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やはりイヌビックはすごい!!『驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック 』

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皆さま、メリークリスマス!!
私、ヤムナスカガイドの西牟田(にしむた)がオーロラツアーをお届けいたします。
4泊5日で松本様親子と長谷川様の3名で極北の「イヌビック」に行ってきました。

冬至近くのイヌビックはまさに「極夜」で、太陽は昇りません。
『トワイライト』(夕暮れ時)の時間が5時間程あり、薄明るい時間以外は暗い時間が続きます。
つまり、オーロラ鑑賞に時間をかけたければ、夜が長い冬至の季節に来るのが良いわけです。

これまで100パーセントの確率で見えているイヌビックのオーロラツアー、
さて、今回もオーロラが現れたでしょうか?

Day1 12/23
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まずは、ユーコン準州の州都であるホワイトホースから、この小さなプロペラ機でイヌビックを目指します。
この飛行機は自由席です。ゲートでは早めに並び、窓側の席を勝ち取りましょう!!
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デルタ地帯の上空を飛んでいます。もうすぐイヌビックに到着です。
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はーい到着!!北の果てまでようこそ!
この地球地図の真ん中には北極点があり、北に来た実感が湧いてきます。
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4泊の滞在で必要な食材買い出しから旅は始まります。
ありがたいことに、このような極北の所まで物資が運ばれており、数々の食材がスーパに並んでいます。
日本の食材や調味料などは日本からお持ちいただき、生鮮食品を現地で調達するのがベストだと思います。

スーパーに立ち寄るのも旅の思い出となり、楽しいひと時ですよね。
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そしてお待ちかねの夜となりました。
星は綺麗に出ており、オーロラの出現を待つのみです。
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初日から、、、な、な、なんと!!
オーロラ現れました!!!

Day2 12/24
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そして2日目
今夜は満点な星空にオーロラが現れました。

日中は雪が降っていたのですが、夜になるとすっかりと雲が取れました。
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オーロラが出るとすぐに雲がかかってきました。ナイスタイミングで出てくれましたね。
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暗い中での遊びといえばライトペインティングです。
上手に書けましたね〜
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クリスマスイブに松本サンタクロースがきてくれました。笑(写真:左から2番目)
マイナス30度以下の世界というものは、ものの15分外にいるだけで、このように顔面が凍ってくるのです。

Day3 12/25
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メリークリスマス!!
今夜はクリスマスパーティーです。
本日の夕食はカレーとカナダならではのスモークサーモンサラダで乾杯です!

寒い外でのオーロラ鑑賞となるので、エネルギーを蓄えなておかないとですね〜
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そして、オーロラが出るまでの時間の過ごし方はそれぞれ。
私たちは連日トランプで大変盛り上がりました。
この写真では七並べを楽しんでおります。

すぐに外に出れる準備だけはしておきましょう。
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そして、クリスマスナイトのオーロラ現れました。
少し雲がかかっていましたが、その奥から緑の光が見えてきたじゃないですかぁーーーー!!!
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この光はどんどん空一面に広がっていきました。

Day4 12/26
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イヌビック滞在の最終日はシティーツアーに行ってきました。
街に入る手前にある看板です。

ここにはこの地の名物が描かれています。
オーロラも上に描かれていますね。
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この建物は一体なんでしょうか?

小学校、幼稚園に見えませんか?
実はこれ、病院なのです。
ここ極北では冬は夜が長いので、精神面での健康管理の為にカラフルな建物が多いのです。
太陽が出ない日が続いても、カラフルな色で元気が出るような対策をとっています。
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そして夜になり、オーロラの兆候が現れました。
空一面に明るい緑の筋が一本出てきました。

これは大きいのが出るのでは?
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一本の筋から、どんどん広がってきました。
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素晴らしいオーロラのダンスパフォーマンスに思わず『おー!!』と皆さん声が出ていました。
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最終日にふさわしいトリを飾ってくれました。
この4日間で一番明るく、広範囲に渡ってのオーロラでした。

これで4泊5日のイヌビックの旅の幕が降ります。
このブログのタイトルにもあるように、やはりイヌビックは凄いと思わせる旅になりました。
滞在中毎日オーロラが出てくるこの地はやはり一度は訪れてみたいですね。

絶対にオーロラを見たいという方、是非イヌビックに訪れてみてください。
オーロラ、必ず出ます!!

松本様、長谷川様

イヌビックのオーロラツアーにご参加いただき誠にありがとうございます。
私はこのツアーのフィナーレが素晴らしく、いまだに余韻に浸っております。

オーロラはもう満足だと思っていた矢先の最終日のオーロラは本当に素晴らしかったですね。
この感動を共有できたこと嬉しく思います。
(トランプも楽しかったですね)

日本に帰ったらお友達に自慢話してください。
きっと来れなかった友人は羨ましがる事でしょう。

またオーロラが見たくなったら、ここに足を運んでください。
その時またお会いできる事楽しみにしております。
この度は本当にありがとうございました。

関連陸として、今回のツアーの詳細はこちらからご確認ください。
脅威の鑑賞率を誇る地、イヌビック

ヤムナスカ・ガイド西牟田 春陽 (にしむた はるひ)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-12-22 14:42 | オーロラの旅 | Comments(0)

ホワイトホースの初冬大満喫、6泊7日イン・オンザレイクで親子オーロラの旅

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皆さんこんにちは。ヤムナスカ・ガイドの堀口です。

11月に入り19~20年度の新たな冬のオーロラシーズンがスタートしました!
そしてシーズン一発目のお客様はお2人でT様の親子。お2人を私堀口が、ツアーを通してガイドしたのでその様子をご覧ください!

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ディスカバー・ホワイトホース参加中に偶然遭遇したハクトウワシ

今回お二人が参加したツアーは豪華ロッジ・インオンザレイクツアー。
ロッジはホワイトホース郊外に立地するため、夜のオーロラ鑑賞は自身のペースに合わせてできるのが魅力。
そのため、ガイドがロッジへの送迎、チェックイン時にオーロラ鑑賞のレクチャーとカメラでの撮影方法をじっくりとご説明します。
オーロラ鑑賞が初めての方でもご安心です!

さて、今回のT様の現地ホワイトホースでの行程は、
Day 1 ホワイトホースご到着、ロッジチェックイン
Day 2 デイツアー・ディスカバー・ホワイトホースご参加
Day 3 デイツアー・ミート・ザ・ワイルドご参加
Day 4 デイツアー・ネイチャー・ウォークご参加
Day 5 終日自由行動
Day 6 デイツアー・ドッグ・マッシングご参加
Day 7 ロッジチェックアウト、ホワイトホースご出発
以上の全6泊7日でホワイトホースの滞在を思いっきり満喫していただきました!

さて、それでは初日の様子からご覧ください。

Day 1

まず、空港到着後はスーパーに立ち寄りお買いものタイム。

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左から、ケチャップ味のポテトチップス(※カナダ限定!)、
エルクのジャーキー、バイソンのジャーキー、ホワイトホース名物の大釜で作ったポップコーン

ロッジ周辺は大自然に囲まれて買い物できる場所などが無いため、初日にスーパーにてオーロラ鑑賞中のスナックや嗜好品等を購入する時間をとっていただきます。
深夜に到着する便でホワイトホースに来る方は、スーパーが閉店してしまうため事前に日本で購入することをお勧めします!

しかしT様はかなりイカしたチョイスですね!
気になる方は是非現地でチェックしてみてください。
「ポップコーンなんてどこで買ったも同じでしょ。」と思うかもしれませんが、だまされたと思って食べてみてください。(笑)

スーパーでの買い物の後はロッジまで向かいます。
片道約55kmの道のりはハイウェイで信号も無いため、路面の状況が良ければ約45分で到着します。

ロッジ到着後はガイドがロッジ館内をスルーして、施設の使い方や緊急時の対応など滞在中の利用方法に関して説明します。

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ロッジ夕食時の風景

ロッジの夕食は毎晩7時から。
上の写真のようにロッジに滞在されている他のお客さんと一緒にディナーを食べていただきます。

飛行機の到着時間にもよりますが、夕食前にオーロラの鑑賞方法とカメラでの撮影方法のご説明をしっかりと行います。
このときカメラのマニュアルがあると便利です!また、事前に下記のページでおさらいするとより理解が深まります。
オーロラ完全ガイド カメラの設定方法と撮影の手順
これで初日の行程は終了となり、夕食の後は少し仮眠したり休憩しオーロラ鑑賞へと臨みます。

【Day 2】
2日目はディスカバー・ホワイトホースにご参加していただきました。

ホワイトホースの歴史や地理などを説明し、市内の名所を巡りながらの観光スポットを巡ります。

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凍結したフィッシュレイク

11月前半のこの時期はロッジ前のマーシュレイクは凍結しませんが、少し標高の高いここフィッシュレイクは凍結していました。
今回は、この様なユーコンならではの大自然が味わえる場所にご案内したり。

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Yukon Brewing 内にてビールを選定中

ビール好きのお2人にはユーコンの地ビール店Yukon Brewingへご案内。
色々と試飲されて、数種類のビールを購入されました。

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受賞しています!

ちなみにYukon Redという銘柄は2009年のカナダの Beer of the Year にも選ばれています。
是非トライしていただきたい一品です!

