皆さんこんにちは、ガイドの堀口です。 突然ですが、 「ガイドという仕事に興味を持ったことはありますか?」 ヤムナスカでは2020年夏シーズンのハイキングガイドを求人・募集をしています。 本記事では、我々ヤムナスカのハイキングガイドの仕事の魅力や、ガイドに求められる資質について語ってみようと思います。 さらに今回はヤムナスカガイド2年目を終えた西牟田へ、ガイド業の魅力についてインタビューもしてみました。 ハイキングガイドの魅力とは? ![]() この職業に興味を持つ多くの人は、自然の中で遊び、過ごすことが好きな「アウトドア派」だと思います。好きな自然の中で仕事が出来る事は、山のガイド業の最も大きな魅力ではないでしょうか。そして、自分がガイドをすることでお客様へ新しい価値観や驚きを伝え、雄大な大自然の体験を心から楽しんでいただくこと。これこそがハイキングガイドの醍醐味と言えるでしょう。 カナダでガイドするということ。 英語で「Wilderness」という言葉がありますが、日本語では「手付かずの自然」や「原生自然」を意味します。世界第2位の面積を誇るカナダには圧倒的な「Wildernees」が圧倒的なスケールで広がり、一度足を踏み入れると辺りの山や木々、湖などの自然と自分が同化するような感覚を味わうことができるんです。こんな北米ならではの広大なスケールの自然でガイドをするのは、いつになってもワクワクします。 ハイキングガイドに求められる資質とは? ![]() 「自然を愛する気持ち」 自然を愛するとはどんな事でしょうか? エコを考え環境を保護するという事は分かり易いですが、他にはどんな表現があるのでしょうか。ガイドはそれぞれが思う自然を愛する気持ちを持っています。経験によってその形は変わっていくのだと思いますが、まずは「自然と真っ直ぐに向き合う」という事が第一歩かもしれません。 「向上心がある事」 自分の仕事をより良いものにしたいと思う気持ちは大切です。実際のハイキングガイドの現場では山のスキル以外に、多岐に渡る分野の技術が求められます。その中でも自分の得意とするところと苦手なところに向き合い、技術を磨きながら自分の理想とするガイド像へ向かうモチベーションが必要です。 「本質を見抜く能力」 物事の本質とは何か? 仕事にはある程度の決められたマニュアルやルールが必要です。しかし、マニュアルやルールに縛られると考える力が失われ、想定外のイレギュラーなケースに対応が出来なくなるものです。自然を舞台とする山のガイド業は予定調和にいかず、刻々と環境が変化する中での出来事は、時に大きく想像を超えてくるものです。ガイドにはどのような状況でも的確な判断が求められるため、本質に従った判断基準を持たなくてはなりません。 「コミュニケーション能力」 これはどんな職場に置いても大切な能力ですが、安全確保が重要な現場においては尚更です。お客様とのコミュニケーション、ガイド仲間とのコミュニケーション、地元のハイカーや住民とのコミュニケーションをとり、良い人間界を構築することが大切です。困ったときに自分で考えることも大切ですが、周囲の人との連携から最良の方法を見つけるが重要ですね。 「よく遊ぶこと」 ハイキング、スキー、クライミング、バイク、キャンプなどなど。幸運なことに我々が暮らすカナダでは、身近に無数のアウトドア・アクティビティーが溢れています。自分が心から楽しんで遊ぶことで、お客様を楽しませる事ができると信じています。 ![]() ヤムナスカガイドとして働くこと ヤムナスカでガイドになる為にはいくつかの資格をクリアする必要がありますが、ここでは我々が「ヤムナスカガイド」というものについて、どのように向き合っているかをお話ししたいと思います。 (※資格についての詳細はヤムナスカのホームページ「ガイドになるためには?」をご覧下さい。) ヤムナスカのスタッフに共通して言えることは、ガイドという仕事を「天職」であると思っていることでしょう。 では、天職とはどのような仕事でしょうか? 私が思うに「自分がこの仕事をするために生まれてきた。」と実感できるものではないでしょうか。誰になんと言われようと、自分がやりたいと思えるもの。そして、その仕事を通して自分と人に喜びを与えられるもの。そんな仕事が天職だと思います。 ![]() ヤムナスカガイドはそれぞれ個性の強い人間の集まりですが、ヤムナスカのガイドであることに誇りを持ち、理念に基づいた共通の意識を持って働いています。