カナダにおける新型コロナウィルス(COVID-19)の現状報告 / 3月4日現在

世界中に広がりを見せ始めた新型コロナウィルス(COVID-19)の収束を心から願います。

2020-03-03付けカナダの感染者数は30名となりました。内、日本からのお客様がカナダへ来られるときの玄関口であるBC州の感染者数は12名となっています。BC州での検査実績は1012名(2月27日時点)と言うことです。弊社が営業を行なうアルバータ州とユーコン準州の感染者数はまだ0となっています。ちなみにアルバータ州では、これまで風邪の症状が出た、感染国から帰国した方達のウィルス検査を断続的に173人(2月28日時点)やってきました。もちろん、12月から1月にかけて多くの中国人旅行者がカナダを訪れていたことは事実ですので、症状の出ないまたは軽い感染者が絶対にいないとは言い切れないと私どもは考えています。ただ感染確率は非常に低いと思います。

以上から、3月にユーコンを訪れるお客様の健康管理は私どもの一番大きな関心ごとであります。
お客様を受け入れる車両は常に消毒を行い、公共のものに触れた場合はアルコール消毒液を使ってお客様の手を消毒できるようにガイドは準備しております。尚、ホテルのお部屋へ入るときと、食事前は手洗いをお勧めします。ホワイトホース市内ではマスクの購入はできません。現状、ユーコンでは新型コロナウィルスの発症は起きていないため、住民はほとんどはマスクをしていません。よって、予防の意味でも日本からの旅行者がマスクをして市内を歩いていると、住民のなかには驚く方がいる可能性があることを、予めお伝えしておきます。もちろんマスク着用は自由です。

こちらに来られてから、風邪の症状が出た場合はどうしたらよいか?
弊社のガイドはすべて上級の野外救急法を学んでいます。また新型コロナウィルスの特徴や症状についても情報を得ています。もし、こちらに来てから体調が悪くなられた場合は、担当ガイドまたは予めご案内した弊社の緊急連絡先へご連絡下さい。症状を詳しく聞いたうえで、その後の処置についてアドバイスさせていただきます。

カナダに来るお客様が一番心配することはバンクーバーでの入国審査だと思います。
1週間前に日本から戻った弊社のスタッフがバンクーバーの入国を体験しました。その時は日本語が選べるタッチパネル上で過去2週間に中国の滞在したことがあるか聞かれたことと、体調が悪くないか聞かれただけでした。体温検査はありませんでした。現在カナダ政府はいかなる国から来る滞在者の入国を拒否していません。WHOの感染指定国から訪れた場合は14日間の自己経過観察(自己モニター)を政府は要請(法的束縛は無し)しているのみとなります。よってカナダ入国の制限はありませんし、入国後の行動制限もありません。弊社では以下のサイトから毎日入国に関する情報を得ていますので、何か変化がありましたら随時ご報告申し上げます。

アルバータ州の保険局は、上記以外に中国湖北省とイランからカナダへ戻られた方は14日間の自宅待機をお願いしていると記述されています。
詳しくは以下をご参照下さい。

日本からバンクーバーへの国際線ではカナダ人を含めてマスクをしているかたが多いです。ただ国内線になるとマスクをしている方は極端に減ります。私も2月21日に日本からバンクーバー、そしてバンクーバーからカルガリーへ飛びました。カルガリーへの国内線ではマスクは着用しませんでしたが、いつも手の消毒には気を使いました。脱脂綿かガーゼに70%以上のアルコールを湿らせてファスナーつきバックに入れて持っていました。これは非常に使いやすかったです。自分の手を拭いた後に、モニター画面や肘掛などをサッと吹くことで除菌が可能です。おかげで、今年はまだ風邪も引いてません。

皆様のお越しをスタッフ一同心からお待ちしております。

難波寛
代表取締役
ヤムナスカ・マウンテン・ツアーズ

カナダにおける新型コロナウィルス(COVID-19)の現状報告 / 3月4日現在_d0112928_08034896.jpg
ユーコン準州 ホワイトホース市内 (2020年3月4日)



by ymtours | 2020-03-05 04:35 | お知らせ


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