そのほかビジターセンターにご案内したり、メインストリートのギフトショップにご案内することもあります。


【Day 3】
3日目はデイツアーの、ミート・ザ・ワイルドへご案内。

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オスのミュールディアー

ここでは極北カナダに生息する野生動物が飼育されています。
冬は車両で移動しながら動物の生息エリアで下車、ガイドが各動物について解説します。

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とても人懐っこいムースのメスはずっとついてくるんです。

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やっぱり大人気オスのムース。
この時期はまだ角が落ちず、立派な姿を見ることが出来ます。

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極北を代表する動物マスコックス

日本語ではジャコウウシと呼ばれる珍しい動物です。極端に寒い地域に生息する彼らの毛皮は非常に保温効果に優れており、抜け落ちた毛を拾い集めてできた毛糸はキヴィアックと呼ばれる高級品です。素材は非常に軽く暖かく良い手触りです。T様のお二人は興味津々で、ホワイトホース市内の毛糸ショップで実物もチェックされておりました。値段はニット帽が一つ作れる分の毛糸で$120ほどしていました。誰か手編みのキヴィアックの帽子待ってまーす!(笑)

この後、動物をじっくり見学した後は隣接するタキーニ温泉で冷えた体を温めていただきました。


【Day 4】
4日目はネイチャー・ウォークにご参加。

T様お2人の旅は自然系のものが多く、旅先ではこの手のツアーに参加されることが多く、お母様はハイキングやトレッキングもお好きだとの事。

この日は森とユーコン川の景観が美しく、ゴールドラッシュ時代の名残を見学することが出来る「キャニオン・シティ」へご案内。

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美しく輝くユーコン川

ユーコン川は氷河の溶け水も少し流入しているため、日の角度や見る場所等の条件が良ければこのような美しい色が出るのです。
この日はとても天気がよく良い条件が整いました!

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約100年前の瓦礫
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ゴールドラッシュ時代に使用されていたトラムウェイの再現(トロッコ)

実はこのあたりはゴールドラッシュ時代小さなコミュニティが存在しており、キャニオン・シティと呼ばれる場所だったのです。キャニオン・シティはユーコン川沿いにあり、ここまで川を下ってきた人々の宿場の役割を果たしていました。そしてこの下流はマイルズ・キャニオンと呼ばれる急流があったため、経験値の少ない漕ぎ手は陸路で移動する必要があり、上の写真のようなトラムウェイが使用されていたのです。

この日は本当に天気がよくとても気持ちよく歩くことが出来ました。


Day 5】
5日目は自由行動としていただき、ロッジでゆっくりと休んでいただきました。

と思っていたのですが、後で聞くとロッジ周辺のトレイルをガッツリ歩いたようです。
流石ですね!疲れ知らずのお2人です。


【Day 6】
6日目は最後のデイツアー、ドッグ・マッシング(犬ぞり)へのご参加です。
実はこの日は積雪が少ないためソリではなく、犬たちはバギーを引いてのアクティビティとなりました。

ユーコンは犬ぞり発祥の地、冬の本番を控え積雪がない時期もバギーでトレーニングを積み鍛えているのです。
お2人は大のイヌ好きでとても楽しんでいただけたようです。

ドッグ・マッシングは基本的にヤムナスカのガイドが同行することはありませんが、ロッジからの送迎時にソリの操縦方法などをしっかりと説明させていただくので安心です。


【Day 7】
あっと言う間に最終日となりました。

T様のお2人は夕方の出発の便でこの後はバンクーバーにご滞在予定。
11時にロッジをチェックアウトして、フライトまでの時間は市内でショッピングを楽しんでいただきました。
ショッピング中はヤムナスカでスーツケースなどを預かり、フライト時間に合わせてガイドと待ち合わせ。最後は空港まで送迎してお別れとなりました。

ところで、「肝心のオーロラはどうだったの?」

という声が聞こえてきそうですが、3日目と4日目にオーロラを見ることが出来ました
後でお話を伺うと、連日5時頃まで粘ってオーロラ鑑賞を行ったとの事。
実際3日目のオーロラは4時頃に鑑賞できたとの事だったので、やはりロッジ滞在型の利点が出たと言えるでしょう。

さて、6泊7日間のインオンザレイクご滞在は満喫していただけたでしょうか。
自然風景がお好きなお2人には、別の季節や、カナディアンロッキーもお勧めです。
また、是非カナダに遊びにいらして下さい!

この度はヤムナスカのツアーをご利用いただき誠にありがとうございました!

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-11-12 07:41 | オーロラの旅 | Comments(0)

現地在住のプロガイドが答える、いつかオーロラを見に行きたい人に良くある3つの疑問。

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世界中のオーロラファンのみなさんこんにちは!
オーロラ完全ガイド制作スタッフ兼オーロラガイドの堀口慎太郎です。

私がオーロラに初めて興味を持ったきっかけは、テレビ番組のオーロラ特集を見たことでした。それ以来「人生で一度はオーロラが見たい!」と夢見るようになり、Web上にあるオーロラの写真を勝手にダウンロードしては、デスクトップの壁紙にしていたほどです。そんな私ですが、 まさかオーロラ鑑賞が仕事となり、極北ユーコンに住むことになるとは、そのときは夢にも思いませんでしたね。

きっと世の中には、かつての私と同じように「いつかはオーロラを見に行きたい!」という秘めた思いを心に抱いている方も多くいるのではないでしょうか!?

そこで今回は、これからオーロラを見たいと思っている人に良くある3つの質問にお答えしたいと思います。それは、

1「どこに見に行けばいいの?」

2「いつ見に行けばいいの?」

3「どれくらいの確率で見れるの?」

まさにオーロラ鑑賞3大質問ですね。

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そもそもオーロラとは?
本題に入る前に少しおさらいをしておきましょう。
オーロラ発生の流れを簡単に説明すると以下になります。

1.太陽からプラズマという電子が宇宙空間に向けて発せられ、地球へ向かって来る。
2.地球には磁場の盾があり、プラズマはその盾に跳ね返されて地球の裏側へ回り込む。
3.地球の裏側に溜まったプラズマは、地球の磁極(極北、極南)に流れ込み地球に侵入する。
4.地球上空に侵入したプラズマは、窒素や酸素の原子と衝突し発光する。
5.この発光現象こそがオーロラである。

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どうでしょうか?? 全然簡単ではないですね.... 発生の仕組みを説明しようとすると、どうしても難しい単語が登場してしまうのです。

ですので、ここで理解してもらいたいのは、ズバリこれだけ!

「オーロラとは、太陽からやってくるエネルギーが地球上空の原子と衝突し、発光する神秘的な現象である。」

です。
あれ?ズバリじゃない??

もっと詳しくオーロラの仕組みを知りたいという方は、下記のオーロラ完全ガイドへGo!

さてここからが本題です!



オーロラはどこへ見に行くのが良いのか?
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オーロラ は漠然と北の方の国へ見に行くというイメージがあると思いますが、たしかに極北(北半球の場合)で発生することは間違いではありません。

オーロラは緯度60度から70度ほどの範囲に出現し、このエリアをオーロラベルトと呼びます。そして、このオーロラベルトにある有名なエリアが、オーロラ3大鑑賞地として有名なカナダ、アラスカ、北欧です。多くの人がこの3つのエリアで迷うのではないでしょうか?


カナダ、アラスカ、北欧の3大鑑賞地を比較してみましょう。

どは、この中ではどのエリアが良いのでしょうか?

実際のところ、凄いオーロラを見たいなら絶対にここ!という決定的な違いはありません。

しかし、それぞれのエリアには明確な特徴の違いがあり、自分にとってべストなエリアを考える材料となります。


【カナダ】
なんといっても雄大な大自然と晴天率の高さが魅力

森と湖に囲まれ、手つかずの大自然が今でも多く残る国です。治安が良くクリーンなイメージもあり、世界屈指のオーロラ鑑賞地として有名ですね。カナダの中でも特に有名なオーロラ都市は、ユーコン準州「ホワイトホース」と、ノースウエスト準州「イエローナイフ」。どちらも極北に位置しています。

どちらのエリアも人口密度が極端に低く、人工的な光が少ないために、オーロラ鑑賞に適したロケーションが多くあります。冬は北極から入ってくる寒気の影響で気温が低くなることもしばしばありますが、その反面、内陸性の気候により非常に晴天率が高いのが最大の魅力です。「何が何でもオーロラが観たい!」という方、寒さが苦にならないならベストなエリアではないでしょうか。

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イエローナイフとホワイトホースはどちらが良いの?

それはもちろん、私の住むホワイトホースです。(笑)

というのは冗談ですが、どちらも晴天率が高く、オーロラ鑑賞だけを見ればどちらも非常に素晴らしい場所ですよ。しかし、ホワイトホース、ユーコンの魅力を説明させてもらいますと、なんといっても広大な手つかずの大自然、山岳風景とオーロラのコラボと言えますね。大自然があり、日中のアクティビティーが豊富なことも大きいです。

近年ではカメラの進化に伴い幅広い層の方が訪れ、「映え」を狙い人気のエリアとなっています。郊外にはロッジなどの宿泊施設も多くあるため、プライベートでゆっくりと過ごしながらオーロラを鑑賞したいという人にお勧めです。また、ホワイトホースは驚異のオーロラ鑑賞率を誇るイヌビックのゲートシティーでもあります。


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【アラスカ】
日本から近く、交通が便利

アラスカはカナダのユーコン準州と隣接しており、ユーコンと同じく大自然に囲まれたエリア。アラスカ大学フェアバンクス校ではオーロラの研究施設があり、世界のオーロラ先端都市と言えるでしょう。フェアバンクスから車で約一時間の距離にあるチナ温泉は、人気のオーロラ鑑賞スポットの一つですね。カナダのイエローナイフと同じように大型のグループツアーが多い印象ですが、近年はロッジ滞在型のツアーもあるようです。冬季は成田~フェアバンクスの直行便が出ることがあり、フライトの便利さ重視」という方には適した場所と言えます。

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【北欧】
歴史あるヨーロッパならではの魅力

北欧の中でもスカンジナビア半島の三国、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、最近はアイスランドも有名ですね。歴史がある可愛らしい町並みが残り、ショッピングまたはレストランで食事をしたりと、観光要素が多いことが最大の魅力と言えるでしょう。また、北欧と言えば「サンタクロース!」(と思っているのは私だけ?)サンタの町にも訪れてみたいですね。

冬は赤道付近からやってくる暖流、メキシコ湾流の影響もあり、北米と比べると比較的に気温が高く過ごしやすいのが魅力ですが、この暖流の影響で雲が発生しやすいために、オーロラ鑑賞の妨げになってしまうことも良くあるようです。「オーロラはやはり運。であれば、オシャレな観光要素も取り入れて楽しみたい。」という方は北欧がお勧めでしょうか。

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オーロラはいつ見に行けば良いのか?
オーロラは寒い冬だけじゃない。



オーロラ鑑賞=極寒
皆さんは恐らくこんなイメージがあるのでは?

