、ビールは飲まない人には興味があまりないことなので、その都度、ご対応させていただいております。

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日本でも少しずつブームになりつつある『地ビール』ですが、ここもかなり種類があります。
多くの量が生産されてどこでも飲めるようなものが8-10種類程度、その他には、常に新しいビールが続々と登場してきます。
日本では一般的にラガー製法のビールが主流ですが、こちらは地ビールがかなり浸透していて、人それぞれ好みが分かれるところです。
映画や音楽と一緒で、どれがいいかは、まったく趣向がわかれてくるところですね。
私は、IPA(India Pale Ale) が好きなので、カナダ国内でいろいろ旅行したときも各地のIPAを楽しみます。

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そしてうれしいのは、『試飲ができる!』ことです。
こんな感じで小さなショットグラスのようなもので、これが試してみたいなどとお試し可能です。
もちろん!無料です。

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こ~んな感じに中に入ると大きな黒板に、現在試飲可能なビールの説明があります。
中に何が入っているか。
どのタイプのビールか。
アルコール度数。
などなどの記載があり、好みかな?と思うようなビールを試飲できます。

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ふむふむ・・・これは中々おいしいね、好みだね、などと吟味することが可能です。
結構度数の高いものもあるので、ほろ酔い気分になることも・・・

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ほとんどこの試飲できるタイプは、まだ生産ラインでたくさん作るものではなく、人気が出てきたら、まずは中瓶程度の大きさのボトルで販売されます。

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これがその一例。
ボトルのデザインもなかなか面白く、お土産にもいいかもしれませんよ。
ここのいいところは、ボトル1本からも購入できるところ!
なんだよ、当たり前じゃんと日本の方は思うかもしれませんが、北米ではビールは基本6本よりの販売になります。
いろいろな種類のビールをちょっと1本ずつ買いたい場合は、ここを訪れるといいかもしれませんね。

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こちらも人気の新しいビール、そろそろ350mlの缶で販売になるかもしれませんね。
デザインもなかなか生かします。

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そしてビール好きでない人にも、うれしいのは、なかなかクールなTシャツです。
実は私も持っているのですが、着てみようかな?いいね、これというデザインのものがあります。
結構、買っていくお客様が多いですよ。
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ツアーによっては、ビールを大量に買い込みたいツアーもありますね。
ヤムナスカのツアーでクルアニ国立公園に宿泊するツアーなどは、夜は大宴会ですから、事前購入必須です。
その他、小さなショットグラスや、ビールグラス、いろいろな小物も売っていますので、お土産にも自分に買うにも中々いいですよ。

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ここは、工場内を見学ツアーもあり、なかなか面白いです。ご希望の方は事前にご希望を上げていただければ参加可能な場合もあります。

地元ならでは、その場所を訪れたら、北米では立ち寄りたいスポットですね。
私も自分が住む街に3つもビール工場があって、誇らしいと同時に、生活していても色々なビールが楽しめるので非常にうれしいです。

皆さんも是非足を運んでみてください。

ヤムナスカガイド 本山
ヤムナスカのオーロラツアーはこちらより
オーロラナビ



by ymtours | 2018-02-21 04:48 | ホワイトホース情報 食べる | Comments(0)

雪の楽園・冬のアシニボインロッジに滞在!2018年2月11日



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アシニボインロッジって、予約が取りにくいと聞いたんですけど、、?
皆さん、ヤムナスカガイド、ヒロです!その通り、アシニボインロッジはカナディアンロッキーにあるロッジで最も人気のあるロッジで、さらに予約をするのが最も困難なロッジの一つとして知られています。旅行計画は最低でも一年前にはじめる必要がありますがしかーーし!
冬は週末を除けば、夏に比べると比較的に予約が取りやすいという「裏技」があるのです、、、。
そして、「山は冬山が一番美しい」とお考えの皆さん、冬のアシニボインロッジでの滞在で、人生観が変わることをお約束します。

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ヘリコプターで入山後、早速出発!



初日のスノーシューの様子


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サマートレイルの標識の頭の部分がぎりぎり出ていてます

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I Phone 5s(古い!?)でちょこっと編集で撮ってみました。携帯でも十分に美しい景色が撮影できます!

