今年も当社恒例のスキルアップ・イベントをBC州(ブリティッシュ・コロンビア州)、サンシャインコーストで実施してきました。 毎回アクティビティーを変えてきましたが今年(6回目)は去年に引き続きシーカヤッキング。場所は去年のシーシェルトから更に北に位置するデソレーション・サウンド。シーカヤックではとても有名な場所で近隣に3つの海洋州立公園が連なっています。シーカヤックの行程は4月29日から5月2日の3泊4日でキャンプサイトを移動しながらマラスピナ半島をトラバースします。 スキルアップのコンセプトは「自分達の知らない新しい知識をチームで共有し、そして楽しむ!」です。 普段山岳エリアに住む我々が海洋エリアに行き、創造力を活かして新しい知識や情報をチームで共有する。 そして今年のテーマはチーム力です。本当のチーム力とは何か。海でのサバイバル生活を通してチーム力を意識しながらトリップを進めていきます。 今回はメンバー8人を4人ずつの2つのチームに分け行動しました。 それでは今回の旅がどのようなものだったのか、見ていきましょう!! 【Day1】 シーカヤック一日目はオケオーバー入江からスタート。そしていきなり雨。しかしみんなテンション高目です!! 北北西に進路を取り進んで行くと、岸辺でいきなりウニゲット!! 今回最低限の食材や調味料は持って来ていますが、基本的に食材は現地調達なので皆必死なのです(笑)。 魚介類、海産物を捕るにはライセンスが必要なので事前にFisheries and Oceans Canadaのウェブサイトからフィッシングライセンスの入手が必要です。 それぞれの種類で地域によって捕って良いもの、ダメなもの、サイズ、数、性別、時期等細かくレギュレーションがあるので魚介類、海産物等を捕る方は事前に詳しく調べていきましょう。 出発地点から約11km進み、今日と明日のキャンプサイト、Hare Pointに到着! しかもシーカヤックシーズンは始まったばかりでまだ他のグループはいなく完全に貸し切り!! ロケーションも最高です!! ちなみにここ海洋州立公園内は指定されたキャンプ地以外のキャンプは禁止されています。 テント設営後は早速、狩り班、調理班の2つのチームに分かれて行動します。 先程捕ったウニを開けてみると、何故か食べれる部分の中身がほとんどありませんでした。まだ時期が早かったのか?! でも大丈夫。牡蠣はたくさん捕れたので今夜は牡蠣カレーです!! 牡蠣とカレー、これがまた良く合うんです。しかも自然の中で食べる料理は格別に美味しいですね。 自然の中で仲間と酒を呑み、夜が更けるまで語らうのはいつも楽しいひと時です。 ちなみにこのエリアの規定で焚き火はできません。 【Day 2】 前夜に沖合に仕掛けておいたカニトラップにカニ(Red Rock Crab)が数匹かかっていました。 このカニは115mm以上の雄でないと捕獲できない規定なので、しっかりサイズと性別を確認します。 この日は同じテントサイトに泊まるので朝は少しのんびり。釣りをしたり、濡れたものを乾かしたり、自然を眺めたり。こういう贅沢な時間はとても貴重ですね。 海図を見ながら今日の行程を皆で確認。天候、ルート、潮の満ち引き、時間帯、流れの方向、風向き等色々な事を考慮しながら確認していきます。それに加えチーム内での目標設定、コミュニケーション方法等も話し合います。 ちょうど良いランチスポットビーチがあったのでここで休憩。 と思ったら水中にふくよかなカニを数匹発見!!手を突っ込んでも捕れない深さだったのでカヤックのパドルを使って植田とカニを挟み撃ち。カニもなかなかすばしっこく苦戦しましたが最後には捕獲成功!! Nice Team Work!! 自分たちで捕ったカニをその場で調理して食べるなんてなんとも贅沢。 白米だけしかなかったランチが一気に豪勢になりました。 この蟹味噌がもーうなんとも言えない美味さです(笑)。 今回のトリップでは日本からアルパインツアーサービスの小林さんも仲間に加わりご参加頂きました。 アイナメゲット! ありがとうございます! ウニゲット! ありがとうございます! 堀口の作成したウニ捕り棒でウニが海からどんどん吸い上げられていきます。規定量内なのでご安心を。 僕たちはこの場所をパラダイスと名付けました。 キャンプサイトに戻り夕食の準備 今回捕ったウニは身が豊富でした。割るのはナイフで簡単に割れますが、ここから食用のオレンジ色の部分(生殖巣)だけをきれいに取り除くのがなかなか困難な作業です。ウニが高価な理由がわかる気がしました。 念願のキャンプサイトでウニ丼です。 左から生ウニ、アイナメの焼き魚生姜醤油風味、ムール貝の白ワイン蒸し、アサリの酒蒸し 日本から日本酒の一升瓶を持って来て頂きました。小林さんありがとうございます! 【Day3】 3日目は朝から雨が降っていました。この日は次のキャンプサイトまでの移動日でしたが天候が回復しそうな昼過ぎに出発しても大丈夫と判断し朝は天候待ち。 ランチ用に作った牡蠣のバター醤油ソテー丼があまりにも美味しそうだったので、朝食後少ししたら皆で食べてしまいました(笑)。 読みは当たり昼過ぎから晴れ間が。荷物を全てカヤックに詰め込み気持ちの良い天気の中出発です! 次のキャンプ場まで潮の流れを味方にしながらマラスピナ半島をトラバースします。 メバルゲット! ちょうどこの日5月1日はこのエリアのメバル(Rock Fish)漁解禁日。(メバル保護地域では禁止) お刺身にして頂きました。あー日本人で良かった〜。海の幸に感謝です。 アサリも干潮時の砂場を狙えばご覧の通り。皆笑顔になってしまいます(笑) 今日のキャンプサイトはNorth Copeland。 ここもまた素晴らしい場所でした。そしてこの日も貸し切り。 近くには自然の牡蠣畑がありました。もうこの大きさとプリプリ感、美味、言葉になりません。 牡蠣とムール貝のおつまみ。メインディッシュはアサリのパスタ。 シーカヤックトリップ、キャンプサイトの最後の夜。贅沢な時間が流れていきます。 夜遅くまで語り合いました。 【Day4】 最終日は向かい風でしたが3時間程漕いで無事にゴール地点のランドに到着!! チーム全員で協力しながら無事に終えた今回の旅。旅を通じて皆得るものや共有する事が多く、個々のスキルアップにも繫がったと思います。個々の知識や能力を高める事によって、チーム全体を把握しながらお互いに協力しあう。それが素晴らしいチーム力に繫がる事を実感することができました。 6月からはカナディアンロッキーも夏のシーズンが始まります。今シーズンもヤムナスカスタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております!! ヤムナスカ・ガイド 川嶋 亮
by ymtours
| 2017-05-09 05:47
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