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ACMG アルパインガイド1次試験通過

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ヤムナスカガイド谷です。

今回1月頭に受けたガイドトレーニングアイスというコースの結果が
カナダ山岳ガイド協会から正式に届いたので、報告させていただきます。

無事合格、
ということで次は7月頭の次のトレーニングコースを受験する資格を得ました。(苦笑)

これも一重に応援してくれているヤムナスカの仲間、関係者の方々、
そしてこのブログを読んでいただいている皆さんのおかげです。

このコース自体は本番さながらのシチュエーションでアイスクライミングや冬季のガイドは
何を一番気を付けなければいけないか?等、各項目で点数を付けられて、次のコースを受けるにふさわしい能力を備えているかを判断されます。
当たり前ですが試験もすべて厳冬期のカナディアンロッキーの中で行われるので、技術が足りない、知識が足りないと
即怪我、事故に繋がります。なので当たり前ですが試験官も真剣ですよね。

日本のガイド技術は、登る技術やザイルワークに関しては世界クラスの精度を持っていると僕は確信しています。
ただ僕が日本で受けた山岳ガイド試験と何が大きく違うかというと、
カナダは雪崩研究の先進国です。例えばヘリスキーだけでいうとカナダは世界の約80%
のシェアを占めるほどです。なのでスキーガイドの技術は世界一といわれています。

そしてカナダのアルパインガイドも勿論、雪崩の知識が必須で雪崩に精通していなければならないのが、僕にはかなり難しく感じました。
地形、雪質、そしてそれに対応する技術すべてを高いレベルで求められるので
登る技術はもちろん、クライアントを守る技術の高さは世界トップクラスだと感じました。
今回、学べたことを夏のガイディングにも生かしていけると考えています。

さて、また一からトレーニングを始め、7月のコースに備えたいと思います。
ちなみに本試験は8月後半にあるようです。
まだまだ道のりは長いですが、頑張ります。

次回はトレーニング中に会ったニュージーランドのユースアルパインチームについて書いてみたいと思います。 


ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから

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冒頭の写真はトレーニングで行ったバンフのすぐそば、Mtランドルにあるアイスルートです。
背景にカスケードマウンテンが見えてます。
終わりの写真は試験中のもので、普段陽気なカナディアンも全員、真剣そのものです。

by ymtours | 2015-01-28 02:01 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(0)

カークロスロッジにてオーロラ映像

こんにちは、ガイドの堀口です。

2015年はいかがお過ごしでしょうか。

さて、先日カークロスロッジのツアーにご参加頂きました渡邊様よりご本人が撮影された、タイムラプス動画をご提供いただきましたのでご覧ください。

タイムラプス
最近多くの一眼レフカメラなどに搭載された機能ですが、
三脚で固定して、定感覚で何枚もの写真を撮影して、最終的に動画のように見せる手法です。

この写真も何枚もの写真を結合してできたものです。




揺らめくオーロラの臨場感が伝わる映像ですね!
カーテン状というのがこの映像をみるとよくわかります。
この日のオーロラは非常に活発で3~4時間程観察することができました。





この映像はどれもロッジの前で撮影されたもので、
ロッジから外に出ればこのようにオーロラを観察できます。

タイムラプスであればカメラを据え置きにしておけば、
寒くなっても部屋の中で温まりすぐに出てこれますし、
オーロラが強くなった時に実際に自分の目で見逃すということもありません。

通常タイムラプス撮影をいいロケーションでしようと、
・車や、移動で、どこかロケーションのいい場所までいく
・三脚の近くで待機
寒い場合などは、なかなか堪えるものですね。

ロッジ滞在なら極寒の中ずっと待っていなくても、
このような素晴らしい映像が作れるかもしれませんね。



渡邊様、素晴らしい映像をご提供いただきまして誠にありがとうございました。

今年もまだまだユーコン支店はオーロラツアーで忙しくなりそうです!

それでは皆様日本ではインフルエンザが流行っているようなので、
お身体ご自愛ください。

堀口慎太郎
by ymtours | 2015-01-22 04:23 | オーロラの旅 | Comments(0)

スタッフトレーニング冬2014-2015

明けましておめでとうございます。


ヤムナスカユーコン支店は冬の繁忙期に入りあっと今に2015年を迎えました。


ヤムナスカでは年に2回夏と冬にスタッフトレーニングを行っており、今シーズンの冬はユーコンのコアメンバー、本山、小泉、堀口で参加し主に以下のことを行いました。


・社内の備品の管理
・車両の点検
・各ベンダーとの情報共有
・オペレーションの再確認


ヤムナスカでは夏季、冬季の各シーズン前にガイドが揃って顔を合わせて、トレーニングを行っています。
何よりも『安全』が第一であり、これが確立されないとツアーは成り立たないと認識しております。




◆初日はオプショナルツアーで利用する Yukon Wildlife Preserve で行いました。
ヤムナスカのオプショナルツアーはこちらから
 ここには極北ならではのレアな動物もいます。
せっかく観るめずらしい動物は日本語で説明などうけたいもの!
純粋に目で見て楽しいもある場所ですが、見えない自然や動物が織りなすストーリーを私達がお伝えします。

