冬本番。

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ヤムナスカガイド谷です。キャンモア、バンフはここ数日、雪模様の天気。
雪が降れば、いよいよバックカントリースキー(山スキー)のシーズンが到来ですね。

カナディアンロッキーには氷河が沢山ありますので、シーズン初めでも、
氷河の上に積雪がある場所であれば、スキーを楽しむことが出来ます。

冒頭と最後の写真は、つい先週、ターミガンサークというハイキングコースからよく見える山
Mtレイにあるレイ氷河を滑った時の写真です。夏のハイキングエリアが冬は山スキーエリアなんですね。

カナディアンロッキーのスキーの魅力とは、それは一言でいうとロケーションです。
つまり展望ですね。写真を見れば一目瞭然。あの景色まで2時間ほどでした。
そしてもう一つ大きい要素は『歩く』ということです。
スキーで歩く、スノーシューで歩く、これはカナディアンロッキーの最大の魅力の一つです。

そんなに滑りはうまくない、もうスキーは危ないからしないという方にも冬のカナディアンロッキーは最高の場所になりえます。
傾斜がそれほどなく、静かな森の中を歩き、凍った湖からの大展望。
ロープウェーや登山列車、リフトを使わず、『自分の足だけでこんなところに来れるんだ』 この感動を与えてくれるのがカナディアンロッキーの魅力というわけです。

標高ではなく水平の広がりが好きな方にも世界最高の場所になるはずです。その延長には氷河を旅していく、ワプタトラバースという氷河スキーもヤムナスカでは扱っています。数年前の岳人にも特集されたことがあるくらいです。

また純粋にスキーが好きな方には、夏エスプラナーデのハイキングが楽しめるコロンビア山脈は
世界有数の豪雪地帯で、さらに山も大きいです。ですので初級者から上級者まですべての方が
満足できる環境が整っています。
スキーガイドの資格も取っていつか氷河スキーのガイドをしてみたいですね。いまからニヤニヤです(笑)

最後になりましたが、雪といえば日本。パウダースキー(新雪滑走)といえば日本。
というのが今や世界の常識になりつつあります。凄いことです。
ちなみに今年からアメリカ、コロラド州のスキー場リフト券を持っていると
北海道ニセコのスキー場で使えるなど、日本のスキーリゾートもグローバル化
が進んでいるようです。いつか日本のスキーシーズン券で世界のスキー場も滑れる日が?
来るかもしれません。
日本にスキーに来る外国人の数は年々右肩上がりなので、雪に目の肥えたカナディアンを
日本に連れてガイド出来たら、また面白いでしょうね。

カナダを知れば、日本の良さがよくわかる、
今回も全体的にはカナディアンロッキーの自慢になってしまいましたが、それも仕方ないですね。
僕たちヤムナスカガイドはみーんなカナディアンロッキーが大好きなのですから。

ではまた来週。

ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから

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by ymtours | 2014-11-27 10:17 | 「マウンテンガイド」への道


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