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【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】ホワイトホース市内 編

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ヤムナスカ ガイド 本山 です。
【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編 に続き、【 ホワイトホース編 】を今回はお届けます。
クルアニで3泊して、その後、グループはホワイトホースにも2泊して、極北の町を楽しみました。
皆さんのなんでも被写体にするその能力は、私も勉強になるばかりです。


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早速、夜は車でオーロラ撮影に繰り出しました。
しかし、なかなかこのように少しの雲もあり、薄っすらとオーロラの兆候は感じられるものの、天気の悪化が気になり始めました。
そこで!私の長年の経験と、詳細なる天気予報を駆使し、市内からさらに50分ほど移動して、他の場所に行くことにしました。



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移動中の車内では、「あれっ、オーロラ出てるんじゃないの?」、「出ているよ!オーロラだよ!」などと盛り上がり、
違う撮影場所に到着すると、オーロラが活動してくれていました。よし!いいぞ!この調子で活発になってくれー


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しばらくするとどんどんオーロラは活動的になり、奇声が上がり始めました。
私も焦って撮影したので、なんと・・・・ピントの設定が甘く、ちょっと写真はボケボケ、、、、
このピントの問題は、初心者がよく陥る一番オーロラ撮影で問題になる部分ですね。
もう10年以上もやっているのに、私も焦っていました(汗)


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完全に悪い作例の一つ、、、、ピントが来ていません・・・
様子だけでもお伝えするのに、湖で皆で並んでこんな感じで撮影しています。


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なかなかのオーロラになってくれましたが、外でずっと撮影していると冷えてきます。
ホワイトホースでは、このように私が経験を元に晴れてそうな場所を選んで、寒くなったら車内で待機します。
オーロラが調子いいときは、もちろん外にいて撮影していますが、マイナス25度程度のこの夜は2時間程度いると芯まで冷えてきました。


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エンジンをかけて暖房の利いた車内は暖かいもので、お茶など飲んで、温まります。
皆さん元気です!私も撮影に出る前に仮眠をしてから臨んだので、疲れはあまり感じませんでした。


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翌日は、遅めの昼からスタートで、ホワイトホース市内を撮影して歩いたり、自然散策路を歩いたり、買い物をしたりして楽しみました。
なかなかフォトジェニックなホワイトホース市内は撮影好きなら、ポイントは結構多くあります。


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町の中心部にはこのようにポップな絵が壁にあり、なかなか楽しめます。


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メインストリートの裏にも、面白い絵があったので、皆で撮影を楽しみました。


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皆さんノリがいいので、盛り上がります。


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自然散策路を歩き、自然観察です。
ホワイトホースのダウンタウンからすぐそばなのですが、手つかずの自然を楽しめるのが、ホワイトホースのいいところです。


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リスも発見、
望遠レンズ持ってきていなかったので、非常に小さいですが、どこにいるかわかるでしょうか?


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雄大なユーコン河沿いの散策を楽しみます。
家が見えますが、こんなに手つかずの自然なのに、街の中心部からすぐそばなんです。


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もはや恒例となりつつあるビーバーの生態を学習。
いたるところにビーバーの跡を見ることができます。
気になる方は、是非、ツアーにご参加ください!



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町の私のお勧めのお店まで、ショッピングに出かけました。
近年、ホワイトホースもおしゃれな店が増えてきて、見どころはいくつかあります。


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お土産屋さんでショッピング。
気になるYukonグッズがいくつもあります。


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結構、かわいく、おしゃれなものも多いんですよ。


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この日は、盛りだくさん!
さらにホワイトホースの町を全貌できる高台まで散策です。



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ちょうど日が沈む時間帯で、極北らしい雰囲気がありました。
小さな町なので、中心部はここから一望できます。


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夜は、もちろんオーロラ撮影に!
この夜もオーロラが活動してくれていました。
皆さん、もうカメラのセットアップも慣れたものです。


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少しゆとりが出てくると、ちょっと違った構図での撮影などもできる余裕が出てきます。
針葉樹・星とオーロラです。


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ずらりと並ぶ三脚はなかなか圧巻です。
この後、オーロラはずっと出ていてくれましたが、早朝のフライトで空港に行かないといけないので、後ろ髪をひかれる中、ホテルに戻りました。


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さちさんが撮影するとこんな感じ。
やさしい色で、私の物とは全く違いますね。

クルアニ国立公園、そしてホワイトホースで、ほんとうにいろいろと動き回りました。
写真好きだと、見どころいっぱい!

またむらいさちさんとはいろいろなツアーを企画して、日本の皆様にユーコンの大自然とオーロラを体感していただければと思っています。

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから

<関連サイト>



by ymtours | 2019-02-20 01:25 | オーロラの旅 | Comments(2)

【 2019年 むらい さちさんと行く オーロラツアー 】クルアニ編



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ヤムナスカガイド 本山 です。
もう長いお付き合いになりました 「むらい さち」さん。
海を中心に水陸両用カメラマンとして活躍の 「さち」さんとは2010年よりのお付き合い。
もうツアーも何度も行ってきました。

今回も、クルアニ国立公園 と ホワイトホース市内に滞在し、皆様をご案内させていただきました。

トップの写真はクルアニでの満天の星空と出始めたオーロラ!
しかしすごかった・・・
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今回は、少人数の4名様を私、本山がご案内させていただきました。
皆さんカメラ好きのカメラ女子、装備も準備も圧巻で素晴らしかったです。
尚、「さちさんのツアー」は、すごいカメラ持っていないと参加できないということはございません。
今回は、たまたま撮影本気モードの方が多かったです。
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宿泊するロッジは、クルアニ国立公園の真横、クルアニ湖のすぐ目の前のこんなロッジです。
一番右が母屋的な場所で食事をしたり、オーロラを待機したりする憩いの場です。
左のキャビンにお客様は滞在していただきます。
もちろん一歩飛び出せば、いつでもオーロラ撮影可能なんです!

車両にはトレイラーをひっぱって、第二のヤムナスカガイドが食事と作るシェフ同行の別名「お腹がすいたとは言わせないぞツアー」です。
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ホワイトホースから3時間ほど移動して、クルアニの山々が見えてきます。
ロッジからのこの山がいつでも見える素敵なロケーション!
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道中も野生動物を道路で見ることができました。
エルク!大ツノ鹿です!
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ロッジの母屋の中はこんな感じ。
ここでほとんどの時間を過ごします。
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到着して、早速、目の前の凍結した湖に散策に出ました。
ながーく伸びる影、極北らしい斜光です。
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さちさんのお客様は、カメラ女子で、なんでも被写体にする撮影のうまい方が多いのも特徴です。
シーズンによって被写体は変わってきますが、フロスト・フラワーなる面白い霜なども撮影できます。

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左下が皆さん・・・・とてつもなく広大な湖の上をディナー前に軽く散策です。
太陽が沈もうとしています。

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ディナー前に、セカンドガイドであるヤムナスカガイドのシェフが、必ずアペタイザーで迎えてくれます。
ビールが進みますね・・・見事な盛り付け!