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ではなぜオーロラ=冬(極寒)のイメージになってしまうのか!?

そもそもオーロラは暗くないと見ることができません。
ここからは日照時間のお話です。
ホワイトホースを例に、年間の日照時間の移り変わりを見てみましょう。
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上のカレンダーから、5月中旬~8月上旬は夜の時間がやってこないことがわかります。

白夜という言葉を聞いたことがあると思います。
オーロラ鑑賞地として有名なエリアはどこも緯度が高く、冬は暗い時間が長い代わりに夏は夜が極端に短くなり、夏至の頃はほとんど暗くなりません。

恐らくオーロラベルトに位置する地域では、この時期にオーロラのツアーは行われていないでしょう。全く見れらない訳ではないですが、「念願のオーロラ!」と意気込んで旅行するには、あまりにチャンスが少な過ぎます。

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そのため、どの地域でもおよそ8月下旬〜4月中旬頃がオーロラシーズンと言えるでしょう。意外かもしれないですが1年のうち半年程もオーロラに出会えるチャンスがあるのです!

ホワイトホース近郊でいいますと、8月下旬からでも十分に素晴らしいオーロラに遭遇する確率は高く、湖に写り込むような素晴らしい景色を見ることも可能です。

また、地域によってオーロラが頻繁に見られる発生時間が違うことも考慮をしてください。
20時頃と比較的早い時間帯からオーロラが発生しやすい北欧に比べて、北米でオーロラが発生しやすい時間帯は23時頃と遅い時間帯なのです。従って、8月下旬頃であれば北米では23時頃からオーロラが鑑賞できる暗さが十分に得られ、冬の時期とチャンスは大きく変わりません。

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「でも、8月下旬と冬至の辺り(12月21日)では日照時間が大きく違うんじゃない?」と思った方、その通りです。

極北の冬は暗い時間がとても長いため、冬の方がオーロラチャンスが多いことは事実であり、数字上の確率は高くなることは間違いありません。


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たしかにユーコンでは23時ごろからオーロラが出現することが多いのですが、早い時間の21時ごろや、朝方の4時ごろに出ることも決しては珍しくはありません。オーロ
ラは本当に気まぐれなのです。

どうしてもオーロラを見たい方は、冬の時期、早い時間から遅い時間まで自由に夜空を眺めることができる環境で臨むべきですね。確率論で言えば遭遇率は間違いなく高くなります。




どのくらいの確率でオーロラが見られるのか?
「何が何でもオーロラを見る!」の人は出来るだけ長く泊まれ!


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「実際どのくらいの確率でオーロラは見ることができるの?」と言う突っ込んだ疑問にも答えちゃいましょう!

その前にまず、オーロラが鑑賞できる条件をおさらいしておきましょう。

大きく3つに分けると、
その1、暗い
その2、晴れている
その3、太陽活動が活発である
(3つの詳細はオーロラ完全ガイド、オーロラが現れる条件へGO!)

もちろんこれらは全て自然現象のため、一概に確率がどうこうと言うのは難しいのです。

しかし!!

3つの条件を全て満たすことが、オーロラ遭遇の確率を高めることは間違いありません。

そのためには時期と場所を考える必要があります。

「暗さ」ついては上で述べた時期の8月下旬〜4月中旬であれば問題ないでしょう。

「晴れている」ことを考えると、なるべく晴天率の高い場所へ行く事です。

太陽活動」ついては、完全に運です。(笑)

こればかりはどうしようもないですね。何しろ相手があの太陽様ですから。太陽は気まぐれなので突発的に活動が活発になったり、大人しくなったりするのも事実。予測は非常に難しく活発な時期を当てに行くのは困難です。

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太陽極小期でもオーロラはよく発生する!?

太陽は11年の周期により活動が活発になったり、弱まったりする。と言う話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

太陽活動が活発な時期を極大期、そうでない時期を極小期と呼びます。

どうせ行くなら活発な極大期に行きべきでしょう!と思いますよいね? しかし、実はあまり知られていないかもしれませんが、
極小期でもオーロラはよく発生しています!
極小期に頻繁に起こる太陽活動というものがあり、これが大きなオーロラ を発生させるためです。(詳細はオーロラ完全ガイド、活動周期とオーロラの関係へGO!)

実際のところ、11年の周期にあまり惑わされることはありません。極大期だからといって必ずしも出るわけではないですし、そもそも数年も待ってられないですよね。

オーロラ は見たいと思った時に計画を立て、実際にトライしてみるのが良いということです。

さて、確率の話に戻しましょう。

当然ですが、オーロラとの遭遇は鑑賞に時間を使えば使うほど確率は上がります。

ホワイトホースの場合だと、3泊4日(3回のオーロラチャンス)あれば多くの人がオーロラに出会うことができています。ここが最低ラインになると思います。2泊3日(2回のオーロラチャンス)はあまりオススメしません。

ちなみですが、もし自分が他の地域にオーロラを見に行くとしたら、最低4泊5日は確保すると思います。実際オーロラ旅行なんて何度も行けるものではないですから、せっかく遠くまで行くならしっかりと時間を確保してオーロラを見逃さないようにしたいですね。

「あまり長くいると退屈するのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、オーロラ 鑑賞では夜遅くまで起きているため、翌日はお昼ぐらいまで寝たいものなんです。だから日中に何かするにしても午後から活動するくらいで、ちょうど良いんですね。本番は夜!ロッジタイプの宿泊施設なら施設内でのんびり過ごすのも楽しいものです。


オーロラ鑑賞率100%!?究極の鑑賞地!!

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何と現在ヤムナスカのツアーでオーロラ鑑賞率100%の場所があるのです。
カナダ、ノースウエスト準州のイヌビックと呼ばれる北極圏にある小さな町です。
ホワイトホースからさらに飛行機に乗り継ぎ北緯68度の極地まで移動すると、そこはオーロラベルトのど真ん中にあるためオーロラが最も激しく活動する、「ブレイクアップ」と言う現象もしばしば発生します。実際私も何度も訪れましたが、今のところこの場所を超えるオーロラ鑑賞地を知りません。

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プロのオーロラ写真家も多く訪れる、知る人ぞ知る究極のオーロラ鑑賞地と言えるでしょう。
ツアーの詳細は「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」のツアーページへ!

さて、今回はここまで!
世の中の「オーロラを見てみたい。」と思っている全ての人の背中を少しでも押す事が出来たら嬉しいです!


日本でもオーロラ体験!?
そうそう最後に、日本でもちょこっとだけオーロラ体験してみたいと言う人には、オーロラのイベントへ行ってみては?
ヤムナスカと強力なタッグを組むオーロラ写真家の中垣哲也氏が、自身で撮影されたオーロラを映像にして上映したり、時にはプラネタリウムに投影したりとその世界観は感動モノです。
全国各地でイベントを行なっているのでお住いの地域の情報を下記からチェックして見て下さい!

カナダでも間も無く冬のオーロラシーズンスタートです。
今年もたくさんの人に天空の神秘をお届けします!

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-11-06 07:03 | オーロラの旅 | Comments(0)

オーロラを見に来た際にオススメな場所!


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ユーコンにオーロラを見に来たら是非、訪れたいポイント
「Wild Life Preserve」

皆さんこんばんは!
ヤムナスカガイドの板倉です。
本日はI様ファミリーとユーコン野生動物保護区に行って参りました。
とっても仲の良いご家族。
早速行きましょうー!
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見て下さい。この広大な風景!
日本の動物園とは一味も二味も違います。
ここは動物園とは違い、野生動物を保護している場所です。
名前にもあるPreserveとは
「保護する」
という意味なんですよ~。
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所々、動物のツノが展示されており、
その仕組み、秘密を説明しながら周回していきます。
奥にムースがいるのですが
現在、お休み中。

どうしてもムースの立ち上がった姿がみたい皆さん
立ち上がってくれるかな。
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ななっんと!!
皆さんの願いが通じたのか、
ムース君が立ち上がってくれました!
みなさん持ってますね~!!
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今日は風もなく、気温20度くらいでぽかぽか陽気。
湖に山が反射して、素晴らしい光景が目の前に広がっています。
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振り向いたらこの光景、つい写真を撮ってしまいますね!
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今度は何を撮っているのでしょう~
みなさんも探してみて下さい!
ヒントは左上!
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正解はこの動物
マウンテンゴート君でした。
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ここもゴートがいる場所。
白いゴートたちの中に何やら野生の黒い動物が!
どこにいるか探してみて下さい!
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周回5キロで高低差もあまりないため、気持ちよーくハイキングすることが出来ます。
オーロラを見に来た方は是非、訪れてみて下さい!


I様
全種類の動物を見ることができ、本当にラッキーでしたね。
前日もオーロラを見ることが出来、カナダ旅行を満足して頂けたと思います。
楽しいひと時をありがとうございました!
次回は是非、ロッキーに遊びに来てくださいね!
スタッフ一同、こころよりお待ちしております。

【人生の思い出として、わずかな一瞬ですが、一緒にハイキングをしていただき ありがとうございました!】



ヤムナスカ・ガイド板倉 由浩 (いたくら よしひろ)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-09-05 05:17 | オーロラの旅 | Comments(2)

今さら聞けない? オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事。

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みんな元気かな!?自称オーロラお兄さんの堀口です。

夏至も折り返し、日照時間も短くなっていきますね。
ということで今回はオーロラの特集記事です。
今年こそ絶対にオーロラを観たい!という方は必見!
折角の海外でのオーロラの旅行、観られないからと言って何度も行けるようなものではありません。

そこで今回は、ヤムナスカガイドが伝授する「オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事。」です!

まだまだ夏は真っ盛りなのにもうオーロラなんて!と思った方。
実はオーロラシーズンはもうすぐそこ。もう一か月を切っているんですよ!
計画はいつも早目が吉。
これらをしっかり押さえて、念願のオーロラを確実に射止めてしまいましょう!




