カテゴリ:山旅の豆知識や魅力( 11 )

カナディアンロッキーに生息するクマを知ろう!

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皆さんこんにちは。ヤムナスカガイドの植木です。

皆さんは、カナディアンロッキーを代表する動物と聞くと、何を連想しますか?
いままで数多くの方をカナディアンロッキーにご案内してきましたが、
まず一番に名前が上がるのは、やはりなんといってもクマ(BEAR)ですね。
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カナダではこの写真のように、道路脇でクマに遭遇することも珍しくはありません。

そこで、今回はカナディアンロッキーに生息するクマの種類、生態、そして遭遇しないための、まめ知恵をご案内しましょう!

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(1)
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(2)

 カナディアンロッキーには上の2種類のクマが生息しています。皆さんは違いは分かりますか? 上(1)が『グリズリーベア』、下(2)が『ブラックベア』でして、カナダ全土で生息する個体数は、ブラックベアの方が多いです。


 それではまず、ブラックベアーからご紹介しますね。

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ブラックベア
American black bear/クマ科クマ属アメリカグマ

 体長140㎝~180㎝、体重250前後、大型になると約400㎏とかなり大きいですね。生息地域は、北はアラスカからカナダ全域の森林地帯、南はメキシコまでと非常に広範囲です。北アメリカには、およそ60万頭、そのうちカナダには38万頭以上が生息していると言われています。カナディアンロッキーの4つの国立公園に生息する個体数を見ていましょう。バンフ(20~40頭)、ジャスパー(約90頭)、ヨーホー(20~50頭)、クートニー(30~50頭)。合計で約200頭前後の生息が確認されています。

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 3~4歳になると出産ができるようになり、おおよそ2年に一回、2頭前後の出産を行います。ブラックベアは雑食ですが、主に植物の根、草、実を好むことが多く、獲物を捕まえて食べることはほとんどしません。一年の食事で、およそ85%は植物が占めているそうです。

  ちなみに、「クマを見たら木に登れ!!」ということを聞いたことありませんか?

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 実はブラックベアは木登りが得意です。爪が短く、しっかりと幹を捕まえてひっかけられるような形になっているのです。ブラックベアを見かけたら木の上に逃げるは止めましょう(笑)

 一方、グリズリーベアはを見てみましょう。

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グリズリーベア
Grizzly bear/クマ科クマ属ヒグマ亜種ハイイログマ

 最大級の個体は体重が450kg以上に達し、ブラックベアより大型となります。生息範囲はアラスカの一部、カナダ東部、南はメキシコ中部までとブラックベアと生息域は似ています。しかし、生息数が圧倒的に違います。アルバータ州には約690頭、カナダ全域には2万頭ぐらいしか生息していないそうです。カナディアンロッキーの4つの国立公園内には、バンフ(約65頭)、ジャスパー(約109頭)、ヨーホー(11〜15頭)、クートニー(9〜16頭)の合計で約200頭前後の生息が確認されており、カナディアンロッキーだけを見ると、生息する個体数はブラックベアと同等であると言えますが、グリズリーは移動範囲が非常に広範囲のため、この数は常に変動しているそうです。

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 5~8歳で最初の出産期を迎え、カナディアンロッキーでは4、5年おきに2〜4頭前後の子を産みます。

 グリズリーも雑食であるため、主な食物はブラックベアと似ていますが、特に爪が長く、深く穴を掘ることが可能なため、地中深くにある球根、地リスなどもよく捕食しています。

 また、ブラックベアーと異なるのは、シカ、エルク、ムースなどの大型の動物も獲物として捕食している点で、それゆえにブラックベアーより凶暴な性格と考えられています。しかし、ブラックベアと同様、食物の85%は植物といわれており、それだけ山には多くの植物の食べ物があるということになりますね。

 トレイルでは熊の排せつ物(糞)も見かけますが、晩夏から秋口の排せつ物を見ると、こんな感じで真っ赤な色をしています。
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 特にグリズリーは、秋口になると冬眠のためにたくさんの木の実を食べ、いわゆる「過食症状態」になり、一日に20時間以上は食べ続けているという結果があるそうです。
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 ところで、クマがサケを食べているシーンは有名ですね。北海道でも昔はクマの彫り物といえば、サケを咥えている姿でした。カナダでも海沿いの河川にはたくさんのサケが遡上し、それを捕食するクマの姿がよく見かけることができます。

 しかし、カナディアンロッキーは海まで約1000㎞離れており、途中いくつもの高い山脈がそびえています。実際のところサケが遡上するエリアは少なく、残念ながらカナディアンロッキーでサケを捕まえている場面には遭遇しません。

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 さて、最後にクマと遭遇しないためのちょっとした知恵をご紹介しましょう。

 まず、クマは基本的に憶病です。それゆえ、基本的にクマも人間とは遭遇はしたくはないのです。熊の嗅覚は人間の数十万倍ともいわれているので、だいぶ遠くからでも人間のことには気づいています。そして、聴覚も鋭いので、音を立てているとクマの方から近づいてくることはありません。しかし、風向き、周辺の環境などでは、人間の方が先に発見することも珍しくはありません。そのために、いくつか代表的な「クマからのサイン」を知っておくと良いでしょう。

 熊が近くにいるサインとして、足跡がありますね。


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 この足跡はかなり新しい足跡であることが分ります。こうした足跡が自分たちの行く先に通じているとしたら、クマを警戒する必要があります。あくまでもクマの縄張りに自分たちがお邪魔しているということを忘れないで、共存することが大切です。

2つ目として、排せつ物です。

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 これは一つ例ですが、いつもこのような色や形をしているわけではありません。たまに熊と馬が似ているときがありますが、よく見ると葉の繊維だけではなく、木の実や動物の毛などが含まれています。

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 こんな感じの時もあるのですが、量が多いので明らかに小型の草食動物の物ではないことが分ります。消化されずに出てきているということは、かなりの量の実を食べているということですね。

 こうした排せつ物を発見した時、まだ乾燥していない、形がしっかりしているものは新しいと判断できます。排泄物があまりにもフレッシュな場合は、クマがかなり近くにいる可能性があります。速やかに退散して、クマの領域を侵さないようにしましょう。

 先にも書きましたが、実際にクマと遭遇しないためは、大きな音を出しながら歩くのが効果的です。

 なお、音といえば「クマ鈴」と言われていますが、実は鈴はあまり効果がないことが分っています。「クマが音に慣れた」という噂がありますが、鈴の波長は自然界にも近いものがあり、実際は効果がないという話や、人工的な音のそばにエサ(人間)がいると判断して近づいてくるなんて話もあります。

 では、何が良いのかというと、「人間の話し声」です。人間の話し声の波長は自然界には存在しないそうで、クマにとっては違和感があると言われています。「森のくまさん」でも歌いながら楽しいハイキングをしましょう。

 そして、クマ撃退用のベアスプレーも、万が一に遭遇した時のために絶対に必要です。もちろん、私たちガイドは常に携帯していますので、ガイドハイキングなら安心ですよ。

 熊をもし見かけたら、十二分に距離をとり、絶対に近づかないようにしてください。

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 これは、すごく危険です!!クマが本気で走り始めたら、絶対に逃げ切ることができません。

