某女子大ワンゲル部OG様御一行パート1~スタンレイミッチェル編

ヤムナスカガイドの横堀です。

今回は、某女子大ワンゲル部OG様御一行様をYoho国立公園へご案内しました。
Yohoとは、カナダ先住民族のCree族の言葉で「感嘆」や「驚き」といった意味。
トレイルヘッドに着き、タカカウ滝を見たら皆でヨーホー!!
この滝の名もCree族の言葉で、「物凄い」の意味だけあり、
カナダで第3位の高さ。なんと250mも!!
さあ、コレから出発です!
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今日のルートはYoho渓谷沿いに歩き、Stanley Mitchell小屋を目指します。
川沿いを歩いて、Laoughing Fallを通過。
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そして午後に入り森の中の登りが終わると
スタンレーミッチェル小屋に到着!

ご飯の前にコーヒータイム。
カナダの山小屋ではこのパーコレーターが未だに主流。
古きよき時代の生き残り。つくりが単純なほど丈夫で長持ち。
こういった文化、大切にしたいですね。

■ここで一つパーコレーターの紹介。
パーコレータとは循環式のコーヒー抽出器具。
沸騰したお湯がストレーナー(内に入れるろ過器)底部の穴からパイプを通って上昇し、粉の入ったバスケットに落ちてコーヒーを抽出します。
抽出されたコーヒーは、お湯と一緒にパイプを上昇し、再びコーヒーを抽出します。
電気式のコーヒーメーカーのようにろ過紙や電気を必要とせず、
火さえあれば簡単にコーヒーが淹れられます。雰囲気もいいですよ~。
★パーコレーターでのコツとは!!
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①豆は『粗挽き』
→中挽きで代用すると、コーヒーに粉が・・・
②煎りは『深煎り』
→煎りが浅い豆では、酸味などが強く出てしまいます。
③沸騰してからコーヒー豆を入れる 
→コーヒー豆の量は、カップ数分よりも少し多めに!!
④目安は4分!!
→色が濃くなってきたらできあがり~!



夏と言えど朝は冷え込みます。
と言うのも、山小屋は氷河が付く山脈の谷間にあるからです。
2日目はその氷河に沿って歩く、IceLineを行きます。
少し歩くと目の前に巨大な岩石が積み重なった丘に出くわしました。
そして足元を見ると岩盤の表面に無数の傷が付いてるではありませんか!?
そうコレは氷河の爪あと。その氷河によって押し出された巨大な岩石が丘の正体。
グランドモレーンと呼ばれるこの丘を上り、いよいよIcelineの核心部です。
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Icelineとは、幾重にも重なるモレーンの丘をトラバースしながら、
壮大な地形と氷河を楽しめる実に贅沢なトレイルなのです!!
まるで別の惑星を歩いているかの様でした。
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昨日見たタカカウ滝も、今ではこんなに小さくなってしまった!
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ツアー前半を担当いたしましたが、
皆様とハイキングが出来てとても楽しかったです。
後半も楽しんでくださいね!
→パート2パセールロッジ編はこちらから

横堀 勇 (Yamnuska Guide)

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by ymtours | 2008-07-26 04:51 | カナダの山旅


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