ホワイトホースの初冬大満喫、6泊7日イン・オンザレイクで親子オーロラの旅

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皆さんこんにちは。ヤムナスカ・ガイドの堀口です。

11月に入り19~20年度の新たな冬のオーロラシーズンがスタートしました!
そしてシーズン一発目のお客様はお2人でT様の親子。お2人を私堀口が、ツアーを通してガイドしたのでその様子をご覧ください!

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ディスカバー・ホワイトホース参加中に偶然遭遇したハクトウワシ

今回お二人が参加したツアーは豪華ロッジ・インオンザレイクツアー。
ロッジはホワイトホース郊外に立地するため、夜のオーロラ鑑賞は自身のペースに合わせてできるのが魅力。
そのため、ガイドがロッジへの送迎、チェックイン時にオーロラ鑑賞のレクチャーとカメラでの撮影方法をじっくりとご説明します。
オーロラ鑑賞が初めての方でもご安心です!

さて、今回のT様の現地ホワイトホースでの行程は、
Day 1 ホワイトホースご到着、ロッジチェックイン
Day 2 デイツアー・ディスカバー・ホワイトホースご参加
Day 3 デイツアー・ミート・ザ・ワイルドご参加
Day 4 デイツアー・ネイチャー・ウォークご参加
Day 5 終日自由行動
Day 6 デイツアー・ドッグ・マッシングご参加
Day 7 ロッジチェックアウト、ホワイトホースご出発
以上の全6泊7日でホワイトホースの滞在を思いっきり満喫していただきました!

さて、それでは初日の様子からご覧ください。

Day 1

まず、空港到着後はスーパーに立ち寄りお買いものタイム。

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左から、ケチャップ味のポテトチップス(※カナダ限定!)、
エルクのジャーキー、バイソンのジャーキー、ホワイトホース名物の大釜で作ったポップコーン

ロッジ周辺は大自然に囲まれて買い物できる場所などが無いため、初日にスーパーにてオーロラ鑑賞中のスナックや嗜好品等を購入する時間をとっていただきます。
深夜に到着する便でホワイトホースに来る方は、スーパーが閉店してしまうため事前に日本で購入することをお勧めします!

しかしT様はかなりイカしたチョイスですね!
気になる方は是非現地でチェックしてみてください。
「ポップコーンなんてどこで買ったも同じでしょ。」と思うかもしれませんが、だまされたと思って食べてみてください。(笑)

スーパーでの買い物の後はロッジまで向かいます。
片道約55kmの道のりはハイウェイで信号も無いため、路面の状況が良ければ約45分で到着します。

ロッジ到着後はガイドがロッジ館内をスルーして、施設の使い方や緊急時の対応など滞在中の利用方法に関して説明します。

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ロッジ夕食時の風景

ロッジの夕食は毎晩7時から。
上の写真のようにロッジに滞在されている他のお客さんと一緒にディナーを食べていただきます。

飛行機の到着時間にもよりますが、夕食前にオーロラの鑑賞方法とカメラでの撮影方法のご説明をしっかりと行います。
このときカメラのマニュアルがあると便利です!また、事前に下記のページでおさらいするとより理解が深まります。
オーロラ完全ガイド カメラの設定方法と撮影の手順
これで初日の行程は終了となり、夕食の後は少し仮眠したり休憩しオーロラ鑑賞へと臨みます。

【Day 2】
2日目はディスカバー・ホワイトホースにご参加していただきました。

ホワイトホースの歴史や地理などを説明し、市内の名所を巡りながらの観光スポットを巡ります。

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凍結したフィッシュレイク

11月前半のこの時期はロッジ前のマーシュレイクは凍結しませんが、少し標高の高いここフィッシュレイクは凍結していました。
今回は、この様なユーコンならではの大自然が味わえる場所にご案内したり。

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Yukon Brewing 内にてビールを選定中

ビール好きのお2人にはユーコンの地ビール店Yukon Brewingへご案内。
色々と試飲されて、数種類のビールを購入されました。

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受賞しています!

ちなみにYukon Redという銘柄は2009年のカナダの Beer of the Year にも選ばれています。
是非トライしていただきたい一品です!