その1
「場所」
どこに見に行くのか?


どの国、どの地域に見に行くのかではなく、目指すべきはオーロラベルトの下なのです。

オーロラは地球上のどこでも見ることができるわけではありません。多くの人にとっては、漠然と「遠い極北で見れる。」というイメージがあるかもしれません。たしかに北の地域へ行く必要はあるのですが、厳密にいうと「オーロラベルト」内に行くことが重要なのです。オーロラベルトとはオーロラが最も頻繁に発生するエリアのことで、北半球、南半球ともに60度~70度くらいの範囲を指します。
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上の図を見ると北半球でオーロラベルトの下に位置する都市が分かるでしょう。我らが「ホワイトホース」を筆頭に、イエローナイフ、フェアバンクス、北欧の都市などが入っています。

それぞれの地域の魅力は異なりますが、まずは自分に合った過ごし方が出来る都市、エリアを探してみましょう。

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北米発祥の犬ぞりは、冬の人気のアクティビティー。

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歴史のある北欧では街の観光なども楽しみの一つ。



その2
「時期」
秋と冬はどっちが良いのか?


オーロラ鑑賞の時期は、8月下旬から3月下旬まで。オーロラだけを考えるならやはり冬が優勢。しかし、秋に秋にしか魅力があるのです。

オーロラ鑑賞と聞くと「寒そう!」というイメージがとても強いのでは?
上で説明した通り、北緯60度~70度の極北に行くのだから寒いのも当然。しかし、寒いのは苦手だから自分はちょっと..
そんな方も多いと思いますが、実はオーロラは冬だけのものではないのです。

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上はホワイトホースの日照時間を図で表したものですが、ご覧の通り5、6、7月は日照時間が長く夜の時間がほとんどありません。従って、仮にオーロラが発生したとしても太陽の明かりが多く、肉眼で確認することはほぼ不可能です。逆に8月下旬ころからは夜の時間が多くなり、オーロラが発生しやすい時間帯の暗い時間が十分とれるため、オーロラシーズン開幕となるのです。

ヤムナスカが独自に集めたデータをみると、8月や9月の時期と冬の時期を比べても、単純にオーロラが出る出ないの確率は大きく変わっていません。つまり、必ずしも冬だから出やすいという事ではないのです。

しかし、冬の時期の方が日照時間が短く、オーロラが鑑賞のできる時間帯が長いため、やはり遭遇確率という意味では冬に軍配が上がります。しかし、秋のオーロラ鑑賞にも素晴らしい魅力があるのも無視はできません。

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9月は湖が凍結しない為、オーロラが湖面に映り込む姿を写真に撮ることも可能です。


「どの時期でどれくらい気温の違いがあるのか?」
また
「日中のアクティビティはどんな違いがあるのか?」
これが決まれば旅行の時期がだんだん絞れてきます!

ちなみにホワイトホース周辺のオーロラシーズンのそれぞれの魅力は・・・。

【8月下旬~9月下旬】
紅葉、黄葉が美しい時期で日中はハイキングやカヌーなどのアクティビティが充実している。昼間の最高気温が20°を超えることもあり寒さが苦手な方は文句なしでこの時期に決まり!

【11月~1月下旬】
暗い時間が一気に増え、本格的な冬季オーロラシーズン開幕。12月になると湖が凍結し、冬のアクティビティも本格的に始まる。雪も積もり白銀の美しい景色も楽しむことが出来る。しかし寒さは本格的!防寒具はレンタルなどしっかり用意したい。

【2月上旬~3月下旬】
日照時間がグングン伸び、3月に入ると日中は春の陽気感じることも。昼間の時間が長くなりよりアウトドアアクティビティが充実。しかし、最低気温はまだまだ低いため、防寒対策は必要。

やはり、紅葉の魅力もなく、本格的に冬らしさもない10月が、一番中途半端な時期と言えるかもしれません。
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紅葉が素晴らしい9月中旬頃のホワイトホース郊外でのハイキング




その3
「防寒具」
どれくらいの装備が必要なのか?


厳冬期の登山と同等の装備が必要。しかし、滅多にしか行かないオーロラ旅行のためだけに買うのもナンセンス。

「いったい、どれくらい寒いの?」
よくある質問ですが、オーロラベルトで必要な装備は、日本ではなかなか想像できないものですね。実際、マイナス30℃と言われても、どんな服装をすれば良いのか分からなくて当然です。

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必要な装備とは、厳冬期の高所登山の装備に近いものです。しかし、登山をやらない方はもちろん、登山をやる方でも厳冬期の装備を持っている人はそんなに多くないと思います。さらにオーロラ旅行の為だけに新調するのももったいないし、荷物にもなる。

そんな多くの悩みを一発で解決するのがレンタル防寒具です。

オーロラ鑑賞が出来る主な都市では、旅行者向けにレンタルがあるので是非こちらを利用しましょう。

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レンタル防寒具セットの例。

ホワイトホースで借りられる防寒具は
・ニット帽
・ダウンジャケット
・ダウンパンツ
・グローブ
・ブーツ
の5点セットで3泊4日$103.20とリーズナブル。

ただこれ以外にご自身で、保温効果のある肌着や薄手のダウン、セーター等の中間着、ネックウォーマーやインナー手袋、厚手の靴下は用意するようにしましょう。

これが揃えば防寒対策はバッチリ!
後は効果的に防寒する為に重ね着を極めましょう。

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オーロラ鑑賞前に試着してサイズをしっかり確認できる。


衣服はただ重ねて着ればよいというものではありません。衣服と衣服の間に空気の層を取り込み、その層が保温効果を高めるのです。厚着になってしまうと身動きが取りにくいだけでなく、血行を悪くしてかえって逆効果になってしまうので注意が必要です。

また、使い捨てカイロは便利ですがオーロラ鑑賞前に体にペタペタ貼るのではなく、あくまで補助的なものと考えましょう。防寒具だけでは少し物足りないかなと感じた時に利用すると良いですね。現場では面倒がらずに状況に応じて体温調整を行い、快適に鑑賞を楽しみたいですね。



その4
「宿」
どんな宿泊施設に、何泊するのが良いのか?


オーロラはいつでも観ることのできる自然現象ではありません。そのため、より確率を高めるためになるべく長く滞在し、より多くの時間を鑑賞に使いましょう。最低でも3夜はトライすることが望ましいです。

ロッジやホテルと宿泊施設も様々ありますが、どちらにどんな利点があるのか見ていきましょう。

ロッジ泊の場合

郊外に立地しているロッジの場合は、部屋から外に出るとすぐにオーロラ鑑賞が出来ることが最大の魅力です。

自分の好きな時間に心行くまで鑑賞を楽しむことが出来ます。ロッジには食事が付くタイプと、備え付けのキッチンで自炊するタイプのものもあるので自分に合った宿を探してみましょう。食事が付くタイプのロッジは豪華な設備の建物が多くあり、北米らしいログハウスのロッジでゆったりと過ごすのも良いでしょう。

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ホワイトホース郊外のインオンザレイク。
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イヌビック郊外のロッジ。

ホテル泊の場合

市内のホテルに宿泊する場合は、地元のツアー会社のオーロラ鑑賞ツアーに参加し、夜は郊外に移動してオーロラ鑑賞をするスタイルが一般的です。ツアーの終了時間は決まっていますが、ガイドがオーロラのレクチャーやカメラの設定方法など説明してくれるため、オーロラ鑑賞が初めての方には安心です。ホテルがダウンタウンに近ければショッピングやレストランに行きやすく、海外旅行の楽しみが多いですね。

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オーロラ鑑賞ツアーで使用する、オーロラ鑑賞専用キャビン。

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キャビンの外に出てオーロラ鑑賞。

どちらのスタイルも良いですが、重要なのは宿泊数です。当然ながらオーロラ鑑賞のチャンスが少しでも多い方が観られる確率が上がりますよね。最低でも現地で3泊4日は欲しいところ。確実に見るには少しでも長く宿泊したいです。



その5
「天気」
その土地の天候の傾向を知ること。


晴れなきゃ始まらない!晴天率は最も大切な要素の一つ。しかし、天気は変わりやすいため、悪くてもすぐにあきらめない事も大切です!

「ガイドさん、今日この天気でオーロラは見れますか?」お客様に会ってから割と序盤に飛び出すこのフレーズ。もちろんオーロラを観たくて来ているのだから、当然の質問ですよね。

天気が悪くてはオーロラは見えません。なぜならば、オーロラは雲よりも高い上空で発生するためです。しかし、昼間と夜では空の様子が全く変わることも多くあり、日中では判断することが難しいものです。もちろん天気予報もありますが、日本ほど予報の精度が高くなく、正確なピンポイントの天候を読むのは難しいのです。
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さらに、オーロラが鑑賞可能なエリアのほとんどが「亜寒帯」となり、日本の「温帯」とは性質が大きく異なる為、天候の変わりやすさもまるで違います。中でも北米の乾燥した気候では天気の変化は驚くほど速いため、上のような天気予報でも惑わされず、自分の目で雲があるかどうかを判断することが非常に重要です。

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空半分を覆う雲があってもこのように見えることもある。

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星が見えることが晴れている証拠。
あとはオーロラの出現を待つ。

天候は1時間ほど待っているだけで悪天候から綺麗な星空になることも珍しくありません。天気が悪いからと言ってあきらめて寝てしまわないようにしましょう。日本の気候とは違うということを覚えておくことが重要です。



その6
「暗さ」
オーロラが見れる暗さとは?


星が見える事が条件。暗さも大事ですが、新月の時だけが必ずしも良いわけでない。

時期によって日照時間が大きく違うことは上で述べました。オーロラは夜になってから観れるもの。これももちろん皆さん知っていると思います。ではどれくらいの暗さが必要なのか?

