黄葉ハイキング ラーチ・バレー

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最近は日々デイハイキングのお仕事をいただいています。毎度お馴染み、ガイド栗原です。

本日は増田様ご夫妻と共に黄葉のラーチバレーを目指しました。キョウコさんとトシユキさんは、3年ほど前に一度カナディアンロッキーを訪れたことがあり、今回は2度目のロッキー。前回は1泊2日でカナナスキス発、コロンビアアイスフィールド折り返し、カルガリー空港着という”超”のつく強行ツアーに参加したため、今回は一週間あまりバンフ・レイクルイーズに滞在し、ゆっくりとカナディアンロッキーを楽しまれる、という計画です。

そして本日がその一日目。
モレーンレイクへ向けて車を走らせていると、どんよりとした空からとうとう雨が降り始めました。しかし、今年の私はそんなことでは落ち込みません。なぜならこの雨は降ったり止んだりの気まぐれな雨だから。なぜ分かるって?? ガイドの勘というやつです。

モレーンレイクから雨の中出発しました。お二人とも時々山に登られるそうで、足取りも軽く高度を稼いで行きます。やがて雨は小雨になり、そして止みました。ほらね。
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そしてラーチバレーに到着。唐松の黄葉具合は9分目ぐらい。ところどころにまだ黄緑のニードルが見えますが、黄葉しきってしまうよりはこれぐらいの方が綺麗に見えるような気がします。このエリアは熊に遭わぬよう4人以上で歩くべし、という規制があるのでいつもはオフィスで働いているマユミさんも参加してくれました。

お二人とも歩くのが早いのでずんずんと歩き、あっという間にミネスティマレイクに到着しました。前回は白馬岳で数十メートル先も見えない豪雨の中歩かれた、というので、これしきの小雨は屁でもないと判断し、手早く昼食を済ませてセンチネル・パスを目指すことにしました。雨は降ったり止んだりしていますが、不思議なものでパスに着くころにまた止んでくれました。
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そして、テンピークスの一部とラーチバレーの全貌も見ることができました。パスの反対側にはパラダイス・バレーと針峰グランド・センチネルもみえました。
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さて、あとは下るだけ。降ったり止んだりする雨のなかモレーンレイクへ向けてテンポ良く下りました。

本日はしっとりとした天気の中のハイキングでしたが、いかがでしたでしょうか?濡れながらもいつも笑顔で歩いていただき、私としてはとてもうれしいハイキングでした。まだまだハイキングと遊びの計画が残っていますが風邪など引かないで、カナディアンロッキーを満喫していってください。

栗原治郎 (Yamnuska Guide)


by ymtours | 2008-09-22 11:37 | カナダの山旅


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