そのほかビジターセンターにご案内したり、メインストリートのギフトショップにご案内することもあります。


【Day 3】
3日目はデイツアーの、ミート・ザ・ワイルドへご案内。

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オスのミュールディアー

ここでは極北カナダに生息する野生動物が飼育されています。
冬は車両で移動しながら動物の生息エリアで下車、ガイドが各動物について解説します。

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とても人懐っこいムースのメスはずっとついてくるんです。

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やっぱり大人気オスのムース。
この時期はまだ角が落ちず、立派な姿を見ることが出来ます。

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極北を代表する動物マスコックス

日本語ではジャコウウシと呼ばれる珍しい動物です。極端に寒い地域に生息する彼らの毛皮は非常に保温効果に優れており、抜け落ちた毛を拾い集めてできた毛糸はキヴィアックと呼ばれる高級品です。素材は非常に軽く暖かく良い手触りです。T様のお二人は興味津々で、ホワイトホース市内の毛糸ショップで実物もチェックされておりました。値段はニット帽が一つ作れる分の毛糸で$120ほどしていました。誰か手編みのキヴィアックの帽子待ってまーす!(笑)

この後、動物をじっくり見学した後は隣接するタキーニ温泉で冷えた体を温めていただきました。


【Day 4】
4日目はネイチャー・ウォークにご参加。

T様お2人の旅は自然系のものが多く、旅先ではこの手のツアーに参加されることが多く、お母様はハイキングやトレッキングもお好きだとの事。

この日は森とユーコン川の景観が美しく、ゴールドラッシュ時代の名残を見学することが出来る「キャニオン・シティ」へご案内。

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美しく輝くユーコン川

ユーコン川は氷河の溶け水も少し流入しているため、日の角度や見る場所等の条件が良ければこのような美しい色が出るのです。
この日はとても天気がよく良い条件が整いました!

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約100年前の瓦礫
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ゴールドラッシュ時代に使用されていたトラムウェイの再現(トロッコ)

実はこのあたりはゴールドラッシュ時代小さなコミュニティが存在しており、キャニオン・シティと呼ばれる場所だったのです。キャニオン・シティはユーコン川沿いにあり、ここまで川を下ってきた人々の宿場の役割を果たしていました。そしてこの下流はマイルズ・キャニオンと呼ばれる急流があったため、経験値の少ない漕ぎ手は陸路で移動する必要があり、上の写真のようなトラムウェイが使用されていたのです。

この日は本当に天気がよくとても気持ちよく歩くことが出来ました。


Day 5】
5日目は自由行動としていただき、ロッジでゆっくりと休んでいただきました。

と思っていたのですが、後で聞くとロッジ周辺のトレイルをガッツリ歩いたようです。
流石ですね!疲れ知らずのお2人です。


【Day 6】
6日目は最後のデイツアー、ドッグ・マッシング(犬ぞり)へのご参加です。
実はこの日は積雪が少ないためソリではなく、犬たちはバギーを引いてのアクティビティとなりました。

ユーコンは犬ぞり発祥の地、冬の本番を控え積雪がない時期もバギーでトレーニングを積み鍛えているのです。
お2人は大のイヌ好きでとても楽しんでいただけたようです。

ドッグ・マッシングは基本的にヤムナスカのガイドが同行することはありませんが、ロッジからの送迎時にソリの操縦方法などをしっかりと説明させていただくので安心です。


【Day 7】
あっと言う間に最終日となりました。

T様のお2人は夕方の出発の便でこの後はバンクーバーにご滞在予定。
11時にロッジをチェックアウトして、フライトまでの時間は市内でショッピングを楽しんでいただきました。
ショッピング中はヤムナスカでスーツケースなどを預かり、フライト時間に合わせてガイドと待ち合わせ。最後は空港まで送迎してお別れとなりました。

ところで、「肝心のオーロラはどうだったの?」

という声が聞こえてきそうですが、3日目と4日目にオーロラを見ることが出来ました
後でお話を伺うと、連日5時頃まで粘ってオーロラ鑑賞を行ったとの事。
実際3日目のオーロラは4時頃に鑑賞できたとの事だったので、やはりロッジ滞在型の利点が出たと言えるでしょう。

さて、6泊7日間のインオンザレイクご滞在は満喫していただけたでしょうか。
自然風景がお好きなお2人には、別の季節や、カナディアンロッキーもお勧めです。
また、是非カナダに遊びにいらして下さい!

この度はヤムナスカのツアーをご利用いただき誠にありがとうございました!

ヤムナスカ・ガイド堀口 慎太郎 (ほりぐち しんたろう)                              
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2019-11-12 07:41 | オーロラの旅


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