タカネバラの会 スコーキーロッジへ

ヤムナスカガイドの難波です。
1999年からグループでカナダへお越しの、タカネバラ会の皆様をご案内させて頂きました。

昨年のレイクオハラ・ロッジに続き、今年はカナダで一番古い歴史を持つ、スコーキーロッジへ行ってきました。到着してから3泊はキャンモアに泊まり、時差と気候、標高に慣れるために、足慣らしハイキングを行います。初日は成田からカルガリーへの直行便で早く着いたので、メニースプリングの散策を行いました。初夏の花は終わってますが、ウエスタン・ウッドリリーなど、夏の花々が咲き始めていました。

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翌日はグレーシャーリリーなど、まだ初夏の花々が残る、ターミガン・サークへ行ってきました。州立公園のインタープリターがグリズリーベアーの頭骨を持ってハイカーに熊の説明をしていました。早速、我々のランチスポットへ招いて、特別講習です。

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さらに暑い日が続いたので、翌日も2000mを超えたところから歩き出す、ジミーシンプソン・ルックアウトへ。

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体が慣れたら、スコーキーロッジまでの山旅に出発です。ロッジは11km先、約5時間のハイキングです。途中は見どころいっぱいのルートです。ヤムナスカのガイド山行ですので、花を楽しみ、景色を楽しみ、おにぎりで元気をつけながら、ロッジまでの長い距離を満喫しました。

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最高齢78歳のグループですが、みなさんはまだまだ元気。ガイドは栄養と水分補給に注意しながら、ペース配分を調整しながらガイドしました。

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スコーキーロッジへ到着です。

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ここでは携帯電話やインターネットはありません。ロウソクとオイルランプを使った生活は、最初の数時間だけ不便さを感じますが、そのあとはゆったりした時間の中で、最高のリフレッシュが可能です。

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お客様が泊まったキャビンは1930年に建設されました。ミュールディアが遊びに来てくれました。

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翌朝からこのロッジを起点に山歩きを楽しみます。

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今年は雪解けが早く、トレールコンディションも大変良かったため、上級者コースを案内致しました。

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タカネバラグループは水彩画を趣味にしている方が多く、湖では十分に時間を作り、それぞれ作品作りに没頭します。

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歴史のあるスコーキーロッジ周辺には、趣にのある目印があります。アフタヌーン・ティーに合わせて下山してきた我々を、迎えてくれたのは。。。。。。。

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毎日、こんなおやつが準備されてます。ティーからコーヒー、そしてワインからビールまで。今日を振り返りながら、楽しい時間を過ごしましたね。

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夕食までの時間は絵を描いたりと、有意義な時間を過ごします。

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そして3時間後に夕食です。さきほどスナックを食べたばかりですが、山を歩くと自然にお腹が空いてくるので不思議です。。

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翌日も素晴らしい天気になりました。今日も上級者コースに挑戦です。

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ヘッドフォールの隙間にある、チムニーを登り、チェックストーンのトンネルを抜けると。。。

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こんな素晴らしい湖がありました。難しいルートを一緒に歩いてきた、カナダ人女性グループと仲良くなりました。

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帰りのダウンクライミングは少し緊張しますが、岩にもだいぶ慣れてきましたね。笑顔がたくさんです。

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ゴールデン・フリーベンの群生地を見つけました!

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ハイキング後は冷たい川に足を漬けて疲れを取ります。

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今夜は18年クックを務めるケイティーがローストビーフを作ってくれました。
実は2011年にイギリス王室のウイリアム王子とケイト妃(キャサリン)がスコーキーロッジに訪れた時に作った夕食と同じものでした。だからどうなの?って感じですが、皇室好きの方には面白いネタだったと思います。王子様と姫様がどのような過ごし方をしたなど、いろいろ聞いてきましたので、ガイドネタ帳にキープさせていただきます。。(笑)

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下山日の朝です。タンポポ刈りに忙しいブロディーとクックのケイティとの思い出写真です。

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下山はデセプション・パスを使いました。素晴らしい景色に堪能しながら進みます。

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あとは下りを残すだけとなった御一行様。。。少し緊張が取れて笑顔が見れます。3時のシャトルバスにぴったり到着するようにするのが、ガイドの腕の見せどころです。「お任せください!」

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今年も充実したタカネバラ会の山行になったと思います。カナダへお越しいただき有難うございました。

以上。
by ymtours | 2015-06-30 11:04 | グループの山旅(特選)


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