ヤムナスカガイド谷です。 今回は北米を代表する名峰アシニボインに登頂を目指す、 小倉さんの通訳兼アシスタンガイドとして9日間濃厚な時間を過ごしてきました。 小倉さんは、ユーコンのオーロラ、カナダ北極圏、エスプラナーデ縦走、 アシニボインロッジ周辺ハイキングと色々な山旅を経験されてきました。 そして去年、アシニボインを実際にみて、純粋に登りたいと考えるようになり、 一年間トレーニングを積んでカナダに帰ってきてくれました。 さて皆さま、小倉さんのアシニボイン登頂への挑戦をご紹介します。 キャンモアに着いてから2日間は担当ガイドと岩場で技術の確認作業を行います。 まずはランドルホーンという約150mの高さのルートでマルチピッチクライミングへ。 写真のMt,ランドルの一部を登る素晴らしいルートです。 バンフからよく見える人気の山、スクランブル又はロッククライミングで登ることができます。 当日は雨でしたが、アシニボインを登るにはこれくらいの方がいいと小倉さん。 登山靴で登るスラブは、ちょっぴり難しいですが、いい動きの小倉さん。準備万端です。 バンフスプリングスホテルをバックにクライミング。最高のロケーションです。 確認作業というより、一つの良い山行でしたね。 2日目はバンフの大通りからもよく見えるカスケードマウンテンにある クライミングルート、マザーズデイ (グレード5.6 8p 335m)に登りに行きました。 約330mの岩壁を途中まで登り、クライミングと懸垂下降の練習を行いました。 この高度感。下に他のクライマーも見えますね。 クライミングを初めてわずか一年でこのマルチピッチを上達されるなんて脱帽です! 今回のガイド、国際山岳ガイド、マットピーターとの一枚。 彼はカナダ山岳ガイド協会の理事の一人であり、ガイド認定試験の検定員でもあります。 技術は折り紙付き!! そしてこのように同じ時間を共有することで、信頼関係がしっかり作られます。 どこかの海外の山のように、凄い勢いでガイドが登って、お客様がついていけないと引き返すことなどはここではありえません。 信頼関係をしっかり構築することが登頂への道だと考えているからなのです。 懸垂下降もお手の物。小倉さん、この時はまるで童心に戻ったかのように、楽しんでおられました。 この高度感で懸垂下降、なかなかできないです。上からはバンフの町もよく見えました。 さていよいよ入山です。 去年のハイキングの時に乗ったヘリと同じですが、装備も気持ちも違う。 頑張りましょう!! アプローチにて。 アシニボインロッジからハインドハットまで約4時間、難しい岩場の通過もスムーズでした。 ハインドハット到着です。先週ふった雪が解けずに残っています。 本当に厳しい美しさです。小倉さんはサミットデイ(登頂日)を二日間持っていましたので 明日はMt、ストローム(3022m)を目指すことになりました。 冒頭の写真と共に最高の天気のもと登っていきます。 まるで登山雑誌の一枚でしたね。 無事登頂です。 サミットレジスターと共に(このボックスは、カナダの頂上に基本的にあります。) さてこの日は午後から休息し、明日は朝から登頂を目指します。 晴れて雪が解けるのを祈るのみ!! 長くなってきましたので、この続きは次回にしたい思います。ご期待ください!!では。 ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
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by ymtours
| 2014-09-01 01:09
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