 一般のお客様は専用バスでのツアーに参加するか、徒歩で広大な施設を回りますが、
 私たちは長年で築いた信頼関係から、ヤムナスカガイド自らが皆さんをご案内することを許可されています。

そこで今回は施設の裏側を特別に紹介され、詳しく説明を受けました。


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関係者のみ立ち入りが許されるリハビリセンターでスタッフのリンジーさんに説明を受けました。
この動物保護地区がどのように運営され、彼らがどのようなヴィジョンを持って仕事をしているのか、体感し、共有します。








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卵の状態からウズラを育てています。
極寒で、物資の供給が簡単ではないユーコンでは、このよう餌になる動物も育てていかなければいけません。







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これくらい大きくなると食べごろです。
残酷かもしれないですが、実はこのウズラはリンクスなどの肉食系の動物のエサとなるのです。








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ここは、元々、動物の保護からスタートした場所
ここでは傷ついた動物などが保護され、リハビリを受けます。
この鳥は羽を怪我し現在飛ぶことができません。







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各部屋が適温にコントロールされます。
ケガをした動物や、餌となる動物の管理が温度調整なども含めしっかりと行われます。







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なんと自前のレントゲン室もありここでオペを受けることもあります。



このように普段利用している施設でお互いのコンセプトを理解し、対話することはパートナーシップ向上にとても重要です。
私達ガイドも、その背景をしっかり理解すると、日本の皆様にお伝えする内容にも深みが増してきます。






◆トレーニング2日目は、主に車両の点検です。
 寒いときは-40℃近くまで気温が下がるユーコンでは、寒冷地仕様の装備やメンテナンスが必要になるため、点検もしっかりとやることが重要です。
  

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バンがコンセントに繋がれています。
これはブロックヒーターと呼ばれ、エンジンを温めるためのアイテムです。-20℃以下でこれを忘れるとエンジンがかからなくなってしまうとこも・・・。


フロントグリルのシルバーのフードは風によるエンジンの冷え過ぎを防ぐためのものです。
なんとマイナス30度などでは、10分以上暖気してから、車を実際に走らせます。
その際にこのカバーが外気を吸い込まないように役に立つというわけです。








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タイヤの空気圧も寒冷地仕様に設定します。
暖かい時と極寒の時では一気にタイヤの空気圧も変動してきます。

カナダではスパイクタイヤの装着を認められております。
タイヤのコンディションもこまめにチェックが必要です。








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バンに積まれるアイテム。
スノーブラシ、スコップ、脱出器具、砂袋。

スノーブラシ・・・ 窓の凍結、積雪の後などに使用します。
スコップ・・・ 車が雪にはまってしまった場合、堀だし作業に使用します。
赤い脱出器具・・・ こちらも雪にはまってしまった場合に使用します。これがすごい効果があります。
黒い砂袋・・・RW(後輪駆動)のVANには、後に重りとして砂袋を置いておくとトラクションがよくなります。


このようなアイテムは使わないようにすることが一番ですが、
大自然が相手の不確定要素の多いユーコンのドライブでは備えることが重要です。



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今年も我々ヤムナスカスタッフ一同皆様を安全に、楽しくご案内させていただきます。
宜しくお願い致します。
by ymtours | 2015-01-11 12:06 | Comments(0)

ガイドトレーニングアイスコース、2015.

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ヤムナスカガイド谷です。

皆さん新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

さていよいよ明日から始まるアルパインガイドの試験第一弾。
その名も『ガイドトレーニングアイス』というコースです。
これから約一週間、アイスクライミングのガイド、冬期のガイドは何ぞやとみっちり勉強してきます。

勿論試験なので、きっちり評価されて落ちる人も、もちろんいます。
が期間の半分以上はしっかりと教えてくれます。質問も沢山でき、
山の技術に関してしっかりと掘り下げることが出来ます。曖昧なままでゲストの命は守れません。
なぜこの技術を使わなければいけないのか?なぜここで休んではいけないのか?等

ガイド技術にはすべてに明確な理由があり、それを手とり足とり教えてくれるのです。
マニアックな方はたまらないでしょうね。
そして冬のガイドは凍傷、低体温症、落氷、雪崩、等。考慮しなければならない項目が沢山あり
それを一つ一つ減らしてガイドしていくわけです。
しかしガイドというのは本当に頭を使う仕事なんですね。僕の頭がパンクしそうです。笑

11月半ばから約1か月半登ってきましたが、なんとか合格できるよう頑張りたいですね。
このブログを書きながらかなり緊張していますが…笑。

最後に昨年のロックガイドの試験官からの言葉を思い出して頑張りたいと思います。
『自分のために山を登らないガイドはいいガイドにはなれない』
『山の技術に絶対はない、だから登り続けなければならない』
この言葉を胸にトレーニングしてきましたが、あれから少しは強くなれたでしょうか…
試されるときですね。

さて、このコースが終わった時点でまた更新しますね。では。

写真はポーラサーカスというアイスルートで観光名所『すすり泣きの壁』のそばにあるルートです。
駐車場から15分歩くと600mの氷瀑が皆さんを待ってます。見るだけでも素晴らしいですよ。
ここをガイドするのが、僕の当面の目標になりそうです。


ヤムナスカ・ガイド谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2015-01-05 01:45 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(0)