絶景なり。
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もう少しでロッジ!温かいドリンクと、日替わりで変わる午後の紅茶の時間が待っています。

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夕食の前、食べすぎ注意!といつも自分に言い聞かせながら、摘んでいきます(笑)

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ラウンジでは絶景を眺めながら、スナック、、。贅沢すぎます、、。

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1928年に始まった歴史のあるスキーロッジ、アシニボインロッジ。滞在者の殆どがリピーターの方々。

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部屋はそれぞれ高山植物の名前がついています。このお部屋は神原さんのお部屋
Mountain Avens=チョウノスケソウ

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ディナーも日替わりです。今回は1日目がサーモン、2日目がチキン、3日目がラム肉。もちろんベジタリアンの方にも対応可能!

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ド快晴の朝を迎えます、、、、。

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日陰はマイナス28度と、真冬の気温です。

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クロカンスキー、バックカントリースキー、スノーシュー、それぞれの体力や趣向に合わせてグループに分かれます。われわれは勿論、プライベートでスノーシューへ。

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ワンダーパス(峠)への道は往復貸切!雪質が最高で、とても軽いパウダーはラッセルも全く疲れません(笑)

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ワンダーパス到着!絶景なり。

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サンバーストレイクへの途中

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この日は強風で、体が冷える前にロッジへ帰ることを決断。無理をせずとも、ロッジでのゆったりとした時間を楽しめるのも、長期滞在の醍醐味です。

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1日の締めくくりは専属のシェフが腕を振るった料理とワインで乾杯。同じテーブルに着いた各国のゲストと共に過ごす夜は、忘れられない思い出です。

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最終日の夜はロッジ専属のガイドのMarcと。オーストリア出身の彼はとても気さくで、ホスピタリティーにあふれています。

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ロッジオーナーのアンドレ(中央)とほかの滞在者の方々と。

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ミネソタ州から来たMarkさん(2人とも同じ名前)が、日本のモンベルを愛用。神原さんも愛用のモンベルジャケットで記念撮影!

あっという間の4日間、、、、。素晴らしい体験でした、、。

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神原様、今回でお二人とご一緒させていただいたのは3回目。一度目はスタンレーミッチェルハット縦走、2度目はシャドーレイクロッジ、そして今回は憧れのアシニボインロッジ、、、。いつもいつも本当に楽しい時間をありがとうございます!お二人とまたお会いできることを、心より楽しみにしております!

ヤムナスカ・ガイド篠崎 洋昭(しのざき ひろあき)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2018-02-16 08:58 | ふたりの山旅 | Comments(0)

オーロラ撮影は難しいと思っているあなた。今年はオーロラ撮影に挑戦しましょう!

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 皆さんこんにちは!ガイドの植木マサです。ただいまオーロラツアーのガイドを担当するため、ユーコン準州ホワイトホースの事務所にやってきました。

 突然ですが、皆さんはオーロラ!と聞くと、どのようなイメージを頭に浮かべますか? きっと多くの方は、良く広告や雑誌でみるようなカーテン状にたなびく下のような写真をイメージするのではないかと思います。

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 うーん。素晴らしいオーロラですね!


 誰でもこんな素敵なオーロラ写真を撮ってみたいと思いますよね? もちろんオーロラ撮影は簡単ではありませんが、実は未経験者の方が思っているほどに難しいものでもありません。今日は、そんな未経験者の方に少しでも参考になればと思い、僭越ながらオーロラ撮影のブログを書かせていただきました。

 もちろん私はプロの写真家ではありません。また、決して凄腕のテクニックを持っているわけでもありません。しかし、いままでにそれなりのオーロラ写真を撮影してきた経験はあります。過去にはたくさん失敗もしましたが、その度に学ぶことも多くありました。やはり、それなりにクオリティーの高いオーロラ写真を撮影するためには、使用する機材と道具が命。

 逆に言えば道具がしっかりしていればラッキーショットもありえますし、ちょっとしたTIPSを覚えるだけで、けっこう簡単にすごい写真が撮れてしまうこともあるんですよ。

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 道具と言えば、まずはカメラ本体。

 撮影するにはカメラが必要です。『当然だろう!!』という声が聞こえます!! そう、当然なのですが、カメラなら何でも良いというわけではありません。まず値段やメーカーはさておき、カメラの機能が大切です。
 
