2019年 01月 30日 ( 1 )

超オーロラ、超極北体験 イヌビックでの5日間の旅【驚異の鑑賞率を誇る地イヌビックツアー】

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こんにちは!ガイドの堀口です。

今回は名古屋からお越しの長谷川様ご夫婦を「驚異の鑑賞率を誇る地 イヌビック」ツアーへとご案内をいたしました。こちらのイヌビックツアーのウェブページを見ていただくと分かりますが、過去のツアーでは3日間の滞在でオーロラ出現確率はなんと100%!!と豪語しているのです。良く本当に100%なんですか??と聞かれることがありますが、これは本当に本当なんです。

そんなイヌビックツアーですが、今回の旅はどうだったでしょうか?? 結果から言いいますと、
「うーん、さすがはイヌビック。」
と私も唸りました。
それでは、旅の様子をダイジェストでご紹介しましょう。

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皆さんイヌビック街がどこにあるかをご存知ですか? ちなみにiPhone で「イヌビック」を検索すると「犬びっくり」という謎の検索候補が出てきました。。それほど馴染みがないキーワードということでしょうか。

地図で場所を確認してみましょう。

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ご覧の通り、イヌビックは北極海に迫る場所に位置しており、カナダ最北の街の一つなのです。カナダで最北ということは、地球で最北の街の一つということもできるでしょうか。北緯68度。北極圏よりもさらに北上した先にあり、極北中の極北と呼べる街なのです。

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北米2番目の長さを誇るマッケンジー川(総距離4,241km)の流域にある広域なデルタ地帯で「マッケンジーデルタ」は、世界でも有数の規模です。このイヌビックツアーは街の郊外にあるロッジに4泊し、とにかくオーロラと極北の地を楽しむというものです。

夜はお待ちかねのオーロラ鑑賞となりましたが、なんと初日から我々の頭上に現れてくれました!!
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ここイヌビックはオーロラベルトの真下にある為、オーロラの出始めでも突然真上に出ることが多いので気が抜けません。
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初日から念願だったオーロラが出現し、ご夫婦も満足のご様子でした。

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翌朝。といっても上の写真は昼の12時頃のものです。ここでは1月上旬まで白夜となり、この時期(1月18日)では11時くらいからやっと明るくなり始めてきます。極北では太陽が高く上がらないため、日中でも夕方のような景色となります。

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日中の楽しみの一つは何と言っても本場の犬ぞりツアー!

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凍結した湖や森の中を爽快に駆け抜ける犬たちの姿は、もはや極北の冬の風物詩と言えるでしょう!

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走った後は、ソリを引いてくれた犬たちをしっかりとねぎらってあげます。
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今回は私も犬ぞりに乗りこみ、お客様と一緒にしっかり楽しんでしまいました。
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翌日も昼間はしっかりと遊びます!この日は私がガイドとして周辺の森や湖をスノーシューハイキングにご案内しました。ご主人は普段からマラソン、奥様は水泳をされており非常に体力があり驚きました。
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極寒の地域では動植物などの生命あるものは非常に限られるため、この地で生きることの自然の厳しさを感じます。



そして、3日目の夜。
出会いは突然やってきました・・・。
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深夜1時頃まで雲が多く、星もあまり見えていなかったのですが、一気に晴れたと思ったら頭上に出てきました!! 

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オーロラはみるみる形を変えて大きくなり、物凄く強いエネルギーを感じました。一気にオーロラが強まり始めたために急いで撮影を開始したのですが、ついオーロラと電線を被せてしまいました... 私も興奮していたのですが、オーロラ撮影好きとしては恥ずかしい限りです。(汗)

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そしてついにブレイクアップ(オーロラ爆発)!!
一瞬ではありましたが、オーロラは空一面広がっていきました。

出来事はわずか30分程で終わり、その後オーロラは消えていきましたが、見事なショーに私もお2人も大興奮でした。

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しかも、なんとこの日は満月だったのですが、明るい月の光にも負けない非常に力強いオーロラでしたね。

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日中最後のアクティビティーは北極海沿岸の村タクトヤクタックへ向かいます。

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昼の12:24。極北に遅い日の出が訪れる。

2年前に開通したばかりのデンプスターハイウェイを約150km北に走ります。途中の景色は一面完全銀世界の永久凍土。命あるものをほとんど見ることがありません。

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約3時間ほど走り、遂にたどり着きました!北極海です!!

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といっても完全に凍結しているので、今までの景色とあまり変わらないのですが。それでもここまで北の果てに来ると感慨深いものがあります。

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こちらは帰り道に見つけた動物なのですが何かわかりますか?
実はRaindeer (トナカイ)の群れでした。

古くからこの地に生息するイヌイットや先住民達とっては貴重な食料となり、衣服となったのです。おそらくトナカイなしでこの地に定住することはできなかったでしょう。

「衣・食・住」の内2つもカバーするとは人間の知恵がすごいのか、この動物がすごいのか。あれ?でも最後の「住」はどうしたのでしょうか?このあたりは永久凍土の為家を建てる材木が手に入らないのです。何と彼らは岸に流れ着く、流木を利用して家を建てたのです。

これで人間が生活するための3つの要素がそろったわけですが、このような気候に定住すると決めた人々は偉大です。

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最後にはMoon Pillar (ムーンピラー、月柱)という非常に珍しい現象も発生してくれました。(オーロラよりも貴重な現象なのでは!?)これは空気中の水分が氷、霧に近い天候の時に月の光が反射して発生する現象なのです。

行きも帰りも月を見ることが出来たわけですが、やはり日照時間の短さを体感します。

あっと言う間の5日間となりましたが、極北でしか体験できないことばかりでとても濃い時間となりました。

なによりも、長谷川様ご夫婦の最大の念願だった素晴らしいオーロラを観ることができて私も本当に嬉しかったです。私の感覚では「晴れれば必ず出てくれる!」イヌビックはそんな場所で、今回もさすがはイヌビックだ!と期待を裏切らない場所であると再確認することが出来ました。オーロラ出現率100%の地イヌビック、連勝記録更新中です!

長谷川様この度は5日間とても濃い時間をご一緒させていただき、本当にありがとうございました。今度はロッキーでお会いすることになるでしょうか?またお会いできることをスタッフ一同心よりお待ちいたしております。


ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2019-01-30 09:08 | オーロラの旅 | Comments(2)