ヤムナスカ ガイド 本山 です。 今回のブログは、Yukon To Rockies の移動の様子をご報告させていただきます。 実は、この道中、ものすごく野生動物が出没するのです。 カナダは本当に広いです。 約2400㎞ の移動ですから、以下の簡単の計算が成り立ちます。 ほとんど高速なので、時速90㎞-100㎞ 程度で走行可能 一日休憩も含め約10時間運転すると 800㎞程度 移動可能 2400km ÷ 800Km なので、3日間必要 となるわけです。 ほとんどのヤムナスカガイドが、いずれかの方向から Yukon - Rocky 間を運転して、移動したことがあります。 実はこの通過する道中は、ヤムナスカも寄付をしている 『Yellowstone To Yukon』の団体が定めるエリアを多く通過していきます。 非常に大きなエリアですが、実際に熊などはこのエリアのかなりの距離を移動していきますし、植生、地質、生息する動物などは、基本的に変わりません。 ホワイトホースから600㎞ほど移動するとすぐに登場しました。 バイソン! 春なので、冬毛が抜けていますね。 お母さんと子どもも見かけました。 寒いエリアでは、秋や、冬に子供を産む動物はいません。 もちろん理由は明確!厳しい寒さや、食べるものが少ない厳しい環境にいきなり赤ちゃんを出すわけにはいかないからですね。 このバイソンは、開拓者自体に相当な数が乱獲され、アメリカやカナダ南部では非常に少ないですが、北にはたくさん生息します。 大きなオスは1トン程度あります。こんな大きなのに車でぶつかったら、こちらまでやられてしまいますね。 湿地帯が出てくると出没するのが、ムース 大ヘラジカです。 動物には、天敵、主食とする植物、などが大きく作用し、その得意とする生息エリアがあります。 ムースはムースが得意とするエリアに出没するんですね。 少し標高を上げると・・・・ 岩場、や高いところが得意な ストーン・シープという ロッキーではビックホーン・シープと呼ばれるシープの仲間が出没しました。 高速沿いで岩についているミネラルを補給していました。 峠越えのエリアの湖はまだ半凍結、 標高の低いところと、高いところで新緑の進み具合もこの時期は大きくことなります。 これぞ、北の動物 カリブーも出現しました。 秋・春に大移動をすることで有名なカリブー、ロッキーエリアには多く生息しませんが、北方エリアを好む動物です。 よ~く見てください!毎年落ちると言われている鹿類の角!生えてきていますね! 春ですね。 姿を見ることはありませんでしたが、ビーバーポンドはものすごい数を見かけました。 明らかに生息しています。 ビーバーはカナダを象徴する生き物で、国立公園局 パークス カナダの シンボルマークにもなっていますね。 不思議な動物で、川をせき止め、ビーバーポンドを作ります。 ダムをつくるのに、せっせと忙しく働くのですが、枝や泥を運んできてダムを作成・整備します。 しかし、なぜ!こんなことをするですかね???? この活動がカナダの生態系で大きな役割を実はしているのですね・・・ 下は見事なビーバーダム と ポンド 熊! グリズリ―は見かけませんでしたが、ブラックベアは、相当な数を道路脇に見かけました。 最後の方は私も、『ああぁー、いるね・・・』素通りするくらい見ました。 実は高速脇というのは、人間が木を切り倒して、そこに光が入り、お花や低木が多く、動物には絶好の植生になっているのですね。 下の写真にもクロクマが写っているんですよ。 見つけられましたか? 結局、 バイソン すごくたくさん 30頭ほど? ムース 2頭 エルク 4頭 ストーンシープ たくさん これも30頭ほど? カリブー 5頭 ブラックベア 10頭ほど? を見ました。 寒い冬が必ず来るカナダ、 今回、このように動物を多くみたのは、『春』だからですね。 暖かくなり、植物が芽を出し、今回見た動物は皆、食べることに忙しくしていました。 極北人である私も、いつも『春』を本当にうれしく感じます。 しかし、しかし、ながーい運転、 どこまでも続く道、ひろーーーい空は、かつて私が日本であこがれながらイメージしたものと全く今もかわっていませんでした。
by ymtours
| 2014-06-05 03:26
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