2018年 09月 07日 ( 4 )

憧れの頂へ、モレーンレイクから、テンピークス登頂。(8/15/2018)

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ヤムナスカガイド谷です。

ヤムナスカ山カスケード山が登頂した森さん。
次に向かうのはあのカナダの旧20ドル札のモデルでもあるテンピークス!!

モレーンレイク観光や、ラーチバレー、センチネルパスのハイキングに行った人なら必ず写真に撮ってるあの山。
え?登れるのって思った方がいると思いますが、登れます。見えている山は全て登れるんですよ。

ただしこの山は一筋ならでは行きません。
アルパインクライミングと呼ばれる、全ての登山、クライミングの技術を要していないと登れないですね。
しかも素泊まりの山小屋で2泊なので重いザックも背負ってのクライミングは簡単じゃない。

でも大丈夫、トレーニングを必要としますがそこはアルパインガイドにお任せあれです。
そして森さんはちゃんとヤムナスカでトレーニングしました。そして11年毎年カナダで登って来たわけです。

つまり時は満ちたわけですね。
ちなみにこういう説明すると森さんがなんか超絶すごい人のような感じなので補足すると、
登山の経験はありますがクライミングは初心者で一年に一回カナダでする程度です。
ただ、ビレイ、懸垂下降、クレバスレスキューに必要な特殊なロープの結び方など
基本的なロープワークができるということです。

さあ早朝のモレーンレイクを出発!!
2年前に見たテンプルからのテンピークスの頂へ立てるのでしょうか!!始まり始まり。
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まずはモレーンレイクの端にあるワイヤーと倒木を使って川を渡ります。
荷物が重い、そして濡れて滑りやすい倒木なので慎重に。
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クライミングルートに取り付きます。
今、森さんにビレイ(確保)してもらって僕は登ってるんですよね。
ありがとうございます。
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核心の鎖場。鎖場ですが5.6というグレードがついているんで
日本の鎖場とは少し違う感じですね。
それはともかくこの角度からモレーンレイク見たくないですか?
素晴らしいですよ。
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見てください。Mtテンプルとモーレンレイク。
そしてこの高度感。信じられないでしょ。こんなとこにいるんですよ。
たしか2年前まではテント泊で十分って言っていましたね。。。
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そしてアルパインクライミングは氷河も横断しないといけません。
もちろん安全にロープを結び合って小屋に向かいます。
ちなみにバックに写っているにはテンピークス No,1の山、Mtフェイ 3234m です。

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明日登る、Mtリトル 3134m(No,2)と今夜の宿
ニールコルゲンハット。
着いたぜ。

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着いた後は小屋のテラスでのんびり。プライスレス。
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この小屋はカナダ最高所の山小屋でアクセスがクライミングを要し難しいので
登山者の楽園とも呼ばれています。
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翌日は2つピークを登ります。まずは2番目の山、Mtリトルから。
岩稜を上がればそこは…。
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サミット!!
カナダの山には頂上に道標はありません。
自然のままにがコンセプトなんですね。
なんで十字架やマリア像、もしくは標高幾つとか書いた道標などは一切ありません。
そこが素晴らしいわけですが、頂上の記念にはサミットレジスターと呼ばれる箱や筒があり名前を残すことができます。

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書いて行きます。
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そして入れる。これれまで幾つのサミットレジスターに名前残してきました森さん?
結構な数になりますね。
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小屋に一旦降りて反対側テンピークス3番目の山,
Mt ボウレン 3206m に登りましょう。
この山はモレーンレイクから一番大きく見える山なんです。
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ほぼ歩きで無事登頂!!
二個目のサミットレジスターですね。
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小屋からの帰りは懸垂下降で。
安全に降りました。
右後ろに見えるのは3番目の山、Mtボウレン。

無事登頂できてどうでしたか森さん?
あなたが求めれば、いつだってその山に登れるわけです。

自分で限界を決めないでくださいね。僕はすこーしだけですがあなたの背中を押すことができるので
いつでも登りたい山を言ってください。全力でサポートします。
さてアルパインクライミングという新しい扉を開いた森さんは来年は如何に?
乞うご期待です。

