何はともあれ初対面だったので、お二人の体力は知りませんでした。ハイキングの希望としては、「綺麗な湖とお花が見られる所」ということだったので、予め2つほどレイクルイーズ方面でハイキングコースを考えておきました。(「レイクルイーズ湖畔から歩くトレール」と「ヘレンレイクトレール」) 急に提案しても決めがたいと思ったので、とりあえずレイクルイーズを実際見てからどちらかを選んでいただこうと思いました。 車中、今までの経験をお伺いしてみると色々なことが分かりました。「南米のインカトレールを歩いた事がある」「中学から学校行事で山に登っていた」「ヨガに通っている」などお二人とも体を動かすことが好きという印象をさらに強く受けました。そして、もう一つのコースが私の中に浮かびました… 「今回せっかくガイドを雇っていただいているのですから、登頂するコースはいかがですか?」と提案しました。「その山は今前方に見えます『フェアビューMt.(2744m)』です。」お二人はとても驚いた様子でしたが、全く拒否をするようでもありませんでした。 レイクルイーズに到着して美しい湖とその脇にそびえるフェアビューMt.を見ながらこの3つのコースを決めていただきました。お二人は決めかねていましたので私から「それではヘレンレイクへ行きましょう!」と提案すると、何となくフェアビューMt.を惜しそうに見ている菊池さんを横目で見ました(笑)。そこで私は「…やはりフェアビューMt.に行きましょう!」と言って最終的にコースが決まりました。 距離は往復で10kmではあるが、標高差は約1000m!着実なペースで登りました。前半の樹林帯も途中、視界が開け見る見る高度感が出てきました。 出発9:40(レイクルイーズ湖畔) サドルバックピークとフェアビューMt.のパス(峠)手前には、インディアンペイントブラシ、カノコソウの仲間、ウサギギク、アズマギクなどが咲いていました。特にアネモネの花が終わったもの(通称ヒッピーヘアー)が特に目立ちました。(愛知博のモリゾーという声もありましたが・・・) 2330mのパス(峠)に到着。(11:25頃)ここでしっかり休息をとって、後半の頂上アタックを行います。左側に見えるのはロッキーで10番目に高い山、Mt.テンプル(3543m)です。頂上までは1時間半以内! あともう少しです! 森林限界線を越えて、岩場に入りました。歩幅を狭くして体を安定させて登りました。天候は崩れる心配は無く、さらに頂上を目指します!昨晩に降った雨で空気も澄んでいて視界も良好でした。 あともう少しで頂上です! 予定していた時間よりも早く登頂!(12:40到着)頂上に着く頃には雲の流れも穏やかになり、風も心地よいものとなりました。ここで、ランチをゆっくりとりました。頂上からは、360°の視界で周囲の氷河が手に取るように眼前に姿を現しました。また眼下にはレイクルイーズが見られ、改めてここまで登りつめた達成感を味わいました。 (下山16:20) 今回のハイキングはお二人のカナダ旅行で最高の思い出になっていただけたら幸いです。次回はさらに大自然の中に足を踏み入れられるキャンプツアーへ参加されてはいかがでしょうか?またお越しいただける日を楽しみにしております! この度は当社の日帰りハイキングツアーに参加いただき誠に有難うございました。 ↑アウトドアブログのランキングに参加しました。 サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
by ymtours
| 2007-07-25 12:47
| カナダの山旅
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