 最後に一つ。ガイドをしていると、たまにこういう質問をしてくる方がいます。

 「白熊ってロッキーで見れないんですか?」

 確かにカナダには白熊が生息しています。しかし、白熊はホッキョクグマともいうだけあって、北極圏だけに生息している動物で、残念ながらカナディアンロッキーにはいません。北極熊を見たい方は、ぜひ北極圏のツアーに行きましょうね。

 ちなみに、ブラックベアの変異したカーモードベア(スピリットベア)という種類もカナダには生息しています。劣性遺伝子を持つブラックベア同士が交配すると、白いブラックベアが生まれるといわれています。BC週には実際に2000頭ほど確認されていますが、これは白熊ではなく、ホッキョクグマとは別種ですのでお間違えなく。また、カナディアンロッキーではいまのところ正式には確認されていません。

 クマのことが少し分かっていただけましたでしょうか?
 カナディアンロッキーではクマは決して珍しい動物ではありません。

 幸いカナディアンロッキーでは、クマによる被害の報告はここ20年以上ありませんが、それでも動物園のクマを目の前で見ただけでも恐怖を感じるので、まずは遭遇を避けるのが第一、そしてその知識をもって山に入ると、より安全な登山を楽しむことができます。

 皆さんもクマには十分に気をつけてください。


ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-07-13 03:05 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

マウンテン・センスの向上

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Ya Ha Tinda(ヤーハーティンダ)
ストーニー族の言葉で、’Littel prairie in the mountains'、「山にある小さな草原」。その名のとおり、カナディアンロッキーの東の端に位置するYa Ha Tindaには、その名前とは裏腹に、広大な草原地帯と低山帯が石灰岩の山々に囲まれている、非常に得意な地形を持つエリアが、手付かずのまま残っています。ここへ、ガイド仲間の植木 、新人の水野と私ヒロの3人で、シーズン前のトレーニングを兼ねて、道なき道(オフトレイル)を縦走して来ました。
全くといっていいほど人の気配を感じること無く、野性味のあふれたこのエリアには、グリズリーベアーが9頭、狼、クーガー、ビックホーンシープ、ムースやエルクなど多くの野生動物が生息する、まさにワイルドな場所です。

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今回は2泊3日で、目的はロッキーならではの美しい尾根歩きを楽しみ、ワイルドキャンプの利点と、注意点、またマウンテン・センスを磨く為に、ほぼオフトレイルで目的地を定め、ナビゲーションスキルや、コンパスワーク、ルートファインディングなどのブラッシュアップ、つまりヤムナスカ・ハイキングガイドとして基礎的要素を再確認することに重点を置きました。
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キャンモアから車で約3時間、途中から未舗装道路を進みます。

Ya Ha Tinda Ranch、ここ実はParks Canadaに所有され、運営されています。ここはカナダで唯一、連邦政府によって管理される労働馬の飼育、育成の放牧場となります。
カナダ西部の国立公園で活躍する馬達はここで冬を越え、夏になるとそれぞれの現場に出向き、国立公園の安全管理に務めています。そこが今回の縦走のスタート地点。
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ここを管理しているRickさんとJeanさんの好意で、彼らの駐車場に特別に駐車させてもらいました。「ヤムナスカのガイドトレーニングとして来たのですが、、」と事情を説明すると、「是非ともここに駐車してくれ」と快くゲートを開けてくれました、、。温かい人情に感謝です。2泊3日の荷物を背負い、いざ出発!

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出発してすぐに、2、3日前のものと思われる、グリズリーベアーの足跡を発見。
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オフトレイル・ハイキングスタイルで進みますので、道は'Game trail'、つまり獣道を巧く利用することにより、道無き道でもいかに快適に、効率的に目的地に着くかを試します。何気なく歩いているかと思われますが、実は良く見ると、獣道が無数にあります。ガイドとして、これを巧く利用できるようにならなければなりません。
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森林限界を越え始めます。視界が開け、自分の位置を明確に判断できる材料が多く見えてきました。さて、今、どこにいますか?
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これまでの歩行速度、高度計、地形、視界に広がる山やピーク、川や支流などを頼りに、現在地を判断していきます。そして、それが正しいのか、コンパスを利用し、更に確率を高めます。最終的には持参したGPSでその判断を精査していきます。これはもう反復作業しかないですね。なんども繰り返し行うことで、精度を上げていくしかありません。実際、このような晴天時はヒントが多すぎて(笑)いいのですが、悪天候の時にはどうするのかというシミュレーションも行いました。

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勿論、楽しむことも絶対に忘れてはいけません。ここの尾根歩き、世界でもトップクラスの美しさを楽しめます!
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ヤムナスカでは世界で一番美しい尾根歩き「エスプラナーデ」をご紹介させていただいております。ここにも負けるとも劣らない世界がありました!

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いいですね。
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一日目のキャンプ目的地に無事に到着。水場を確保し、テント設営。
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キッチン、トイレ、それぞれを皆で確認し、熊対策は万全に行います。本日はキャンプファイヤーに適した場所ではありませんでしたので、翌日へ持ち越し。

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翌朝も快晴、、、。最高ですね。
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誰もいない尾根を歩き、今日のキャンプ地へ向かっていきます。
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プレーリークロッカスが満開を迎えていました。町よりは遅い春を迎えていました。
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落石の危険性のあるガレ場での歩行、注意喚起、そしてハザード(危険要因・原因)の認識と回避方法とプランニング。常にお客様を案内していることを前提に、シミュレーションしていきます。
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景色が素晴らしく、周囲の景色にに気を取られてしまいますが、足元にも野生動物の活動が記録されています。
これは'Pika'ナキウサギの仕業で、お花を日干しし、巣へ持ち帰る作業の途中経過ですね。
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吸い込まれそうな青い空にため息が出ます。
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広い尾根を進んでいきます。
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こんなに視界が広いときでも、常に自分の位置を意識しながら進みます。ガイドとしては身に染込んだスキルとして必要です。
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本日のキャンプ地に到着。水場がすぐ隣、、、。
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もちろん管理されたキャンプ場ではありませんので、熊用のロッカーなどありません。この場合、ベアーハンガーを作成します。夜寝る際には、食料、食器、歯磨き粉など匂いの出ると思われるものは全てここに吊るし、熊対策を万全とします。
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枯木を集め、小河の真横でキャンプファイヤーを始めます。ワイルドキャンプの醍醐味ですね。しかし、火の扱いには十分な注意が必要です。また、事後のことを考慮した場所を設定する必要があります。ここは雪解けが激しいと思われる4月末、または大雨が降った際に増水し、水路となると判断できた為、自然に与えるインパクトを最小限に抑えるには最適とみなしました。星空を眺め、ただただ火の暖かさに感謝しながら、それぞれ寝袋に入ります。キャンプファイヤーの匂いのついた衣服と寝袋に入るときのなんともいえない優越感といったらたまりませんね。