さてこれで今年の森さんの山旅は終わりです。
三部作になりましたが、一つずつ読んで見てください。
なぜなら、これを一週間でやる必要はないからです。

どの山の登頂もメインディッシュに匹敵するほど素晴らしいので、ぜひカナディアンロッキーに登りたいと思う方は
ヤムナスカ山、カスケード山、そしてテンピークスのどれか一つを旅のハイライトにしてはいかがでしょうか?
ぜひ皆さんとカナディアンロッキーで会えるのを楽しみにしています。では


ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-09-07 08:56 | 登頂 / クライミング | Comments(4)

バンフの象徴 カスケードマウンテン 2998m 登頂 (8/13/2018)

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ヤムナスカガイド谷です。

さて森さんの第2弾、はバンフストリートから見えるあの山、カスケードマウンテンの登頂です。
第一弾の模様はこちらからご覧ください。

バンフに来た人はどこ国の人であろうが誰もが一枚は必ず写真をとったであろうあの山です。
そしてその何人かあの山に登れるのかな〜とも思ったはずです。
そうそれは森さんも一緒、写真に撮った憧れの山に今日挑戦するのです。ワクワクしますね!!

さて無事登頂できたのでしょうか?始まりです。

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スタートはバンフの近郊、車で5分のMTノーケイ、スキー場から。
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朝の霧が上がり雲海の中登って行きます。なんて贅沢。
そして神秘的。
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目指す頂上は右の偽ピークの左奥。

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ちなみにカスケード山は化石の宝庫でもあるんで、結構な確率で
見つけることができます。
ちなみにこれは一体なんだ?
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貝の化石ですかね。ロマンがありますロッキー。

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岩も慎重に越えて行きます。
このレベルはもう慣れたものですね。
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最後の登りは息を整えてゆっくりゆっくり。
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僕も一緒に撮ってもらいました。
後ろのはレイクミネワンカ。
頂上まで来ないと見えないのがニクいやつですね。
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頂上からの眺めを楽しみ。格別ですね。
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山から降りてバンフで登った山を眺めながらの食事は、お金では買えない贅沢の一つです。
こういう登山をバンフスタイルと呼びます。
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登った山は下から見ても格別なものです。


この山は健脚な方なら特別なトレーニングなく登頂できるので、ぜひ皆さんトライしてくださいね。
さていよいよ本番である、テンピークスの登頂に向かいます。楽しみです!
最終章、テンピークスの模様はこちらからご覧ください。

ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
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by ymtours | 2018-09-07 08:55 | 登頂 / クライミング | Comments(2)

ロープトレーニングとともに <Mt.ヤムナスカ登頂> (8/12/2018)



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ヤムナスカガイド谷です。
さて今年も帰ってきてくれましたロッキー11年目、ロッキー大好き森さんの今年の目標はあのテンピークス登頂とバンフの象徴カスケードマウンテンです。

カスケードマウンテンはロッククライミングのテクニックはいらないので体力さえあればいいのですが、テンピークスはクライミングができないと登れないので、初日はロープワークを兼ねてMtヤムナスカに行ってきました。

まずはヤムナスカブラフと呼ばれる、駐車場から20分ほどのハイキングでいける岩場で、確保、懸垂下降、クレバスレスキューを学びます。

森さんはここまでバックパッキングから始まり、スクランブルと呼ばれるロープを使わない登頂、そして氷河縦走と着実にステップアップしてきました。

そして今回はいよいよアルパインクライミング。
そう、アルパインクライミングとは日本語にするとアルプスで行われている登山。
つまりロープを使って岩場を登り、氷河を渡り、時にはアイゼン、ピッケルをつけ岩稜を越えピークに立つ。