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今回のお客様は、かなり気合が皆さん入っていて、ディナー後もすぐに撮影の練習に出られていました。
ロッジの目の前で、機材やピントの確認をします。
これが非常に重要で、オーロラが良くなった時に慌てない大きなポイントとなります。
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星空撮影をしたい方が多く、タイムラプス撮影でカメラに等間隔でコマドリ撮影させている人が多かったのも今回印象的でした。
満天の星空とユーコンらしいキャビンを入れて撮影。
天の川もすごかったです!

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翌日は、スノーシューでロッジ周辺を散策。
車で移動しないでもいいのがこの滞在のまたいいところです。
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このロッジ周辺は、実はかつでゴールドラッシュがあった場所で、歴史的な廃墟がある場所でもあります。
北米らしい開拓者文化を感じながら散策します。

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ちょっと古めかしいキャビンに入って撮影。
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マクロ撮影も楽しめます。
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しばらく歩くと絶景が得られました。
抜けるような青空とクルアニ国立公園の山並み
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思わず寝っころがりたくなりますね。
大きな大地を感じます。
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広大な大地をスノーシューで駆け抜けます。
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「 Lager Than Life 」
これがユーコン準州のキャッチフレーズなのですが、まさにその通り!
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湖を歩いていると、時より、大きな氷のかたまりなどにも出会えます。
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さちさんは、「ドローン」持参!
ここはなかなかドローンばえしますね。
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それいけー!ドローン!
どんな写真が撮れたのでしょうか?
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ううぉーーーーー、すごい!
私とセカンドガイドの植木を入れても7名なのに、こんなにカメラが・・・・
ドローンもあるし、、、、

時代は変わったのか、ほとんどがミラーレス。
SONYのフルサイズ、オリンパス、FUJI が数が多く、一眼レフはNIKONのみで、私とさちさんの合計2台のみ・・・
ミラーレスの多さに圧倒されました。

レンズもいっぱいあるなぁー・・・・

皆さん、一台以上を持参!
一台は、タイムラプス撮影で放置し、もう一台でオーロラを撮影という方法です。
私は一台しか持っていないので、もう一台ほしくなりました。
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今回は、タイムラプスで長時間カメラを外に出しておく人が多かったので、レンズヒーターが大活躍していました。
これをしないとほとんどの場合2時間程度で、レンズに霜がついて仕上がりに影響してきます。
今回は、夜はなかなか冷え込みマイナス25度前後の夜が多く続きました。
バッテリーもすぐになくなるので、予備は必須です。皆さんたくさん持参されていました。
バッテリー充電などもすぐにできるのが、このロッジ滞在のいいところですね。

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クルアニの食事は自信を持ってお勧めできます。
朝食は、コーヒー飲みながら、この風景を楽しめますので、最高なことは言うまでもございませんよ!
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今回のセカンドガイド!シェフはヤムナスカガイドの植木が担当!
ヤムナスカガイドの中でもトップクラスの腕前です!
写真は、メインのチキンまるごと!おいしかったです。
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見てください。
連日、スノーシュー後に出るハムとチーズの盛り合わせのこのプレゼンテーション!見事!
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特に植木の技でおいしいのが、厚焼き玉子!
絶品です。
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ところどころ日本食も入れて、ほっとする瞬間です。
たくわんは地ビールを使った独自のものです!
今回は、ユーコン地ビールを使いました。
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デザートもでますよー!
お手製パイナップルのババロア
おいしかった・・・
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朝食に出た寒い中であったかいスープ
ほっこりします。
メニューは野菜多めにしていますよー。
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この眺めを楽しみながらの食事は最高です!
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気になるオーロラは、ほとんどの夜出現してくれました。中規模程度のものが出現してくれました。
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さらに翌日は、少し高台まであがって、アクティブにスノーシューを楽しみました。
ロッジの真裏の高台まで登ると、素晴らしい景観が待っていました。
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高台から一気に駆け下ります。
素晴らしい景色を楽しみながら、サラサラの雪の中を行きます。
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スノーシューが初めての方もいらっしゃりましたが、皆さんお上手でした!
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最後は皆でさちさんツアー恒例の「飛び」でしめました。
さちさん撮影なので、ご本人がいないのが残念!
私も懇親の力でジャンプしました!なかなか飛べてます!
さすがプロ!撮影がうまいです。

オーロラは炸裂までいかなかったのですが、星空撮影、ロッジ滞在、料理、も貸切のロッジで楽しみました!
やっぱり最高!

この後、皆でホワイトホース市内滞在も楽しみました。
ホワイトホースは後編でお送りいたします。

ヤムナスカガイド 本山

さちさんのツアーはトラベルプロさんがサポートしていただきました。

by ymtours | 2019-02-04 10:20 | オーロラの旅 | Comments(0)

超オーロラ、超極北体験 イヌビックでの5日間の旅【驚異の鑑賞率を誇る地イヌビックツアー】

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こんにちは!ガイドの堀口です。

今回は名古屋からお越しの長谷川様ご夫婦を「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」ツアーへとご案内をいたしました。こちらのイヌビックツアーのウェブページを見ていただくと分かりますが、過去のツアーでは3日間の滞在でオーロラ出現確率はなんと100%!!と豪語しているのです。良く本当に100%なんですか??と聞かれることがありますが、これは本当に本当なんです。

そんなイヌビックツアーですが、今回の旅はどうだったでしょうか?? 結果から言いいますと、
「うーん、さすがはイヌビック。」
と私も唸りました。
それでは、旅の様子をダイジェストでご紹介しましょう。

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皆さんイヌビック街がどこにあるかをご存知ですか? ちなみにiPhone で「イヌビック」を検索すると「犬びっくり」という謎の検索候補が出てきました。。それほど馴染みがないキーワードということでしょうか。

地図で場所を確認してみましょう。

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ご覧の通り、イヌビックは北極海に迫る場所に位置しており、カナダ最北の街の一つなのです。カナダで最北ということは、地球で最北の街の一つということもできるでしょうか。北緯68度。北極圏よりもさらに北上した先にあり、極北中の極北と呼べる街なのです。

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北米2番目の長さを誇るマッケンジー川(総距離4,241km)の流域にある広域なデルタ地帯で「マッケンジーデルタ」は、世界でも有数の規模です。このイヌビックツアーは街の郊外にあるロッジに4泊し、とにかくオーロラと極北の地を楽しむというものです。

夜はお待ちかねのオーロラ鑑賞となりましたが、なんと初日から我々の頭上に現れてくれました!!
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ここイヌビックはオーロラベルトの真下にある為、オーロラの出始めでも突然真上に出ることが多いので気が抜けません。
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初日から念願だったオーロラが出現し、ご夫婦も満足のご様子でした。

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翌朝。といっても上の写真は昼の12時頃のものです。ここでは1月上旬まで白夜となり、この時期(1月18日)では11時くらいからやっと明るくなり始めてきます。極北では太陽が高く上がらないため、日中でも夕方のような景色となります。

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日中の楽しみの一つは何と言っても本場の犬ぞりツアー!

