スタッフトレーニング 2019 夏シーズン到来!

d0112928_15022105.jpg
皆さんこんにちはガイドの堀口です。

さあ今年も夏シーズン本番を控え、ヤムナスカ・スタッフが集結!
先日5月31日と6月1日の2日間で夏のスタッフトレーニングを行いました。

以下がトレーニングの主な内容となります。
◆1日目はクラスルームにて
「ガイド業務の大切な要素の確認」
「ツアー業務全体のブラッシュアップ」
「緊急時の通信、連絡経路の確認」
「サービスレベルの向上」
「運転業務の安全について」

◆2日目はフィールドにでて実際のガイディングを想定したトレーニング
「ACMG(カナダ山岳ガイド協会)ハイキングガイドのガイドラインと安全基準の確認」
「クライアントケア」
「ハザードの認識とリスクマネジメント」
「フィールドで起きた場合の緊急時の対応方法」

これらはヤムナスカの企業理念に基き、「安心」で「楽しい」山旅をご案内し、ガイド1人1人が高いクオリティの仕事を行う事が目的のトレーニングです。

今回のメンバーは、
キャンモアから難波、石塚、岩田、篠崎、栗原
ホワイトホースからは本山、堀口、西牟田
カルガリーからは植木、山田
バンフからは谷、森本
ペンバートンからは川島
そして、新人の板倉、服部
さらに2日目にはヤムナスカ創設期のメンバーである、レジェンドガイドの岡部氏がオブザーバーとして参加してくれました。

ガイディングシーズンが始まるとそれぞれ各地にガイドに出ることが多いため、ヤムナスカの全スタッフが揃うのはこのスタッフトレーニングを含めて1,2回程度と実は超希少な2日間なのです。

それでは総勢16名の大所帯となった2019年度のトレーニングの様子をご紹介します!

d0112928_15033311.jpg
今年は板倉と服部の2名の新人がメンバーに加わりましたが、業務の膨大な量の情報を2日間のトレーニングでカバーするのは不可能なため、2人は事前に石塚からレクチャーを受け、ヤムナスカ・イズムをみっちりと学びました。

Day1
クラスルームでのトレーニング

d0112928_15030458.jpg
d0112928_15032142.jpg
ここでは各スタッフがスライドを用いて、トレーニングを行います。

そして今回はガイドそれぞれが現在研究しているテーマを持ち込み、スライドを使いシェアしました。
各スタッフのテーマは、

【難波】ヤムナスカの企業理念(Mission Statement)の説明
【石塚】プロフェッショナルに求められる資質、ガイドという仕事への向き合い方とツアー業務のフロー
【岩田】ツアーのオペレーション流れ
【本山】ツアーリーダー業務の心得
【篠崎】ギア・マネージメント
【堀口】車両のメンテナンスと安全運転講習
【谷】 ガイドのマインドセットとヒューマンファクター
【山田】ツアープレップとトリッププランニング
【川島】天候を読む力、天候のリスクマネージメントとWxサイト(天気予報プロサイト)の使い方
【栗原】クライアント・プロファイリングとグループマネージメント
【篠崎】ACMGガイドラインとフィールドワークについて

各自がそれぞれの研究テーマをシェアできることは、ガイド全体のレベルアップにつながるヤムナスカならではの組織の強みと言えます。
もちろんトレーニングを受けてそれで終わりではありません。学んだことを活かし、追求することがプロガイドです。

さらにDay1の後半では車両のメンテナンスについてのブラッシュアップを行いました。

d0112928_15041451.jpg
今年から導入したエアコンプレッサーは車両の空気圧の調整に使用します。
d0112928_03492868.jpg
d0112928_15040680.jpg
運転業務は重要な業務の一部です。
車両を整備しておくこと、特性や装備を知ることがリスクマネージメントに繋がります。


Day2
フィールドでのトレーニング


2日目はフィールドでの実際のガイディングを想定したトレーニングです。
今年の舞台となったのはボウ・バレー州立公園にあるAnklebiter Ridgeです。

d0112928_16424769.jpg
地図を読める方はお分かり頂けるかと思いますが、このルートは距離は短いですがとても急で、ハイキングとしては最も難しいレベルと言えるでしょう。
実際このルートはハイキングコースではなく、一般的にはスクランブルコースとなっています。

d0112928_15044425.jpg
ハイキング出発前には地図を使い、現在の正確な場所、注意すべきポイント、ハイライトを説明。


d0112928_15051812.jpg
序盤から急登が出てきます。歩きはじめはペーシングをしっかり意識します。

d0112928_15055737.jpg
高度を上げると岩場が多くなり、安全係数を上げより高度なガイディングが求められます。


d0112928_15061992.jpg
d0112928_15061318.jpg
恒例の新人によるインタープリティブ(解説)

服部はオオカミの現在の生態系について、板倉はムースの生態系について詳しく解説してくれました。
こういった地元ガイドならではのインタープリティブも、教養を深めたり、エンターテイメントとしては重要な要素です。

d0112928_15054519.jpg
徐々に高度を上げ次第にボウバレーを一望できるほどになります。


d0112928_15053228.jpg
d0112928_15060685.jpg
要所では歩みを止め全員でルートの検証を行います。
ガイドの行動には必ず理由があります。そしてその理由が理に適っているものなのか。
これほど多くのガイドが揃い意見を交換できるのは非常に価値のあることです。

d0112928_03492108.jpg
d0112928_03491230.jpg
ヤムナスカの全ガイドACMG(カナダ山岳ガイド協会)のガイド資格を持つか、それを目指し鍛錬しています。
そのガイドラインはとても明確ですが、プロとしてガイド同士で確認しあうことが安全につながると信じています。


実際ハイキングの場合は大抵1人、多くても2人でガイドを行います。したがって今回のようにシニア、中堅、新人のガイドが集まり、それぞれの意見や考察をシェアするのはとても貴重な時間となります。私たちは山という様々なコンディションの変化がある舞台でガイドをするため、常に向上心を持ってスキルを磨くことと、最高の準備をしてお客様を迎えることがプロのガイドとしてあるべき姿であると思っています。
d0112928_15062880.jpg
ピークにて貴重なスタッフ全員のショット!

さあ、これでヤムナスカのガイド、オフィスのスタッフも含め全員が同じページに立ちました。
今シーズンカナダにお越しの皆様、私たちは世界最高のガイディング目指し、想像を超える体験をご提供させていただきます!
沢山の方々にお会いできるのを楽しみにしています。

ヤムナスカ・ガイド
堀口慎太郎
ガイドプロフィールはこちらから




by ymtours | 2019-06-13 06:42 | お知らせ | Comments(0)


<< 板倉 由浩(イタクラ ヨシヒロ... 初夏のカナディアンロッキーハイ... >>