その為、「仲間意識」というものは強く持っていると言えるでしょう。チームだからこそ発揮できる力は必ずあり、それを体感できるからこそ仲間を大切にする気持ちが強くなります。 それでは最後に今シーズンからユーコンが拠点となったガイド、西牟田春陽へのインタビューの内容をご覧ください。 ![]() 堀口 「春陽が思うガイドの魅力って?」 西牟田 「達成感を感じられることだと思います。」 堀口 「達成感?」 西牟田 「はい、私は14歳の頃初めてカナダでハイキングツアーに参加しました。その時はゲストだったのが、今はガイドとしてお客様と一緒に歩き、皆さんがが喜んでいる姿を見ることで達成感を得ることが出来るんです。」 堀口 「なるほどね。それはゲストとして参加した経験が活きているんだろうね。自分が感じた事を共有できることは嬉しいよね。」 「では、春陽が感じるガイドに求められる資質とは?」 西牟田 「そうですね。いろいろあると思いますが、私の場合は健康管理ができる事、エンターテイナーであること、車の運転が苦ではないこと。ですかね。」 堀口 「ふむふむ。確かに体が資本の仕事だから健康管理は大事だよね。エンターテイナーについても、ここで一発盛り上げたい!というタイミングはあるよね。グループの士気を上げるという意味でも必要なテクニックとも言えるかもしれないね。車の運転については?」 西牟田 「運転はガイドの仕事の割合として大きいので、運転が苦手だったりするのは大変なんじゃないかなと思うんです。」 堀口 「特にカナダは広いからね。一日に数百キロ走ることもザラにあるもんね。運転に関しては、きちんとした点検を行う、時間に余裕を持つ、そしてお客さんが乗っていたとしても疲れたらしっかりと休息をとること。これは大事だね。」 「ではヤムナスカのガイドって春陽にとってどんなイメージかな?」 西牟田 「みんな仲間意識がとても強い。そして、全員が仕事に対するモチベーションが高いです。これは本当にヤムナスカのガイドになって良かったと思えることですね。みんなの意識が高いから自分も頑張らなきゃと思えるし、チーム一丸となって高みを目指しているという感じがすごく好きです。」 堀口 「これはチームの強みとも言えるよね。逆にチームであるからには1+1=2ではダメで、それぞれの良さを引き出して何倍にもできる力があるからね。」 「では最後に、ズバリ、カナダの自然の魅力とは!?」 西牟田 「ズバリ、自由であること。です!」 堀口 「お!来た来た!」 西牟田 「広大なカナダの自然では、山の中に入るとほとんど人に出会わないんです。人が大勢いるとどうしてもマナーを守れない人が出てくるから、自然を保護するためにはある程度のルールが必要になってきてしまいます。そのルールが少ないのがカナダの良さじゃないかなと思います。自然の中で自由に過ごせるというか。でもだからと言ってなんでも許されるわけじゃない。ずっと自由で過ごせるために、自然を守る為に私達ガイドが出来る努力があるんじゃないかなと思います。」 堀口 「その通りだね。北米ならではとも言えるかもしれないけど、自分達だけが良いだけじゃダメだからね。この自然は後世に引き継いでいかないとね。」 「今日はありがとうございました。またよろしくです!」 西牟田 「ありがとうございました!また呼んでください。」 って隣に座ってるんですけどね(笑) さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。 ヤムナスカでは熱意のある仲間を募集しています。 ![]() 経験が重要視される世界だと思うかもしれません。しかし、もっと大切なことはガイドという仕事に対する情熱や資質です。 山のガイド業を天職と感じる方、カナダを舞台に私たちと一緒に働きませんか? 2020年の夏シーズンは、ビザ(ワーホリ、就労ビザ)を所持した方を対象として、ハイキングガイドのポジションを募集しています。 詳しくは下記の募集要項をご覧ください。 自然を愛する方からのお便りを待っています! ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう) ガイドプロフィールはこちらから
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by ymtours
| 2019-11-27 07:01
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