しかも泊まる用意持って、はっきり言って全てをできる人にしかできない登山をするわけですね。
ただこう書くと森さんしかできないってなりそうなので補足すると森さんはカナダでしかクライミングしませんので一年に一回この時期しっかり練習して思い出す必要があるんですね。
森さんの過去の山行の一部はこちら→




ちなみにヤムナスカ山って社名になるくらい有名な山なんです。
なぜならここがカナダのアルパインクライミングを育てた発祥の山といっても過言ではないからです。
そう日本でいうと谷川岳みたいな感じですね。でも谷川もそうですか、クライミングしなくても普通に登山で
登頂できるのでハイカー、クライマーともに非常に人気のある山なのです。

森さんの今年の登頂記をご覧いただきましょう!


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クレバスレスキューの練習中。結び方を写真で撮ってと…練習熱心です。

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もちろん必須である懸垂下降の練習もしますよ。
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ついでに登っちゃいますよ。クライミングはトップロープで安全に楽しくですね。
そしてトレーニングはほどほどに、登頂もしちゃいましょう。
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ハイキングでショルダーまで歩けば、簡単な岩場が待ってます。
ぐいぐい登りましょう。笑顔が溢れる。
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鎖場も難なく通過です。ヤムナスカといえばこの鎖場の通貨も醍醐味。


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そして山頂到着。薄曇りの天気でしたが、比較的眺めも良く登山も満喫。
とにかくこの山は高度感が素晴らしい。最高でしたね。


皆さんもロープワークは置いといてぜひこのヤムナスカ山からロッキーの登頂をしてはいかがですか?
山の経験のないカルガリーの人たちが登れる山なのですが、非常に高度感があって楽しめる山なのでおすすめです。
さて森さんはヤムナスカの登頂も無事果たせ、ロープワークもできたところで、次はバンフの象徴でもある山、カスケードマウンテンへ向かいます。
第2弾の模様はこちらからご覧ください。

ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
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by ymtours | 2018-09-07 08:54 | 登頂 / クライミング | Comments(0)

カナダ大陸縦断の旅!!車で行けるカナダ最北の街、Tuktoyaktuk(タクトヤクタック)を目指して10日間の旅(8/28/2018)



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皆さんこんにちは。
ヤムナスカガイドの植木です。

 今回は毎年日本からお越しいただいております大塚様、今尾様、島袋様と、バンクーバーから小口様の4名のお友達を、北極圏の町イヌビックと、車で行けるカナダ最北の町タクトヤクタックまでご案内しました。

 去年はカナディアンロッキーの玄関口カルガリーから、ユーコン準州の町ホワイトホースまで約2400㎞を車で縦断しています。そして今年はその続きのホワイトホースから北極海に面している町タクトヤクタックまでの1370㎞を車で大移動する旅にご参加いただきました。
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 去年と比べて1000㎞も短いじゃない??っと思っている皆さん、いえいえ、今回は2/3の道路は未舗装の、しかもドロドロで穴ぼこだらけで一部は雪道で悪路満載、フェリーを2回乗り継いでやっと到着できる超アドベンチャーな行程なのです!!

 これが極北の地か!! と思い知らされた今回のツアー、まさに秘境の冒険ツアーとなりました。しかし、この行程は今までに見たことのない風景が目まぐるしく変わっていく世界を楽しめる素晴らしいルートでした。

 ホワイトホースは何度も来ている皆さんは、空港に到着後、ホワイトホースの町を一切見ることなく初日の宿泊地であるCARMACKS(カーマックス)を目指します。

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 ここのレストランの椅子には、カーマックスからそれぞれの国や町までの距離が書いてありました。その中にTokyo,Japan 6249kmとその下に、Taktoyaktuk,CANADA 829kmが偶然にも書いてありました。

 自分たちが来た国の下に、自分たちがこれから行く最北の地が書いてある、何か運命が引き寄せたような気がします。そして、次の日はドーソンシティーへ一気に向かいました。この4人グループは、普通の観光名所には興味がありません。ん~~、この冒険心が素敵です!!

