ホワイトホース近郊は全てがフィールド、冬の身近な遊び「クロスカントリースキー」

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こんにちはガイドの堀口です。

今回はホワイトホースの冬の遊びの一つ、クロスカントリースキーをご紹介!

平日の仕事終わりに、または週末ちょっと身体を動かしたい、遠出は少し面倒なのでホワイトホース近郊で遊びたい。そんな方にはピッタリの気軽に遊べるスポーツがこのクロスカントリースキー、略してクロカンです。

ホワイトホースにはダウンタウンから車で10分くらい、マウント・マッキンタイアという場所にノルディックセンターがありキレイにグルーミング(整地)されたトレイルがあり、たくさんの人が訪れます。

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ロッジ内にはこのようなワックス掛けスペースがあり、自分の板を持ち込んで走行前にメンテナンスすることが出来ます。
こうやって自分の板をまめに手入れしてあげることで、道具にも愛着が沸いてきますね!
皆さん入念にワックス掛けしています。


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スキーの板は通常のものとは違い、幅も狭く細いものでとても軽くなっています。
種類は大きく分けて3つあり、クラッシック用、スケーティング用、ツーリング用とあり、それぞれ用途が違います。

簡単に説明すると、
●クラッシック
スキー板を左右平行に前後に交差させて進みます。
ゆっくりと歩き運動量も比較的少なく、クロスカントリースキーの入門編とも言えるでしょう。

●スケーティング
スキー板をハの字に開き、片足で踏み蹴ってもう片方に乗り込みます。アイススケートと同じような動きで進みます。
クラッシックより運動量が多くスピードも出ます。整地されたトレイル向け。

●ツーリング
主にバックカントリー向け。双方はクラッシック、スケーティングどちらでも滑走できますが、整地された以外のトレイルでも走行することが出来るため、ある程度ラフな地形でも対応できます。ユーコンでは数日間のクロスカントリースキートリップを行う人はこちらを使用します。


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こちらがクラシック用の板です。
細見で他の板よりも長いものを選択します。

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板の滑走面を見てみると、エッジがないため基本的にはクロスカントリースキー用の溝を走行します。
キックワックスという専用のワックスを塗ることで、スキー板を平行に後ろに蹴り前に進むことが出来ます。

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こちらはツーリング用の板。
クラッシックの板に比べると少し幅があります。

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滑走面を見てみると、ギザギザしたウロコ状になっているため後ろに蹴るためのワックスを塗らなくてもOKです。
エッジもあるので斜めに蹴って走行する、スケーティング走法も可能です。

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準備が整ったら、外へレッツゴー!
ここマウント・マッキンタイアは毎日キレイに整地されるので常に気持ちよく走行することが出来ます。

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この日はマイナス15℃前後。
「え~!寒すぎ!」と思うかもしれませんが実は、これくらいの気温が、寒すぎず、暖かすぎず。少し走ると体がポカポカ温まってちょうどいい気温なのです。(本当なんです。)
ホワイトホースには森に囲まれているので、車で少し移動して、スキーで山に入ればお手軽に大自然を満喫出来ちゃいます。

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静かな森の中を疾走するのはとても気持ち良いですね。時折リスなどの小動物がトレイルを横切ったり野性味あるエリアであることを感じさせてくれいます。

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ホワイトホース、ノルディックセンターの地図ですが、全コースの総距離は約85km!
初級から、上級コースまでバリエーションは様々ですが、当然一日で遊び切れる距離ではないですね。
夏の間このコースはマウンテンバイク用として使われるのです。
実はホワイトホースはマウンテンバイクもとても盛んな街なのです。
マウンテンバイクの記事はまた夏になったらアップします。

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ホワイトホース周辺にはノルディックセンター以外にも、無料で遊ぶことが出来るトレイルが沢山あり、上のマップはその一部です。夏はハイキング、マウンテンバイク、冬はクロスカントリースキーが楽しめます。
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またキッズのレッスンも充実しており、夕方にはたくさんの子供たちがワイワイと賑わっています。
ユースのチームもあり競技として真剣に取り組んでいる、未来の選手たちも沢山いるんですよ!

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こんな風にこんな小さなころからスキーに触れることが出来るので、本当に身近なスポーツだということがわかりますね。こんな子供たちの将来がとても楽しみです!

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ユーコンの寒くて長~い冬を楽しむための身近なスポーツ、クロスカントリースキー。ちょっと慣れ始めたら郊外のトレイルを歩いてみると、すぐに手つかずの自然を満喫することが出来ます。今日も仕事終わりにひとっ走り気持ちいい汗を流してきます!

堀口慎太郎
ヤムナスカ・スタッフ




by ymtours | 2017-01-26 01:25 | ホワイトホース情報 遊ぶ


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