 オーロラ撮影に最低限必要な機能としては、シャッタースピードが手動で変えられて、最低10~20秒ほどのスピードに設定できるものとなります。

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 次は、ISO感度です。ISO感度とは、デジタルカメラが光を捉える能力の値と言うことができますね。ISO感度の数値が高ければ、より敏感に光を写しとり、より速いシャッタースピードを切ることができます。ISO感度が手動で変えられるもので、ISO1200かそれ以上の高感度設定ができると良いですね。

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 ISO感度は高い数値を設定するほどに、画像にノイズが乗りやすくなっていきます。よって、理想的なカメラとは、たとえばISO1600以上の高感度でもノイズのほとんど乗らないカメラとなるのですが、やはりこのクラスのカメラとなると、値段もけっこうお高くなってきます。

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 あとバッテリーの持ちの良いカメラであることも大切ですね。最高のオーロラが出現しているのに、バッテリー切れなんてのは本当に良くある話です。やはり予備バッテリーも必要ですね。フル充電したから大丈夫なんて考えていると、悔しい思いをします。

 普段生活していると分かりませんが、オーロラを見る季節は大体が秋の終わりから冬。緯度は60度~70度の寒い場所です。そこはマイナス10℃以下、時にはマイナス30度以下になることも珍しくはありません。そこにカメラを持っていくと、フル充電していたバッテリーは、な~~んにもしていなくてもあっという間に充電がなくなります。気温がマイナス20度を下回ると、物凄い勢いでバッテリーは減っていくんですよ。常にフル充電した予備が最低でも1つは必要です。

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 最後に三脚のことを少しお話ししましょう。

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 『え~~、地面に置けばいいじゃない??』とか、『何かに立てかけるからいらない!!』とか聞こえてきそうですね。はい、もちろんそれでも可能です。しかし、良い写真を撮るとなると話は違ってきます。
 
 試しに三脚なしで、地面や何かしらの台の上に置いて撮影したらどうなるか? 良くある例とはこんな感じですね。

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 広い夜空のどこに出るかわからない上空のオーロラに、適切な角度で確実にカメラを固定できる都合のいい地面なんて、この世に存在しないことが分ることでしょう。しかも雪の上で。
  
 仮にうまく地面に置いたとして、ファインダーを覗いてみてください。大抵は覗くことすらできないはずです。

『液晶で確認するから大丈夫!!』と思っているあなた、地面に置いたカメラの液晶を確認してみてください。ガンバって地面に這いつくばっても見えるものは何もないでしょう。

 そんな困難を簡単に克服できるアイテムが三脚です。なにも高価なものを用意する必要はありません。三脚選びで最も大切なことは、カメラ本体(レンズを含む)の重量とのバランスです。

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 いかがでしたか? オーロラ撮影にちょっと興味が出てきた方は、ヤムナスカの誇る『オーロラ完全ガイド』をご覧ください。私の説明よりもさら〜に詳しく、順序立てて撮影テクニックや機材の説明が掲載されています。実は私もこのサイトで勉強した一人です。(笑 
 
 せっかくのオーロラ旅行です。欲張って最高のオーロラ写真も撮影しちゃいましょう!

 




by ymtours | 2018-02-10 02:39 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの入国に必要な『eTA』の申請をしてみましょう。

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 みなさんカナダ旅行を計画されていますか? こんにちは! ヤムナスカ ガイドの植木マサです。これからカナダに渡航を予定されている方は、日本出発前に必ず行わなければいけない手続きがあるのをご存知だと思います。そう、それが電子渡航認証システム(Electronic Travel Authorizations)、略して『eTA』です。このeTAの申請にはちょっと一手間が必要なんですが、今日はこの申請方法について少しお話ししたいと思います。


皆さんはこんなカナダの景色を見たいですよね?


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はたまた、こんな動物との出会いを期待していますか?