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 この日はドーソンに宿泊しますが、ドーソンの町に到着後はホテルに入らず、町も素通りして一切目もくれずにユーコン川を渡る船に乗りました。これは予定にはなかった行程で、誰も乗ったことがなかったので非常に楽しんでいただけたようです。写真ではわかりにくいのですが、実は車ごと渡し船に乗っている最中の一コマです。

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ユーコン川を渡り30分ほどTop of The World Highwayを車で走ったところの適当なところでハイキング、この適当~~”な感じがたまりません。(笑) ハイキングに選んだポイントは、ウラシマツツジが最高にきれいな場所で、山肌が真っ赤に紅葉して素晴らしい光景でした。

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 全く登山道のないところを自由に歩けるこの場所は、この時期になるとたくさんのブルーベリーも楽しめ、ふかふかの苔の絨毯の上を飛び跳ねるように歩ける最高に気持ちの良いポイントです。周りの山々も赤く染まりはじめ、紅葉の見ごろを迎えていました。

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翌日、ドーソンの町を出発して、いよいよアドベンチャーな旅のスタート地点、Dempster Highway に立ちます。ここから約1000㎞は完全に未舗装の道路、何が起こるかわからないスリル満点の旅の始まりです。余裕の笑顔、車も新車同様にきれいです!!

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この日の目的地であるイーグルプレインズまでは363km、そして次の目的地は極北の町イヌビックまでは735kmです。完全未舗装道路をひたすら北上するまさにスタート地点での撮影にも力が入ります!!

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 途中、知る人ぞ知る秘境、トゥームストーン準州立公園(Tombstone Territorial Park)を通過します。突然切り立った峰が続き、ツンドラの大地が現れます。

 荒涼とした大地と深い谷に一筋の川が流れるこの風景、太古の地球の姿を見ているような感覚に陥ります。この時は丁度ツンドラの紅葉の最盛期、紅や黄などの様々な色に染まる大地が目を楽しませてくれました。

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 大地が色づくこの季節、一本の道をひたすら北へ進みます。地球上とは思えない光景の中、圧倒されて言葉にもならない感動を覚えました。うっすらと霧がかかり、上空には雲が立ち込め、秘境に入ってきた感じをせずにいられません。

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 これがカナダの秘境、トゥームストーンです。

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 トゥームストーンの看板の前で記念撮影。周りは真っ赤に染まる大地が広がっています。

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 赤いじゅうたんの中を歩いた島袋さん、きっと神秘的なひと時だったことでしょう。

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 トュームストーンを過ぎて標高を下げると針葉樹や広葉樹が姿を現します。さっきまではツンドラの紅葉、そしてここからはアスペンの黄葉が見事な街道を走ります。出発地点では綺麗だった車も、ここまで来るとドロドロです。でもこれはこれで勲章です。

 しかし、旅はまだ序盤、これからが本番でした。

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 どこまでも続くポプラやアスペンの黄葉、北上するにしたがって山一面が黄色く染まっていきます。一筋の川の両岸は、ちょうど最盛期を迎えていました。

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 一台も通らない未舗装の道路、両側の黄葉の中をひた走ります。

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 この日に泊るイーグルプレイズが近づくと、1991年7月に起こった広大なエリアを焼き尽くした山火事の跡、遠くには3日後に通過予定の難所、Richardson Mountain(リチャードソン・マウンテン)そしてフェリーに乗って渡る予定のPeel River(ピールリバー)上流域が姿を現します。

 この山火事は、約1か月間燃え続け、5500ヘクタール(東京ドーム約1100個分、東京都江戸川区よりもやや広い範囲)を焼き尽くしました。今はポプラやアスペンの森に変わり、沢山の花々が咲き乱れ、動物たちのエサが豊富に生い茂る豊かな森に生まれ変わりつつあります。山火事は山の再生には欠かせない重要な自然のサイクルの一つなんだと思い知らされる場所です。

 実は前日までこのピールリバー下流域で乗る予定のフェリーは増水のため運休していました。そして山脈地帯は雪の予報です。

 道路状況は行ってみなければわからない、”なるようになるさ” で進むしかありません。

 このハラハラ感が普通のツアーでは味わえない冒険旅行です。事前の計画は役に立ちません、その場でベストな方法を探して進みます。このアドベンチャー感が楽しすぎます!!!