下の写真をご覧ください。

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ユーコン川の夕焼けとオーロラ。

これは9月上旬のユーコンで撮影されたものですが、まだ完全に日が沈み切っていない状態で、地平線付近が明るいのです。これくらいの明るさの黄昏を「天文薄明」と呼び、完全な夜になる一歩手前の状態です。

さらに次の写真

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ホワイトホースの街の明かりとオーロラ。

これはホワイトホース市街付近で撮影されたもので、右下のオレンジ色に光っているのは街の明かりです。オーロラの光が強ければ太陽や、街の多少の明るさがあっても負けずに光るということですね。

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半月とオーロラ。

さらに月の明かりに負けないほどオーロラが強く輝けば、こんな素敵な撮影もできちゃいます。プロカメラマンや撮影好きの方は新月を避け、半月頃を狙う人も多いほどで、実は私も月明かりとオーロラの撮影が一番好きです。

ただし、これはオーロラの光の強さによって左右されるもので、確実に肉眼でハッキリとオーロラを観たいという方は、なるべく新月の時期を狙い、街の明かりが全く入らない鑑賞地を選びましょう。



その7
「太陽活動」
オーロラ発生の元となるもの


オーロラは太陽からの贈り物。

オーロラが発生する条件で一番重要な要素は「太陽活動」です。厳密に説明するとブログでは収まりきらないので、簡単に説明すると。

太陽表面でプラズマ(電子)エネルギーが発生
プラズマは太陽風となり、宇宙空間へ放出
地球上空の南極と北極付近からプラズマが侵入
地球上空の酸素や窒素の原子とプラズマが衝突(励起)
オーロラが発光
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太陽フレアなどの活動により、膨大なプラズマが宇宙空間へ放出される。


このように、太陽からのプラズマがなければオーロラは発生することはないのです。フレア以外にもプラズマが放出される要因はいくつかありますが、活発な「太陽活動」があってこそ、初めてオーロラが出現するということを覚えて損はありません。

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天気、暗さ、太陽活動この3つの要素がオーロラ発生のキーとなっているわけですが、天気や暗さは誰でも判断できますが、太陽活動って何を見ればわかるのでしょう?

この続きはしたのその8で。



その8
「宇宙天気」
太陽活動の周期や活動状態を調べる


宇宙天気を深く知ると、オーロラ発生のキーが必ず見えてくる。

世の中には「宇宙天気」なるものがあり、現代ではそれを予想する技術があります。例えばフレアは地球磁気圏に磁気嵐を起こし、人工衛星や宇宙飛行士だけでなく地上での通信障害などの被害を引き起こす原因となります。これらの障害を軽減するために宇宙天気の予報が必要とされているのです。

私達オーロラガイドは、日ごろから宇宙天気の予報サイト等で太陽の活動を観察し、オーロラの発生を予測しています。

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太陽の表面の画像。
中央上部の黒ずんでいる箇所が黒点。

例えば黒点が太陽の表面にある場合は、フレアが発生しやすい状態に入っています。黒点の位置や大きさも重要であり、フレアが発生した場合は地球にその影響がやってくるかどうかの予測を立てます。

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上部の黒くなっている場所一帯がコロナホール。

コロナホールとは、太陽を覆う大気であるコロナに見られる、低温、低密度のエリアであり、強力な太陽風を引き起こすことからオーロラ発生に大きく影響をします。

コロナホールの出現は、太陽の自転周期と大きく関係をしています。太陽は27日で一周しており、この周期ごとに発生、消失を繰り返しやすいと予測されています。

興味のある方は是非下記のサイトから宇宙天気と、オーロラの活動レベルをチェックしてみましょう。

ヤムナスカガイドが利用する宇宙天気情報
宇宙天気ニュース
宇宙予報センター、アメリカ海洋大気庁のオーロラオーバルの動き



その9
「方角」
オーロラが発生するであろう方角?


オーロラが発生する方角を知らないと、オーロラを見逃すことになります。

オーロラはオーロラベルトの下に発生しやすいことは前述しました。しかし、オーロラベルトの下にいれば、いつも真上にオーロラが出現するという訳ではありません。実際にオーロラが出現している時に出来るオーロラのリングを「オーロラオーバル」と呼びます。このオーロラオーバルに対して、現在自分はどの位置にいるのかを把握することが重要です。

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例えばホワイトホースの場合、オーロラオーバルの南西に位置しているため、オーロラの発生は北東の空からとなります。

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北東の空をチェックするが、まだオーロラは発生していない。

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徐々に北東の空の下の方が緑色に光ってくる。

この様に少しずつオーロラが発生していることがわかります。

また、イヌビック場合はオーロラオーバルの直下になることが多いため、初めから頭上に見えることが多いのです。

太陽の活動などにより発生する位置が変わることもありますが、オーロラオーバルをよくチェックし自分の位置からのオーロラ発生を見逃さないようにしましょう。



その10
「カメラ」
オーロラの兆候をとらえるための最適なアイテム!


カメラがあればオーロラの発見が容易になる。

折角オーロラ鑑賞に来たからには、自分の持っているカメラにしっかりその姿を収めたい!そんな気持ち方は多いはずです。しかし、どんなカメラでもオーロラが撮影できるわけではありません。特にコンパクトデジタルカメラの場合は、
・マニュアル撮影が可能。
・10~15秒程度のシャッタースピードが設定可能。
・ISO感度のコントロールが最低1600以上設定可能。
を満たしている必要があります。

また、一眼レフ、ミラーレスであれば大抵の機種はこれらを満たしているため、最低限の撮影は可能です。
三脚も必須アイテムの一つなので必ず忘れないようにしましょう。

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みんなでワイワイ撮影会。

オーロラがはっきりと観られるようになったら、じっくりと納得いくまで撮影を行って欲しいのですが、問題はオーロラが発生するまでの間です。

オーロラは発生直前の兆候は非常に弱い光の為、肉眼ではほとんど確認することが出来ません。我々ガイドでもわからないことが多いものです。そこでカメラの登場です。設定で少し明るめに撮影するとどうでしょう。

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オーロラの兆候。

肉眼で見えていなかったものが、カメラを通すと薄らと光っているのがわかります。これが「オーロラの兆候」であり、カメラがないとこれをとらえることが出来ません。早いときはこの状態から次第に光が強くなり、30分以内でカーテンが揺れる状態などがみられるかもしれません。

つまりこのオーロラの兆候を見逃すとカーテン状のオーロラを見逃してしまう可能性があるわけです。
この「兆候」をとらえるためにはカメラは必需品となり、私達ガイドもまずは肉眼で何も見えない場合でも一度撮影し、兆候が発生していることをチェックします。

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ガイド付きならどんな事でもご相談ください!


これからカメラを購入したいと計画されている方は、オーロラ撮影が可能なものを選ぶようにしましょう。

さあこれで「オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事」を伝授完了です。
これを参考に念願のオーロラを是非観ちゃってください。

ここまで説明した内容は、ヤムナスカが誇る特設サイトオーロラ完全ガイドにより細かな情報が集約されています。(カメラ購入の参考にも是非どうぞ!)免許皆伝を目指す方は是非チェックしてみてください。

私はそろそろカメラのメンテナンスでもしてオーロラの撮影に備えたいと思います。
今シーズンのオーロラの写真も是非ご期待ください!

ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-07-26 06:02 | オーロラの旅 | Comments(0)

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08255346.jpg
ヤムナスカ ガイド 本山 です。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編 に続き、【 ホワイトホース編 】を今回はお届けます。
クルアニで3泊して、その後、グループはホワイトホースにも2泊して、極北の町を楽しみました。
皆さんのなんでも被写体にするその能力は、私も勉強になるばかりです。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08290382.jpg
早速、夜は車でオーロラ撮影に繰り出しました。
しかし、なかなかこのように少しの雲もあり、薄っすらとオーロラの兆候は感じられるものの、天気の悪化が気になり始めました。
そこで!私の長年の経験と、詳細なる天気予報を駆使し、市内からさらに50分ほど移動して、他の場所に行くことにしました。



【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08313558.jpg
移動中の車内では、「あれっ、オーロラ出てるんじゃないの?」、「出ているよ!オーロラだよ!」などと盛り上がり、
違う撮影場所に到着すると、オーロラが活動してくれていました。よし!いいぞ!この調子で活発になってくれー


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08333514.jpg
しばらくするとどんどんオーロラは活動的になり、奇声が上がり始めました。
私も焦って撮影したので、なんと・・・・ピントの設定が甘く、ちょっと写真はボケボケ、、、、
このピントの問題は、初心者がよく陥る一番オーロラ撮影で問題になる部分ですね。
もう10年以上もやっているのに、私も焦っていました(汗)


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08354666.jpg
完全に悪い作例の一つ、、、、ピントが来ていません・・・
様子だけでもお伝えするのに、湖で皆で並んでこんな感じで撮影しています。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08365946.jpg
なかなかのオーロラになってくれましたが、外でずっと撮影していると冷えてきます。
ホワイトホースでは、このように私が経験を元に晴れてそうな場所を選んで、寒くなったら車内で待機します。
オーロラが調子いいときは、もちろん外にいて撮影していますが、マイナス25度程度のこの夜は2時間程度いると芯まで冷えてきました。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08382809.jpg
エンジンをかけて暖房の利いた車内は暖かいもので、お茶など飲んで、温まります。
皆さん元気です!私も撮影に出る前に仮眠をしてから臨んだので、疲れはあまり感じませんでした。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08395874.jpg
翌日は、遅めの昼からスタートで、ホワイトホース市内を撮影して歩いたり、自然散策路を歩いたり、買い物をしたりして楽しみました。
なかなかフォトジェニックなホワイトホース市内は撮影好きなら、ポイントは結構多くあります。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08411421.jpg
町の中心部にはこのようにポップな絵が壁にあり、なかなか楽しめます。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08421054.jpg
メインストリートの裏にも、面白い絵があったので、皆で撮影を楽しみました。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08430869.jpg
皆さんノリがいいので、盛り上がります。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08450467.jpg

自然散策路を歩き、自然観察です。
ホワイトホースのダウンタウンからすぐそばなのですが、手つかずの自然を楽しめるのが、ホワイトホースのいいところです。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08462359.jpg
リスも発見、
望遠レンズ持ってきていなかったので、非常に小さいですが、どこにいるかわかるでしょうか?


