今回行った場所の衛星からの画像。巨大な氷河、これがクルアニ国立公園です。 ヤムナスカバックパッキングガイドの秋山裕司です。 現在、ユーコン支店に来ておりまして、S様ご一行をユーコンの世界遺産、クルアニ国立公園にあるバックパッキングルート、スリムズリバーウェスト、通称カスカウォルシュ氷河ルートにご案内いたしました。 クルアニ国立公園は、約2万2千平方キロメーター(最大の県岩手で1万5千平方キロ、北海道は7万7千平方キロ)の広大な面積の内、たった18%(7%が森林、11%がツンドラ)の面積にしか植生がなく、そのほかは全て森林限界上とほとんどが氷河!という場所なのです。つまり、バンフ国立公園(岡山県と同じくらい)がすっぽり植生のない場所として、収まってしまうんですよー。でかい! 今回のS様ご一行は、山岳会の仲間。登山暦40年以上のベテラン3名様でしたので、今回のツアーにぴったり。 というのも、氷河展望までのアプローチが1泊2日の22.5km。途中はキャンプサイトがなく、適当にキャンプを張り、22.5km先のキャンプサイトからも氷河一望までは、標高差1300mを登らなくては行けなく、途中渡渉が3回。 んータフです。ただ、登山ベテランの方でなくても、ヤムナスカの全面サポートで登頂可能ですから、ご安心を! ツアーの紹介はこちらから。 S本様、A様、S谷様、今回はありがとうございました。 アシニボインバックパッキング、ロックウォール等々まだあります。 ユーコンにもトゥームストーン、ひょっとするとチルクートトレールもセットアップが間に合うかもしれませんので、来年また会いましょう! バックパッキング終了後は、うまーい、ポークリブ、フィッシュ&チップスご馳走さまでした! ツアーの様子は写真と一緒にどうぞ! 今回の精鋭のかたがた クルアニ国立公園のバックパッキングには、熊が食料を食べないように「ベアキャニスター」という代物を借りることが義務付けられています。これが量が入らなくて、困ったチャンです。 一番大きい渡渉。秋口の今の水量はずいぶん低くなっていた。真夏は本気モードでいかないとやばいです。もちろん水温は低いです。 初日のキャンプサイト 朝焼けが見れたのはこの日のみ。。 氷河が後退した後の広ろーい川原。横断で1時間かかります。まじです。 紅葉まっさかり 黄葉も真っ盛り 半端な数ではない長之助草の群落 ユーコンの地酒といえば、ユーコンゴールド。 これを2人で6本も荷揚げしていただきました。 乾杯! ビール、ご馳走様! バックパッキングには強い酒も必要 3泊したキャンプ場。快適な場所でした 旅のクライマックス、オブザベーションマウンテンへの急登中 オブザベーションマウンテンからのパノラマ写真 シープリバー、川幅で3kmほど。 動物が多いはずですが、見たのはテンの仲間とうさぎ、と下の。 ロッキーにはいない、ユーコンのDullSheep(元) ただ、足跡は豊富にありました。 上からムース、狼、グリズリー熊 ユーコンとゴールドラッシュの歴史は切っても切れません。 ゴールドラッシュの夢のあとを森の中に発見 町に戻って食べたホワイトホース名物フィッシュ&チップス。マジに美味いです。
by ymtours
| 2008-08-29 10:11
| カナダの山旅
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