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翌日もオフトレイルで駐車場を目指します。
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山火事で焼けた森は視界がとてもいいですが、倒木を巧く回避しながら、出来る限り蛇行を減らしていく能力も必要です。お客様には「歩きやすい」と思ってもらえるように、ガイドの頭の中は常に「プランニング」で溢れていなくていけないですね。お客様には気付かれないように、それでいて美しいラインを描けるように、日々訓練ですね。
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あえて視界の悪い森林の中に目的地を定め、ルートファインディング、ナビゲーションの技術の確認と向上を図ります。本当に、ここが目的地ですか?
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春先の雪解けの時期にしか出来ない水溜りもあります。地図には載っていないのに「あれ?これだっけ?」と自問自答。とても良い勉強になりました。
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最後のホーストレイルを発見し、そのまま駐車場へ向かいます。
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最後は馬が私達を迎えてくれました。

素晴らしい山行となりました。シーズン前にガイド仲間とこのような機会でガイド技術の向上と、それぞれの意思確認ができるのは本当に素晴らしいことだと思います。また是非とも訪れたいYa Ha Tinda、まだまだ可能性を秘めていました。

このような雄大な景色と、尾根歩きを山小屋縦走という形で楽しめるのがエスプラナーデ山小屋縦走の旅だと思います。世界でもトップクラスのこの尾根歩きは、東にロッキー山脈、西にはコロンビア山脈と、その視界をさいぎるものが無い為、絶えず絶景を楽しめます。ほとんど人の入ることの無い大自然、手付かずの野性味あふれるエスプラナーデ縦走は絶対にお勧めです。

ご覧いただきありがとうございました!来月からシーズン突入ですが、安全を第一に皆様をご案内させていただきます。今シーズンもロッキーでお会いしましょう!

ガイド・篠崎洋昭

by ymtours | 2018-05-24 00:15 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

目から鱗、軽量バックパッキングの話

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 こんにちは、ヤムナスカ、バックパッキング推薦委員の植木です!!

 突然ですが、皆さんは「バックパッキング」という言葉をご存知ですか? バック(Back=背中)にパッキング(Packing=荷作り)するという意味があり、荷物を背負って歩くことを指します。背負って歩くといっても、日帰りハイキングや縦走もすべてこれに当てはまりますね。そこで、今回はバックパッキングという山行スタイルについて準備や道具の話を書きたいと思います。

 北米では、深い山奥にテントや食料などを担いでキャンプをしながら山歩きを楽しむことを、バックカントリー・バックパッキングといいます。近年、道具の進歩によって軽量、コンパクトな商品が増えてきました。でも、いざ道具を揃えようと思っても、何をどう購入していいのかは難しいものですね。そこで、今日はカナダの山岳ガイドがいつも持っているバックパッキングの道具を紹介したいと思います。

 じゃーーん。これが私の必須アイテムです。

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 私の場合、いかに軽くするかという「軽量化」がポイントになるため、テントの代わりにタープを使います。軽くて小さいタープは、雨の少ないカナダの夏のキャンプには最適です。テントについても後ほど紹介しますね。

 寝袋

 次はキャンプの必須アイテムである寝袋(スリーピングバッグ)です。

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 写真の物はスリーシーズン用で、材質はダウンの物を使用しています。これはコンフォート温度で「マイナス3度」、リミットで「マイナス9.5度」対応のもので、重量は1.1kgのものですが、実はこの対応温度は鵜呑みにできません。これは個人差があると思いますが、私の場合、大体コンフォート温度に「プラス7度」をした温度が快適な温度と考えています。この場合ですと、外気温が「プラス4度」ぐらいが快適に使える気温ということですね。

 カナディアンロッキーの場合、真夏で天気が崩れると気温は一気に冷え込み、標高2000mを超えた山域では朝晩の気温が氷点下になることもありえます。コンフォート温度で「マイナス5度」ぐらいのものがあると安心ですね。特に、6月とか9月にキャンプに訪れる予定の方は、これくらいのものが必要です。カナダはとても乾燥していて一日の寒暖差が非常に激しく、朝晩は本当に冷え込みます。

 さて、この寝袋をこのままの状態で持っていくと、600mlの燃料ボトルと並べても遥かに大きくなりますね。バックパッキングの道具は...

 1:できるだけ軽量
 2:できるだけコンパクト
 3:できるだけ単純な設計

 この3つは本当に大切で、もちろん寝袋も同様です。1と3はまあクリアしているとして、収納時の大きさが寝袋の難点。そこで、私はこうしちゃいました!!

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 圧縮バッグでコンパクトにすると、ダウンの寝袋はこんなにも小さくできるんですね。これだけ寝袋を小さくすることができれば、コンパクトにバックパックに詰め込むことができるようになります。これによりバックパック自体の容量サイズも小さくすることが可能となり、もちろんバッグパックが小さくできればそれだけ全体の重量も軽くなります。


ストーブ(コンロ)

次に重要なのが、ストーブ(コンロ)です。

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 お湯を作るとき、調理をするとき、時には暖をとるときの必須アイテムですね。ホワイトガス(液体燃料)タイプと、LPガス(プロパン)タイプが一般的ですが、私はホワイトガスタイプをメインに使っています。毎回、山行に合わせて必要な量の燃料を調整して持っていけるのがメリットですね。夏場なら1日150mlを目安にします。4日の山行の場合は600mlを持っていく計算です。万が一の時に備えて修理キットは必ず持参します。

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 私はお客様をご案内するガイド山行の場合、必ずホワイトガスタイプの他に予備としてLPガスタイプのものも持参します。これは、燃料コンロが致命的な故障、または燃料漏れなどで足りなくなった場合にLPガスを持っていると安心だからです。また、LPガスタイプは着火が簡単なので、さっと火をつけたいときは便利ですね。 たしかに重量が加算しますが、プロガイドとしては安心、安全のために欠かすことは出来ません。


コッヘル(ポット)

 これもまた大切なアイテムです。 写真のものは1~2人用で、800ml前後の容量になります。

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 大きすぎず、小さすぎないサイズであり、これ一つでお湯を沸かしたり、コーヒーを飲んだり、ラーメンを作ったり、主食のお米を炊いたり、あらゆる調理はこれで一つで賄うことができます。
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 よく見るとジェットボイルのように底面に網目の板がついていますが、これによって熱効率を高めて燃料を節約することができます。燃料が節約できる=軽量化ができるというわけです。


浄水器(ウォーターフィルター)

 バックパッキングに必要な全日程分の水をもって行く人はいないと思いますが、山行中はどこでも綺麗な飲料水が手に入るとは限りません。

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 湖のほとりや川原でテントを張り、水を補給するときもあるでしょう。そんな時、直接その水を飲むことは時には人間にとっては害になる成分が含まれていることがあります。そこで必要になるのがフィルターのついた浄水器です。写真のものは手のひらサイズで重量115gという軽量タイプです。故障の心配も少なく非常に気に入っています。


さて、次はこちら。

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 これが何かわかりますか?