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 そう、カナダは自然豊かで雄大な景色をこれでもかと堪能できる、本当に素晴らしい国です。しかし!!これらの景色を見にカナダへ来るためには『eTA』の申請が必要なんですね。

 まず、電子渡航認証(eTA)を申請する必要がある方、対象者についてご説明しましょう。

 カナダ、米国以外の国籍で、かつカナダ入国にビザが必要のない国籍の方は、空路でカナダに向かう前にeTAを取得しなければなりません。陸路または海路でカナダに入国する場合は、eTAは不要です。

 日本人はカナダ入国にビザが要ありませんので、この申請の対象になるわけです。ちなみにeTAはビザではありませんのでお間違えの無いように。

 このeTAのオンライン申請には、パスポートとメールアドレス、申請費用として7カナダドルを支払うためのクレジットカードが必要です。一度申請すれば5年間は何回でも入国が可能ですが、申請時にパスポートの有効期限が5年未満の場合、eTAの有効期限もパスポートの期限までに短縮されます。

 では、いよいよ申請方法についてご説明していきましょう。実は申請フォームは完全に英語かフランス語のみしかなく、これが日本人にとっては敷居を高くしている要素の一つだと思います。しかし、日本語の解説がきちんと準備されていますのでご安心を。日本語の【申請フォーム記入ガイド】を画面に表示しながら、もしくはプリントアウトして手元に置いて見ながら申請していくと、それほど難しくないですよ。


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 ちなみに私はこうして画面を2つ並べて、日本語ガイドを見ながら申請書類を作成しました。



 下に2つのリンクがあります。


 【eTA関連サイト】


 eTA日本語説明ページ
 http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta-facts-ja.asp


 申請フォーム記入ガイド(日本語)
 http://www.cic.gc.ca/english/pdf/eta/japanese.pdf


 申請フォーム記入ガイド(日本語)は、PDFファイルですのでダウンロードしておくと便利です。


 上のリンクから、【eTA日本語説明ページ】に進みましょう。まず、はじめのページでは、申請するにあたっての準備や注意事項が書いてあります。よく読んで徐々に画面をスクロールしていくと、画面の一番下あたりはこんな画面になります。

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 『eTAを申請する』を押して進みます。


 【電子渡航認証(eTA)を申請する】という画面が出てきましたね。この画面にも支払いに関してや、注意事項が書いてありますのでよく読んでスクロールしていってください。日本語のPDFをダウンロードできる画面がありますが、上の【申請フォーム記入ガイド】と同じですのですでにダウンロードしている方は必要ありません。

 画面の一番下まで来ると、またまた同じボタンが出てきます。もう一度この『eTAを申請する』クリックするといよいよ申請画面です。




 しかし! この先には一つ罠が仕掛けてありました。


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なんと、完全に英語の画面が表示され、この画面は日本語ガイドに載っていません!! パニック!!!


でもご安心を。こんなことが書いてあるだけです。






 Do you have a passport issued by France?

 (フランスで発行されたパスポートを所持していますか?)



 日本人ならば、パスポートは日本語ですので、張り切って【NO】を選択してやりましょう!! 『Continue』を押して進むと、パスポート番号、発行された国の情報がパスポートのどの位置にあるか説明されています。



 そのままずーっと画面をスクロールすると、画面の一番下に

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 のボタンが出てくるので押してください。   
 その後は日本語ガイドに説明がのっているので安心ですが、私たちのウェブサイト『ヤムカナ』の旅の準備と情報のページには、さらに詳しく申請方法を解説していますので、こちらも合わせてご参考にしてください。


 最後に一つポイントがあります。カナダ行きが決まったら、すぐにeTAの申請を始めてください。というのも、許可が下りるまでに時間がかかる場合があるためです。決してぎりぎりに行わないように!!

 いかがでしたでしょうか? eTAの申請はそれほど難しくなさそうだと思っていただけたら嬉しいです。
では、カナダにお気をつけてお越しください。お待ちしてます!!


by ymtours | 2018-02-06 01:53 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの大自然の中で、1泊の家族キャンプ体験をしてみませんか? 人生観が変わること間違いなしです。

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 みなさん。家族キャンプを楽しんでいますか?
こんにちは、ヤムナスカ キャンプ推薦委員顧問(自称)の植木マサです!!

 私は山に夢中だったら学生時代からキャンプが大好きでして、暇さえあればテントや食料を担いで山にこもっていました。大自然の中で食事をしたり、寝袋の中で寝たりするって、それだけで価値があると思いませんか?

