![]() 今回のメンバーは愛媛県からお越しのご夫婦と私、岩田(ガイド)の3人でした。 今日はロッキー全域が雨の予報で、予定していたハイキングコースを変更。雲が低く山の景色が望めない為、雨でも十分に楽しめる渓谷歩きを提案しました。そこで「ジョンストンキャニオンとインクポッツ(Ink Pots)」のコースとなりました。 【コース概要】渓谷の途中には、迫力のある滝が幾つかあり徐々に高度を上げていきます。ここまでは一般の観光の方々も歩いている所ですが、その先はハイキングトレールとなり、インクポッツ(Ink Pots)を目指します。 標高差:約300m 往復:約10km 登山口までは、車で移動。交通量の少ない旧道(1A)を走りながら、野生動物探しを行いました。雨はバンフから降っており、車中お二人とも不安な様子を浮かべておりました。しかし、その不安を消し去るかのように、オスのエルクが姿を現しました。立派な角を持つエルクで気分は一気に盛り上がりました! 今思えば、この出来事が今日の「明るい兆し」の始まりだったのです・・・ 登山口に到着して、いざ出発!先ほどバンフで降っていた雨より弱く、渓谷を歩きながら心地よく思えるほどの雨でした。昨晩からの雨と雪解けが重なって、川は通常よりも水位があり滝の大きさも期待しました。案の定、滝はもの凄い轟音とともに流れ落ちていて、岩をも砕くほどの迫力がありました。 どの滝も近くへアプローチする為の道が作られており、既に雨具の上下を着ていた私達は滝の水しぶきに圧倒されながらも果敢に接近していきました。結局、雨は時間が経つにつれて弱まり、雨具は必要なかったものの、滝に接近する為の便利なアイテムとなりました。滝のしぶきを思いっきり浴びて、爽快感を味わいました。(写真左) 渓谷を通過して樹林帯を抜けると突然視界が開けて広大な草原地帯が現れました。そして、目的地のインクポッツ(Ink Pots)へ着く頃には、私達の上空にだけ、晴れ間が出てきました。「インクポッツ」は青いインクを垂らして出来たような池(湧き水で出来た池)が点在している所で、光が射してくれたお陰で更に池の青さが鮮明に写りました。そして、ここでゆっくりランチをとっていると、雪をつけた山々が姿を現し、本日のハイライトとなりました。 ハイキング中は数多くの高山植物を目にすることができました。「インディアンペイントブラシ」「アーニカ(ウサギギクの仲間)」「べインベリー(ルイヨウショウマ属)」「ヘリオトロープ(カノコソウ属)」など※ 「Venus Slipper(ヒメホテイラン)」 (写真左) ガイドとしても心配された天気でしたが、この地域だけは雨雲が上手く避けてくれてハイキング中、雨に降られる事はありませんでした。降水確率100%というコンディションのなか、天気が私達を味方してくれた1日でした。そして、帰りも車中からオスのエルクを発見!!もちろんエルクも今日のラッキーアニマルでした。 日帰りハイキングツアーに参加いただき誠に有難うございました。あっという間の1日でしたが、今回のハイキングでロッキーの魅力を感じていただけたら幸いです。 ※ 「屋久島」を目指して頑張ってください!その後はまたロッキーでお会いできる日を楽しみにしております! 【関連リンク】 「ヤムナスカガイドがご案内する日帰りハイキング」 ↑アウトドアブログのランキングに参加しました。 サイト上位を目指しております。一票(クリック)のご協力をお願いします!
by ymtours
| 2007-06-07 15:44
| カナダの山旅
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