コロナ禍を経た登山の魅力は? 変わらず受け入れてくれるカナディアン・ロッキー!

みなさん、山に登っていますか!ガイドの安食です!

私は山で遊び惚けて…ではなく、遊びも仕事も充実させるべくカナダの山に登っています。

おかげさまで最近は心身共に健康で、新型コロナウイルスや風邪に罹ることもなく過ごしています!


今回は、昨今のカナダの登山事情と、コロナ禍を経て感じるカナダの山の魅力をお伝えしたいと思います!


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世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルス。屋内での活動が避けられ、日本では登山やキャンプなどのアウトドア・アクティビティーが注目を浴びるようになりましたよね。

カナダも同様で、国立公園や州立公園には多くの人が訪れ、ハイキングやキャンプ、クライミング、スキーなどを楽しんでいます。

現在、マスクをする人はほとんどおらず、特に規制もないため、コロナ前の日常とほとんど変わらない様子です。

(※私は以前は日本にいたので、コロナ前のカナダの様子を知りませんが…)


実際、アウトドアを楽しむ人の数は増えているようで、例えばバンフ国立公園の人気の場所ではマイカー規制が行われる場所ができたり、キャンプ場予約の競争率が以前より高くなったりした場所もあります。

私の周りでもコロナ禍で登山を始めた人がいて、登山者人口が増えたなーと実感しています。


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当初こそ「コロナ禍で屋内にいられないから外ならいいだろう!」というマインドで登山を始めた人が多い印象でしたが、今ではそうした人々が登山に魅せられて、そのまま継続して山に登っているのでは?と感じる日々です。


コロナ禍を経て、人々がなぜ登山に惹かれるのか…。

私が思うにやはり心身共に健康でいられるというのが大きいのではないでしょうか!

まず有酸素運動になるので、カロリーも消費し、心肺機能の向上にも繋がります。

長時間に及ぶ全身運動なので、筋肉もしっかり鍛えることができますね!


そして筋肉を動かすと体温が上がり、免疫力を高めることにも繋がります!

また日常生活とは異なる場所に行き、美しい自然の中でリラックスして、山頂で達成感を感じると、ストレスからも解放され心も清々しくなりますよね。

こうしたリフレッシュも免疫力を高めるためには重要とされています。


自分の身体の免疫力を高めることがどれだけ重要か痛感させられたパンデミックの世界。

登山は結果として強い身体を作る一助になっているのだと改めて感じています!


壮大な手つかずの自然が広がるカナディアン・ロッキーは、そんな自然で遊びたい私たちを受け入れてくれる素晴らしい場所ばかり!

様々な場所に私も足を運ばせてもらいました!


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まずはMt.ヤムナスカに行った時の1枚。初夏の時期で新緑の緑が美しかったです!
ロッキー山脈の東の端にあり、山々の先に大平原が広がり、壮大さを感じさせてくれます。


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こちらは自然保護のために入山規制がかかり、1日に入れる登山者の数が制限されているレイク・オハラエリア。

この湖はレイク・オエサと呼ばれ、3000m級の山と氷河を眺めながらくつろぐことができます!

限られた人々しか訪れることのできない秘境にはなんとも癒されました。


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こちらは秋のラーチバレー。

黄色に色づいたラーチ(カラマツ)と青空のコントラストが美しく溜息がでるくらいでした。


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続いては日帰りで14時間ほどかけて登ったMt.エディス・キャベル(3363m)。

天にそびえるような岩稜の山で大迫力の山でした。


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一見すると冬のようですが、こちらは8月に訪れたアサバスカ氷河の上。

まるで違う惑星に来たかのような世界が広がっています!


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こちらはスキー場ではないバックカントリーで、凍った湖へ向けてスキーで滑り込んだ時の一枚。

こんな景色の中で滑れるのはカナディアン・ロッキーならでは!


これらの写真はどれも去年(2022年)のもので、カナディアン・ロッキーの山々はコロナ禍を経ましたが、今も変わらず私たちを受け入れてくれます。

皆さんが見たい、登りたい、感じたい壮大な大自然がきっとカナディアン・ロッキーにはあるはずです!


この夏、皆さんをご案内するべくヤムナスカのガイド一同で準備を整えています。

ロッキーでお会いできることを心より楽しみにしています!



by ymtours | 2023-04-22 05:56 | カナダの山旅


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