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 翌日、イーグルプレインズから約1時間ほど北上した北極圏に突入しました。とうとう北緯66°33分の北極圏に到達した瞬間です!!

 この喜びを動画にしたのでどうぞ。


 どうですか、北極圏の舞は!! 日本人初かもしれません。

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 さて、北極圏に入ってすぐの場所でハイキングも忘れちゃいけません。この時点ではすでに雪、しっかり防寒対策をして出発します。

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 この辺りは化石や金が出る??可能性があるような情報を入手!!ってことで足元の岩を探しつつのハイキング。すると、金の鉱脈らしき地層発見!!すでにハイキングではなく金と化石の発掘に没頭しています。

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 紙のように薄い岩が幾重にも積み重なって堆積している場所が至る所にあります。数億年前の地殻変動によって地上に現れた海底の体積物があらわになっているところを歩くと、地球の歴史を感じることができます。

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 急に晴れ間が現れました。いままで真っ白だった風景が、遠くの山並みまではっきりと見ることができ、北極圏の雄大な姿を見ることができた瞬間です。何もない極北の地、そこに我々5人だけが大地を踏みしめ歩きます。地球に感謝!!


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 帰りにまた北極圏のサインを通るころには、素晴らしい青空になりました。北緯66度33分、飛行機では一瞬で通り過ぎるこの北極圏ラインも、車で北上してくることで感動が違いました。

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 この車が道の過酷さを物語っています。元の色が何だったんでしょうね??

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 翌日、ユーコンとノースウェストテリトリーの州境、リチャードソン・マウンテンの峠越えです。完全に雪道で一部アイスバーンの道をさらに北上、一変した風景が広がります。ここが第一関門、次は第二関門のピールリバーのフェリーです。

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 とうとうここまで来ました。そして無事フェリーに乗ることができました。

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 そして第三関門のMackenzie River(マッケンジーリバー)のフェリーです。前日までここも増水のため通過できなかった場所です。

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 来ました!!カナダで最も長い川、マッケンジーリバーをいよいよ渡ります。

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 無事渡り切ったら一気にイヌビックを目指します! 真っ黄色に色づいたポプラやアスペン、何十キロにも伸びる直線道路をいっきに通過しました。道路は泥でぐちゃぐちゃです。でもそれがまた雰囲気を出してくれました。



Inuvik Sign


 そしてとうとう北極圏の町、イヌビックに無事到着しました。ホワイトホースを出発してから約1300㎞、大半が未舗装道路の悪路を3日間かけて走り抜けてきました。そして、今まで走ってきた砂利道のDempster Highwayもここで終わりです。皆さん体調も良く、この道中を本当に楽しんでいただけたようです。

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 翌日、今度は北極海に向けて出発します。完全にツンドラ地帯の背の高い木が一本もない大地を約140㎞車で走ります。当然のように吹き付ける雪、今までとは全く違う冷え切った風、遠くの地平線に向かって悪路を爆走中!!

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 とうとうやって来ました! 最果ての地、Taktyaktuk(タクトヤクタック)! そして北極海(Arctic Ocean)。

 北極海から吹き付ける冷たく強い風の中、ありったけの防寒具を身にまといほんの一瞬だけ車から降りて写真撮影しました。黙って立っているだけで飛ばされそうな風が、最果ての地の過酷さを物語っていました。後ろに見えているのが北極海、あと2か月以内には完全に氷の世界へと姿を変えます。

 今は使われなくなった先住民の住居、ここには3世代の家族が一緒に暮らしていたそうです。

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 先住民族イヌイットの人々が使っていた住居。保温性が優れ、過酷な環境のこの地でも知恵と工夫で快適に生活できる家の作りを直接見ることができます。

