モレーンレイク&エメラルドレイク 二つの湖をめぐる1日【18.07.07】

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 皆さん元気ですか! ヤムナスカガイドの石塚です。

 今回は山口県からお越しの重川さんの2名様を、ロッキーの2大湖巡りの1日へとご案内させていただきました。重川さんは母と娘の二人旅。お二人とも、20年ほど前に一度ロッキーに観光で来たことがあるそうです。20年前から比べるとバンフの旅行者も増え、特に街並みは本当に賑やかになったと思います。
 
 この日はお二人のご希望を伺いながら、前回の旅で訪れてない場所である『モレーンレイク』と『エメラルドレイク』、そして最後にロッキー最大の滝である『タカカウの滝』へとご案内。湖周辺の散策や高山植物との出会いのある1日となりました。それでは、旅の様子をご覧ください。

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 朝9:00にバンフを出発。この日は朝方に強い雨が振り、重川さんも『今日は雨かな...』と残念に思っていたそうですが、出発時は青空が広がり始めました。ロッキーの天気を形容するとき、『1日に四季がある』なんて言われますが、この日の天気もコロコロと目まぐるしく変わる、まさに夏のロッキーらしい天気の1日でした。

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 モレーンレイク到着。この時は小雨が降り、山にも薄雲のガスがかかるような天気でしたが、それでも湖は十二分に綺麗ですよね。本当にこの湖の色は特殊です。風が強く、雲行きが変わりやすい1日ということもあり、天気の回復をしばし待つことにしました。
 
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 20分ほど景色を楽しんでいると、ついに光が湖を射し始めました!これぞロッキーマジックですね。気温はなんと6度と日本の冬なみの低さでしたが、事前に暖かい服装をしていたので心配はいりません。この景色を見れば寒さも忘れてしまいますね。
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 湖の近くでは可愛らしいリスが登場。こちらのリスは日本名で『キンイロジリス』、英名は『Golden-mantled Ground Squirrel』といいます。後頭部から肩にかけて広がる、マントのような金色がかった茶色の毛が特徴ですね。ロッキーでは最も多くに見かけるリスの一種です。

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 見てくださいこの景色! 最後はテンピークスの山々の頂も完全に顔を出しました。モレーンの展望台や、湖畔の周りで計1時間ほどのんびりと景色の変化を楽しみました。重川さんからも『普通の観光ツアーでは、こんなに1箇所だけにのんびりしてられないので、本当に贅沢ですね。』と嬉しいお言葉をいただきました。写真をとってすぐ移動なんて勿体無いですよね。 
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 エメラルドレイクへの道中、フィールドのビジターセンターに立ち寄りました。エメラルドレイク周辺といえば、世界的にも有名な『バージェス頁岩』の発掘現場としても知られています。1909年に発見された約5億3000万年前の化石は、世界を驚かすほどの大発見でした。今なお発掘される貴重な化石からは、先カンブリア紀に起こったとされる生命の爆発的な進化の歴史を知ることができます。ご興味のある方はNHKスペシャル『生命大躍進』をご覧ください!

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 実はエメラルドレイクへの車中も雨に降られましたが、湖に到着するとご覧のように天気が回復! 青が深いモレーンレイクとは異なり、まさにエメラルド色に輝く色彩を楽しませてくれました。 ラッキーでしたね!
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 エメラルドレイク湖畔は初夏の花々が見頃を向けています。お母様は日本のお花にも詳しく、写真撮影に力が入りましたね。散策中はお花の名前をメモすることができませんでしたので、ここでいくつかの種類をご紹介します。
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クイーンズカップ。ユリ科ツバメオモト族。日本のツバメオモトとは少し様相が異なりますね。

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ラウンドリーブド・オーキッド。ラン科ハクサンチドリ属。

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コモン・ピンク・ウインターグリーン。イチヤクソウ科イチヤクソウ属。ベニバナイチヤクソウ。

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出ました!6月は暑い日が続いたので、湖畔では終わってしまっているかとも思ったのですが、まだ残っていました。
ラン科アツモリソウ属カラフトアツモリソウ。
日本では希少なアツモリソウですが、ロッキーではたくさん見ることができるのです。

 その他にも、ゴゼンタチバナ、サスカトゥーン、アネモネ、ユキザサ、チシマゼキショウ、ツレサギソウなど、本当にたくさんの花々が見ごろを迎えていました。

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 最後はロッキーで最も高く、カナダ全土でも二番目の高さを誇るタカカウの滝(Takakaw Falls)へ。初夏は雪解け水により最も水量の多い時期ですが、この日は雨の影響もあってか、とてつもない大瀑布でした。タカカウとは、先住民族クリー族の言葉で『壮大』『素晴らしい』という意味ですが、まさに名前通りの迫力でした。

 天気がころころと変わる1日でしたが、ロッキーらしいドラマチックな1日でしたね。20年ぶりのロッキーを楽しんでいただけましたでしょうか。今回の旅が、重川さんにとって新しいロッキーの思い出の一ページなっていただけたのなら嬉しく思います。この度はヤムナスカをご利用いただきまして、ありがとうございました。再びお会いする日を楽しみにしています。


ヤムナスカ・ガイド石塚 体一(いしづか たいち)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2018-07-07 05:53 | 家族の山旅 | Comments(0)


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