家族で巡る思い出のカナディアンロッキー

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こんにちは!ヤムナスカ、ガイドの安食です。
5月になりだいぶ暖かくなってきましたが、今年のカナディアンロッキーは例年通り?の雪解けで、山の上を見渡すとまだまだ雪が残っています。
日本は気温がすでに30度近くになる日もあるようです…そう考えるとカナディアンロッキーはまるで別世界。

今回は、以前もカナダにいらしたことのあるO様とそのお孫さんであるN君を3泊4日でご案内してきました!
N君はなんとカムループスにある高校に留学していて、この夏に卒業とのこと。
まだカナディアンロッキーを見た事がないというN君に山々を見せてあげたいとO様から依頼があり、今回のツアー実現に至りました!
自分も高校時代に海外留学をしていたら、きっと違う人生があったのではないか…と色々考えてしまいました。


旅のスタートは、N君が住むカムループスです。
ここからまずは北上して、国立公園の中にあるジャスパーへと移動。
ジャスパーに2泊したのち、カナディアンロッキーの山の中にある宿に一晩泊まり、終着地はロッキーを代表する観光地であるバンフです。
その距離は700km以上に及ぶ北米らしいロードトリップとなりました!

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初日はカムループスを出発してジャスパーまでの移動。
ハイウェイの途中には休憩スポットがあり、ピクニックランチを楽しみました。
日本から持ってきてくださったレトルトのカレーとご飯を私もご馳走になり、日本の味のクオリティの高さに改めて感動しました。

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ジャスパーまでの途中にはMt.ロブソン州立公園があります。
あいにくの空模様で頂上を見ることはできませんでしたが、カナディアンロッキー最高峰のロブソン(3,954m)の山体の大きさは感じることができました。写真の右奥にロブソンがそびえているのです。

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2日目はジャスパー滞在で、周辺のハイキングを楽しみました。
こちらは街から10分ほどで訪れることのできる、オールド・フォート・ポイントという場所。

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30分ほど歩くと、ジャスパーの街を見渡すことができる展望地です!

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すぐ近くにはビッグホーンシープも姿を現してくれ、ロッキーの自然の豊かさを感じることができました。

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その距離は、わずか5mほどです。

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その後に向かったのは、マリーンレイク。
ここは標高が少し高いため、まだ湖が凍っていました。
実は20年以上前にO様はご家族でレンタカーを借りてカナディアンロッキーを回ったことがあり、マリーンレイクはご主人やお子さんたち訪れた思い出の場所とのこと。
その時も3月で湖が凍っていたそうです。
きっと変わらない自然が残っていたのではないでしょうか。

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マリーンレイクのあとに向かったのは、マリーンキャニオン。
マリーンレイクから流れ出る川が削った渓谷を覗き込むことができ、水量がまだ少ないながらも迫力のある流れでした!

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3日目は、ジャスパーからカナディアンロッキーを南下していきます。
朝イチで歩きに行ったのは、バレー・オブ・ザ・ファイブ・レイクス。
名前の通り5つの美しい湖を眺めることができる癒しのハイキングです。

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湖の色は透き通った緑色で思わず見惚れてしまうひとときでした。
この碧い湖と針葉樹の森は、カナディアンロッキーを代表する景色です。

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さらにカナディアンロッキーを南下した次の目的地は、轟音が響き渡るアサバスカ・フォールズです。

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この滝は駐車場から徒歩数分で眺めることができるお手軽なスポットです。

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アサバスカ・フォールズのすぐ近くにあるピクニックテーブルでランチにしました。

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今回もO様が持参された日本の味を堪能させてもらいました!
この日は気温が低くダウンジャケットが必要なくらいだったので、温めたぜんざいが身体に染みる美味しさでした。
ありがたい限りです。

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そして、この日の最後に訪れたのは、カナディアンロッキーを代表する観光地でもあるコロンビア・アイスフィールドです。
画像の奥に白い雪のようなものが見えますが、実はこれは氷河です。
山の上から氷河が流れ出していて、間近まで迫れる場所なのです。
そして注目をしもらいたいのが、私たちの間にある2006という看板。
これは、2006年には氷河の末端がここまであったことを示しています。
わずか18年ほどで氷河が画像の後方まで後退してしまっています。
自然環境が厳しい場所に行くほど、地球温暖化、気候変動の影響が大きく感じられます。
この先、氷河はどうなってしまうのか…。

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今回は乗りませんでしたが、コロンビア・アイスフィールドではこの大きな雪上車に乗って、氷河の上まで行くこともできるんです。
タイヤだけでも人の背丈ほどあります。

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そして、最終日。
この日は標高2000m近くの峠を越していきますが、なんと周りは雪景色。
氷河湖として有名なペイトーレイクもまだ凍っていました。

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残念ながら湖を見ることができなかったので、せめても写真で見てもらえればと思います。
こちらは夏のペイトーレイクです。
N君、いつか自分の目でこの景色を見にきてください!

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そのあとは、ロッキーで誰もが一度は訪れるレイク・ルイーズに立ち寄りました。
こちらは湖面が少しずつ溶けていて、その青さを垣間見ることができました。

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そしていよいよ旅の終着地であるバンフに到着。

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カナダといったらハンバーガー!ということで、アルバータビーフとバイソンのお肉を使ったハンバーガーをそれぞれ味わいました。
ロッキーの旅を締めくくる食事として、ふさわしかったのではないでしょうか!

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O様は二十数年前に訪れた思い出の場所を巡る旅。
N君は初めて目にするカナディアンロッキーの旅。
思い出深いひと時となっていれば幸いです。

今回はお越しくださり、ありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしております!

安食

by ymtours | 2024-05-23 00:18 | 家族の山旅


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