みんな元気かな!?自称オーロラお兄さんの堀口です。 夏至も折り返し、日照時間も短くなっていきますね。 ということで今回はオーロラの特集記事です。 今年こそ絶対にオーロラを観たい!という方は必見! 折角の海外でのオーロラの旅行、観られないからと言って何度も行けるようなものではありません。 そこで今回は、ヤムナスカガイドが伝授する「オーロラを確実に見るために知っておくべき10の事。」です! まだまだ夏は真っ盛りなのにもうオーロラなんて!と思った方。 実はオーロラシーズンはもうすぐそこ。もう一か月を切っているんですよ! 計画はいつも早目が吉。 これらをしっかり押さえて、念願のオーロラを確実に射止めてしまいましょう! その1 「場所」 どこに見に行くのか? どの国、どの地域に見に行くのかではなく、目指すべきはオーロラベルトの下なのです。 オーロラは地球上のどこでも見ることができるわけではありません。多くの人にとっては、漠然と「遠い極北で見れる。」というイメージがあるかもしれません。たしかに北の地域へ行く必要はあるのですが、厳密にいうと「オーロラベルト」内に行くことが重要なのです。オーロラベルトとはオーロラが最も頻繁に発生するエリアのことで、北半球、南半球ともに60度~70度くらいの範囲を指します。 上の図を見ると北半球でオーロラベルトの下に位置する都市が分かるでしょう。我らが「ホワイトホース」を筆頭に、イエローナイフ、フェアバンクス、北欧の都市などが入っています。 それぞれの地域の魅力は異なりますが、まずは自分に合った過ごし方が出来る都市、エリアを探してみましょう。 その2 「時期」 秋と冬はどっちが良いのか? オーロラ鑑賞の時期は、8月下旬から3月下旬まで。オーロラだけを考えるならやはり冬が優勢。しかし、秋に秋にしか魅力があるのです。 オーロラ鑑賞と聞くと「寒そう!」というイメージがとても強いのでは? 上で説明した通り、北緯60度~70度の極北に行くのだから寒いのも当然。しかし、寒いのは苦手だから自分はちょっと.. そんな方も多いと思いますが、実はオーロラは冬だけのものではないのです。 上はホワイトホースの日照時間を図で表したものですが、ご覧の通り5、6、7月は日照時間が長く夜の時間がほとんどありません。従って、仮にオーロラが発生したとしても太陽の明かりが多く、肉眼で確認することはほぼ不可能です。逆に8月下旬ころからは夜の時間が多くなり、オーロラが発生しやすい時間帯の暗い時間が十分とれるため、オーロラシーズン開幕となるのです。 ヤムナスカが独自に集めたデータをみると、8月や9月の時期と冬の時期を比べても、単純にオーロラが出る出ないの確率は大きく変わっていません。つまり、必ずしも冬だから出やすいという事ではないのです。 しかし、冬の時期の方が日照時間が短く、オーロラが鑑賞のできる時間帯が長いため、やはり遭遇確率という意味では冬に軍配が上がります。しかし、秋のオーロラ鑑賞にも素晴らしい魅力があるのも無視はできません。 「どの時期でどれくらい気温の違いがあるのか?」 また 「日中のアクティビティはどんな違いがあるのか?」 これが決まれば旅行の時期がだんだん絞れてきます! ちなみにホワイトホース周辺のオーロラシーズンのそれぞれの魅力は・・・。 【8月下旬~9月下旬】 紅葉、黄葉が美しい時期で日中はハイキングやカヌーなどのアクティビティが充実している。昼間の最高気温が20°を超えることもあり寒さが苦手な方は文句なしでこの時期に決まり! 【11月~1月下旬】 暗い時間が一気に増え、本格的な冬季オーロラシーズン開幕。12月になると湖が凍結し、冬のアクティビティも本格的に始まる。雪も積もり白銀の美しい景色も楽しむことが出来る。しかし寒さは本格的!防寒具はレンタルなどしっかり用意したい。 