 大きさの参考までに、ボトルを置いてみました。大きさはこんなもんです。

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 じつはこれ、携帯型のザブトンマットです。濡れた地面、雪の上、でこぼこの地面に直接座ると濡れたり、お尻が痛かったりという経験はありませんか? これがあるとそれらすべてが解消されるだけではなく、保温効果もあります。寒い時は地面からの冷気を遮断し、おしりがホカホカと暖かくなります。また、枕の代わりにもなる優れものです。しかも100gくらいしかないため、超軽量で良いことづくしのお気に入りアイテムです。


救急道具

 次に、救急道具です。怪我や重傷の時など、すぐに病院へ行ける街中とは違い、山奥ではその場での応急救護がとても大切となります。

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 包帯、ギブス、バンドエイド、痛み止め、熱さまし薬、シップ、消毒液、などなど山で起こりえる怪我、病気に備えて一通り持っていきます。 応急処置ができた事によって、痛みが軽減したり、感染を予防できるといったメリットが大きいです。



テント

 最後にテントを紹介しましょう。天候が良く、暖かいキャンプで、1泊程度の時はもっていきませんが、それ以外のほとんどの時は必ず持っていきます。でも重くて大きくて嫌ですよね。私の持っているテントは2人用テントのMSR ELIXIR 2 で、このくらいの大きさです。

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 大きさの目安として、またまたボトルを置いてみました。重量は2.77kgと少々重たいのですが、快適な居住空間と、壊れない構造、風に強い設計であることが重要なポイントです。テント類は大きさがかさばるため、バッグパックの外に括り付ける人もいますが、バッグの中に収納した方が背負ったときに安定します。

 そこで、このテントも寝袋と同様に圧縮しています。それがこちら。

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下の写真のように、圧縮前はザックに入りきらないサイズですが、


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圧縮後にはこんなにスペースができるほど小さくなります。

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 でも、濡れたテントをバッグに入れたくないな~ なんて思っていませんか? 大丈夫、テントが入っている圧縮バッグは、See To Summit社の防水バッグを使っています。ゴミ袋にテントを入れても大丈夫ですよ。

 もちろん小さくしたからと言っても重量は変わりません。しかし、スペースができたということは、それだけ小さいザックを使うことが可能で、結果的に軽くなります。


こんな感じになります。
テントポール(赤い袋)はサイドに括り付け、マットは逆サイドまたは上に括り付けるとコンパクトに収まります。

こうして3泊分の食料も含め、テントも寝袋もコンロもすべて入れて60Ⅼのバッグに収まりました。

そして、気になる重量は



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12kgです。

 いかがですか? 快適で安全なバックパッキングを楽しむために、これだけの装備でこの重量は納得じゃないですか? これに水1.5Lと着替えと防寒着と行動食を合わせて、約15kgでした。軽量であるということは、怪我の防止、体力の温存ができ、結果快適な山行につながります。私達ガイドは、お客様の安全を第一に考え行動する必要があります。それには装備が軽量であることは非常に重要な要素です。

 広大なカナダの大自然を楽しむにはバックパッキングが最適。もちろん初心も大歓迎です。ぜひ、カナダでバックパッキング・デビューをしませんか? 皆さんのお越しをお待ちしています。

ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-03-14 00:43 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの名峰を紹介 マウント ロブソン - Mount Robson(3954m)-

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカの石塚です。
 今回は名峰紹介シリーズと題して、カナダの代表的な山の一つをご紹介します。

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 重厚な山容と眼前に迫る存在感。素晴らしいですね。この山がカナディアンロッキーの最高峰『マウント ロブソン』です!

標高は3954m!

 柵越し(サクゴシ)に見るマウント ロブソンと覚えると良いですね。

 マウント ロブソンはジャスパーから西に約100km、車で1時間ほど走った先のブリティッシュ・コロンビア州に位置しています。マウント ロブソンの一帯はマウント ロブソン州立公園として自然公園に指定されており、1990年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されました。ロブソン周辺には街がなく、山の展望が良い場所に「観光案内所」が建つのみですが、ロッキーの最高峰を眺めるために多くの観光客が訪れる場所となっています。

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 ロブソンはたとえ快晴の日でも山頂だけは雲に隠れることが多く、『クラウドカップ・マウンテン』なんて呼ばれることもあるんですね。初めて訪れた時に綺麗に山頂まで眺めることができたとしたら、とてもラッキーだと思います。

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 ロブソンの初登頂は1913年3月。オーストリア人の登山家で山岳ガイドである「コンラッド・ケイン」により、彼の案内するカナダ山岳会の登山隊と共に達成されました。ちなみに上記の写真は、ヤムナスカガイドの篠崎ヒロがロブソン登頂に成功した山行時のものです。頂上まではあと30分ほどの最後の稜線になります。すごい景色ですね。
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 初登頂時の登山隊の記録は、当時の装備とともに観光案内所の地下に展示されています。この時に使用された登山装備は、現代のものと比べると信じられないほどに簡易的なものでしたが、昔の登山家の精神力や気力の凄さを感じずに入られません。

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 現在では山の北面側へのアプローチも容易になり、ヘリコプターで荷物を運びロブソンパス キャンプ場まで簡単に行くことが可能となりました。

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キニーレイク湖畔

 ロブソンエリアの大自然を楽しむには、何と言っても日帰りハイキングとバックパッキングが一番ですね。観光案内所から車で5分ほど北に走るとトレイルの入り口となる登山口があります。ここからロブソン北面側の山麓に佇む氷河湖「バーグレイク」まで伸びる一本のトレイル「バーグレイク トレイル」は、ロッキーを代表するロングトレイルと言えるでしょう。登山口から5kmほど先にあるキニーレイク(Kinney Lake)湖畔までの日帰りハイキングは、最も手軽なコースとして人気があります。

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 キニーレイクからさらに先のエリアまで足を伸ばすには、キャンプ道具や食料を持って歩くバックパッキングの準備が必要となります。キニーレイクの流れ込み付近から、トレイルはさらに標高を上げて山深くなっていきますが、途中には「エンペラー・フォールズ」のような豪快な大瀑布の景観も待っています。
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ロングトレイルの終着点であるバーグレイク湖畔を高台から撮影。
   
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 バーグレイク キャンプ場から先のルートは一部不明瞭な登山道がつづき、特にマウント・ロブソン北壁とロブソン氷河を一望できるスノーバード パスまでは上級者ルートとなっています。
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スノーバード・パスから眺めるスノーバード氷原。

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マウント ロブソンの北面は旅のクライマックス。巨大なロブソン氷河の展望は最高ですよ。
この時の旅の記録は以下のブログからご覧にただけます。

森様、谷村様とロブソンバックパッキングの旅



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 皆さんもロブソン山麓を満喫するロングトレイルの旅へ出かけませんか?
ご興味のある方はヤムカナのツアーカタログにある「ロングトレイル」のページをご覧ください。この夏はカナディアンロッキーの最高峰マウント・ロブソンへ出かけましょう!



by ymtours | 2018-03-08 02:44 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

オーロラ撮影は難しいと思っているあなた。今年はオーロラ撮影に挑戦しましょう!

