2019年 07月 24日 ( 1 )

レイクオハラキャンプ、秘境の景色を求めて!!07/20/2019~07/21/2019)

d0112928_12323599.jpg
Victoria Fallsから望む名峰, Mt Lefroy (3423m)

約5億年前の地層が隆起して形成された3000m 級の山々、氷河からの水をたたえる神秘的な色の無数の湖、そこに住む数多くの動物たち、短い夏を懸命に生きる植物たち、そのどれもが人間の想像を超える場所、地球の息吹を直に体験できるスポット、レイクオハラとはそういう場所です。

こんにちは、ヤムナスカガイドの植木です。

今回はキャンプだからこそ体験できる場所に、”自分たちだけの特別な新婚旅行をしたい”との希望でご参加いただきました小口様と、カナダを一人で20日間かけて旅行し、旅のフィナーレにこのオハラを選んだK様を夢の世界へとご案内しました。
d0112928_13131485.png
今回は一泊二日のキャンプで、Lake O'Haraを中心に、垂直に聳え立つ3000m を超える山々に囲まれた谷にひっそりとある3つの湖(Lake Oesa, Opabin Lake, Lake McArtheur)やその周辺の数多くの湖を巡る場所を楽しんでいただきました。

オハラの前に、この3名様は別のハイキングも行かれています。
その時のガイド、板倉がブログをアップしておりますのでぜひそちらもご覧ください。


d0112928_13282302.jpg
さて、ここオハラには素晴らしいキャンプサイトがあります。
炊事場、キャンプファイヤー、薪ストーブ、トイレ、そして区画整備されたフラットなテント場、そのどれもが一級品です!!
レイクオハラはまず、専用バスの予約がプレミアムチケット並み困難ですが、このキャンプ場を予約することはもっともっと大変です。そんなキャンプ場でのテント生活は快適そのもの。ここを拠点にハイキングスタート!!

d0112928_14520991.jpg
到着日はLake McArtheurにご案内しました。
少し曇り空で時おり小雨も降る天候でしたが、湖の色はまさに神秘的。
氷河から流れる水をたたえるこの湖は、レイクオハラエリアで最も大きな湖です。
そしてこの独特な素晴らしい青い色を「マッカーサーブルー」と称賛する声もあります。
d0112928_14591591.jpg
鏡のように湖面に移る山々、吸い込まれそうな景色は本当に幻想的な世界でした。
「なんだこれ!!」、小口様が言う最上級の感動の言葉が何度も聞けて嬉しかったです。

d0112928_15063635.jpg
遠くにはマウンテンゴート??(山ヤギ)かなと思われる動物たちを発見しました。
遠くてはっきりと確認できませんが、子連れの親子が11頭でエサを食べているのを発見、湖と動物を交互に見る一幕も。
写真の中心の草原に白い点が見えますか??


d0112928_15130725.jpg
d0112928_15155234.jpg
この日は沢山のマーモットを発見しました。
あまりの至近距離に自分たちがどうしてよいのか分からず、ただ動かずマーモットたちを見ていました。
正直言ってこんなに近くに見たことがない私も、思わず撮影を楽しませてもらっていた瞬間です。

ちなみにこの日の朝から小口様のご主人様が、移動途中の道路際でクマを発見、続いてシカを発見、
オハラに着いたらナキウサギ、マウンテンゴート、マーモット、これらの動物の第一発見者はすべてご主人様です。
視野が広すぎません??それともハンター??(笑)

d0112928_15244622.jpg
モスキャンピオンがようやく咲き始めました。
今年は冷夏のせいか開花が遅い感じがしますが、この時は丁度満開に近い状態で咲いていました。
ここオハラ周辺では2200m付近でたくさん見ることができます。
10㎝角までに成長するのに約50年かかると言われているこの植物、大切に保護していきたいです。

d0112928_15343619.jpg
数億年前に堆積した地層がいま目の前にあります。
非常に薄い層で形成されたこの巨岩がカナディアンロッキーを作り出しています。
人間の想像を超える現実がまじかに見れるこの場所は、地球が生きている証拠を確認できる貴重な場所です。

d0112928_15380716.jpg
約5億年前の地層から鼓動を感じ取ることができたのでしょうか?
岩にそっと耳を寄せ、”地球”を感じた時の表情が素敵です。

d0112928_14362677.jpg
さて、キャンプ場に戻りました。
この日は沢山のキャンパーが宿泊していました。
でも、入山に人数制限があるこの場所は、決してテーブルを取り合うなんて事態にはなりません。
ゆったりと4人でテーブルを囲みご飯にしました。

d0112928_14385449.jpg
YAMNUSKA名物のスモークサーモン丼、山で寿司なんて、さすが日本人でしょ?
日本人魂はここレイクオハラでも忘れません。

d0112928_14414590.jpg
まるでリスのようにホッペタ一杯にほおばってます。
美味しそうにたくさん食べてくれて、見ている方も嬉しかったです!!