【2月上旬~3月下旬】 日照時間がグングン伸び、3月に入ると日中は春の陽気感じることも。昼間の時間が長くなりよりアウトドアアクティビティが充実。しかし、最低気温はまだまだ低いため、防寒対策は必要。 やはり、紅葉の魅力もなく、本格的に冬らしさもない10月が、一番中途半端な時期と言えるかもしれません。 その3 「防寒具」 どれくらいの装備が必要なのか? 厳冬期の登山と同等の装備が必要。しかし、滅多にしか行かないオーロラ旅行のためだけに買うのもナンセンス。 「いったい、どれくらい寒いの?」 よくある質問ですが、オーロラベルトで必要な装備は、日本ではなかなか想像できないものですね。実際、マイナス30℃と言われても、どんな服装をすれば良いのか分からなくて当然です。 必要な装備とは、厳冬期の高所登山の装備に近いものです。しかし、登山をやらない方はもちろん、登山をやる方でも厳冬期の装備を持っている人はそんなに多くないと思います。さらにオーロラ旅行の為だけに新調するのももったいないし、荷物にもなる。 そんな多くの悩みを一発で解決するのがレンタル防寒具です。 オーロラ鑑賞が出来る主な都市では、旅行者向けにレンタルがあるので是非こちらを利用しましょう。 ホワイトホースで借りられる防寒具は ・ニット帽 ・ダウンジャケット ・ダウンパンツ ・グローブ ・ブーツ の5点セットで3泊4日で$103.20とリーズナブル。 ただこれ以外にご自身で、保温効果のある肌着や薄手のダウン、セーター等の中間着、ネックウォーマーやインナー手袋、厚手の靴下は用意するようにしましょう。 これが揃えば防寒対策はバッチリ! 後は効果的に防寒する為に重ね着を極めましょう。 衣服はただ重ねて着ればよいというものではありません。衣服と衣服の間に空気の層を取り込み、その層が保温効果を高めるのです。厚着になってしまうと身動きが取りにくいだけでなく、血行を悪くしてかえって逆効果になってしまうので注意が必要です。 また、使い捨てカイロは便利ですがオーロラ鑑賞前に体にペタペタ貼るのではなく、あくまで補助的なものと考えましょう。防寒具だけでは少し物足りないかなと感じた時に利用すると良いですね。現場では面倒がらずに状況に応じて体温調整を行い、快適に鑑賞を楽しみたいですね。 その4 「宿」 どんな宿泊施設に、何泊するのが良いのか? オーロラはいつでも観ることのできる自然現象ではありません。そのため、より確率を高めるためになるべく長く滞在し、より多くの時間を鑑賞に使いましょう。最低でも3夜はトライすることが望ましいです。 ロッジやホテルと宿泊施設も様々ありますが、どちらにどんな利点があるのか見ていきましょう。 ロッジ泊の場合 郊外に立地しているロッジの場合は、部屋から外に出るとすぐにオーロラ鑑賞が出来ることが最大の魅力です。 自分の好きな時間に心行くまで鑑賞を楽しむことが出来ます。ロッジには食事が付くタイプと、備え付けのキッチンで自炊するタイプのものもあるので自分に合った宿を探してみましょう。食事が付くタイプのロッジは豪華な設備の建物が多くあり、北米らしいログハウスのロッジでゆったりと過ごすのも良いでしょう。 市内のホテルに宿泊する場合は、地元のツアー会社のオーロラ鑑賞ツアーに参加し、夜は郊外に移動してオーロラ鑑賞をするスタイルが一般的です。ツアーの終了時間は決まっていますが、ガイドがオーロラのレクチャーやカメラの設定方法など説明してくれるため、オーロラ鑑賞が初めての方には安心です。ホテルがダウンタウンに近ければショッピングやレストランに行きやすく、海外旅行の楽しみが多いですね。 ヤムナスカ・ガイド 堀口慎太郎 ガイドプロフィールはこちらから
by ymtours
| 2019-07-26 06:02
| オーロラの旅
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