尾崎 健太郎(オザキ ケンタロウ)/ガイド紹介 2016

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ペイトーレイク展望台

はじめまして!新米ハイキングガイドの尾崎 健太郎(オザキ ケンタロウ)です。
まさかこんなところに自己紹介を書くことになるなんて、誰が想像できたでしょう・・・。

山を始めたのは社会人になってからで、特に小さいころから自然に触れていた、というわけではない私。
平凡な家庭に育ち、平凡な教育を受け、平凡な会社に勤め、気づけば30歳目前でした。
恵まれてはいる、だけどなんだか味気ない人生。

・・・このまま定年か?いやいやまさか、ご冗談を!
好きなことをやって何が悪いのだ、それならいっそ、山をやろう!
そう決意したのは、山を始めてから4年目のことでした。



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白馬岳山頂にて、山岳会の仲間と共に。下段左から2番目が自分

山を始めたきっかけはなんとなく、地元の山に登ってみたらとても気持ちがよかった!それだけのことでした。最初の頃は日本アルプスなんて夢のまた夢。自分が行くことはないだろうと思っていました。ただ、いろんな山を登るにつれてついつい欲が出てきてしまいます。アルプスも視野に入れ始めた頃、さすがにいきなり一人でアルプスに行くのは無謀と感じ、地元の小さな山岳会の門を叩くことになりました。これが自分の大きな転機。みんな日本の山を知り尽くした熟達者ばかりでいろんな所へ連れて行ってもらい、山の楽しみ方を存分に教えてもらいました。そのことはいくら感謝してもし切れません。
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北岳より見た間ノ岳。山の虜になった瞬間

自分が好きな山の楽しみ方は、テント泊による縦走。毎週末天気予報を見ては一喜一憂し、いそいそと車を走らせたものでした。特に南アルプスに惚れ込み、北岳には7回も登ることになってしまいました。若気の至りもあったのでしょう、とにかく歩くことが大好きで、一日の歩行距離はおよそ20キロを平均とした後先考えない計画ばかり立てていたものでした。南アルプスの雄大さ、静けさは何事にも代えがたく、カナダにいる今でも恋しく思っています。

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南アルプス主稜線より 富士山

「なんで山に登るの?辛いことばっかりなのに」
山に登る人なら誰でも一度は聞かれたことがあると思います。理由は人それぞれあっていい。じゃあ自分は?といえば、やっぱり下界では味わうことのできない雄大な景色!これに尽きると思います。じゃあなんで雄大なものに惹かれるのだろう・・・そこは今でもわかりません。
理由はなんであれ、いろんな山に登りたいと願う人たちがたくさんいる。そして自分にはそれなりの情熱と知識と経験がある。
であれば、そんな人たちの願いを自分の力で少しでもサポートできたら本望じゃないか!
それが、山の仕事としてガイドを志した理由です。

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鳳凰三山からの日の出

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赤岳から望む日の出

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権現岳と南アルプスの夜明け

そんな私の大好物は、山から拝む日の出と、それに照らされる山!これほど純粋に、美しい!と思える光景はそうそうありません。
また今日も山での楽しい一日が始まる。そう思えるこの瞬間が一番、生きていてよかった!と実感します。

それじゃあ、日本以外の山ではどう感じるのだろう?そんな疑問が沸いてくるのも不思議ではありませんでした。

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コロンビア山に立つ

なぜカナダなのか?それは、ここには日本にはいないような山のエキスパートたちがゴロゴロいる!そんな環境に身を置いて、自分の知識、技術をもっと磨いていきたい。そう感じたからです。ガイドをする人間がお客様と同じ登山レベルであっていいはずがない。その何倍も、何十倍も精通していなければなりません。そういう意味で、カナディアンロッキーは自分自身を高め、それをお客様へ還元していく場所としては理想的であると自分は考えるようになりました。

これからも日々精進を重ね、お客様の山旅を、どんな記憶にも代えがたい一生モノとしてプロデュースできるよう、全力を尽くしたいと考えています。
当社ツアーをご利用になる皆様、私がガイドを務めさせていただく際には是非ともよろしくお願い申し上げます。

ヤムナスカ・ハイキングガイド 
尾崎 健太郎

by ymtours | 2016-06-30 01:57 | お知らせ


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