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凍結した湖や森の中を爽快に駆け抜ける犬たちの姿は、もはや極北の冬の風物詩と言えるでしょう!

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走った後は、ソリを引いてくれた犬たちをしっかりとねぎらってあげます。
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今回は私も犬ぞりに乗りこみ、お客様と一緒にしっかり楽しんでしまいました。
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翌日も昼間はしっかりと遊びます!この日は私がガイドとして周辺の森や湖をスノーシューハイキングにご案内しました。ご主人は普段からマラソン、奥様は水泳をされており非常に体力があり驚きました。
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極寒の地域では動植物などの生命あるものは非常に限られるため、この地で生きることの自然の厳しさを感じます。



そして、3日目の夜。
出会いは突然やってきました・・・。
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深夜1時頃まで雲が多く、星もあまり見えていなかったのですが、一気に晴れたと思ったら頭上に出てきました!! 

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オーロラはみるみる形を変えて大きくなり、物凄く強いエネルギーを感じました。一気にオーロラが強まり始めたために急いで撮影を開始したのですが、ついオーロラと電線を被せてしまいました... 私も興奮していたのですが、オーロラ撮影好きとしては恥ずかしい限りです。(汗)

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そしてついにブレイクアップ(オーロラ爆発)!!
一瞬ではありましたが、オーロラは空一面広がっていきました。

出来事はわずか30分程で終わり、その後オーロラは消えていきましたが、見事なショーに私もお2人も大興奮でした。

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しかも、なんとこの日は満月だったのですが、明るい月の光にも負けない非常に力強いオーロラでしたね。

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日中最後のアクティビティーは北極海沿岸の村タクトヤクタックへ向かいます。

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昼の12:24。極北に遅い日の出が訪れる。

2年前に開通したばかりのデンプスターハイウェイを約150km北に走ります。途中の景色は一面完全銀世界の永久凍土。命あるものをほとんど見ることがありません。

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約3時間ほど走り、遂にたどり着きました!北極海です!!

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といっても完全に凍結しているので、今までの景色とあまり変わらないのですが。それでもここまで北の果てに来ると感慨深いものがあります。

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こちらは帰り道に見つけた動物なのですが何かわかりますか?
実はRaindeer (トナカイ)の群れでした。

古くからこの地に生息するイヌイットや先住民達とっては貴重な食料となり、衣服となったのです。おそらくトナカイなしでこの地に定住することはできなかったでしょう。

「衣・食・住」の内2つもカバーするとは人間の知恵がすごいのか、この動物がすごいのか。あれ?でも最後の「住」はどうしたのでしょうか?このあたりは永久凍土の為家を建てる材木が手に入らないのです。何と彼らは岸に流れ着く、流木を利用して家を建てたのです。

これで人間が生活するための3つの要素がそろったわけですが、このような気候に定住すると決めた人々は偉大です。

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最後にはMoon Pillar (ムーンピラー、月柱)という非常に珍しい現象も発生してくれました。(オーロラよりも貴重な現象なのでは!?)これは空気中の水分が氷、霧に近い天候の時に月の光が反射して発生する現象なのです。

行きも帰りも月を見ることが出来たわけですが、やはり日照時間の短さを体感します。

あっと言う間の5日間となりましたが、極北でしか体験できないことばかりでとても濃い時間となりました。

なによりも、長谷川様ご夫婦の最大の念願だった素晴らしいオーロラを観ることができて私も本当に嬉しかったです。私の感覚では「晴れれば必ず出てくれる!」イヌビックはそんな場所で、今回もさすがはイヌビックだ!と期待を裏切らない場所であると再確認することが出来ました。オーロラ出現率100%の地イヌビック、連勝記録更新中です!

長谷川様この度は5日間とても濃い時間をご一緒させていただき、本当にありがとうございました。今度はロッキーでお会いすることになるでしょうか?またお会いできることをスタッフ一同心よりお待ちいたしております。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-01-30 09:08 | オーロラの旅 | Comments(2)

自然を楽しみながらユーコンを体感! 【デイツアー ネイチャーウォーク】


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ヤムナスカガイド 本山です。
オーロラで訪れる場所、その場所がどんな場所かよくわからないで旅行に出た、なーんて方も意外に多いのではないでしょうか?
市内観光などは、よくある手っ取り早いその場所を知る方法ですが、ヤムナスカでは、この【ネイチャーウォーク】、【ディスカバー・ホワイトホース】が断然お勧めです。

今回は、森様、橘様の2名様をネイチャーウォークにご案内させていただきました。
今回は、2名様のみ!ということで、ツアー前にどんな感じに半日を過ごしたいか私の方でお聞きし、ベストプランで、普段の予定を変更してご案内致しました。
これは2様(お仲間だけ)のみの場合にだけできる特別ツアーです。
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まずは、ネイチャーウォークでいつも訪れるコースへ、ご案内。
お二人はスノーシューがご希望でしたが、今年は積雪が多くなくブーツで歩きました。
その分、スピードも速くいろいろなところを回れました。

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綺麗な景観の場所にお連れするのも、私達の役目ですが、ご自身で歩いていて、気が付かないことを如何に興味深くお話しできるかもヤムナスカガイドの大きな役目!
普通に歩いていると通り過ぎてしまうビーバーが切った木々がある斜面。
ええぇーーーー、と驚きの瞬間です。
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しかし、不思議な動物ビーバー
あまりにも興味深い動物なので、この日は、違うコースにもご案内致しました。
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よ~く観察すると、周囲はビーバーに滅多切りにされた林でした。
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あまりにもサラサラの雪なので、サラサラ感を楽しんでみました。
せぇーの!

