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大検証!果たしてスマホでオーロラ撮影は可能なのか?

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今年もオーロラシーズンが始まりました!
オーロラの撮影は、オーロラ鑑賞ツアーの醍醐味の一つ。
せっかく素晴らしいオーロラに出会えたのなら、写真として記録に残したいものですよね。

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 カナダ、ユーコン準州でオーロラツアーを担当している本山です。ツアーでは、スマホでオーロラを撮影したいという要望を良く頂きます。昔は「スマホはやはり無理ですね...」と答えていたものですが、果たしてそうでしょうか? 最近のスマホはカメラの性能もかなり高いということもあり、この辺でもう一度テストしてみようかと思いました。テストのポイントは撮影アプリがどの程度使い物になるのかと、高感度のノイズがどの程度でるのかですね。また、寒い中での電池の持ちも確認してみましょう!


[使用機材]
スマホ:Apple i-phone 6
三脚: 通常の小さなコンデジなどで利用する三脚と、スマホ用の三脚へのアタッチメント。

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[テスト環境]
時期:12月初旬
気温:3度-5度程度

[使用アプリ]
 何点か候補のアプリを調べてみましたが、そもそもシャッタースピードを長く(8秒や10秒以上)設定できるものが少ないですね。iPhone は暗い場所での撮影でノイズがのりやすい印象がありますが、オーロラ撮影を考えるとシャッタースピードは長く設定できないと厳しいですね。今回は30秒以上のBulb の設定も可能なソフトを選択しました。



果たしてスマホの実力とはいかに?

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 テストのポイントとしましては、実際、アプリがどの程度使い物になるのかということと、なと言っても画質ですね。暗い中での撮影におけるノイズがどの程度でるのかは大事な点です。また、寒い中での電池の持ちも気になるところです。


~ 撮影結果 ~

【結果1】
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[ISO] 設定不可能。 撮影後データを見ると ISO2000になっていました。

[画角]35mm換算29mm

[絞り]F2.2

[露光時間 ]15秒


う〜〜ん残念です。 ノイズが多すぎて、さすがに厳しいですね。撮影時は月明かりもほとんどなく、ヘッドランプがないと暗くて良く見えないぐらいの状態でした。もう少し月明かりのあるなかでの撮影なら、ノイズが少なくなったのでしょう...




【結果2】
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[ISO、画角、絞り]同上。

[露光時間 ]30秒


こちらもひどい結果... ノイズが多すぎますね。実際のところ、15秒と30秒でほとんど仕上がりに変化はありませんでした。




【結果3】

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[ISO、画角、絞り]同上。

[露光時間 ]60秒

[感想]

露光オーバーだとこういう風になるんでしょうね... なんだか赤外線カメラで撮影したような結果になりました。残念ですが、これも良い出来とは言えません。




ちなみに、せっかくですので、同じ場所で一眼レフでも撮影してみました。



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[撮影カメラ]NIKON D7100
[ISO]800
[画角]35mm換算 22mm
[露光時間] 8秒

うーん。違いは一目瞭然ですね!

~ 検証結果まとめ ~


画質

撮れるか撮れないかで言うと、かろうじて撮れるというレベルですね。予想したとおり、暗い場所でのノイズは非常に多くでました。ノイズが少ない高感度に強いカメラに比べると限界はありますね。ただ、iPhone6のカメラ自体はかなり性能は良いので、アプリ次第では、もっと良い作品が撮れる気がします。今後は他のアプリも是非試してみたいですね!

電池の持ち

 スマホはとても寒さに弱い! やはり、ここが一番難しい点でしょうか。この日はプラス3度程度でしたので、30分ほどじっくりと検証できましたが、マイナス10度を下回ると厳しいでしょうね。
 昔、外気がマイナス20度ほどの日にスマホを使ったことがありますが、使用前には80%残量のあった電池が、ポケットから外に出すと数分後程度に一気に減り、電池がなくなったと表示されてしまいました。バッテリーチャージャーは必須ですね。
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 やはりオーロラ撮影では、コンデジぐらいはあったほうが良いということです。




今年は最高のオーロラ撮影に挑戦しましょう!

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オーロラ撮影の基礎から上級者向けテクニックまで、オーロラ完全ガイドに詳しく掲載しています!

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天空の神秘オーロラ/オーロラ完全ガイド



by ymtours | 2017-01-26 03:16 | オーロラの旅 | Comments(0)

【ガイドの休日】カスケード・マウンテン - Cascade Mtn. 2998m

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 ガイドの石塚です。昨日は久しぶりに1日の休日が取れたことで、バンフを象徴する山の一つカスケード・マウンテン(Cascade Mtn. 2998m)に登ってきました。カスケード・マウンテンはレイクルイーズにあるマウント・テンプルと並び、ロッキーを代表するスクランブル・コースの一つです。計測したGPSによると 往復18.5km 累計標高差は ±1665mで、ガイドブックによるコース難易度は中級のスクランブル。天気は文句なしの快晴で、山頂からの大パノラマを最高でしたよ!
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バンフのメインストリートからカスケード・マウンテンを眺める。
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ルート上にある通称『ファースト・ピーク』から望む山頂へのルート。
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ファーストピークからの下りは、若干ですが手を使って岩場を降りる場所があります。
ファーストピークを登らずに、南斜面をトラバースするルートもありますが、
岩棚に慣れている人はこちらのが早くて簡単だと思います。
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ルートの核心部である『False Peak(フォルス・ピーク)』のトラバース箇所。
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トラバースを終えるとバンフの町の展望が一気に開けます。
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ピーク直下のコル(鞍部)へと上がる最後のトラバース。
このセクションは、なかなか高度感がありますよ。
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コル(鞍部)から頂上への最後の上り。ノーケイのスキー場がだいぶ遠くに見えますね。
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いよいよ頂上への最後の上り。
ラスト50mほどのセクションが急登になっています。
このコースを歩く場合は、ダブル・ストックが絶対にオススメです!
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山頂到着!バンフの町はもちろん、遠くにはキャンモアの町も望めます。
個人的にはボウ谷を含めたU字谷の侵食具合がなんともユニークで印象的でした。
右奥に聳えるマウント・アシニボイン(3618m)も素晴らしいですね。
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山頂からはバンフで最大の湖『レイク・ミネワンカ』の眺めも最高です!
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良くお客様に『シーズン中はあまり休みを取れないと思いますが、休みは何をするんですか?』と聞かれます。
もちろん、休みでもやっぱり山に行くんですね。(笑
本当に楽しい休日でした。


ヤムナスカ・ガイド石塚 体一(いしづか たいち)
ガイドプロフィールはこちらから



by ymtours | 2016-08-16 02:56 | ガイドの休日 | Comments(0)