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 皆さんこんにちは!ガイドの植木マサです。ただいまオーロラツアーのガイドを担当するため、ユーコン準州ホワイトホースの事務所にやってきました。

 突然ですが、皆さんはオーロラ!と聞くと、どのようなイメージを頭に浮かべますか? きっと多くの方は、良く広告や雑誌でみるようなカーテン状にたなびく下のような写真をイメージするのではないかと思います。

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 うーん。素晴らしいオーロラですね!


 誰でもこんな素敵なオーロラ写真を撮ってみたいと思いますよね? もちろんオーロラ撮影は簡単ではありませんが、実は未経験者の方が思っているほどに難しいものでもありません。今日は、そんな未経験者の方に少しでも参考になればと思い、僭越ながらオーロラ撮影のブログを書かせていただきました。

 もちろん私はプロの写真家ではありません。また、決して凄腕のテクニックを持っているわけでもありません。しかし、いままでにそれなりのオーロラ写真を撮影してきた経験はあります。過去にはたくさん失敗もしましたが、その度に学ぶことも多くありました。やはり、それなりにクオリティーの高いオーロラ写真を撮影するためには、使用する機材と道具が命。

 逆に言えば道具がしっかりしていればラッキーショットもありえますし、ちょっとしたTIPSを覚えるだけで、けっこう簡単にすごい写真が撮れてしまうこともあるんですよ。

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 道具と言えば、まずはカメラ本体。

 撮影するにはカメラが必要です。『当然だろう!!』という声が聞こえます!! そう、当然なのですが、カメラなら何でも良いというわけではありません。まず値段やメーカーはさておき、カメラの機能が大切です。
 
 オーロラ撮影に最低限必要な機能としては、シャッタースピードが手動で変えられて、最低10~20秒ほどのスピードに設定できるものとなります。

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 次は、ISO感度です。ISO感度とは、デジタルカメラが光を捉える能力の値と言うことができますね。ISO感度の数値が高ければ、より敏感に光を写しとり、より速いシャッタースピードを切ることができます。ISO感度が手動で変えられるもので、ISO1200かそれ以上の高感度設定ができると良いですね。

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 ISO感度は高い数値を設定するほどに、画像にノイズが乗りやすくなっていきます。よって、理想的なカメラとは、たとえばISO1600以上の高感度でもノイズのほとんど乗らないカメラとなるのですが、やはりこのクラスのカメラとなると、値段もけっこうお高くなってきます。

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 あとバッテリーの持ちの良いカメラであることも大切ですね。最高のオーロラが出現しているのに、バッテリー切れなんてのは本当に良くある話です。やはり予備バッテリーも必要ですね。フル充電したから大丈夫なんて考えていると、悔しい思いをします。

 普段生活していると分かりませんが、オーロラを見る季節は大体が秋の終わりから冬。緯度は60度~70度の寒い場所です。そこはマイナス10℃以下、時にはマイナス30度以下になることも珍しくはありません。そこにカメラを持っていくと、フル充電していたバッテリーは、な~~んにもしていなくてもあっという間に充電がなくなります。気温がマイナス20度を下回ると、物凄い勢いでバッテリーは減っていくんですよ。常にフル充電した予備が最低でも1つは必要です。

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 最後に三脚のことを少しお話ししましょう。

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 『え~~、地面に置けばいいじゃない??』とか、『何かに立てかけるからいらない!!』とか聞こえてきそうですね。はい、もちろんそれでも可能です。しかし、良い写真を撮るとなると話は違ってきます。
 
 試しに三脚なしで、地面や何かしらの台の上に置いて撮影したらどうなるか? 良くある例とはこんな感じですね。

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 広い夜空のどこに出るかわからない上空のオーロラに、適切な角度で確実にカメラを固定できる都合のいい地面なんて、この世に存在しないことが分ることでしょう。しかも雪の上で。
  
 仮にうまく地面に置いたとして、ファインダーを覗いてみてください。大抵は覗くことすらできないはずです。

『液晶で確認するから大丈夫!!』と思っているあなた、地面に置いたカメラの液晶を確認してみてください。ガンバって地面に這いつくばっても見えるものは何もないでしょう。

 そんな困難を簡単に克服できるアイテムが三脚です。なにも高価なものを用意する必要はありません。三脚選びで最も大切なことは、カメラ本体(レンズを含む)の重量とのバランスです。

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 いかがでしたか? オーロラ撮影にちょっと興味が出てきた方は、ヤムナスカの誇る『オーロラ完全ガイド』をご覧ください。私の説明よりもさら〜に詳しく、順序立てて撮影テクニックや機材の説明が掲載されています。実は私もこのサイトで勉強した一人です。(笑 
 
 せっかくのオーロラ旅行です。欲張って最高のオーロラ写真も撮影しちゃいましょう!

 




by ymtours | 2018-02-10 02:39 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの入国に必要な『eTA』の申請をしてみましょう。

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 みなさんカナダ旅行を計画されていますか? こんにちは! ヤムナスカ ガイドの植木マサです。これからカナダに渡航を予定されている方は、日本出発前に必ず行わなければいけない手続きがあるのをご存知だと思います。そう、それが電子渡航認証システム(Electronic Travel Authorizations)、略して『eTA』です。このeTAの申請にはちょっと一手間が必要なんですが、今日はこの申請方法について少しお話ししたいと思います。


皆さんはこんなカナダの景色を見たいですよね?


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はたまた、こんな動物との出会いを期待していますか?



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 そう、カナダは自然豊かで雄大な景色をこれでもかと堪能できる、本当に素晴らしい国です。しかし!!これらの景色を見にカナダへ来るためには『eTA』の申請が必要なんですね。

 まず、電子渡航認証(eTA)を申請する必要がある方、対象者についてご説明しましょう。

 カナダ、米国以外の国籍で、かつカナダ入国にビザが必要のない国籍の方は、空路でカナダに向かう前にeTAを取得しなければなりません。陸路または海路でカナダに入国する場合は、eTAは不要です。

 日本人はカナダ入国にビザが要ありませんので、この申請の対象になるわけです。ちなみにeTAはビザではありませんのでお間違えの無いように。

 このeTAのオンライン申請には、パスポートとメールアドレス、申請費用として7カナダドルを支払うためのクレジットカードが必要です。一度申請すれば5年間は何回でも入国が可能ですが、申請時にパスポートの有効期限が5年未満の場合、eTAの有効期限もパスポートの期限までに短縮されます。

 では、いよいよ申請方法についてご説明していきましょう。実は申請フォームは完全に英語かフランス語のみしかなく、これが日本人にとっては敷居を高くしている要素の一つだと思います。しかし、日本語の解説がきちんと準備されていますのでご安心を。日本語の【申請フォーム記入ガイド】を画面に表示しながら、もしくはプリントアウトして手元に置いて見ながら申請していくと、それほど難しくないですよ。


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 ちなみに私はこうして画面を2つ並べて、日本語ガイドを見ながら申請書類を作成しました。