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さらさらーーーーー。
この日は素晴らしい晴天で、青と白のコントラストが素晴らしかったです。
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気温は、マイナス18度程度、
極北らしいキーンと冷え切った空気です。

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どかーん!広いなぁー!
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写真撮影もしたくなる最高の天気ですね。
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橘さんのなかなかいいアイディア!
携帯にカイロ!
特にi-phone は冗談かと思うくらい、電池の消耗が寒い場所では早いです。
ほんの数分外に出しておくだけで、あっという間に電池がなくなります。
これで、橘さんはかなり電池が長持ちしていました。
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地元の人がアイスフィッシングをした跡も見られました。
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気温も低くなり、寒さも出てきたので、この日は、短めのコースを2つ行きました。
ユーコン河沿いの散策路へ
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見事な青空、薄っすらと樹氷がかかったアスペンの木。
極北らしい美しさです。
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ここは、先ほどの場所よりも、もっとビーバーの活動を見ることができる場所で、もっと深くビーバーについて体感してみました。
結構、大きな切り株、そしてカジリかすも見ることができました。
一撃でこんなに削れるなんて、やるなビーバー
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ビーバーの巣の上にも乗ってみました。
しかし、しかし、よくこれだけ木を運んできたものです。
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気が付くと、日が陰ってきました。
斜光はいつも美しい景観を生んでくれます。

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この日は、少し湿気があり、シモシモになった枝や葉が大変美しかったです。
霜がかかったロッジポールパイン(松)の葉
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カイロ付きの携帯は長く電池が持っていました。
撮影も楽しみます。
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沈もうとする太陽。
斜めに動く太陽を見ると、北緯が高い場所にいることを感じます。
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水温と外気温の差で生まれる蒸気は、極北の定番です。
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寒くとも、笑顔!
自然の中を歩き、色々な発見をしていただきました。
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寒くなったので、地元のカフェで、ほっこり温まりました。

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やはり暖かい飲み物は、冷えた体に格別です。
定番のハート型ラテ
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このカフェはローカル色が強く、地元の人で賑わいます。
地元のアーティストの絵や写真なども飾られていると同時に販売もされています。
ホワイトホースは意外にアーティストが多いんですね。
なかなかセンスのいい絵も飾られています。
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すっかり温まりました。

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さらにさらに、お酒も結構嫌いじゃない!
というお二人の意見があったので、ビール工場にも行きました!
12時頃からスタートしたツアーで、盛りだくさんです。
タイムマネージングもヤムナスカガイドにお任せください。
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色々な種類のビールがあるんですねぇー、自分の好みはどれかなぁー。

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試飲もできるので、楽しさ倍増。これください!
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お互いに飲み比べたりして、楽しみます。
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ビール以外にもTシャツやなどいろいろあり、お土産にもいいかもしれません。
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ここでは1本からのばら売りもあり、少しずつ色々購入できます。
お土産にもいいですよね。
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こんなグラスも買えまーす。
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ユーコンビールのラベルはすべて地元のアーティストのデザイン。
私の好きなアーティストのデザインもラベルになっています。
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ちなみに、ここのビールは賞を取ったこともあるんですよ。

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いやー、遊びました!
自然の中を歩き体感し、地元のカフェや、ビール工場へ、
そこには、ここならではのものがあります。
オーロラで訪れた場所、田舎の小さな町ですが、ヤムナスカガイドはお伝えすることがたくさんあります。

せっかく訪れた場所をもって体感するには、是非、ご参加ください。

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-01-17 02:26 | オーロラの旅 | Comments(0)

2018-19年越しを素晴らしい旅の仲間と過ごす【豪華ロッジ滞在 イン・オンザレイク】

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ヤムナスカ ガイド 本山です。
年末年始にヤムナスカのオーロラツアーでも人気の【豪華ロッジ滞在 イン・オンザレイク】ツアーにたくさんのリピーター様がお越しになり、今年、初めてのお客様も交わり、とても素晴らしい時間を過ごさせていただいたので、ご報告させていただきます。

写真は、毎年この年越しに訪れていただいているお客様、すでに数回というヤムナスカの大のリピーター様です。

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1月2日には私もディナーに参加させていただき、ディナー後のオーロラ鑑賞まで楽しいひと時を過ごさせていただきました。
いつもは、カナダ人や、アメリカ人、オーストラリア人なども混ざるこの食卓も、日本人だけになりました。
リピーター様、初めてのお客様も混じり、楽しいひと時。

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名物シェフのトロイさんの料理です。
彼は中国でも暮らしたことがあり、アジア料理にも精通しています。
ちょっとしたアジアアレンジの料理をこの日は、日本人が多いということで提供してくれました。

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創作系のワンタンスープ。
さっぱりして大変おいしかったです。

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弊社大のリピーターの橋本様、
食事中は、前夜のオーロラ、日中過ごしたことなどで多いに盛り上げりました。
今年、初めてご参加の山越様もすっかりリピーターの皆様と溶け合い、楽しまれていました。
旅では人との出会いが、思い出の大きな一つとよくいいますが、まさしくその通りの雰囲気でした。

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メインは、から揚げに、チャーハン的なごはんの炒め物、そして野菜のピクルスの刻みを添えた「無国籍料理」
この「無国籍」というのが、国際食豊な国「カナダ」なのだと、長く住んでいて痛烈に感じます。
カナダ料理というのは、あまり多くありませんが、このようにいろいろな国の食のいいところを取ってアレンジするのがカナダと感じます。
これは、習慣や、色々な決まり事などもも、そうでして、フレキシブルに決められるカナダらしさなのかもしれません。

ちなみに!美味でした!

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一旦、皆様それぞれのお部屋に戻られて、その後、本館のリビングルームで、皆様とオーロラを待機しました。
この時間がまたロッジ滞在では楽しい時間です。
皆様、毎年戻ってきていただけるのも、食事はもちろんですが、この雰囲気なのかと感じます。

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ワインも登場し、会話も弾みます。

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そろそろどうかなっと外にでてチェックすることを繰り返していると、オーロラが少しずつ活動を開始してきました。
ロッジでのベストのオーロラ鑑賞場所は、目の前の凍結した湖より!
真ん中に明るくなっているので、ロッジです。
ロッジ滞在では、ずっと外でオーロラを待っている必要はなく、このようにオーロラの兆候を捕えて、動きが出てきたら、防寒をして強くなるのを待ちます。

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満天の星空!
カメラを持参されている方は、撮影に没頭し、目に焼き付け派は、その活動を見守ります。

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新年だったので、私は、こんなことして遊んでみました。
ご興味ある方は、ヤムナスカガイドがチェックインの際に、こんな遊び方、撮影方法などレクチャー可能です。

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オーロラ鑑賞に向いている場所は、おのずと、【星空観賞】にも向いている場所になります。
反対側にカメラを向けると、天の川と満天の星空が楽しめました。

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皆で、記念撮影!旅先での出会いは、旅に大きなアクセントを与えてくれます。
もっとオーロラの活動よ、活発になってくれーと祈っていましたが、この日は、爆発まで行きませんでした。

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2時くらいまで私も粘りましたが、この日は強くなってくれませんでした。
しかし、こうやって少数の方と楽しい時間を過ごせしながら、オーロラ鑑賞できるのは、このロッジ滞在の大きな魅力です。


リピーター様が毎年再会できることは、もちろんのこと、今年ご参加の方も皆様と打ち解け、本当に素晴らしい時間が流れていました。

もう来年のご予約をいただいた方もいらっしゃります。
ガイドとしても、お客様との再会は特別な意味があります。
一夜を皆様と共に、楽しく過ごさせていただきました。

今年もご利用いただきまして、ありがとうございました。

ゆっくりと流れる時間を楽しみ、素敵な旅の出会いを楽しみたい方には是非お勧めのツアーです。

ヤムナスカ・ガイド本山 直人 (もとやま なおと)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-01-15 09:24 | オーロラの旅 | Comments(0)