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 100年以上前に建てられたこの教会も、この地に暮らす人々には大切な場所。今も大事に保存され、歴史を体験することができました。

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 この地に来た証明として、北緯69°の証明ステッカーをもらいました。これは5ドルを払いますが、このお金はすべてこの町に暮らす子供たちにクリスマスプレゼントやおもちゃや自転車などを買うための寄付金として使われるそうです。過酷な地で暮らす人々への寄付として皆さん買っていかれました。

 TUKとは町の愛称で、TUKTOYAKTUKの頭文字をとってこう呼ばれます。ここまでホワイトホースを出発してから4日かけて1372㎞を走破しました。皆さん、とうとう目指す最果ての地に到着です。

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 帰り道、さっきまでの悪天候が嘘のように青空が姿を現しました。すると一気に雪が解け、真っ赤なツンドラの大地が姿を現しました。

 見える小高い丘は、PINGO(ピンゴ)と呼ばれるツンドラの大地が作り上げた造形です。高い木は全く生えない過酷な地にも、冬が訪れる前の植物の息吹を感じることができる極北の地、それがタクトヤクタックです。

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 まるで大地が燃えているような真っ赤な紅葉を見ながら来た道をイヌビックに向けて走ります。数時間前の真っ白な景色からは想像もできないほどのツンドラ地帯の紅葉でした。

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 永遠と続くツンドラの大地。一面が真っ赤に染まった景色を見れるのも、偶然このタイミングでこの場所に来れた奇跡でした。

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 見る時間、太陽の位置、季節、この光景はこの一瞬だけです。二度と同じ景色に遭遇することはないでしょう。この一瞬を楽しみました。

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 翌日はハイキングに行くことにしました。その前に、犬ぞり用の犬たちと朝の運動がてら、バギーに乗って犬ぞり訓練に連れて行ってもらいました。8頭で一台のバギーと4人の乗客を乗せて出発です。

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 この犬たちともデンプスターハイウェイを走り抜けました。一昨日は車で走り抜け、今日は犬たちとともに走り抜けたこの道とも、明日でお別れです。

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 ハイキングにも犬を連れて一緒に行きました。しっかりと道案内をする非常に賢い犬たちです。人と犬の関係がしっかりと築かれている証ですね。愛情たっぷりに育てられているのが見ていて本当によく分りました。

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 ご主人の言うことは絶対です。危険な場所、行ってはいけない行動範囲をしっかりと教え込まれていました。


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 湿地帯は木道を歩きます。こんな場所にしっかりとした木道の登山道が整備されているのには正直驚きました。

 そして、高台に出た先に見えたのが....
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 世界のトップ10に入る広大なデルタ地帯が目の前に現れます。ここがマッケンジーデルタ地帯です。もちろん全貌を見ることは不可能な広さです。今見えている風景は1000分の1程度の範囲でしょう。人を寄せ付けない自然の過酷さと、動物にとっての楽園が目の前に広がっていました。

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 最終日、イヌビック空港内にある北極圏の世界地図を見ることができます。改めてすごいところに来たことを実感できました。

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 出発の日の朝、空港に行く前にイヌビックの市役所にて到達記念証明書をいただくことができました。北緯68度のこの町は、いつまでもこのままでいてほしい、そう思わせられる素敵で素朴な街です。

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 最後に全員で到達記念写真を撮ってこの旅も終了となりました。

 いかがでしたでしょうか。
 ホワイトホースを出発してから9日間の旅のほんの一部をご紹介しました。この道中もいろいろな珍事もおきましたね(笑)それらもすべて本当に良い思い出になりました。

 皆さん、楽しい旅をご一緒させていただき、本当にありがとうございました。この度をご一緒出来て本当に良かった、そう思える旅でした。

 来年、今度はカナディアンロッキーですかね??

 いつでも私たちヤムナスカスタッフは皆様をお待ちしております。
 また必ず再会できることを願って。

 ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
 ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-09-07 06:54 | グループの山旅 | Comments(0)