 下に2つのリンクがあります。


 【eTA関連サイト】


 eTA日本語説明ページ
 http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta-facts-ja.asp


 申請フォーム記入ガイド(日本語)
 http://www.cic.gc.ca/english/pdf/eta/japanese.pdf


 申請フォーム記入ガイド(日本語)は、PDFファイルですのでダウンロードしておくと便利です。


 上のリンクから、【eTA日本語説明ページ】に進みましょう。まず、はじめのページでは、申請するにあたっての準備や注意事項が書いてあります。よく読んで徐々に画面をスクロールしていくと、画面の一番下あたりはこんな画面になります。

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 『eTAを申請する』を押して進みます。


 【電子渡航認証(eTA)を申請する】という画面が出てきましたね。この画面にも支払いに関してや、注意事項が書いてありますのでよく読んでスクロールしていってください。日本語のPDFをダウンロードできる画面がありますが、上の【申請フォーム記入ガイド】と同じですのですでにダウンロードしている方は必要ありません。

 画面の一番下まで来ると、またまた同じボタンが出てきます。もう一度この『eTAを申請する』クリックするといよいよ申請画面です。




 しかし! この先には一つ罠が仕掛けてありました。


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なんと、完全に英語の画面が表示され、この画面は日本語ガイドに載っていません!! パニック!!!


でもご安心を。こんなことが書いてあるだけです。






 Do you have a passport issued by France?

 (フランスで発行されたパスポートを所持していますか?)



 日本人ならば、パスポートは日本語ですので、張り切って【NO】を選択してやりましょう!! 『Continue』を押して進むと、パスポート番号、発行された国の情報がパスポートのどの位置にあるか説明されています。



 そのままずーっと画面をスクロールすると、画面の一番下に

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 のボタンが出てくるので押してください。   
 その後は日本語ガイドに説明がのっているので安心ですが、私たちのウェブサイト『ヤムカナ』の旅の準備と情報のページには、さらに詳しく申請方法を解説していますので、こちらも合わせてご参考にしてください。


 最後に一つポイントがあります。カナダ行きが決まったら、すぐにeTAの申請を始めてください。というのも、許可が下りるまでに時間がかかる場合があるためです。決してぎりぎりに行わないように!!

 いかがでしたでしょうか? eTAの申請はそれほど難しくなさそうだと思っていただけたら嬉しいです。
では、カナダにお気をつけてお越しください。お待ちしてます!!


by ymtours | 2018-02-06 01:53 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

カナダの大自然の中で、1泊の家族キャンプ体験をしてみませんか? 人生観が変わること間違いなしです。

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 みなさん。家族キャンプを楽しんでいますか?
こんにちは、ヤムナスカ キャンプ推薦委員顧問(自称)の植木マサです!!

 私は山に夢中だったら学生時代からキャンプが大好きでして、暇さえあればテントや食料を担いで山にこもっていました。大自然の中で食事をしたり、寝袋の中で寝たりするって、それだけで価値があると思いませんか?

 そんな私ですが、カナダで家族ができてからは、昔以上にキャンプやバックパッキングが大好きになりました。もちろんカナダの大自然は、日帰りハイキングでも十二分に楽しむことができますが、キャンプも本当に素晴らしいんですよ。特にお子さんのいる方でしたら、是非とも一泊でも良いのでカナダのキャンプを体験して欲しいと思っています。そんな訳で、今回はこの家族で楽しむキャンプ体験の魅力をお話ししたいと思います。


キャンプのスタイルには大きく分けて2種類。


 一つは、車でキャンプサイトまで行くタイプ。荷物は車に積めるだけのもの、食事も遊び道具も気にすることなく、快適なキャンプ生活を体験できる。そう、これが「オートキャンプ」ですね。

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 もう一つは、バックパッキング&キャンプ。荷物は自分たちで担ぎ、テント、食料もすべて持ってキャンプ場まで運び、必要最低限の荷物で大自然の中でのキャンプ生活を体験する。オートキャンプとは異なるキャンプの楽しみ方です。

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 どちらも家から出て自然を体験するキャンプには違いありませんが、自然本来の野生的な魅力を肌で感じるには、断然にバックパッキング&キャンプがお勧めです。


大自然の中でキャンプなんで、なんか難しそうで、怖くないのかな?

子供には敷居が高いのでは??


 こんな声が聞こてきそうですが、確かにそう思う方が多いのも分かります。しかし、車では行けないような場所でのキャンプ体験は、オートキャンプとはまったく異なる魅力があるのです。

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 大自然の中でのキャンプの魅力は、なんといっても自然が本来持つ世界観、空気を肌で感じ、子供たちが町の生活では絶対に知ることのできないような、”新しい世界”を経験できることですね。ハイキング、テント張、炊事、片付け、それらを自分たちで行い、自然の中で過ごす時間は、子供だけではなく、大人にとっても本当に素晴らしい時間です。

 でも、「キャンプ道具は持っていない。」「重い荷物を持つのに抵抗がある。」「何を持って行ったらいいかわからない。」といったことがネックになるんですよね。ご心配なく。私たちのガイドとともにキャンプに行くと、それらの不安は一瞬でなくなります。過去に私たちと一緒にご家族でキャンプツアーに参加していただいた方を少し紹介しましょう。


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 ここは「カナディアンロッキーの聖地」として非常に有名な「レイクオハラ」のキャンプ場です。山深いロッキーの山奥、まさに大自然の魅力がすべて詰まったようなエリアですが、専用のバスを使うことでアクセスできるため、比較的簡単に大自然でのキャンプ体験ができる貴重な場所の一つです。設備が充実しているこの場所は、人数が限定されているので込み合う心配はなく、しっかりと炊事場もありきれいなトイレも完備されている場所なんですね。

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 テント場もご覧の通り、しっかりと区画された平らな場所が用意されて、雨が降っても水たまりができにくいように整備されています。ここで家族そろってテントを張り、炊事をして日中は素敵な湖や山を見に行くハイキングに出かけます。

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 いかがですかこの写真!まるでCMのようですが、これ、絶景に見とれている瞬間を撮影しただけです。ヤラセじゃないんですよ(笑)

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 山の食事はフリーズドライかレトルトと思っていませんか? もちろんキャンプですので、何でもかんでも持っていくわけにはいきませんが、ツアーではちょっとした工夫で大満足のアイデア料理をご提供したいと考えています。皆で一緒に料理を作り、山で食べるご飯って美味しいですよね。

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 子供さんは夏休みの宿題もあるでしょう。のんびりとした雰囲気の中で、ちょっと思いついた課題に取り掛かることも子供にとって新鮮に感じるのではないでしょうか? その時に感じた感想、思いついた事を書くことができることも本当に素敵な体験だと思います。

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 朝のコーヒーは大人向けの時間ですね。大自然での朝はのんびりと楽しみましょう。

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 私もそうですが、自然の中で感じ、体験したことは不思議と忘れないものです。もし、ご家族でカナダ旅行を計画されている方は、思い切ってキャンプ体験をしてみませんか? 最高に素敵な思い出と経験を、この夏休みに味わってみましょう!!