ヤムナスカ流 ホワイトホース市内観光【デイツアー ディスカバーホワイトホース】

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ヤムナスカガイド 本山 です。
オーロラ鑑賞に来たら、参加してみたいデイツアー!
今回は、ご家族お父さんとお子様3名でご参加されたK岸様を ヤムナスカ流の市内観光的なツアー 【ディスカバー ホワイトホース】でご案内させていただきました。

ツアーの詳細な流れはこちらよりご確認できます。

インフォメーションセンターや、見どころにも立ち寄るものなのですが、ユーコン ホワイトホースと言えば、大自然が町のすぐそばにあることが大きな魅力。
その魅力を感じていただくためにも、ヤムナスカでは自然散策を市内観光にも入れています。
自然解説員の資格を持ったヤムナスカガイドが、普通に歩いていたら気が付かない!ホワイトホースの自然の魅力をお伝えいたします。
いろいろと見るところがございますよ!


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この日は中々低い気温でしたが、11歳のお子様も防寒具のレンタルがございますので、お子様でもご安心してご参加いただけます。
太陽はあがっても、この高さまで、ツアーは12時頃よりスタートします。
前日の夜はオーロラで遅くまで起きていることが多いですが、この辺も体力を気にせずご参加いただけるようになっています。

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寒くないかぁー?などとお互いに確認しあいます。やはりレンタル防寒具はうれしいですね。
この日の気温はマイナス15度程度でしたが、風があり体感としてはもう少し寒く感じました。

本日のブログは、自然散策の様子を中心にお届けいたします。
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市内からすぐ5分程度の場所にある散策路は、ハイキングなどの経験者でなくとも、手つかずの自然を楽しめる場所です。
散策路の多くが舗装されていますので、安心して歩けます。

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この日は、雪が面白し姿を見せてくれました。
乾燥した土地ならではの雪です。
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これにはお父さんも反応!
なかなか日本では見ることができない寒い土地ならではの、自然美を写真に収めます。
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看板も凍てつく感じ・・・・
すでになんて書いてあるのか不明ですね・・

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林の中を観察していると、こんなに寒いのに生き物の気配が・・・・
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これはリスがトウヒの松ぼっくりを食べた跡ですね。
左が食前、真ん中の芯のようなものが食後です。
その周辺には、食べかすがいっぱい!
林にはリスがこんな気温でも冬眠せずにいるんです。
その姿を見ることもできました。

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こちらはなんと!ビーバーの巣です。
町のすぐ近くなのに、ユーコン川をフィールドに生息するビーバーがいるんです。
ビーバーは、カナダを代表する動物で、その生態は非常にユニークなんです。

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大きなビーバーの巣の上で記念撮影!
詳しくその生態を説明させていただきましたが、驚きのことばかりです。

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実は、散策路周辺には、ビーバーにかじられた木々がたくさんあるんです。
帰路は、どれだか木々が倒されているか、どんな風にかじるのか、など観察しながら散策します。
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ばっちり歯型がついていますね。
結構大きな木でさえも倒してしまうんです。
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これは撮影したくなりますね。
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近くによって、削りかすなども見てみます。
結構大きい削りかすにびっくり!
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よく見ると辺りは、ビーバーにかじられた木々ばかり。
本当に不思議な動物で、その生態は、森や他の動物にも大きな影響を与えるほどです。
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気が付くと、太陽が沈んでいました。
この時期は、日没が早いですが、明るい時間はしっかりと楽しめました。

ツアーにご参加いただきまして、ありがとうございました。
なかなか普通に歩いていても気が付かないことが多いのがユーコンの自然、しっかり観察しながら歩くと、この場所に関してより理解を深めていただけると思います。

せっかく訪れた場所、その場所がどんな場所で、人々がどんな生活をしているか知れると、また思い入れが深くなりますし、旅の思い出になります。

ヤムナスカガイド 本山
ヤムナスカのオーロラツアーはこちら
デイツアーはこちらより



by ymtours | 2019-01-03 08:21 | オーロラの旅 | Comments(0)

世界屈指のオーロラ撮影スポット『カナダ、クルアニ国立公園』が如何にオーロラ撮影地として優れているのか!? 余すことなく解説しましょう。

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 オーロラファンの皆さんこんにちは! ヤムナスカの堀口です。11月も下旬となり、私の住むホワイトホースの町は完全に冬景色となりました。早いもので2018年も残り一か月ほどに迫ってましたね。皆さんはいかがお過ごしですか?

 私は今年に撮りためた膨大なオーロラ写真を整理する日々を過ごしています。オーロラはまるで生き物のように目まぐるしく変化するため、夢中で撮影しているとついつい連写してしまい、物凄い撮影枚数になってしまうんですよね。しかし、それでも自分の納得のいく1枚が取れた時の喜びは本当に嬉しいもの。撮影好きの方ならきっと共感してもらえることだと思います。

 オーロラの撮影って結構奥が深いんですよ。上空に凄いオーロラが出ているからといって、素晴らしい写真になるかというとそんな簡単な話ではないんですね。もちろんオーロラの強さも大切ですが、何と言っても大切なのは撮影地のロケーション。これは自身を持って断言できます!  

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 こちらの写真は私たちヤムナスカのスタッフが撮影した写真で、私も大好きな作品の一つ。雄大なカナダの山岳風景とオーロラ、そして星の輝きがミックスした見事な写真と思いませんか? オーロラだけなら世界中のオーロラ鑑賞地であればどこでも撮影できます。しかし、山岳風景とオーロラを一緒に写真に収めるとなると話は違います。そして、こんな夢のような撮影スポットこそが、カナダ、ユーコン準州にあるクルアニ国立公園なのです。
 
 そもそもクルアニ国立公園とは一体どこにあるのでしょうか?
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 クルアニ国立公園は、北米3大オーロラ鑑賞地の一つであるユーコン準州、ホワイトホースの町から西に約200kmに位置し、アメリカのアラスカ州と隣接する広大な山岳エリアです。ちなみに赤いマークのついた辺りが、上の写真を撮影した場所となります。

 真っ白に覆われた広大なエリアが目につきますが、実はこれらはすべてが氷! 氷河と氷原に覆い尽くされたエリアなのです。カナダの最高峰であり、北米でも第2位の高さを誇るマウント・ローガン (5959m) を頂点に、5000m級の山々が連なる広大な山岳地帯です。そして、このクルアニ国立公園に隣接するランゲル・セントアライアス国立公園、タットシェンシーニ・アルセック州立公園、グレイシャー・ベイ国立公園の4つの公園を合わせたエリアが UNESUCOの界自然遺産 に登録されています。

 世界遺産とオーロラ。撮影好きな方にとってはたまらないロケーションとは思いませんか?

