4/22-25 ワプタ氷原スキー縦走

皆様ご無沙汰しております。秋山です。
夏のハイキングガイドの記録が多いですが、実は冬もロッキー在住でウィンタースポーツを楽しんでおります。

冬のスキーのガイドの資格を取るべく経験を積んでいるところですが、今回はヤムナスカの主催するワプタートラバースにガイド見習いとして参加してきました。

また、参加者5名のうち1名、日本の大阪から太田様が参加。日本語サポートという面もありました。

見習いと言っても、お客様から見ればヤムナスカのガイド、冬山を安全に案内し、疑問事項には滞りなく答える。一ガイドとして頑張らさせていただきました。

今回のツアーは数日前から季節外れの好天が続き、雪崩危険度が非常に高い状況に。
通常3泊4日の行程を2泊3日に変更し、縦走を行いました。

コンディションは、通常よりチャレンジングでしたが、参加された皆様全員、頑張って頂き、無事に縦走を完成しました。

初日は、Bow LakeからBow Hut経由で一気にBalfour Hutに。通常はBow hutに宿泊なので、2日分を一気にこなしました。
天気はよく、雪質も悪くなかったですが、下部の小川は既にとけており、何回か渡渉をする必要が。
鞍部から Balfour Hutまでの滑りは最高。あっというまに小屋に付き。朝早くでたので、午後の残りはゆっくりと。最高の景色を見ながら過ごしました。

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二日分の行程をこなすため、雪崩の危険度を下げるために、朝一で出発

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初日宿泊予定の、Bow Hutで一休み

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天気は最高。後ろはSt. Nicolasピーク

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立派な懸垂氷河を持つ、ロッキーの山々

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小屋からの窓越しの眺めも、まるで絵画の世界

二日目は一点雪。しかもこのツアーの核心部であるクレバス帯を通過しなければいけないという状況。参加された方には厳しい状況でしたが、ガイドの経験とGPSという最新機器を頼りに、無事に次の小屋であるScott Duncun Hutに到着。ガイドと私もがっちり握手。
ちなみに、この日は終日私が案内をしました。

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ホワイトアウトの中を行動

三日目はまたまた一点晴れ。朝はマイナス12度と寒かったですが、熱いよりも雪崩の危険がなく、下山コースも雪質が安定するので、我々には好都合。
この日はほとんど下りですが、最初の2時間以上は、良質のパウダー。
日本から参加の太田様も、こんな良いコンディションが4月末にあるなんて、さすがロッキー!と絶賛を頂きました。
小屋から約5時間で無事にWest Lake Louise Lodgeという場所に到着。約45kmの行程を2泊3日で無事にこなしました。

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最高の雪質と天気

太田様
今回はお疲れ様でした。日本では味わえない雄大なロッキーの氷原を堪能して頂けたと思います。
山スキーのフィールドは、ロッキーに無数に広がりますので、是非ともまたいらしてくださいねー。

ちなみに、今回参加の太田様は岳人2月号に掲載されたWapta Traverseの記事を読んで参加されたそうです。
興味のある方は、書店にGO!
取材時の様子はこちらへGO!
http://ymtours.exblog.jp/9616470

秋山 裕司
by ymtours | 2010-04-27 02:41 | その他


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