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雄大なユーコン河沿いの散策を楽しみます。
家が見えますが、こんなに手つかずの自然なのに、街の中心部からすぐそばなんです。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08482610.jpg
もはや恒例となりつつあるビーバーの生態を学習。
いたるところにビーバーの跡を見ることができます。
気になる方は、是非、ツアーにご参加ください!



【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08491756.jpg
町の私のお勧めのお店まで、ショッピングに出かけました。
近年、ホワイトホースもおしゃれな店が増えてきて、見どころはいくつかあります。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08505532.jpg
お土産屋さんでショッピング。
気になるYukonグッズがいくつもあります。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08522762.jpg
結構、かわいく、おしゃれなものも多いんですよ。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08535882.jpg
この日は、盛りだくさん!
さらにホワイトホースの町を全貌できる高台まで散策です。



【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08544106.jpg
ちょうど日が沈む時間帯で、極北らしい雰囲気がありました。
小さな町なので、中心部はここから一望できます。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08562049.jpg

夜は、もちろんオーロラ撮影に!
この夜もオーロラが活動してくれていました。
皆さん、もうカメラのセットアップも慣れたものです。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08575905.jpg
少しゆとりが出てくると、ちょっと違った構図での撮影などもできる余裕が出てきます。
針葉樹・星とオーロラです。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08585018.jpg
ずらりと並ぶ三脚はなかなか圧巻です。
この後、オーロラはずっと出ていてくれましたが、早朝のフライトで空港に行かないといけないので、後ろ髪をひかれる中、ホテルに戻りました。


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編_d0112928_08594676.jpg
さちさんが撮影するとこんな感じ。
やさしい色で、私の物とは全く違いますね。

クルアニ国立公園、そしてホワイトホースで、ほんとうにいろいろと動き回りました。
写真好きだと、見どころいっぱい!

またむらいさちさんとはいろいろなツアーを企画して、日本の皆様にユーコンの大自然とオーロラを体感していただければと思っています。

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから

<関連サイト>



by ymtours | 2019-02-20 01:25 | オーロラの旅 | Comments(2)

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編



【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09145505.jpg
ヤムナスカガイド 本山 です。
もう長いお付き合いになりました 「むらい さち」さん。
海を中心に水陸両用カメラマンとして活躍の 「さち」さんとは2010年よりのお付き合い。
もうツアーも何度も行ってきました。

今回も、クルアニ国立公園 と ホワイトホース市内に滞在し、皆様をご案内させていただきました。

トップの写真はクルアニでの満天の星空と出始めたオーロラ!
しかしすごかった・・・
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09181142.jpg
今回は、少人数の4名様を私、本山がご案内させていただきました。
皆さんカメラ好きのカメラ女子、装備も準備も圧巻で素晴らしかったです。
尚、「さちさんのツアー」は、すごいカメラ持っていないと参加できないということはございません。
今回は、たまたま撮影本気モードの方が多かったです。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09200729.jpg
宿泊するロッジは、クルアニ国立公園の真横、クルアニ湖のすぐ目の前のこんなロッジです。
一番右が母屋的な場所で食事をしたり、オーロラを待機したりする憩いの場です。
左のキャビンにお客様は滞在していただきます。
もちろん一歩飛び出せば、いつでもオーロラ撮影可能なんです!

車両にはトレイラーをひっぱって、第二のヤムナスカガイドが食事と作るシェフ同行の別名「お腹がすいたとは言わせないぞツアー」です。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09221912.jpg
ホワイトホースから3時間ほど移動して、クルアニの山々が見えてきます。
ロッジからのこの山がいつでも見える素敵なロケーション!
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09232100.jpg
道中も野生動物を道路で見ることができました。
エルク!大ツノ鹿です!
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09251876.jpg
ロッジの母屋の中はこんな感じ。
ここでほとんどの時間を過ごします。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09264620.jpg
到着して、早速、目の前の凍結した湖に散策に出ました。
ながーく伸びる影、極北らしい斜光です。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09290139.jpg
さちさんのお客様は、カメラ女子で、なんでも被写体にする撮影のうまい方が多いのも特徴です。
シーズンによって被写体は変わってきますが、フロスト・フラワーなる面白い霜なども撮影できます。

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09302113.jpg
左下が皆さん・・・・とてつもなく広大な湖の上をディナー前に軽く散策です。
太陽が沈もうとしています。

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09312792.jpg
ディナー前に、セカンドガイドであるヤムナスカガイドのシェフが、必ずアペタイザーで迎えてくれます。
ビールが進みますね・・・見事な盛り付け!


【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09331269.jpg
今回のお客様は、かなり気合が皆さん入っていて、ディナー後もすぐに撮影の練習に出られていました。
ロッジの目の前で、機材やピントの確認をします。
これが非常に重要で、オーロラが良くなった時に慌てない大きなポイントとなります。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09132229.jpg
星空撮影をしたい方が多く、タイムラプス撮影でカメラに等間隔でコマドリ撮影させている人が多かったのも今回印象的でした。
満天の星空とユーコンらしいキャビンを入れて撮影。
天の川もすごかったです!

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09381470.jpg
翌日は、スノーシューでロッジ周辺を散策。
車で移動しないでもいいのがこの滞在のまたいいところです。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09403079.jpg
このロッジ周辺は、実はかつでゴールドラッシュがあった場所で、歴史的な廃墟がある場所でもあります。
北米らしい開拓者文化を感じながら散策します。

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09392206.jpg
ちょっと古めかしいキャビンに入って撮影。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09414802.jpg
マクロ撮影も楽しめます。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09423296.jpg
しばらく歩くと絶景が得られました。
抜けるような青空とクルアニ国立公園の山並み
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09432256.jpg
思わず寝っころがりたくなりますね。
大きな大地を感じます。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09445862.jpg
広大な大地をスノーシューで駆け抜けます。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09440216.jpg
「 Lager Than Life 」
これがユーコン準州のキャッチフレーズなのですが、まさにその通り!
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湖を歩いていると、時より、大きな氷のかたまりなどにも出会えます。
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さちさんは、「ドローン」持参!
ここはなかなかドローンばえしますね。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09472026.jpg
それいけー!ドローン!
どんな写真が撮れたのでしょうか?
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09534789.jpg
ううぉーーーーー、すごい!
私とセカンドガイドの植木を入れても7名なのに、こんなにカメラが・・・・
ドローンもあるし、、、、

時代は変わったのか、ほとんどがミラーレス。
SONYのフルサイズ、オリンパス、FUJI が数が多く、一眼レフはNIKONのみで、私とさちさんの合計2台のみ・・・
ミラーレスの多さに圧倒されました。

レンズもいっぱいあるなぁー・・・・

皆さん、一台以上を持参!
一台は、タイムラプス撮影で放置し、もう一台でオーロラを撮影という方法です。
私は一台しか持っていないので、もう一台ほしくなりました。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_10133598.jpg
今回は、タイムラプスで長時間カメラを外に出しておく人が多かったので、レンズヒーターが大活躍していました。
これをしないとほとんどの場合2時間程度で、レンズに霜がついて仕上がりに影響してきます。
今回は、夜はなかなか冷え込みマイナス25度前後の夜が多く続きました。
バッテリーもすぐになくなるので、予備は必須です。皆さんたくさん持参されていました。
バッテリー充電などもすぐにできるのが、このロッジ滞在のいいところですね。

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編_d0112928_09580198.jpg
クルアニの食事は自信を持ってお勧めできます。
朝食は、コーヒー飲みながら、この風景を楽しめますので、最高なことは言うまでもございませんよ!
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今回のセカンドガイド!シェフはヤムナスカガイドの植木が担当!
ヤムナスカガイドの中でもトップクラスの腕前です!
写真は、メインのチキンまるごと!おいしかったです。
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見てください。
連日、スノーシュー後に出るハムとチーズの盛り合わせのこのプレゼンテーション!見事!
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特に植木の技でおいしいのが、厚焼き玉子!
絶品です。
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ところどころ日本食も入れて、ほっとする瞬間です。
たくわんは地ビールを使った独自のものです!
今回は、ユーコン地ビールを使いました。
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デザートもでますよー!
お手製パイナップルのババロア
おいしかった・・・
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朝食に出た寒い中であったかいスープ
ほっこりします。
メニューは野菜多めにしていますよー。
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この眺めを楽しみながらの食事は最高です!
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気になるオーロラは、ほとんどの夜出現してくれました。中規模程度のものが出現してくれました。
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さらに翌日は、少し高台まであがって、アクティブにスノーシューを楽しみました。
ロッジの真裏の高台まで登ると、素晴らしい景観が待っていました。
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高台から一気に駆け下ります。
素晴らしい景色を楽しみながら、サラサラの雪の中を行きます。
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スノーシューが初めての方もいらっしゃりましたが、皆さんお上手でした!
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最後は皆でさちさんツアー恒例の「飛び」でしめました。
さちさん撮影なので、ご本人がいないのが残念!
私も懇親の力でジャンプしました!なかなか飛べてます!
さすがプロ!撮影がうまいです。

オーロラは炸裂までいかなかったのですが、星空撮影、ロッジ滞在、料理、も貸切のロッジで楽しみました!
やっぱり最高!

