ヤムナスカガイド 深田 忠
エーデルワイスクラブの皆様、今回は9日間私とお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。カナナスキス、エスプラナーデ、ジャスパー国立公園、バンフ国立公園とご案内いたしましたが、いかがだったでしょうか? その様子を私の撮った写真と共に報告いたします。 7月15日。 初日は足慣らしも兼ねてカナナスキスにあるPtarmigan Cirque。 登山口がすでに2206m。登り始めて30分くらいで森林限界線近く、そこにはたくさんの黄色のカタクリが。 Cirqueとはカールまたは圏谷のこと。 その入り口あたりで最初の休憩。 後方はElk Range この後、2500m付近のモレーン(氷河の残した堆積土砂)まで行き残雪で少し遊ぶ。 7月16日。 キャンモア町から車でゴールデン町まで移動。 ヘリコプターで一っ飛びするとエスプラナーデ連山中のビスタ小屋。 午後からTrandle Point(2428m)までハイキング。 ほとんどオフトレイル(登山道のないところ)でエスプラナーデならではの歩きを楽しむ。 7月17日。 さて今日からは小屋から小屋への縦走開始。 ビスタ小屋からメドウ小屋へ。 去年より残雪は多く、所々雪上を歩く。 急な斜面を上がると、ベンチ(棚状の地形)に出る。 そこここに残雪が残る。 小さな池が後方にあるが、これもほとんど凍っている。 やっとエスプラナーデの名の由来である広ーい尾根(2400m付近)に出る。 ここでほっと一息。 後方右はJalibi Peak。 ここからの展望はすばらしく、東を望めばものすごい広がりでカナディアンロッキーを見渡せる。 その後少し南下し、いったん下って登り返せば再び広い尾根へ。 昼食後、広尾根に荷物を置いて今回最初のピーク、ワカビへ向かう。 頂上付近は次第に狭くなっていく。 写真内上にはガイドパートナーのオリビアさんが皆さんを見守っている。 そしてワカビ頂上直下の核心部。 広尾根を慎重に下りて透明感のある青い湖、Electric Blue Lakeへ。 ここでは皆さん靴を脱いで足浴。 オリビアさんはさすがカナダ人、全身浴。 7月18日 メドウ小屋からサンライズ小屋。 この日も天気に恵まれ、快調なスタート。 Boulder Lakeから谷川沿いを詰め、Nuclear Lakeへ、その西側を巻いて、広尾根に上がる斜面にぶつかる。 ここからは雪上と岩をうまくつないで上に出るルートを探る。 皆さんの確かな足取りのおかげで無事広尾根に出る。 Selkirk山脈のコメディー氷河をバックに歩く。 広尾根を快調に進むエーデルワイスクラブの皆さん。 今回最高峰のCupola(2632m)が近づいてくる。 後方にはSelkirk山脈でも指折りの高峰、Mount Sir Sandford(3520m)が見える。 荷物をデポして身軽にCupolaをめざす。 さあよいよCupolaのミニ双耳峰が目の前に。 双耳の間にしばし待機。頂上は狭いため5人づつの登頂。 少しルートを変えて下山。 遠くには秀麗なIconoclast山が見える。 またまた次の広尾根をめざしてどんどん下る。 Cupola登頂後も皆さんの調子は上々と見たはオリビアは、今日第2のピークCorn(2440m)へとリードする。 ピークを過ぎた後は緩やかな尾根を下る。 ようやくエスプラナーデ最後のハット、サンライズ小屋も見えてきた。(写真右奥の小さな赤い点) シリセードで遊ぶ。 7月19日 午前中はサンライズのビュウポイントへ。 たくさんのカタクリ、ウェスターンアネモネのお花畑を楽しむ。 午後はヘリコプターでエスプラナーデ山域を出て、コロンビア大氷原地区へ移動。 7月20日 今日は氷河、氷原の大迫力を楽しむ。 Wilcox Meadowで。 7月21日 ハイキング最終日はのんびり散策。モレーン湖でゆっくり楽しんだ後、木陰でランチ。 ルイーズ湖奥のベンチで。 皆さんの団結力そして明るさのおかげで今回の山行を安全にそして楽しく終えることができたと思います。 今後のエーデルワイスクラブの活動が更なる発展を遂げますように。 そして次のカナディアンロッキーへのお越しを心よりお待ちしております。 ヤムナスカガイド 深田忠
by ymtours
| 2010-07-23 10:44
| カナダの山旅
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