 そこで、今回はクルアニ国立公園を舞台として、山岳風景とオーロラ撮影のテクニックやポイントを解説しましょう。

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point1:宿泊場所を選ぶ。

 まずは撮影の拠点となる宿について。クルアニ国立公園は町から200km以上も離れた場所であることを忘れてはいけません。厳しい大自然の中でオーロラを撮影するには、滞在する場所の選択は非常に大切です。私たちが選ぶクルアニ山岳エリアでの撮影の拠点となるのが、広大なクルアニレイク湖畔にポツンと建つクルアニロッジとなります。

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クルアニロッジから望む国立公園の山岳エリア。

 オーロラはいつ、どのタイミングで出るかはまったく予測不可能。そのため、オーロラが出現する撮影地の目の前に滞在して安全に待機できることは、これ以上もないほどのメリットとなります。


point2:ロケハンと方位のチェック。

 撮影場所の下調べはとても重要! 夜間、暗い中で行うオーロラ撮影では、日中の明るいうちに撮影地周辺の環境を確認をしておくことがとても大切ですね。夜間、手探りで移動するのは怖いものですが、事前に周辺の環境を見ておくだけで安心感が格段に違うものです。オーロラが出現してくると思われる方位の確認を済ませたら、大体の構図を決めておくのも絵作りのテクニックの一つです。

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 明るいうちに雪の深さや足場の悪い場所をしっかりとチェックし、三脚を立てる場所をある程度決めておくと良いです

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 もちろんオーロラは北の方角に出ることが多いため、撮りた構図の方角を確認することは大切です。方位はスマホのアプリで確認できるレベルで十分。しかし、オーロラ爆発などの強いオーロラが出ると、方位も関係なしに頭上に降り注ぐことも珍しくないですよ。


point3:試し撮りと構図の確認。

 オーロラが出たらいよいよ撮影開始です。しかし、ここからが難しいところであり、最も大切な部分です。明るいうちに構図を決めたとしても、暗い中でファインダーを使いながら構図を確認するのは、なかなか難しいもの。水平の取れていない写真はオーロラ写真で良くある失敗例ですが、せっかくの素晴らしい風景でも下のような写真では台無しです....
 
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 水平を取りながらも山を含めた構図を決めるには、やはり小まめに撮影して写真を確認するしかありません。撮影とカメラモニターでのチェックを繰り返し、欲しいオブジェクトがきっちり入っているかを確認しましょう。



point4:様々な構図に挑戦!

 風景が素晴らしいと構図のアイデアは無限。中でも最も基本となるテクニックは、周辺オブジェクトを活用することですね。あまり風景を入れずにオーロラだけを撮影した場合は、誰がとっても同じような絵になりがちです。しかし、風景写真と同じように周辺の環境をうまく取り入れ、バランス良く絵作りをすると写真に個性が出しやすいですよ。構図のポイントはいくつかありますが、主役のオーロラが写真の7割から8割を占め、残りにオブジェクトが入るようにすると良いです。

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山がない右側に枯れ木が来るように構図を調整。
単純に山岳風景としてだけでも素晴らしい場所ですが、オーロラも合わせて撮影できるなんて凄いことですね。

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こちらは月と山をバランス良く配置した例の一つ。これでも十分素晴らしい写真ですが、何かもう一工夫が欲しいですね。
こういう時は思い切って縦構図に切り替えてみると良いです。

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縦構図にすることで、山の存在感が増したと思いませんか?
オーロラが山に降り注ぐように感じる作品となりました。

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一度構図を決めたら露出を調整しながら何枚も撮影をしてみましょう。
強いオーロラは見る見る変化し、その都度周辺の明るさも微妙に変化していきます。
撮影時間を延ばすことでオーロラが強い光の束のようになり、また違った作風になりますね。

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クルアニレイク湖面から超広角の魚眼レンズでワイドに撮影。
魚眼レンズは撮影範囲が広いため、どうしても余分なオブジェクトが入りやすいのですが、
広大な湖の上から撮影することで、巨大なオーロラの全容を捉えることができています。
これだけの広さで撮影できるのも、クルアニ国立公園の魅力の一つです。


point おまけ:星空とマジックアワーも一緒に楽しみましょう。

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 星空撮影はオーロラ撮影における楽しみの一つ。クルアニの山岳エリア周辺には町はおろか集落なども一切ないため、完全に手つかずの大自然が広がっています。そのためオーロラの発生を待っている間は、満天の星空の撮影で飽きることがありません。

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 オーロラが弱い時は、あえて長時間露光の撮影に切り替えるのもいいですね。こんな時は北極星を見つけて構図に含めながら、長時間のバルブ撮影をすると、想像もしなかったような不思議技な作品ができあがることもあります。

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 素晴らしい風景であれば、やはり自分を入れて撮影したくなるものですよね。世界遺産の山々と星空にうっすらと光るオーロラ。こんな写真が撮れたらインスタ映え間違えなしです(笑) オーロラと人物を一緒に撮影する場合は露光時間の調整が難しいため、少し慣れと工夫が必要です。失敗を恐れずに何度もトライしてみるとよいでしょう。
 

 さてさて、撮影好き、山好きの方はもう気になっていると思いますが、こんなロケーションですから当然朝焼け夕焼けも一級品です。北緯61度という高緯度のこの場所では、マジックアワーと呼ばれる黄昏の時間がとても長いという特徴があります。空や山がピンクに染まりやすいんです。

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 いかがですか。オーロラ撮影地としてのクルアニ国立公園の魅力が伝わりましたでしょうか? アラスカ、北欧、イエローナイフなど、世界にはたくさんのオーロラ鑑賞地がありますが、『世界遺産の山岳風景とオーロラ』というフォトジェニックな撮影が同時にできる場所は極めて稀です。そういう意味では、まさに究極のオーロラ鑑賞地と言っても過言ではないでしょう。

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 オーロラ撮影に情熱を燃やすカメラマンの方々、是非、クルアニ国立公園でのオーロラ撮影に挑戦しませんか? 個人では訪れることの難しい広大な大自然が舞台ですが、私たちヤムナスカと日本のアルパインツアーが共同で作り上げた世界で唯一のクルアニ国立公園オーロラツアーなら、安心してオーロラ撮影に没頭していただけることでしょう。

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ロッジ上空に降り注ぐオーロラ爆発。

 広大なクルアニレイク湖畔に佇むクルアニロッジに滞在し、思う存分にオーロラ撮影を楽しむ。ロッジから一歩外に出るだけで、そこには世界で最も素晴らしいオーロラ鑑賞地が広がっています。最後に、きっちりとツアーの宣伝をして、この記事を締めくくりたいと思います(笑)

大自然に包まれる宿 クルアニロッジ の詳細はこちら。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから。


by ymtours | 2018-11-24 09:47 | オーロラの旅 | Comments(4)

デイツアーで秋のユーコンの魅力を大満喫

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こんにちはガイドの堀口です。

ユーコンの秋も深まる中、日本から新婚のご夫婦、原田様ご夫妻がハネムーンにてインオンザレイクにご宿泊。
オーロラツアーにご参加されました。

ロッジでは見事に素晴らしいオーロラをご覧いただくことができ、最高のタイミングでの新婚旅行となりました。

今回はユーコンの秋をご満喫していただきたく、
ディスカバー・ホワイトホース
ネイチャー・ウォーク
ミート・ザ・ワイルド
の3つのデイツアーにご参加いただきましたので、その様子をご紹介いたします。

いやぁ~とにかく黄葉が綺麗で素晴らしかったです!

