オーロラ出現確率100% カナダ北極圏の町イヌビック 100%維持できたのか??

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こんにちはヤムナスカガイドの堀口です!

私の最近のマイブームはDIYです。(工作という噂もありますが・・・)家の家具を作ったり修理したり、子供のおもちゃを作ったりと理由をつけてガレージに籠って作業したり妄想するのが流行です。StayHomeしていると家で快適に過ごすことを考えるようになり、あれこれ作っています。(ちなみに写真は家族からのリクエストがあったプランターBOXで、これから野菜を育ててもらうために作りました。)
外出自粛が続く中で皆さんいかがお過ごしでしょうか。家を整理したり、ものを作ったり、料理をしたり。家の中が整頓されて効率化すると気持ちもすっきりして、ストレス解消にお勧めです。普段掃除はあまり・・・という方も空いた時間にやってみてはどうでしょう。

     
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(上の写真は極北の町イヌビックにあるマッケンジー川で泳いだときのものです。)
さあ話題をオーロラへ移りましょう!
今シーズンもオーロラツアーのガイドで幸運にもイヌビックに行くことが出来ました。
まずはその時のオーロラの写真をご覧ください!
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これは毎年恒例のヤムナスカと提携する旅行会社、アルパインツアー主催のツアーで「中垣哲也さんと行く極北のカナダ北極圏イヌビック滞在とオーロラの旅8日間」のツアーリーダーとしてイヌビックを訪れた際に撮影したものです。
オーロラ写真家・中垣哲也さんのプロフィールはこちらから。

そして12月には西牟田もイヌビックへお客様をご案内しているのですが、その様子は下記のブログからご覧ください。
ブログでも書かれていますが、このときは4日中すべての日でオーロラが出ています!

では本題に入りたいと思いますが、タイトルにもある通り過去のヤムナスカのイヌビックツアーでのオーロラ鑑賞確率は驚異の100%を誇っています。
そして、今シーズンもすべてのツアーでオーロラを観ることが出来たので100%継続中となりました!!!

信じられないかもしれないですが、これ本当なんです!
さらに、発生するオーロラも薄らかすかに雲のように見えるものではなく、はっきりと揺れる姿がのカーテン状のものや大きく渦を巻くような強いものが多いのです。太陽の活動条件が良くなればブレイクアップという、いわゆるオーロラ爆発に巡り合う確率も他の地域に比べ高いと言えるでしょう。

今回私がご一緒させていただいた、オーロラ写真家の中垣哲也さんが言われた言葉を皆さんにシェアしたいと思います。
「晴れれば、オーロラが見られない日はありません。」
これってオーロラ百戦錬磨の中垣さんが言うとすごく重みがあり、この地がどれほどオーロラの地として条件が良いかを象徴する言葉だと思います。


なぜイヌビックがいいのか?
ではなぜイヌビックがそこまで良いのか、これまでオーロラツアーをガイディングした経験から考えてみたいと思います。
1.遠隔地に位置する
2.乾燥した地域の為、晴天率が高い
3.オーロラベルトのちょうど真下にある

1.遠隔地に位置する
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これはわかりやすく言うとイヌビックは近くに大きな町が無く、さらに人口も約3,000人と少ないためオーロラ鑑賞の妨げとなる光、光害が極端に少ないため結果としてオーロラが見やすいという事です。イヌビックからだとホワイトホースが近くの一番大きな町になりますが、上の地図を見るとホワイトホースから道路を使って1,200km以上、直線距離でもおよそ1,000km離れているのが分かります。これがどれだけの極地なのかわかりますね。

2.乾燥した地域の為、晴天率が高
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先程の地図で見るとわかるのですが、カナダもやはり偏西風の影響で基本的には西から天気が変わる為、沿岸部は湿った気候で雨や雪が多い天気になりやすい傾向があります。反対に内陸部に入り込む空気は乾燥したものへと変わり、雨雲や雪雲が大きく発達しにくい性質のため晴天率が高い傾向です。
「え?イヌビック海に近くない?」
と思った方!鋭いです!
確かに北極海が近くにあるのです。しかし、イヌビックでもやはり南西からの天気が変化することが多く、北から気流が入り込んでくることもあるのですが冬は北極海は凍結しているため、太平洋側からのような湿った空気にならないのです。
北極圏なんだから雪が多いと思うかもしれませんが、意外にもイヌビックの積雪は少ないのです。

3.オーロラベルトのちょうど真下にある
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なぜイヌビックがいいのか?一番大きな要素としてあげられるのはコレでしょう!上の2つの要素ももちろん大切なのですが、イヌビックでオーロラを鑑賞していつも感じることは自分が今このオーロラベルトの真下にいると言うことです。それはオーロラが最も強く発光している場所いることを意味します。にその証拠にイヌビックでは下の写真のように頭上に発生することが非常に多くあります。
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このようなオーロラを見上げることが多いので首が痛くなると言う、なんとも贅沢な悲鳴ですね。(笑)
このようにオーロラが発生している場所の最短距離にいることが多いために、上で述べたようにオーロラ爆発に出会えるケースも珍しくありません。

さらに言うとオーロラの発生は太陽の活動の強弱に左右されることがわかっており、その周期は11年から12年と言われています。今シーズンがその周期のうちのどこに位置していたかと言うと、なんと太陽の活動が最も弱い時期にあたるのです。その時期において上の写真のようなオーロラが発生するのですから、イヌビックは太陽活動など度外視しても良いエリアとも言えますね。

いかがでしたか?
まだオーロラを見たことがない方は、「人生に一度はオーロラを見たい」と思う方が多いと思います。私も以前はそう思っていました。
すでにオーロラを見たことがある方は、「より強いオーロラが見たい」、または「オーロラ爆発が見たい」と思う方が多いのではないでしょうか?
もしかすると、イヌビックという土地はそんなオーロラに憧れる全ての人を満たしてくれる場所なのかもしれません。

最後に、今回中垣さんが撮影されたオーロラの映像です。是非お部屋を暗くして再生するとより臨場感がアップします!


ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから







by ymtours | 2020-05-13 08:58 | オーロラの旅


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