この後、皆でホワイトホース市内滞在も楽しみました。
ホワイトホースは後編でお送りいたします。

ヤムナスカガイド 本山

さちさんのツアーはトラベルプロさんがサポートしていただきました。

by ymtours | 2019-02-04 10:20 | オーロラの旅 | Comments(0)

超オーロラ、超極北体験 イヌビックでの5日間の旅【驚異の鑑賞率を誇る地イヌビックツアー】

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こんにちは!ガイドの堀口です。

今回は名古屋からお越しの長谷川様ご夫婦を「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」ツアーへとご案内をいたしました。こちらのイヌビックツアーのウェブページを見ていただくと分かりますが、過去のツアーでは3日間の滞在でオーロラ出現確率はなんと100%!!と豪語しているのです。良く本当に100%なんですか??と聞かれることがありますが、これは本当に本当なんです。

そんなイヌビックツアーですが、今回の旅はどうだったでしょうか?? 結果から言いいますと、
「うーん、さすがはイヌビック。」
と私も唸りました。
それでは、旅の様子をダイジェストでご紹介しましょう。

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皆さんイヌビック街がどこにあるかをご存知ですか? ちなみにiPhone で「イヌビック」を検索すると「犬びっくり」という謎の検索候補が出てきました。。それほど馴染みがないキーワードということでしょうか。

地図で場所を確認してみましょう。

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ご覧の通り、イヌビックは北極海に迫る場所に位置しており、カナダ最北の街の一つなのです。カナダで最北ということは、地球で最北の街の一つということもできるでしょうか。北緯68度。北極圏よりもさらに北上した先にあり、極北中の極北と呼べる街なのです。

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北米2番目の長さを誇るマッケンジー川(総距離4,241km)の流域にある広域なデルタ地帯で「マッケンジーデルタ」は、世界でも有数の規模です。このイヌビックツアーは街の郊外にあるロッジに4泊し、とにかくオーロラと極北の地を楽しむというものです。

夜はお待ちかねのオーロラ鑑賞となりましたが、なんと初日から我々の頭上に現れてくれました!!
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ここイヌビックはオーロラベルトの真下にある為、オーロラの出始めでも突然真上に出ることが多いので気が抜けません。
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初日から念願だったオーロラが出現し、ご夫婦も満足のご様子でした。

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翌朝。といっても上の写真は昼の12時頃のものです。ここでは1月上旬まで白夜となり、この時期(1月18日)では11時くらいからやっと明るくなり始めてきます。極北では太陽が高く上がらないため、日中でも夕方のような景色となります。

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日中の楽しみの一つは何と言っても本場の犬ぞりツアー!

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凍結した湖や森の中を爽快に駆け抜ける犬たちの姿は、もはや極北の冬の風物詩と言えるでしょう!

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走った後は、ソリを引いてくれた犬たちをしっかりとねぎらってあげます。
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今回は私も犬ぞりに乗りこみ、お客様と一緒にしっかり楽しんでしまいました。
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翌日も昼間はしっかりと遊びます!この日は私がガイドとして周辺の森や湖をスノーシューハイキングにご案内しました。ご主人は普段からマラソン、奥様は水泳をされており非常に体力があり驚きました。
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極寒の地域では動植物などの生命あるものは非常に限られるため、この地で生きることの自然の厳しさを感じます。



そして、3日目の夜。
出会いは突然やってきました・・・。
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深夜1時頃まで雲が多く、星もあまり見えていなかったのですが、一気に晴れたと思ったら頭上に出てきました!! 

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オーロラはみるみる形を変えて大きくなり、物凄く強いエネルギーを感じました。一気にオーロラが強まり始めたために急いで撮影を開始したのですが、ついオーロラと電線を被せてしまいました... 私も興奮していたのですが、オーロラ撮影好きとしては恥ずかしい限りです。(汗)

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そしてついにブレイクアップ(オーロラ爆発)!!
一瞬ではありましたが、オーロラは空一面広がっていきました。

出来事はわずか30分程で終わり、その後オーロラは消えていきましたが、見事なショーに私もお2人も大興奮でした。

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しかも、なんとこの日は満月だったのですが、明るい月の光にも負けない非常に力強いオーロラでしたね。

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日中最後のアクティビティーは北極海沿岸の村タクトヤクタックへ向かいます。

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昼の12:24。極北に遅い日の出が訪れる。

2年前に開通したばかりのデンプスターハイウェイを約150km北に走ります。途中の景色は一面完全銀世界の永久凍土。命あるものをほとんど見ることがありません。

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約3時間ほど走り、遂にたどり着きました!北極海です!!

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といっても完全に凍結しているので、今までの景色とあまり変わらないのですが。それでもここまで北の果てに来ると感慨深いものがあります。

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こちらは帰り道に見つけた動物なのですが何かわかりますか?
実はRaindeer (トナカイ)の群れでした。

古くからこの地に生息するイヌイットや先住民達とっては貴重な食料となり、衣服となったのです。おそらくトナカイなしでこの地に定住することはできなかったでしょう。

「衣・食・住」の内2つもカバーするとは人間の知恵がすごいのか、この動物がすごいのか。あれ?でも最後の「住」はどうしたのでしょうか?このあたりは永久凍土の為家を建てる材木が手に入らないのです。何と彼らは岸に流れ着く、流木を利用して家を建てたのです。

これで人間が生活するための3つの要素がそろったわけですが、このような気候に定住すると決めた人々は偉大です。

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最後にはMoon Pillar (ムーンピラー、月柱)という非常に珍しい現象も発生してくれました。(オーロラよりも貴重な現象なのでは!?)これは空気中の水分が氷、霧に近い天候の時に月の光が反射して発生する現象なのです。

行きも帰りも月を見ることが出来たわけですが、やはり日照時間の短さを体感します。

あっと言う間の5日間となりましたが、極北でしか体験できないことばかりでとても濃い時間となりました。

なによりも、長谷川様ご夫婦の最大の念願だった素晴らしいオーロラを観ることができて私も本当に嬉しかったです。私の感覚では「晴れれば必ず出てくれる!」イヌビックはそんな場所で、今回もさすがはイヌビックだ!と期待を裏切らない場所であると再確認することが出来ました。オーロラ出現率100%の地イヌビック、連勝記録更新中です!

長谷川様この度は5日間とても濃い時間をご一緒させていただき、本当にありがとうございました。今度はロッキーでお会いすることになるでしょうか?またお会いできることをスタッフ一同心よりお待ちいたしております。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-01-30 09:08 | オーロラの旅 | Comments(2)

2018-19年越しを素晴らしい旅の仲間と過ごす【豪華ロッジ滞在 イン・オンザレイク】

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ヤムナスカ ガイド 本山です。
年末年始にヤムナスカのオーロラツアーでも人気の【豪華ロッジ滞在 イン・オンザレイク】ツアーにたくさんのリピーター様がお越しになり、今年、初めてのお客様も交わり、とても素晴らしい時間を過ごさせていただいたので、ご報告させていただきます。

写真は、毎年この年越しに訪れていただいているお客様、すでに数回というヤムナスカの大のリピーター様です。

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1月2日には私もディナーに参加させていただき、ディナー後のオーロラ鑑賞まで楽しいひと時を過ごさせていただきました。
いつもは、カナダ人や、アメリカ人、オーストラリア人なども混ざるこの食卓も、日本人だけになりました。
リピーター様、初めてのお客様も混じり、楽しいひと時。

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名物シェフのトロイさんの料理です。
彼は中国でも暮らしたことがあり、アジア料理にも精通しています。
ちょっとしたアジアアレンジの料理をこの日は、日本人が多いということで提供してくれました。

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創作系のワンタンスープ。
さっぱりして大変おいしかったです。

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弊社大のリピーターの橋本様、
食事中は、前夜のオーロラ、日中過ごしたことなどで多いに盛り上げりました。
今年、初めてご参加の山越様もすっかりリピーターの皆様と溶け合い、楽しまれていました。
旅では人との出会いが、思い出の大きな一つとよくいいますが、まさしくその通りの雰囲気でした。

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メインは、から揚げに、チャーハン的なごはんの炒め物、そして野菜のピクルスの刻みを添えた「無国籍料理」
この「無国籍」というのが、国際食豊な国「カナダ」なのだと、長く住んでいて痛烈に感じます。
カナダ料理というのは、あまり多くありませんが、このようにいろいろな国の食のいいところを取ってアレンジするのがカナダと感じます。
これは、習慣や、色々な決まり事などもも、そうでして、フレキシブルに決められるカナダらしさなのかもしれません。

ちなみに!美味でした!

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一旦、皆様それぞれのお部屋に戻られて、その後、本館のリビングルームで、皆様とオーロラを待機しました。
この時間がまたロッジ滞在では楽しい時間です。
皆様、毎年戻ってきていただけるのも、食事はもちろんですが、この雰囲気なのかと感じます。

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ワインも登場し、会話も弾みます。

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そろそろどうかなっと外にでてチェックすることを繰り返していると、オーロラが少しずつ活動を開始してきました。
ロッジでのベストのオーロラ鑑賞場所は、目の前の凍結した湖より!
真ん中に明るくなっているので、ロッジです。
ロッジ滞在では、ずっと外でオーロラを待っている必要はなく、このようにオーロラの兆候を捕えて、動きが出てきたら、防寒をして強くなるのを待ちます。

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満天の星空!
カメラを持参されている方は、撮影に没頭し、目に焼き付け派は、その活動を見守ります。

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新年だったので、私は、こんなことして遊んでみました。
ご興味ある方は、ヤムナスカガイドがチェックインの際に、こんな遊び方、撮影方法などレクチャー可能です。

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オーロラ鑑賞に向いている場所は、おのずと、【星空観賞】にも向いている場所になります。
反対側にカメラを向けると、天の川と満天の星空が楽しめました。

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皆で、記念撮影!旅先での出会いは、旅に大きなアクセントを与えてくれます。
もっとオーロラの活動よ、活発になってくれーと祈っていましたが、この日は、爆発まで行きませんでした。

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2時くらいまで私も粘りましたが、この日は強くなってくれませんでした。
しかし、こうやって少数の方と楽しい時間を過ごせしながら、オーロラ鑑賞できるのは、このロッジ滞在の大きな魅力です。


リピーター様が毎年再会できることは、もちろんのこと、今年ご参加の方も皆様と打ち解け、本当に素晴らしい時間が流れていました。

もう来年のご予約をいただいた方もいらっしゃります。
ガイドとしても、お客様との再会は特別な意味があります。
一夜を皆様と共に、楽しく過ごさせていただきました。

今年もご利用いただきまして、ありがとうございました。

ゆっくりと流れる時間を楽しみ、素敵な旅の出会いを楽しみたい方には是非お勧めのツアーです。

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-01-15 09:24 | オーロラの旅 | Comments(0)

世界屈指のオーロラ撮影スポット『カナダ、クルアニ国立公園』が如何にオーロラ撮影地として優れているのか!? 余すことなく解説しましょう。

世界屈指のオーロラ撮影スポット『カナダ、クルアニ国立公園』が如何にオーロラ撮影地として優れているのか!? 余すことなく解説しましょう。_d0112928_03154458.jpg

 オーロラファンの皆さんこんにちは! ヤムナスカの堀口です。11月も下旬となり、私の住むホワイトホースの町は完全に冬景色となりました。早いもので2018年も残り一か月ほどに迫ってましたね。皆さんはいかがお過ごしですか?