 そんな私ですが、カナダで家族ができてからは、昔以上にキャンプやバックパッキングが大好きになりました。もちろんカナダの大自然は、日帰りハイキングでも十二分に楽しむことができますが、キャンプも本当に素晴らしいんですよ。特にお子さんのいる方でしたら、是非とも一泊でも良いのでカナダのキャンプを体験して欲しいと思っています。そんな訳で、今回はこの家族で楽しむキャンプ体験の魅力をお話ししたいと思います。


キャンプのスタイルには大きく分けて2種類。


 一つは、車でキャンプサイトまで行くタイプ。荷物は車に積めるだけのもの、食事も遊び道具も気にすることなく、快適なキャンプ生活を体験できる。そう、これが「オートキャンプ」ですね。

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 もう一つは、バックパッキング&キャンプ。荷物は自分たちで担ぎ、テント、食料もすべて持ってキャンプ場まで運び、必要最低限の荷物で大自然の中でのキャンプ生活を体験する。オートキャンプとは異なるキャンプの楽しみ方です。

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 どちらも家から出て自然を体験するキャンプには違いありませんが、自然本来の野生的な魅力を肌で感じるには、断然にバックパッキング&キャンプがお勧めです。


大自然の中でキャンプなんで、なんか難しそうで、怖くないのかな?

子供には敷居が高いのでは??


 こんな声が聞こてきそうですが、確かにそう思う方が多いのも分かります。しかし、車では行けないような場所でのキャンプ体験は、オートキャンプとはまったく異なる魅力があるのです。

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 大自然の中でのキャンプの魅力は、なんといっても自然が本来持つ世界観、空気を肌で感じ、子供たちが町の生活では絶対に知ることのできないような、”新しい世界”を経験できることですね。ハイキング、テント張、炊事、片付け、それらを自分たちで行い、自然の中で過ごす時間は、子供だけではなく、大人にとっても本当に素晴らしい時間です。

 でも、「キャンプ道具は持っていない。」「重い荷物を持つのに抵抗がある。」「何を持って行ったらいいかわからない。」といったことがネックになるんですよね。ご心配なく。私たちのガイドとともにキャンプに行くと、それらの不安は一瞬でなくなります。過去に私たちと一緒にご家族でキャンプツアーに参加していただいた方を少し紹介しましょう。


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 ここは「カナディアンロッキーの聖地」として非常に有名な「レイクオハラ」のキャンプ場です。山深いロッキーの山奥、まさに大自然の魅力がすべて詰まったようなエリアですが、専用のバスを使うことでアクセスできるため、比較的簡単に大自然でのキャンプ体験ができる貴重な場所の一つです。設備が充実しているこの場所は、人数が限定されているので込み合う心配はなく、しっかりと炊事場もありきれいなトイレも完備されている場所なんですね。

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 テント場もご覧の通り、しっかりと区画された平らな場所が用意されて、雨が降っても水たまりができにくいように整備されています。ここで家族そろってテントを張り、炊事をして日中は素敵な湖や山を見に行くハイキングに出かけます。

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 いかがですかこの写真!まるでCMのようですが、これ、絶景に見とれている瞬間を撮影しただけです。ヤラセじゃないんですよ(笑)

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 山の食事はフリーズドライかレトルトと思っていませんか? もちろんキャンプですので、何でもかんでも持っていくわけにはいきませんが、ツアーではちょっとした工夫で大満足のアイデア料理をご提供したいと考えています。皆で一緒に料理を作り、山で食べるご飯って美味しいですよね。

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 子供さんは夏休みの宿題もあるでしょう。のんびりとした雰囲気の中で、ちょっと思いついた課題に取り掛かることも子供にとって新鮮に感じるのではないでしょうか? その時に感じた感想、思いついた事を書くことができることも本当に素敵な体験だと思います。

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 朝のコーヒーは大人向けの時間ですね。大自然での朝はのんびりと楽しみましょう。

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 私もそうですが、自然の中で感じ、体験したことは不思議と忘れないものです。もし、ご家族でカナダ旅行を計画されている方は、思い切ってキャンプ体験をしてみませんか? 最高に素敵な思い出と経験を、この夏休みに味わってみましょう!!




by ymtours | 2018-02-03 07:44 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

登山、ハイキング、トレッキングは違うもの? 〜 英語でHIKINGの意味するところは、日本のそれと少し違います。

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカ ガイドの石塚です。

 先日、我が社の山旅専門サイト『ヤムカナ』のツアーカタログページが一新され、生まれ変わったのはご存知ですか? いろいろと試行錯誤をした結果、カテゴリーごとに分類した方がより希望のツアーを見つけやすいのでは? ということで、今回は新しいカテゴライズにしてみました。皆さんの反応がいまから楽しみです。 さて、話しは本題に入りますが、実はこの仕事の製作会議の席にて新人スタッフの一人がこんなことを言いました。

 「皆さん、先ほどから”日帰りハイキング”と言っていますが、そもそもハイキングって日帰りですよね? しかも 比較的に簡単な山歩きってことじゃないですか??」

 なるほど。たしかに日本で言うところのハイキングのイメージはこんな感じかもしれません。しかし、北米(カナダ、アメリカ)でいうところの HIKING はちょっと違います。


そもそもHIKINGは日帰りなのか?