by ymtours | 2018-02-03 07:44 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

登山、ハイキング、トレッキングは違うもの? 〜 英語でHIKINGの意味するところは、日本のそれと少し違います。

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカ ガイドの石塚です。

 先日、我が社の山旅専門サイト『ヤムカナ』のツアーカタログページが一新され、生まれ変わったのはご存知ですか? いろいろと試行錯誤をした結果、カテゴリーごとに分類した方がより希望のツアーを見つけやすいのでは? ということで、今回は新しいカテゴライズにしてみました。皆さんの反応がいまから楽しみです。 さて、話しは本題に入りますが、実はこの仕事の製作会議の席にて新人スタッフの一人がこんなことを言いました。

 「皆さん、先ほどから”日帰りハイキング”と言っていますが、そもそもハイキングって日帰りですよね? しかも 比較的に簡単な山歩きってことじゃないですか??」

 なるほど。たしかに日本で言うところのハイキングのイメージはこんな感じかもしれません。しかし、北米(カナダ、アメリカ)でいうところの HIKING はちょっと違います。


そもそもHIKINGは日帰りなのか?

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 私の意見としては、英語でもただ HIKING と言った場合、やはり1日の山歩きをイメージするように思います。しかし、数日にわたって歩く場合に使う言葉でもあるのもたしかです。ちなみにウィキペディアではこのように表現されています。


Hiking is the preferred term, in Canada and the United States, for a long, vigorous walk, usually on trails (footpaths), in the countryside, (省略)......A day hike refers to a hike that can be completed in a single day.


 簡単にポイントのみを訳しますと、カナダやアメリカ(北米)では、Hikingという言葉は主にトレイルを使うロングウォークを意味しており、山に限らず田舎道などを歩くこととあります。実はこの言葉自体には1日や日帰りという意味は含まれていないのです。なので、英語では1日のハイキングや数日のハイキングを区別して、1日ハイキングを『Day Hikng』と言い、複数日で行うハイキングを『Multi-Day Hiking(マルチデイ ハイキング)』なんて使い分けるのが一般的なんですね。

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バックパッキングとは?

 複数日で行う山歩きに使う他の言葉としては、『バックパッキング(Backpacking)』がありますが、これはハイキングとは別の一つの独立したアクティビティーを指しているものです。バックパッキングとは、バックパックにテントや食料などの数日の旅で必要なものを全て詰め込み、定めらたロングトレイルを歩く遊びであり、基本的にはキャンプをしながら山歩きを楽しむことです。一方、マルチデイ ハイキングは、例えば山小屋を使いながら数日にわたって山歩きをする時などに使われることが多いですね。

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バック一つで山奥に入る。バックパッキングは実に北米らしい山の楽しみ方の一つと言えます。


トレッキングとは?

 では、トレッキングとは何でしょうか? 日本では簡単な散策がハイキングで、トレッキングのほうがより長く本格的な山歩きというイメージがあるような気がします。ちなみにウィキペディアを見てみますと、以下のように記述があります。


Trekking is the preferred word used to describe multi-day hiking in the mountainous regions of India, Pakistan, Nepal, North America, South America, Iran and in the highlands of East Africa. Hiking a long-distance trail from end-to-end is also referred to as trekking and as thru-hiking in some places. In North America, multi-day hikes, usually with camping, are referred to as backpacking.


 こちらも簡単に訳しますと、トレッキングとは、主にインドやパキスタン、ネパール、北米、南米などの山野を歩くマルチ デイハイキングのこととあります。また、北米ではトレッキングの代わりにバックパッキングを使うことが一般的であり、スルーハイキングという言葉も同様の意味で使われるとあります。

 だいたい分かっていただけましたでしょうか? 最後にヤムナスカの広報を担当しているカナダ人、シルビアにもこれらの言葉の違いを聞いてみました。
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 「ただ単にハイキングといったら、やはり1日の山歩きというニュアンスがあるかもしれないわ。ただし、数日にわたって歩く山歩きでもハイキングという言葉は使うわ。一方、トレッキングといったら先にマルチデイの山歩きをイメージするわね。トレッキングとバックパッキングは同じような意味で使うことが一般的よ。」by シルビア


 ふむふむ。ウィキペディアと同じですね。まとめると、ただ単にハイキングと言った場合は、日本でもカナダでも一日の山歩きの意味として使われることが一般的となります。ただし、それは必ずしも一日だけのものを意味しているわけではないので、英語の Day Hiking を意味する言葉として『日帰りハイキング』という日本語は適切ということになりますね。
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「ラーチバレー」は、ロッキーを代表する日帰りハイキングコースの一つ。


では、次の問題に行きましょう。


果たしてHIKINGは簡単な山歩きなのか?

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 ハイキングは1日の山歩きだとしたら、日本語と英語の意味するところはほぼ同じと言うことになります。しかし、ここからが違うのです!



 実は英語では、たとえ簡単であっても、とんでもなく難しくても、
トレイルのみを使って歩く山歩きは全部ハイキングと言うのです。


 日本には簡単でも難しくても、手を使って鎖場を歩こうと、ロープ(ザイル)で結び合おうと、山に登ることを「登山」と一括りで使える便利な言葉があります。しかし、英語ではこの辺りの言葉が明確に別れています。『Hiking』といった場合は、トレイルを使って足のみで歩く山歩きのことであり、一方、『Climbing(クライミング)』というと基本的にロープを使う登山のこととなります。では、ロープを使うほどではないけど、手を使わないと行けないような山歩きは何と言うのでしょうか? これを英語では『Scrambling(スクランブリング)』と言います。

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ヤムナスカガイド1のクライマー 谷剛史。もちろんこれはクライミングですね。

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マウント ヤムナスカ登頂コースにある鎖場。こちらはスクランブリングということになります。

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レイクルイーズエリアの最高峰「マウント テンプル」もスクランブリングで登頂が可能。
眼下にはモレーンレイクやテンピークスを含む大絶景が広がります。


 話しをハイキングに戻しましょう。手を使わずにトレイルを使って歩く山歩きはすべてハイキングですので、たとえガレ場が長く続こうと、片道10時間以上も歩かないと山頂にたどり着かない山であろうと、そこにトレイルがあり、手を使わないで歩く山歩きは全部ハイキングなのです。

 カナディアンロッキーの山々は総じて鋭く聳えているため、山頂まで行こうとするとクライミングやスクランブリングでなくては辿り着けないような山がほとんどです。しかし、数は多くないものの、中には山頂までトレイルが続き、ハイキングとして登頂ができる山もあります。レイクルイーズエリアにはる『Fairview Mountain(フェアビューマウンテン)2744m』がその一つですね。

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フェアビューマウンテンの山頂

 フェアビューマウンテンのコースデータは、往復10km。標高差は約1000mと中級レベルのコースとなりますが、トレイルがしっかりしているので、コンディションが良ければ往復6時間ほどで歩くことが可能です。山頂からの景色は本当に素晴らしく、目の前には3400mを超える名峰マウント ビクトリアやレフロイなどの氷河を抱いた山々が聳え立ち、360度の大パノラマを楽しめます。