ディスカバー・ホワイトホースでは、ユーコンの観光局のビジターセンターに立ち寄り、ユーコンの歴史や地理、自然についてしっかりと教養を深め、実際に町や周辺を散策し、見どころをご案内しました。

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上の写真はダウンタウンから歩いていくこともできる、「ミレニアムトレイル」を散策し、ビーバーの痕跡を発見!
ユーコン川に棲息するビーバー達の作業現場を拝見してきました。

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お二人は大のお酒好き!?あれ。。?嗜む程度でしたっけww
ということでホワイトホースの地元のビール工場「ユーコン・ブリューイング」にてテイスティング。
季節限定のものも多くあり、お土産にも最適のものがありました。

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翌日はネイチャーウォークでフィッシュレイクへハイキング!

秋の風が涼しく、季節を思いっきり感じる山歩きとなりました。
空は快晴で遠くの景色も良く見ることが出来ました。

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稜線に出てからはツンドラの景色を独り占め!

紅葉も美しく、高い山には冠雪する姿が見られ、季節の移り変わりを感じます。

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デイツアー最終日は「ミート・ザ・ワイルド」。
極北に棲む動物たちの素顔に迫ります。

この時期はシカ科の動物はオスが発情期で、特にエルクがメス達に興味津々でした。

それにしてもムース(ヘラジカ)の角は立派です!
森の王者の風格たっぷりです。

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この時期は施設内を歩いて回ります。
約5キロほどですべて歩くことが出来るのですが、アスペンの黄葉が最高潮でした。
ちょっとしたハイキングとしても、最高の時期です。

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最後はこんなに素晴らしい景色を見ることが出来ました。
山の冠雪、アスペンの黄葉、どこまでも広がる景色。

このデイツアーでホワイトホースの秋をゆっくりと実感していただけたのではないでしょうか。

原田様ご夫婦、どうぞ末永くお幸せに!
また、カナダにお越しの際はどうぞお気軽にご相談ください!

この度はヤムナスカをご利用いただき、誠にありがとうございました。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-09-23 07:06 | オーロラの旅 | Comments(0)

大自然の中でゆったりオーロラ クルアニ国立公園オーロラツアー

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ヤムナスカガイド 本山 です。
3月に私達とずっと一緒にカナダの自然をご紹介してきたアルパインツアー様のツアーで、クルアニ国立公園に行ってきました。

オーロラはもちろんのこと!このツアーは本当に大人の遊び方ができるツアーでして、大自然の中に自分達だけという贅沢な環境を満喫してきましだ。
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初日にホワイトホースのホテルに宿泊してからクルアニ国立公園に向うのですが、なんと初夜からいきなりオーロラが出現!

私も一緒にホテルに宿泊させていただいていましたので、すぐさま!皆さんのお部屋に電話連絡!
『オーロラが出ていますよぉー、すぐに防寒して外にでてくださーい』

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なかなかさい先のいいスタート、太陽活動もよかったので、今後に期待です。

翌日はグループでいよいよクルアニ国立公園の真横のロッジへ移動です。
アラスカハイウェイは北西へ、250㎞程度移動します。
この先をずっと行くと、アラスカ フェアバンクス!旅心をくすぐられますね。
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このロッジは、冬季は通常営業していないのですが、我々のために特別に開けてもらっています。
そして周囲には、なーーーーんにもないので、食材から、シェフまで一緒に連れて行きます!
専属シェフ付きなんです!

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このトレイラーに食材や、食器、とにかくなんでも持っていきます!

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ここが我々が4連泊するロッジ!
右が母屋になり、お客様は左のコテージに宿泊します。
山小屋風ですが、水道や、電気ももちろんあります。(ユーコンでは、電気も水道もない宿泊先がたくさんあるんです。)

目の前は、凍結した湖!
早速、散策に繰り出します。

ぱっとみると、雪原に見えるのですが、実は凍結した湖の上なんです!
ちょっと雪を払うと、氷が見えます!
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確かに!氷だ!厚さは数十センチにもなっていそうでした。
これだけ厚いと乗っても安全です。
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透き通る氷はとても美しく、この大きな湖がすべて凍っているとはなかなか信じがたいですが、、、、凍っています。
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とにかくどでかい!湖!大きなユーコンを体感します。

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専属シェフが、せっせと料理を作ってくれます。
ヤムナスカガイドでもある植木が料理を今回は担当!なんと元料理人である彼は、手前味噌ですが、なかなかの腕前なんです!
今回のお客様は特にラッキーですね!

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見てください!
カナダはアルバータ州のアルバータ・ビーフ!
カナダ西部は歴史が浅いだけに、郷土料理的なものは残念ながら多くはありませんが、これはおいしいですよ!
本人も自信満々です。

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オーロラはロッジを出てすぐのところで鑑賞可能です。
この夜は、少しオーロラが顔を出してくれました。
ですから、
仮眠している人
お酒など飲んで楽しんでいる人
撮影に専念している人
などなど、それぞれに楽しんでいただけます。

やっぱり大人の遊びはこうでないとですね!

翌日は、ゆっくりと10:30頃朝食にして、午後からスノーシューへ、
これも特に移動なく、宿泊先のロッジから歩き出せます。
贅沢!
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日中も、『私は夜に備えて、仮眠しておきます。』、『ロッジで読書しておきます。』、『ロッジ周辺を散策してます。』など、ご自由に楽しんでいただくことも可能です。なんせ、一歩飛び出せば、そこは大自然のプレイグランドですからね。
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山猫のリンクスの足跡がいっぱいありました。
残念ながら姿は見せてくれませんでしたが、気配がプンプンします!
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休憩した後、素晴らしい景観を見ながらの下りは本当に素晴らしかったです。
すごい環境に自分がいるんだな、と感じる瞬間です。

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またまた夜は、おいしい食事を堪能します。
あまりのおいしさに、質問がいっぱい出てきます。あればどうやって作ったのか、何を入れたのか?