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 私の意見としては、英語でもただ HIKING と言った場合、やはり1日の山歩きをイメージするように思います。しかし、数日にわたって歩く場合に使う言葉でもあるのもたしかです。ちなみにウィキペディアではこのように表現されています。


Hiking is the preferred term, in Canada and the United States, for a long, vigorous walk, usually on trails (footpaths), in the countryside, (省略)......A day hike refers to a hike that can be completed in a single day.


 簡単にポイントのみを訳しますと、カナダやアメリカ(北米)では、Hikingという言葉は主にトレイルを使うロングウォークを意味しており、山に限らず田舎道などを歩くこととあります。実はこの言葉自体には1日や日帰りという意味は含まれていないのです。なので、英語では1日のハイキングや数日のハイキングを区別して、1日ハイキングを『Day Hikng』と言い、複数日で行うハイキングを『Multi-Day Hiking(マルチデイ ハイキング)』なんて使い分けるのが一般的なんですね。

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バックパッキングとは?

 複数日で行う山歩きに使う他の言葉としては、『バックパッキング(Backpacking)』がありますが、これはハイキングとは別の一つの独立したアクティビティーを指しているものです。バックパッキングとは、バックパックにテントや食料などの数日の旅で必要なものを全て詰め込み、定めらたロングトレイルを歩く遊びであり、基本的にはキャンプをしながら山歩きを楽しむことです。一方、マルチデイ ハイキングは、例えば山小屋を使いながら数日にわたって山歩きをする時などに使われることが多いですね。

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バック一つで山奥に入る。バックパッキングは実に北米らしい山の楽しみ方の一つと言えます。


トレッキングとは?

 では、トレッキングとは何でしょうか? 日本では簡単な散策がハイキングで、トレッキングのほうがより長く本格的な山歩きというイメージがあるような気がします。ちなみにウィキペディアを見てみますと、以下のように記述があります。


Trekking is the preferred word used to describe multi-day hiking in the mountainous regions of India, Pakistan, Nepal, North America, South America, Iran and in the highlands of East Africa. Hiking a long-distance trail from end-to-end is also referred to as trekking and as thru-hiking in some places. In North America, multi-day hikes, usually with camping, are referred to as backpacking.


 こちらも簡単に訳しますと、トレッキングとは、主にインドやパキスタン、ネパール、北米、南米などの山野を歩くマルチ デイハイキングのこととあります。また、北米ではトレッキングの代わりにバックパッキングを使うことが一般的であり、スルーハイキングという言葉も同様の意味で使われるとあります。

 だいたい分かっていただけましたでしょうか? 最後にヤムナスカの広報を担当しているカナダ人、シルビアにもこれらの言葉の違いを聞いてみました。
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 「ただ単にハイキングといったら、やはり1日の山歩きというニュアンスがあるかもしれないわ。ただし、数日にわたって歩く山歩きでもハイキングという言葉は使うわ。一方、トレッキングといったら先にマルチデイの山歩きをイメージするわね。トレッキングとバックパッキングは同じような意味で使うことが一般的よ。」by シルビア


 ふむふむ。ウィキペディアと同じですね。まとめると、ただ単にハイキングと言った場合は、日本でもカナダでも一日の山歩きの意味として使われることが一般的となります。ただし、それは必ずしも一日だけのものを意味しているわけではないので、英語の Day Hiking を意味する言葉として『日帰りハイキング』という日本語は適切ということになりますね。
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「ラーチバレー」は、ロッキーを代表する日帰りハイキングコースの一つ。


では、次の問題に行きましょう。


果たしてHIKINGは簡単な山歩きなのか?