 私は今年に撮りためた膨大なオーロラ写真を整理する日々を過ごしています。オーロラはまるで生き物のように目まぐるしく変化するため、夢中で撮影しているとついつい連写してしまい、物凄い撮影枚数になってしまうんですよね。しかし、それでも自分の納得のいく1枚が取れた時の喜びは本当に嬉しいもの。撮影好きの方ならきっと共感してもらえることだと思います。

 オーロラの撮影って結構奥が深いんですよ。上空に凄いオーロラが出ているからといって、素晴らしい写真になるかというとそんな簡単な話ではないんですね。もちろんオーロラの強さも大切ですが、何と言っても大切なのは撮影地のロケーション。これは自身を持って断言できます!  

世界屈指のオーロラ撮影スポット『カナダ、クルアニ国立公園』が如何にオーロラ撮影地として優れているのか!? 余すことなく解説しましょう。_d0112928_03325850.jpg

 こちらの写真は私たちヤムナスカのスタッフが撮影した写真で、私も大好きな作品の一つ。雄大なカナダの山岳風景とオーロラ、そして星の輝きがミックスした見事な写真と思いませんか? オーロラだけなら世界中のオーロラ鑑賞地であればどこでも撮影できます。しかし、山岳風景とオーロラを一緒に写真に収めるとなると話は違います。そして、こんな夢のような撮影スポットこそが、カナダ、ユーコン準州にあるクルアニ国立公園なのです。
 
 そもそもクルアニ国立公園とは一体どこにあるのでしょうか?
世界屈指のオーロラ撮影スポット『カナダ、クルアニ国立公園』が如何にオーロラ撮影地として優れているのか!? 余すことなく解説しましょう。_d0112928_06304333.jpg


 クルアニ国立公園は、北米3大オーロラ鑑賞地の一つであるユーコン準州、ホワイトホースの町から西に約200kmに位置し、アメリカのアラスカ州と隣接する広大な山岳エリアです。ちなみに赤いマークのついた辺りが、上の写真を撮影した場所となります。

 真っ白に覆われた広大なエリアが目につきますが、実はこれらはすべてが氷! 氷河と氷原に覆い尽くされたエリアなのです。カナダの最高峰であり、北米でも第2位の高さを誇るマウント・ローガン (5959m) を頂点に、5000m級の山々が連なる広大な山岳地帯です。そして、このクルアニ国立公園に隣接するランゲル・セントアライアス国立公園、タットシェンシーニ・アルセック州立公園、グレイシャー・ベイ国立公園の4つの公園を合わせたエリアが UNESUCOの界自然遺産 に登録されています。

 世界遺産とオーロラ。撮影好きな方にとってはたまらないロケーションとは思いませんか?

 そこで、今回はクルアニ国立公園を舞台として、山岳風景とオーロラ撮影のテクニックやポイントを解説しましょう。

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point1:宿泊場所を選ぶ。

 まずは撮影の拠点となる宿について。クルアニ国立公園は町から200km以上も離れた場所であることを忘れてはいけません。厳しい大自然の中でオーロラを撮影するには、滞在する場所の選択は非常に大切です。私たちが選ぶクルアニ山岳エリアでの撮影の拠点となるのが、広大なクルアニレイク湖畔にポツンと建つクルアニロッジとなります。

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クルアニロッジから望む国立公園の山岳エリア。

 オーロラはいつ、どのタイミングで出るかはまったく予測不可能。そのため、オーロラが出現する撮影地の目の前に滞在して安全に待機できることは、これ以上もないほどのメリットとなります。


point2:ロケハンと方位のチェック。

 撮影場所の下調べはとても重要! 夜間、暗い中で行うオーロラ撮影では、日中の明るいうちに撮影地周辺の環境を確認をしておくことがとても大切ですね。夜間、手探りで移動するのは怖いものですが、事前に周辺の環境を見ておくだけで安心感が格段に違うものです。オーロラが出現してくると思われる方位の確認を済ませたら、大体の構図を決めておくのも絵作りのテクニックの一つです。

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 明るいうちに雪の深さや足場の悪い場所をしっかりとチェックし、三脚を立てる場所をある程度決めておくと良いです

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 もちろんオーロラは北の方角に出ることが多いため、撮りた構図の方角を確認することは大切です。方位はスマホのアプリで確認できるレベルで十分。しかし、オーロラ爆発などの強いオーロラが出ると、方位も関係なしに頭上に降り注ぐことも珍しくないですよ。


point3:試し撮りと構図の確認。

 オーロラが出たらいよいよ撮影開始です。しかし、ここからが難しいところであり、最も大切な部分です。明るいうちに構図を決めたとしても、暗い中でファインダーを使いながら構図を確認するのは、なかなか難しいもの。水平の取れていない写真はオーロラ写真で良くある失敗例ですが、せっかくの素晴らしい風景でも下のような写真では台無しです....
 
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 水平を取りながらも山を含めた構図を決めるには、やはり小まめに撮影して写真を確認するしかありません。撮影とカメラモニターでのチェックを繰り返し、欲しいオブジェクトがきっちり入っているかを確認しましょう。



point4:様々な構図に挑戦!

 風景が素晴らしいと構図のアイデアは無限。中でも最も基本となるテクニックは、周辺オブジェクトを活用することですね。あまり風景を入れずにオーロラだけを撮影した場合は、誰がとっても同じような絵になりがちです。しかし、風景写真と同じように周辺の環境をうまく取り入れ、バランス良く絵作りをすると写真に個性が出しやすいですよ。構図のポイントはいくつかありますが、主役のオーロラが写真の7割から8割を占め、残りにオブジェクトが入るようにすると良いです。

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山がない右側に枯れ木が来るように構図を調整。
単純に山岳風景としてだけでも素晴らしい場所ですが、オーロラも合わせて撮影できるなんて凄いことですね。

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こちらは月と山をバランス良く配置した例の一つ。これでも十分素晴らしい写真ですが、何かもう一工夫が欲しいですね。
こういう時は思い切って縦構図に切り替えてみると良いです。

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縦構図にすることで、山の存在感が増したと思いませんか?
オーロラが山に降り注ぐように感じる作品となりました。

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一度構図を決めたら露出を調整しながら何枚も撮影をしてみましょう。
強いオーロラは見る見る変化し、その都度周辺の明るさも微妙に変化していきます。
撮影時間を延ばすことでオーロラが強い光の束のようになり、また違った作風になりますね。

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クルアニレイク湖面から超広角の魚眼レンズでワイドに撮影。
魚眼レンズは撮影範囲が広いため、どうしても余分なオブジェクトが入りやすいのですが、
広大な湖の上から撮影することで、巨大なオーロラの全容を捉えることができています。
これだけの広さで撮影できるのも、クルアニ国立公園の魅力の一つです。


point おまけ:星空とマジックアワーも一緒に楽しみましょう。

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 星空撮影はオーロラ撮影における楽しみの一つ。クルアニの山岳エリア周辺には町はおろか集落なども一切ないため、完全に手つかずの大自然が広がっています。そのためオーロラの発生を待っている間は、満天の星空の撮影で飽きることがありません。

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 オーロラが弱い時は、あえて長時間露光の撮影に切り替えるのもいいですね。こんな時は北極星を見つけて構図に含めながら、長時間のバルブ撮影をすると、想像もしなかったような不思議技な作品ができあがることもあります。

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 素晴らしい風景であれば、やはり自分を入れて撮影したくなるものですよね。世界遺産の山々と星空にうっすらと光るオーロラ。こんな写真が撮れたらインスタ映え間違えなしです(笑) オーロラと人物を一緒に撮影する場合は露光時間の調整が難しいため、少し慣れと工夫が必要です。失敗を恐れずに何度もトライしてみるとよいでしょう。
 

 さてさて、撮影好き、山好きの方はもう気になっていると思いますが、こんなロケーションですから当然朝焼け夕焼けも一級品です。北緯61度という高緯度のこの場所では、マジックアワーと呼ばれる黄昏の時間がとても長いという特徴があります。空や山がピンクに染まりやすいんです。

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 いかがですか。オーロラ撮影地としてのクルアニ国立公園の魅力が伝わりましたでしょうか? アラスカ、北欧、イエローナイフなど、世界にはたくさんのオーロラ鑑賞地がありますが、『世界遺産の山岳風景とオーロラ』というフォトジェニックな撮影が同時にできる場所は極めて稀です。そういう意味では、まさに究極のオーロラ鑑賞地と言っても過言ではないでしょう。

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 オーロラ撮影に情熱を燃やすカメラマンの方々、是非、クルアニ国立公園でのオーロラ撮影に挑戦しませんか? 個人では訪れることの難しい広大な大自然が舞台ですが、私たちヤムナスカと日本のアルパインツアーが共同で作り上げた世界で唯一のクルアニ国立公園オーロラツアーなら、安心してオーロラ撮影に没頭していただけることでしょう。

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ロッジ上空に降り注ぐオーロラ爆発。

 広大なクルアニレイク湖畔に佇むクルアニロッジに滞在し、思う存分にオーロラ撮影を楽しむ。ロッジから一歩外に出るだけで、そこには世界で最も素晴らしいオーロラ鑑賞地が広がっています。最後に、きっちりとツアーの宣伝をして、この記事を締めくくりたいと思います(笑)

大自然に包まれる宿 クルアニロッジ の詳細はこちら。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから。


by ymtours | 2018-11-24 09:47 | オーロラの旅 | Comments(4)