2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_06325654.jpg


 皆さん元気ですか! ヤムナスカガイドの石塚です。今年も毎年の恒例行事である「スキルアップ・イベント」を思いっきり楽しんできました。今回の舞台はブリティッシュ・コロンビア州のケロウナ。Bear Creek Campgroundにベースキャンプを作り、周辺エリアでマウンテンバイクのシングルトラックを4泊5日にわたり満喫します。

 2012年から始まったこの企画「スキルアップ・イベント」も、今年で7回目を迎えました。イベントのコンセプトは、「Fun、楽しむ」を重視しながらも、皆で様々なアクティビティーに挑戦するなかで、より強固なチームワーク作りを目指すものです。今年はマウンテンバイクという怪我のリスクの高いスポーツを通し、いかに怪我のリスクを下げることができるか? メンタル面や技術面、体力面、装備面など様々なファクターを確認しあうことが中心となりました。

 ケロウナを含むオカナガン・バレーは、今や世界的にも有名なワインの産地となりましたが、マウンテンバイクでも有名なのをご存知ですか? 温暖な気候のためシーズンが長く、バリエーション豊かなバイクライドが楽しめるため、カナダ人のMTBバイカーにとっては大人気のエリアなのです。

 2014年のスキルアップ・イベントでは、ケロウナから1時間ほど南のペンティクトンという町を拠点に、鉄道の廃線後に作られたバイクトレイルの旅を行いました。その時の記事はこちらになります。(14-スキルアップコース KVRバイクトリップ

 今回の参加メンバーは難波、岩田、本山、篠崎、川嶋、堀口、わたくし石塚に加え、ケロウナ在住のヤムナスカ・レジェンドガイドで、今や地元で大人気の気合い指圧師、落合圭太もスポットで参加しました!

 それでは、写真とともにイベントの様子をご覧ください!
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01572453.jpg
 BC州のケロウナは、私たちの拠点があるキャンモアから西へ500kmほどに位置しています。カナダの中でも非常に温暖な気候もあり、標高も低いためロッキーよりも早く初夏が訪れます。

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01564067.jpg
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01564143.jpg
 初日は全員でバイクのメンテナンスと最終調整を行います。アウトドアスポーツは使用する道具の整備がとても大切ですが、時にハイスピードで山道を下り降りるMTBでは、最も大切なことの一つです。
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571051.jpg
最終装備を確認したらいよいよ出発です!

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571070.jpg
 DAY2 - Hillbilly Classic Loop / 13.1km 累計高度+551m -555m

 MTB初日となるこの日は曇り空でしたが、このコースは出発からすぐに上りが始まり、一気に最高地点まで上りきる必要があるため、涼しい気候にはとても助けられました。雪解けにより随所で川が増水し、マディーな場所もいくつかありましたが、山火事の跡地を抜ける爽快なルートでしたよ。皆がほぼシーズン一発目のMTBということもあり、まだまだ体ができあがっていなかったので、初めは少し苦労しましたね... 下りのブラックダイモンド(上級)コースはなかなかスリリングでした(笑  ちなみに一番上の集合写真もこのコースでのものです。
 
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571847.jpg
 DAY3 - Mckinley Loop / 13.5km 累計高度+510m -510m
 バイク二日目は、ケロウナの北西に位置する日当たりの良い丘を抜けるコース。中日ということで難易度は易しめのコースにしましたが、この日から天気が回復したこともあり、本当に清々しいバイクライドになりました。

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01565646.jpg
 トレイルには初夏の花が咲き始め、中でも黄色のキク科の花の群生が印象的でした。ウォータートンエリアに咲く『Balsamroot』と同じ種類かもしれません。
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01565616.jpg
 今回のイベント進行役を務めた堀口。昨年に購入した新しいMTBは非常に気に入っているようで、いつもニヤニヤしながら乗っています。(笑
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571831.jpg
 湖を見下ろすファイヤールックアウトの展望地がこの日のクライマックス。ハードな急坂を上りきった後ということもあり、清々しいランチタイムとなりました。残すは下りのみ!
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01564194.jpg
 もちろんキャンプの楽しみの一つはこれ! 皆で酒を酌み交わし、熱く語り合うことで、チームの結束力は高まっていきます。

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01564125.jpg
 キャンプの食事は全員で担当を割り振りながら、交代で担当します。この日の朝食は難波考案によるプロテイン重視オリジナルパンケーキ!! ゴートチーズとリンゴがミックスされたパンケーキは腹持ちがよく、ハードなバイキングに抜群の相性でしたよ。
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571096.jpg
 バイクの後はケロウナで大人気の気合い指圧師、落合圭太からマッサージのスペシャルプレゼント。バイクトリップの疲れも一気に回復する技はさすがです。これは効きますよ!!

2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571857.jpg
 
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571050.jpg
 オカナガンバレーはカナダを代表するワインの産地。2018年現在は182のワイナリーが登記されています。ケロウナはオカナガンの北限に位置しており、火山性の沖積土壌に適した白ワイン(シャルドネ、ピノグリなど)とピノ・ノワールが有名です。せっかくここまで来たのですから、ワイナリー巡りも楽しまないと勿体ないですよ! 
 
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01565656.jpg
 DAY4 - Rose Valley Loop / 13.6km 累計高度+571m -577m

 いよいよバイク最終日。本当はSmith Creekという人気のトレイルに行く予定でしたが、まだ少し残雪があるとのことで、前日に地元のバイカーに聞いたもう一つの人気トレイルである『Rose Vally』に変更しました。このコースはこれぞケロウナ!というほど素晴らしい展望の連続で、爽快なライドを楽しむ最高の1日となりました!

 
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01571996.jpg
 大きな水溜りができている場所では、一人が実験台となり先頭を切って試し乗りをします(笑 
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01570970.jpg
 マウンテンバイクにパンクは付きもの。ガスタンクタイプの新しい空気入れを試しましたが、これはいいですね。パンプ式よりも圧倒的に早く修理を終えることができました。
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01565781.jpg
ロストレイクを見下ろす高台に到着。
2018年。ヤムナスカ恒例のスキルアップ・イベント。マウンテンバイク in KELOWNA_d0112928_01565735.jpg
 
 ここはケロウナ全域が見渡せるほどの展望地で、遠くに広がるワイナリー畑の美しさは忘れられません。最高の旅のクライマックスとなりました!

 いつもスキルアップ・イベントはそうですが、本当によく遊び、よく笑い、食べ、飲んだ5日間でした。手前味噌ですが、改めてヤムナスカガイドには良いスタッフが集まっているなと実感したものです。

 今から来年のイベントが楽しみですよ!
 
 石塚



by ymtours | 2018-05-05 03:24 | ガイドの素顔


<< マウンテン・センスの向上 2017-18年冬のオーロラシ... >>