2018年 07月 29日 ( 1 )

アシニボインとレイクオハラを巡るロッキー2大キャンプツアー! 第二幕



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皆さん、こんにちは!!ガイドの植木です。 いきなりの大絶景ですみません(笑)   
「この景色をずっと見たかったんです」。そうおっしゃって下さった神奈川からお越しの清水様ご夫妻を、カナディアンロッキーの聖地レイクオハラにご案内しました。
これより2日前にはヘリコプターで入山する、名峰Mtアシニボインにもご参加いただいており、今回はカナディアンロッキーの全く違う表情をもつ2つのエリアでキャンプツアーを行いました。
前半のアシニボインは石塚が、後半のレイクオハラは私が担当させていただきました。こちらからご覧ください。

大自然だからこその森の優しい香り、オーケストラが奏でるような葉音、自然の息吹…それらに触れながら過ごすキャンプは、「カナディアンロッキー」を直に感じる事の出来る唯一無二の素晴らしい滞在方法です。
改めて思いました、キャンプをしたからこそ、全てに感動があったのだと!!  っと熱く語る前に清水さんご夫妻のレイクオハラツアーをご紹介しましょう。

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レイクオハラと言えば、一般車両での入山はできない特別エリアです。入山をする場合は、駐車場から11㎞(約3時間)歩くか、このスクールバスに乗るかです。
ただし、このスクールバス(送迎バス)は予約制、入山希望日の3か月前から予約開始ですが、一つの予約用電話機に世界中から殺到します。
その権利を獲得できるのは、強い信念、執念が必要です。清水さんご夫妻は、半年以上前からこの日のために昼夜問わず、仕事の合間も、夢の中でもこのスクールバスに乗ることを、おっと間違えました、レイクオハラに来ることを願い続けていたそうです。その願いが叶って今、その夢のバスに乗る瞬間です。

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この看板が目印。
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到着したのはここ、レイクオハラキャンプ場前。バスで目の前まで来れるので重たい荷物を担ぐ必要はありません。炊事場、男女別のトイレも完備され、ピクニックテーブルや暖炉のあるシェルターまでも完備されている非常に快適できれいなキャンプ場です。


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しかもカナダのキャンプ場の多くは、テントを張る場所に木で囲いを作って平らな面が用意されていて、雨水がテントに流れ込まないのと同時に、周辺の自然環境をむやみに壊さないようにと工夫されています。
自然を楽しみながら、さらに自然と人間が共存できるよう工夫されているカナダのこうした考え方は本当に素晴らしいです。


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到着初日はLake McArthurにご案内しました。
この湖はその途中のSchaffer Lakeです。後ろの山Wiwaxy Peaksが湖面に映って神秘的な光景でした。


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そして、これがLake McArthurです!! この世の水の色とは思えない深く碧い神秘的なブルー、この色を目にした時、誰もが言葉を失います。
岬の先端にいるのが清水様ご夫妻。このひと時をこの場で過ごしていたのは清水様ご夫妻と私の3人だけでした。これが秘境と言われる所以です。
景色がすごすぎて、なんと1時間30分この場所で過ごしました。 贅沢な時間を存分に過ごしていただけた事でしょう。

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刻々と変わる湖の色の変化、太陽と雲と水と風のそれぞれの条件が一致する時、素晴らしいマッカーサーブルーが山上に現れます。
この瞬間をしっかりと目に焼き付けていただけた事でしょう。 それと数百枚の写真にも・・・・。


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この場所にいたのが午後2時、普通はこの時間にこんなに湖が静まることはまれで、湖面に山が映るなんて私は記憶にありません。
ほんの5分くらいの間だけMt Biddleが湖面に写った瞬間です。 これはレアです!!

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帰りにBig Larche Trailを通ってLake O'HaraとMary Lakeを高台から望めるポイントにご案内しました。
2つの湖が一望できるポイントで見た初めてのレイクオハラはいかがでしたか?

