永谷 有基(ナガヤ ユウキ)/ガイド紹介 2017

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カナダ カナナスキスカントリーにて

初めまして!ハイキングガイドの永谷 有基(ナガヤ ユウキ)です。
北海道で生まれ、学生時代は陸上競技に明け暮れ、北の大地を走り回って育った生粋の道産子です。
子供の頃から自分が知らない新しいものを見ることや知ることが大好きで、一度熱が入るととことんのめり込むタイプです。
高校時代に情報技術に興味を持ち、独学で国家資格を取ったり、プログラミングで簡単なゲームを自作したり、その流れで大学は情報技術を専攻しました。大学卒業後は上京して、4年間システムエンジニアとして働いていました。

山を始めたのは社会人になってからでした。きっかけは長野県の上高地で初めて目にした雪化粧を纏った穂高連峰でした。その美しさに思わず目を奪われました。
「あの頂上からどんな景色が見えるのだろう?」「あの山の向こうにはどんな景色が広がっているのだろう」
気になり出したらもう止まりません。いつか奥穂高岳の頂上に立って、どのような景色が広がっているのかこの目で見てやろうと決心し、日帰り登山から始めました。そして半年後に奥穂高岳の頂上に立つことができました。快晴の下、頂上から見た絶景は今でも忘れられません。

長野県 奥穂高岳頂上にて

その経験の後は、どんどん山の世界にのめり込んでいきました。テントを担いでの縦走登山、沢登り、冬山登山、バックカントリーなど四季折々の自然を感じながら山の世界を楽しんでいました。
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丹沢で沢登り 暑い日は滝壺ダイブに限ります!

富山県 劔岳頂上にて

山は基本的には一人で登ってました。誰に気を使わず一人静かに自然の中にどっぷり浸かりたいからです。
しかし一人でやるには技術や知識に限界を感じ、個人ガイドが行っているガイド登山ツアーに参加しました。
そのツアーで特に印象に残ったのが、すごく楽しそうにガイディングしているガイドの姿でした。
ツアーに参加したことで、自分の登山の幅がますます広がりました。この経験から自然という広大なフィールドを楽しく、安全にガイディングして顧客の見聞を広げるガイドという仕事に興味を持ちました。

ガイドになるために登山に関するあらゆる基礎技術を学ぶ必要があると考え、それに加え、海外の登山経験をしてみたいという思いから、カナディアンロッキーで本格的な山岳技術を学ぶ事ができるヤムナスカ・マウンテンスキル・セメスターを3ヶ月間受けました。セメスターは想像以上のボリュームで、カナディアンロッキーという雄大なフィールドで山の世界をより深く学ぶことができました。

この経験からカナディアンロッキーの雄大さに魅せられて、「この素晴らしいフィールドでガイディングができたらどんなに最高だろう」と思い、カナディアンロッキーでハイキングガイドとして働くことを決心しました。
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氷河登山 ピークに向けて急斜面を登ります

1日中パソコンとにらめっこしているシステムエンジニアの仕事から1日中野外で活動するガイドの仕事へ転職する、
この選択は今までの人生の中で一番大きな決断でした。決断するまでかなり悩みました。
背中を押してくれたのは亡き祖父が教えてくれた詩の一節でした。

「我がゆく道よ 正しくあれ 石ころゴロゴロたりとも 我がゆく道よ 大きくあれ」

これは草野心平さんの詩の「道」の一節です。
己が生きる道はこういう道でありたいという願いを詩にうたっています。
たとえこの先、多くの困難が待っていたとしても自分が望む道を進むべきだと思い、ガイドとして働くことを選びました。

どんな道が自分の望む道なのか。まだ答えは出ていません。
この言葉を胸に刻んで、カナディアンロッキーという雄大なフィールドを自分の目で見、自分の足で歩き、自分自身の道を切り拓いていきたいです。
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カナディアンロッキー最高峰 Mt.ロブソンの麓にて

私は、ガイディングを通じてカナディアンロッキーの魅力を何倍にも引き上げることがガイドの務めだと考えています。
みなさまの山旅を最高の思い出にするために全力を尽くしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ヤムナスカ・ハイキングガイド 
永谷 有基


by ymtours | 2017-07-21 11:20 | お知らせ


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