Ya Ha Tinda(ヤーハーティンダ) ストーニー族の言葉で、’Littel prairie in the mountains'、「山にある小さな草原」。その名のとおり、カナディアンロッキーの東の端に位置するYa Ha Tindaには、その名前とは裏腹に、広大な草原地帯と低山帯が石灰岩の山々に囲まれている、非常に得意な地形を持つエリアが、手付かずのまま残っています。ここへ、ガイド仲間の植木 、新人の水野と私ヒロの3人で、シーズン前のトレーニングを兼ねて、道なき道(オフトレイル)を縦走して来ました。 全くといっていいほど人の気配を感じること無く、野性味のあふれたこのエリアには、グリズリーベアーが9頭、狼、クーガー、ビックホーンシープ、ムースやエルクなど多くの野生動物が生息する、まさにワイルドな場所です。 今回は2泊3日で、目的はロッキーならではの美しい尾根歩きを楽しみ、ワイルドキャンプの利点と、注意点、またマウンテン・センスを磨く為に、ほぼオフトレイルで目的地を定め、ナビゲーションスキルや、コンパスワーク、ルートファインディングなどのブラッシュアップ、つまりヤムナスカ・ハイキングガイドとして基礎的要素を再確認することに重点を置きました。 キャンモアから車で約3時間、途中から未舗装道路を進みます。 Ya Ha Tinda Ranch、ここ実はParks Canadaに所有され、運営されています。ここはカナダで唯一、連邦政府によって管理される労働馬の飼育、育成の放牧場となります。 カナダ西部の国立公園で活躍する馬達はここで冬を越え、夏になるとそれぞれの現場に出向き、国立公園の安全管理に務めています。そこが今回の縦走のスタート地点。 ここを管理しているRickさんとJeanさんの好意で、彼らの駐車場に特別に駐車させてもらいました。「ヤムナスカのガイドトレーニングとして来たのですが、、」と事情を説明すると、「是非ともここに駐車してくれ」と快くゲートを開けてくれました、、。温かい人情に感謝です。2泊3日の荷物を背負い、いざ出発! これまでの歩行速度、高度計、地形、視界に広がる山やピーク、川や支流などを頼りに、現在地を判断していきます。そして、それが正しいのか、コンパスを利用し、更に確率を高めます。最終的には持参したGPSでその判断を精査していきます。これはもう反復作業しかないですね。なんども繰り返し行うことで、精度を上げていくしかありません。実際、このような晴天時はヒントが多すぎて(笑)いいのですが、悪天候の時にはどうするのかというシミュレーションも行いました。 いいですね。 プレーリークロッカスが満開を迎えていました。町よりは遅い春を迎えていました。 最後のホーストレイルを発見し、そのまま駐車場へ向かいます。
by ymtours
| 2018-05-24 00:15
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