d0112928_14432139.jpg
食前のティータイム、前菜からデザートまで、フルコースを堪能していただきました。

d0112928_14450030.jpg
夜11時、まだ真っ暗にならない時間に月が輝き始めました。
空は快晴、この後、深夜0時頃から満天の星空を眺めて就寝しました。
翌日のハイキングが楽しみです。


d0112928_01123718.jpg

翌朝、やはりドピーカン!!
雲一つない澄みきった空気の気持ちの良い朝を迎えました。
暖かく見えるでしょ??でも、この日の朝は放射冷却現象で、なんと気温-5℃、まじかよっ!!ってくらい寒かったです。
でもこんなのはレイクオハラでは当たり前、皆さんは事前準備をしっかりしていたので全く問題ありません!!(でもちょっと寒かったかな??)

d0112928_15552678.jpg
2日目は風一つないレイクオハラに映るOdaray Mt、湖畔にひっそりと建つレイクオハラロッジのキャビン、
雲一つない青空を背に満々と雪を湛える3000m級の山々、こんな景色を見ながらのハイキングスタートです。


d0112928_22493110.jpg
まだ歩き始めて10分、もう、動けません、、、、、、この先どうしましょう!!
でも、この感動的な景色は余興です。
想像を超える感動がこの先いくつも待ってますよ!!


d0112928_22520835.jpg
少し歩くともうそこは森林限界線、いきなり目の前に巨大な岩山Mt Huber(3368m)が、
そしてその奥にはMt Victoria(3464m)も姿を現します。
標高差1200m以上の岩壁が目の前に垂直に聳え立ち、その裾野に立つことのできるこのルートは、
山歩きを愛する者にとっては鳥肌がたつほど興奮する場所でもあります。

d0112928_16062705.jpg
目前にそそり立つMt Huber(3368m)、この素晴らしい景色をいまこの瞬間に見ているのは私たちのグループだけです。
限られた人しか入山できないこの場所に来ることができて本当に良かった!!

d0112928_23073061.jpg
豪快に流れ落ちるVictoria Fallsの真横を通過しふと顔を上げると、そこは切り立った岩壁で囲まれる場所に到達します。
巨大な岩山に見下ろされている気がしました。
d0112928_23303178.jpg
到着した湖は、紺碧の水をたたえるLake Oesa(2270m)、
目の前にはMt Victoria(3464m), Mt Lefroy(3423m), Glacier Peak(3283m)などがすぐそこに。
鳥肌が立つほど美しい!!

っとここで、
d0112928_23344347.jpg
ランチ!!
すいません、つい食べかけちゃいました(笑)
世界最高のレストランといっても過言じゃないでしょう!!
これ以上の贅沢はない、、、、、そう言っていただけたお昼ご飯タイムでした。

d0112928_23430563.jpg
さて、ランチの後はアルパインルートを歩きます。
ここから先は気象条件、体力レベル、歩行技術、コース状況など、いくつもの条件がそろわないと行けない、
ごくごく限られた人だけが通過を許される場所です。
今回のメンバーはもちろん大丈夫、でも慎重に気を抜かず絶景を楽しみましょう!!

d0112928_23504308.jpg
この日の最大の見どころ、Lake O'HaraとMary Lakeを一望できるポイントにご案内しました。
これだけの景色を見れる場所に我々だけしかいないんです。
d0112928_00135757.jpg
信じられないくらい、本当に鳥肌が立つくらい大絶景です!!
朝から歩いてきたルートがすべて確認できるこの場所は、ほんの一握りの人しか到達することができません。
天気に感謝、メンバーに感謝。

d0112928_00201501.jpg
このあとOpabin Lake, Hungabee Lake を経由して

d0112928_00215909.jpg
まるで庭園の中を歩いているかのようなフラットなルートも経由して、
最後に
d0112928_00233438.jpg
Opabin ProspectからのLake O'Hara大展望を楽しんでいただき一泊二日のキャンプツアーを終了しました。

毎回こんなに素晴らしい景色を見れるとは限りません。
毎回このコースをご案内できるとも限りません。
しかし、できることなら、可能な限りこの素晴らしい絶景を多くの方にご覧いただきたい、いつもそう願っています。

小口さん、新婚旅行にこの場所を選んでいただき本当にありがとうございました。
「なんだこれ!!」、最高に感動した時のこのフレーズ、大好きです!!

Kさん、カナダ旅行のフィナーレを飾る場所に選んでいただき、本当にありがとうございました。
「天国にいるみたい!!」その言葉が本当に嬉しかったです。

いつかまた、カナディアンロッキーでお会いすることができ、素敵な山旅をご一緒できることを楽しみにしています。

私たちヤムナスカのメンバー一同、いつでもお待ちしてます!!


ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-07-24 03:29 | 出会いの山旅 | Comments(0)