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 ハイキングは1日の山歩きだとしたら、日本語と英語の意味するところはほぼ同じと言うことになります。しかし、ここからが違うのです!



 実は英語では、たとえ簡単であっても、とんでもなく難しくても、
トレイルのみを使って歩く山歩きは全部ハイキングと言うのです。


 日本には簡単でも難しくても、手を使って鎖場を歩こうと、ロープ(ザイル)で結び合おうと、山に登ることを「登山」と一括りで使える便利な言葉があります。しかし、英語ではこの辺りの言葉が明確に別れています。『Hiking』といった場合は、トレイルを使って足のみで歩く山歩きのことであり、一方、『Climbing(クライミング)』というと基本的にロープを使う登山のこととなります。では、ロープを使うほどではないけど、手を使わないと行けないような山歩きは何と言うのでしょうか? これを英語では『Scrambling(スクランブリング)』と言います。

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ヤムナスカガイド1のクライマー 谷剛史。もちろんこれはクライミングですね。

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マウント ヤムナスカ登頂コースにある鎖場。こちらはスクランブリングということになります。

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レイクルイーズエリアの最高峰「マウント テンプル」もスクランブリングで登頂が可能。
眼下にはモレーンレイクやテンピークスを含む大絶景が広がります。


 話しをハイキングに戻しましょう。手を使わずにトレイルを使って歩く山歩きはすべてハイキングですので、たとえガレ場が長く続こうと、片道10時間以上も歩かないと山頂にたどり着かない山であろうと、そこにトレイルがあり、手を使わないで歩く山歩きは全部ハイキングなのです。

 カナディアンロッキーの山々は総じて鋭く聳えているため、山頂まで行こうとするとクライミングやスクランブリングでなくては辿り着けないような山がほとんどです。しかし、数は多くないものの、中には山頂までトレイルが続き、ハイキングとして登頂ができる山もあります。レイクルイーズエリアにはる『Fairview Mountain(フェアビューマウンテン)2744m』がその一つですね。

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フェアビューマウンテンの山頂

 フェアビューマウンテンのコースデータは、往復10km。標高差は約1000mと中級レベルのコースとなりますが、トレイルがしっかりしているので、コンディションが良ければ往復6時間ほどで歩くことが可能です。山頂からの景色は本当に素晴らしく、目の前には3400mを超える名峰マウント ビクトリアやレフロイなどの氷河を抱いた山々が聳え立ち、360度の大パノラマを楽しめます。


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ウエスト ペイトーピーク


 他にもオススメの登頂コースはありますが、なかでも個人的に最も素晴らしいコースの一つと思えるのは『ウエスト ペイトーピーク』です。道路からアクセスはできない山域にあるため、通常は日帰りで行ける山ではありませんが、実はミスタヤロッジに宿泊すると日帰りハイキングが可能となるのです。コース難易度は高く、標高差850メートルの登りは、ほとんどがガレ場、急登も多く、健脚向きのコースですが、山頂からはワプタ大氷原を見下ろす景色が広がり、本格的なアルパインクライミングでしか見れないような壮大なロッキー山脈の景色を楽しむことができます。



オフトレイル ハイキング

 最後に一つ、北米ではトレイルを外れて道無き道を歩くハイキングも楽しめますが、これは『Off-Trail Hiking(オフトレイル ハイキング)』と言います。国立公園では自然保護の規制が厳しく設定されているために登山道から外れて歩くことはできませんが、年間に訪れる人の数も少ない一部の州立公園や自然公園では、登山道を外れて歩くことが許されています。これらのエリアでは、たとえ人が植物を踏みつけたとしても、自然が自らの力で十分に再生できると考えられているためです。一面のお花畑や草原を歩くハイキングは、まさに北米ならではの贅沢なハイキングと言えますね。

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ミスタヤロッジのエリアはオフトレイル ハイキングの宝庫


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いかがでしたか? ハイキングとトレッキングの違いや、日本と北米でのハイキングの使われ方の違いなどが分かっていただけましたでしょうか? ハイキングは、この広大なカナダの大自然を最も手軽に体感できる手段の一つ。カナダにお越しの時はぜったいにハイキングを楽しみましょう。新しくなったヤムナスカのツアーカタログでは、カテゴリー、分野ごとに様々なコースを紹介しています。よろしかったら是非ご覧ください!
 


by ymtours | 2018-02-01 03:00 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)