翌日行く予定のコースが一望できるこのポイントで、期待を膨らませキャンプサイトへと戻りました。ちなみにこの日一日だけで700枚の写真を撮ったとのこと。

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翌日、この日はLake O'Hara湖畔沿いを歩き、Lake Oesaを目指しました。朝のLake O'Haraと、湖畔に立つLake O'Hara Lodgeのキャビンと3000mを超す峰々が湖面に映って本当に美しい光景でした。すばらしい景観の中、心休まる一日を過ごす。そんな贅沢ができる場所、それがLake O'Haraです。
誰もいない静かな湖畔をゆっくりと歩きながらこの景色を楽しんでいただきました。

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次回はあのキャビンで宿泊するのもいいですね。

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時を忘れて、いつまででも見ていられる風景。ゆっくりと楽しんでいただけたでしょうか。
プライベートツアーだからこそできる、自由な時間の使い方です。

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少し高度を上げると、さっきまで湖畔から見ていたキャビンが豆粒のように小さく見えます。ほんの1時間歩いただけでこんな展望が開けてきました。
太陽の光の角度がこの景色とこの色を演出しています。自然は偉大です!!

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さらに高度を上げていくと豪快に流れ落ちるVictoria Fallsの真横を通過します。マイナスイオンを存分に浴びながら森林限界点に近づいていきます。
目の前にはMt Huber, Mt Victoria, Mt Lefroyなど3000m級の山々がそびえたっています。
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垂直にそびえたつ岩壁と氷河に向かって綺麗な野花の道を歩く姿が何とも素敵でした。

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そして着いた先は、目の前に突然現れる神秘の山上湖「Lake Oesa]です。漆黒の岩壁がこの青さをより一層際立たせます。
目の前の3000mを超える荒々しい岩山の麓にこんな素敵な湖があるなんて誰が想像できるでしょうか。
しかし、この日の清水さんのゴールはここではありません。ここはまだ序章にすぎません。これからが本番です。

健脚者向けのアルパインルート(Yukness Ledges Trail)を進み、見えてきたのが、

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出ました!! Lake O'Haraエリアを一望できる絶景ポイント、Yukness Ledgesからの大展望です。
深く透き通った青のLake O'Hara, その左に若葉色に見えるMary Lake、目の前にはOdaray Mtと周辺の切り立った3000m級の山々、この景色が見れるのはこの場所だけです。この景色をごちそうにランチとしました。 世界一贅沢なレストランでしょう!!

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終盤、今までの荒々しい景色とは一変する非常に優しい風景が楽しめるOpabin Highline Trailをご案内しました。
この場所は多くのせせらぎと小さな湖が点在する本当に素敵な場所で、あまり人の来ない隠れ家的な場所です。
今までの湖とは全く違ったミルキーブルーの水をたたえるCascade Lakesや、Moon Lakesを見ながら静かなラーチの森を歩きます。
この場所でしばし寝転んで空を見上げたひとときはいかがでしたか?
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赤褐色の岩を静かに流れ下るせせらぎを渡り、大きな一枚岩の上で休憩したのは。なんとも贅沢な時間でしたね。

そして、この後、この旅一番楽しみにしていた場所にご案内しました。それが、、、、

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Opabin Prospectから見るLake O'HaraとMary Lakeです。
清水さんはこの風景を撮影するために素晴らしい広角レンズを用意していたそうです。
私の腕とカメラではどうしても表現しきれませんでしたが、清水さんのカメラにはきっと素晴らしい光景が映し出されている事でしょう。
このタイミング、この光、この場所、この季節。再び同じ光景を見ることは、決して叶わないかもしれません。
本当に素晴らしい景色でした。

いかがでしたか。名峰アシニボインの迫力を感じながら色とりどりのお花畑の中を歩いた前半のアシニボインキャンプ。大自然の潤いあふれるいくつもの湖と、そそり立つ3000m級の山々を見ながら歩いた後半のレイクオハラキャンプ。風光明媚なカナディアンロッキーでの時間を楽しんでいただけたでしょうか。

いつかまたカナディアンロッキーでお逢いしましょう! その時はまた違った素晴らしいカナダの大自然の旅をご案内させていただきます。


ヤムナスカ・ガイド植木 正幸 (うえき まさゆき)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-07-29 06:14 | ふたりの山旅 | Comments(0)