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北米でツアーをしていると、どうしても肉が多くなったり、味がこってりしていたり、油ものが多くなったりします。
我々も普段からかなり注意してメニューを選択していますが、植木シェフだと安心です。
なんとカボチャのにっころがし!が出てきました。
やっぱり日本的な料理も合間に入ると安心で『ほっと』します。

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この夜のオーロラは、『雲がなければ見れているのにぃー』という感じ。
歯がゆい思いでした。

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翌日もスノーシューへ!
この日も大絶景の中を歩きます。
とても静かでまさに 『静寂』
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雪の中に埋もれって、サラサラの雪ですから、心配入れません。
童心に帰るひと時・・・
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今夜も皆でワイン、地ビールなどなどで乾杯!
最後のオーロラチャンスにかけます!
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おっと、デザートの紹介も忘れてはいけませんね。
植木シェフの手作りデザート
甘さも控えめ、日本人的であり、地元の食材も使い(クランベリー)絶品でした。
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最後にオーロラは出現してくれました。
大爆発とはいきませんでしたが、皆でもっと大きくなることを祈りました。

4連泊したロッジとお別れ、皆で記念撮影です。
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この風景はいつ見ても最高ですし、旅立ちが寂しくもあります。


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最後にロッジのオーナーさんも挨拶に来てくれました。
旅での出会いは特別ですね。
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大自然の中で私達だけのゆっくりと流れる時間を楽しみました。

このツアーは、日本のアルパインツアーのみが行うツアーで、毎年恒例になっていますので、こんな大人の旅がしたい方は是非お問い合わせください。

毎年10月か11月にはツアーの説明会なども各地で行われますので、イベントも要チェックです。

本山 直人

by ymtours | 2018-04-18 09:09 | オーロラの旅 | Comments(0)

アルパインツアーで行く。北極圏の街、イヌビックにオーロラを求めて!!

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皆さんこんにちは。

ガイドの植木です。
突然ですが、お見苦しい姿を披露してすみません(笑)
私は山のガイドです、でも、海も大好きです。

今回はヤムナスカと提携がある日本の旅行会社、アルパインツアーさんの企画、
「中垣哲也さんと行く極北のカナダ 北極圏イヌビック滞在とオーロラの旅 8日間」のツアーで私がツアーリーダーとして皆さんをご案内させていただきました。

ここは地の果て北極海、気温マイナス30度の”海”にやってきました!!
どうしても海といえば海水浴のイメージで、海に来るとどうしても脱ぎたくなるのが性分、ってことでやっちゃいました。

今回はオーロラ鑑賞地として知る人ぞ知るイヌビックと、北極海に面している最果ての街、タクトヤクタックにやってきました。
もちろん仕事です。

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私たちのユーコンの拠点、ホワイトホースから飛行機で約4時間で北極圏の街イヌビックに到着します。
ここがオーロラ鑑賞の拠点に選んだ理由、それは北緯68度付近はオーロラの鑑賞にとても都合が良い点、そして、この町はこういったスーパーがあり食料や生活用品をそろえるのに困らない点がポイントです。
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生鮮食料から衣類、雑貨、そしてこのスーパーにはこんなものまで売っていました!!
               
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すごいでしょ!!
スノーモービルです。普通スーパーで売る??
ちなみに売り場は食肉コーナーの近くです。

イヌビックまで来ると、冬の生活の足は車よりスノーモービルが役に立ちます。
雪や寒さに強いスノーモービルは、どんなに雪が積もっているところでも平気で走ることができます。

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イヌビックの街から北極海に面している街、タクトヤクタックまでは車で約3時間、砂利道ですが冬は完全に凍っているため舗装道路並みに走りやすいです。真っ白な雪原はツンドラの大地、永久凍土のため木が全くありません。夏はこの雪も解け、一瞬だけ大地が顔を出しますが、そのほとんどが沼、湖、川といった大湿原地帯になり、人間が容易に入り込めないこの地は動物たちにとってはまさに地上の楽園になります。
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途中で車を降りて写真撮影を楽しみました。
しかし、ここは北極圏。北極海から吹き付ける強烈な冷たい風が大地だけではなく空気も凍り付かせます。
もちろん人間は防寒具なしでは1分と立つことはできません。

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タクトヤクタックに到着、こんな北の果ての街にもしっかりと教会がありました。しかも4つも。
写真の教会は、1869年に建てられたこの町で最も古い教会です。
ちなみにいまだに現役です。

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自分は今北極海の海の上に立っています。
見つめる先は北極点、冒険家の血が騒ぎます!!(誰が冒険家やねん!!)
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この町には墓地もあります。
先住民族イヌイットがこの地で生まれ、この地で亡くなり、死後も北極海を望めるこの場所で大切に弔われていました。
北極海はこの町の人々にとっては食料を得るための無くてはならない海なのです。

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別の日に私たちはイヌビックから車で少し走ってアイスロードに行きました。
アイスロードとは、その名の通り「氷の道」です。
イヌビックはカナダ最長の河、マッケンジー川の河口付近にあります。
この川は、冬になると厚い氷におおわれて船は航行できませんがその代わり車が走ることができ、このまま北極海に通じています。
私たちが立っていいる場所は、まさに川の真上です。
その証拠に岸際には船がいますが、岸より離れたところに車がいます。なんか不思議な光景ですね。
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おそるおそる透明な氷の上を歩いていますが、完全に透明な氷の上は絶叫マシーンより恐怖を感じます。
腰が抜けちゃいましたかね?でも大型トラックも通る道、そう簡単には割れませんよ。
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氷はこんな状態、沢山ヒビが入っています。
このヒビこそ氷を強くするんです。
ちなみに氷の厚さは平均約100㎝だそうです。45トンの車も通れるんですって。
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犬ぞりも体験しました。
犬ぞりに乗ってただ引っ張ってもらうのを想像している方、違います!! 
ここでは自分たちがマッシャー(イヌぞり師)です。
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自分の相棒になる犬たちと出発前にコミュニケーションを取ることは非常に大切です。

このように極北の街ならではのアクティビティーは沢山あるんですよ。
日中はこうしていろいろな遊びを満喫して、夜のオーロラに備えます。

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暗くなると当然のようにオーロラが出現します。
多くのオーロラ鑑賞地は地理的な理由で北の空に出現しますが、ここイヌビックは緯度が高い為、南か真上に出現します。
そのため弱いオーロラでも非常にはっきりと見ることができます。
綺麗に揺らめくオーロラと、テントを入れて撮影してみました。
何度見ても、何時間見ていても飽きない宇宙からの贈り物に感謝です。
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泊っているキャビンのドアを開けたら上空にオーロラが見れます。
こうして時間に関係なく、見たいときに見たいだけオーロラを楽しむことができるのがこのツアーの魅力です。

ぜひオーロラを見たい方、知る人ぞ知るオーロラ鑑賞の聖地、イヌビックに私たちと行きましょう!!

植木 正幸(うえき まさゆき)

関連サイト

今回ご案内したツアーの詳細はこちらから↓↓


by ymtours | 2018-03-25 15:35 | オーロラの旅 | Comments(0)