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ウエスト ペイトーピーク


 他にもオススメの登頂コースはありますが、なかでも個人的に最も素晴らしいコースの一つと思えるのは『ウエスト ペイトーピーク』です。道路からアクセスはできない山域にあるため、通常は日帰りで行ける山ではありませんが、実はミスタヤロッジに宿泊すると日帰りハイキングが可能となるのです。コース難易度は高く、標高差850メートルの登りは、ほとんどがガレ場、急登も多く、健脚向きのコースですが、山頂からはワプタ大氷原を見下ろす景色が広がり、本格的なアルパインクライミングでしか見れないような壮大なロッキー山脈の景色を楽しむことができます。



オフトレイル ハイキング

 最後に一つ、北米ではトレイルを外れて道無き道を歩くハイキングも楽しめますが、これは『Off-Trail Hiking(オフトレイル ハイキング)』と言います。国立公園では自然保護の規制が厳しく設定されているために登山道から外れて歩くことはできませんが、年間に訪れる人の数も少ない一部の州立公園や自然公園では、登山道を外れて歩くことが許されています。これらのエリアでは、たとえ人が植物を踏みつけたとしても、自然が自らの力で十分に再生できると考えられているためです。一面のお花畑や草原を歩くハイキングは、まさに北米ならではの贅沢なハイキングと言えますね。

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ミスタヤロッジのエリアはオフトレイル ハイキングの宝庫


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いかがでしたか? ハイキングとトレッキングの違いや、日本と北米でのハイキングの使われ方の違いなどが分かっていただけましたでしょうか? ハイキングは、この広大なカナダの大自然を最も手軽に体感できる手段の一つ。カナダにお越しの時はぜったいにハイキングを楽しみましょう。新しくなったヤムナスカのツアーカタログでは、カテゴリー、分野ごとに様々なコースを紹介しています。よろしかったら是非ご覧ください!
 


by ymtours | 2018-02-01 03:00 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

バックカントリー(山奥の)ロッジの予約するタイミング

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賑わいのある町から離れて、山奥のロッジに宿泊しながらハイキングを行う。
それは、カナディアンロッキーならではの、遊び方の一つです。

ロッキーにはそのようなロッジは幾つもあり、いずれのロッジも宿泊できる人数は最大15-30名前後の
小規模のロッジなので、予約をする難しさは想像できるかと思います。
予約する最適なタイミングも、ロッジによってさまざまで、リピーターの方を優先に予約を取っていくロッジ、
1年前から予約が必要なロッジなどございます。

数ある中でも、お薦めの3つのロッジをご紹介します。

アシニボイン・ロッジ
シーズン:6月下旬から10月上旬
旅のキーワード:ヘリコプター入下山、コースバリエーション(☆☆☆)、料理(☆☆)、高山植物(☆☆☆)、カラマツの黄葉(☆☆☆)
予約のタイミング:前の年の9月下旬までに希望日の候補を3ついただき予約を行います。
※もちろん、シーズン中でも空いている日程はございますが、希望日に合わせることは困難な場合が多いです。
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ロッジは、Mt.アシニボインを正面に建っています
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ガイドが知る秘密の花園へ

スコーキー・ロッジ
シーズン:6月下旬から10月中旬
旅のキーワード:歩いて入下山、コースバリエーション(☆☆☆)、料理(☆☆☆)、高山植物(☆☆☆)、カラマツの黄葉(☆☆☆)
予約のタイミング:ご予定が決まり次第、お知らせください。理想は1月頃にいただけるとベストです。
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歴史あるログ調の作り。食後もリビングルームで楽しかった出来事を語り合う。
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カラマツの大地が広がる。黄葉の時期は9月の中旬からが見ごろ。

シャドーレイク・ロッジ
シーズン:6月下旬から9月下旬
旅のキーワード:歩いて入下山、コースバリエーション(☆☆)、料理(☆☆)、高山植物(☆☆)、カラマツの黄葉(☆☆)
予約のタイミング:ご予定が決まり次第、お知らせください。理想は1月頃にいただけるとベストです。
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宿泊はプライベートキャビンにお休みください。
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ギボン峠を臨む爽快なハイキングを楽しむ。

ご紹介しました、山奥のロッジの予約も困難ですが、町のホテルも早い時期から満室になるホテルが
目立ってきました。「思い立ったが吉日」で旅の大よその時期が決まったら、お気軽にご相談ください。

ヤムナスカ・マウンテン・ツアーズ
岩田薫 

by ymtours | 2016-04-19 06:37 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(0)

マウント・テンプル / Mt. Temple (3543m)の魅力

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健脚自慢のみなさん、「マウント・テンプル(Mt. Temple)」の登頂にチャレンジしてみませんか?
アイゼンやピッケルなどを使った登山経験がなくても、弊社の山岳ガイドが絶景の景色へご案内します!

北米では、11,000er Peak(標高3300m以上)の一つにもリストされており、マウント・テンプルは、
ピークの氷河に覆われて、裾野も広く堂々としているさまから、レイクルイーズを代表するひとつの山としても知られています。

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マウントテンプルの北壁

マウント・テンプル / Mt. Temple (3543m)のコースデータ

コース:南東稜(ノーマルルート)
標高差:1690m
距離:16km(往復)
コースタイム:約10-12時間
プチ情報:カナディアンロッキーで10番目に高い山。レイクルイーズ周辺では一番高い。

コース内容:
登山口は、観光地としても有名な「モレーンレイク」からスタート。
そして前半は「ラーチバレー」というハイキングコースを使って、高度を稼いでいきます。
ハイキングの終点「センチネル・パス」までは、ウォームアップ。
そこからマウント・テンプルの稜線が頂上まで延びており、登山(スクランブル)がスタートします。
頂上は3500mを越えるため、上手く高度順応をしながら、適切なペースで登っていきます。時期によっては、
頂上直下は残雪が残っているため、アイゼンを履いて登る機会もあります。
ピークからは、ロッキー山脈が360度一望でき、天井(空)も手に届くほど近く感じることでしょう。

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<2016年の出発日>
7/15(募集中)
7/19(催行決定)
8/12(募集中)
8/17(催行決定 / 日本人ガイド「谷 剛士(たに たけし)」を予定
9/9(催行決定)
※最小催行人数は、3名以上となります。
※いずれの日程もキャンセルによって規定人数よりも下回った場合は代替コースへご案内となります。

<料金>
$215+税金(5%)
※ヘルメット、ハーネス、アイゼンなどの登山道具は含まれています。
※食事、登山口の移動費は含まれておりません。お気軽にご相談ください。

カナディアンロッキーで、チャレンジ、達成感、充実感を求めたい方には最適のコースです。
ぜひロッキーの天空の世界を体感ください!

ご興味のある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

ヤムナスカ・マウンテン・ツアーズ
岩田 薫(いわた かおる)
プロフィールはこちらから。

↓イメージ動画をアップしました。↓

by ymtours | 2016-03-31 03:44 | 山旅の豆知識や魅力 | Comments(2)