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コース終了

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ヤムナスカガイド谷です。

ロックガイドのコースが無事終了しました。
無事通過できたのでこれで秋の本試験を受けることが出来ます。
今回のコースで新しい技術や実際それを使わないとガイドできない山や壁があり
非常に充実したコースになったと思います。
この経験を自分のハイキングガイドにも生かしていきたいと思っています。

この忙しい時期に休みをいただき、さらにサポートしていただいた方々、
ブログを通してですが本当にありがとうございました。
さらに技術、精神ともに磨き本試験に向かいたいと思います。

ここからは少しマニアックな話なので難しければ写真だけご覧ください。
まずこのコースは基本的に技術や理論は教えてくれます。
最初の3日間は外の小さな岩場でどういうテクニックがあるかなど徹底的に教えられます。
朝6時30分から夜8時ごろまでみっちり教わるので頭がパンク状態でした。

そのあとにムーブメントスキルという試験があります。
これは5.11-スポートルート2本のオンサイトと5.10+のトラッドルートのオンサイトを
実際レイクルイーズの岩場を使って試験しました。
これはこのコース自体インストラクターをお客さんに見立てて試験するので、
まず安全に登れるかというのを見られます。
試験なので僕は結構緊張しましたが、落ちなくてよかったです。
それから実際に自分でビレイ点を作り、それをインストラクター(試験官)がチェックし
懸垂しておりる。という試験も入ります。
これはとても重要でカナディアンロッキークライミングは自分でビレイ点をセットするルートが
多々あるのでこれも落ちるとコースに参加できません。
なので参加者、誰もが必死です。


そのあとは実際に大きな壁をインストラクターをお客さんとして登り色々教わりながら
プロガイドとしてやっていくのに何が足りないか、何を意識改革しなければいけないか
毎日インストラクターと話し合い、修正していきます。
なのでみんな非常に成長が早かったです。

インストラクターがしっかり教くれる環境。技術の出し惜しみがない。理論がしっかりしている。
これが今回僕が、受けてみた率直な感想です。
僕が日本でガイド試験受けた時の感想は日本はいい意味で職人気質ですから見て学ぶというのが当たり前でした。
それはとてもいい文化ですが、このカナダのスタンダードをすべて教えてくれてあとは自分でいいものを作っていきなさい、
というスタンスもとてもいいものだなという気がしました。


さてさて
今ロッキーは花のシーズン真っ盛り。ヤムナスカのガイド皆、仕事に充実した時期に入ってきました。
仕事にトレーニングに充実した夏を迎えれそうです。

ではまた来週。

冒頭の写真、雨の中でも休むことはありません。トレーニングあるのみです。
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レイクルイーズでの試験風景。インストラクターが僕たちを撮ってくれました。

谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2014-06-27 10:08 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(0)

タカネバラ・グループ  レイクオハラへの山旅  【14.06.21】

昨年のユーコンに続き、タカネバラ・グループ様をレイクオハラへご案内してきました。

当社のお客様の中では一番長いお付き合いとなります。
最初にご案内した1998年から、グループメンバーは少しずつ入れ替わっておりますが、こちらのホテルや山小屋、レストランの間では、有名なグループ名になりました。カナダのロッジはリピーターのお客様を大事にする気持ち強く、今回訪れたレイクオハラ・ロッジのサービスは、カナダ最高峰だと私は思います。

通常レイクオハラ・ロッジは、グループでの予約は取りません。ヤムナスカの野外救急資格を3年に1度受講してくれる間柄である、ロッジ経営者のアリソンとブルースに無理を聞いてもらいました。当社は多くのロッジと良い関係にあり、これからも大事にしていきたいです。
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最初の2日間はキャンモアに2泊しながら、初夏の花々を楽しみました。日本から来て、すぐに高山へ入るより、ゆっくりとした行程から始めるほうが、順応がうまく行きます。

イエロー・レディ・スリッパー (アツモリソウの仲間)
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ビーナス・スリッパー(ホテイランの仲間) めずらしい背中撮りです。
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エメラルド・レイクではベイスンまで足を伸ばしてみました。
だんだん気候や標高にも慣れ、益々元気になる皆様です。
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待ちに待った、レイクオハラ・ロッジへの入山です。
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ロッジ目の前にこんな景色が。。。
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少し雨が降った日もありましたが、
タカネバラの女子はいつも元気です。
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雨の日こそ、より楽しみます。
懐かしのヒゲダンス、旅の良い思い出になりましたね。
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自然のシェルターでひと休み。
このあと、天気が回復してきました!
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3時からのアフタヌーンティーに間に合わないと、、あとで怖い怖い。。
ハイキングの時間配分はガイドの腕の見せ所です。
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美味しいケーキを頂いた後は、それぞれロッジ・ライフを楽しみました。
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レイクオハラには著名な画家が多く訪れてます。
タカネバラ・グループも負けてはいません。あっという間にロッジの人気者になりました。
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この笑顔からもわかりますが、食事は素晴らしいの一言に尽きます。
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翌日、天気は回復、さらに標高の高いところへ。
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ロッジの背後にはOdaray Mtが。
やはり残雪のある時期が奇麗ですね。 「ここに泊まったわ〜。」
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目的地のレイク・オエサでマーモットの気持ちになりました。
今回のお気に入り写真はこれ。
題名「なでしこマーモット」
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マーモットも変な日本人がいると思ったことでしょう。
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ロッジのお弁当は日替わりサンドイッチです。
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こんな景色を見ながら食べるランチ。ミシェラン5つ星より上です。
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メインロッジにて。
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ロッジでは、洗練された上品なカナディアン・ガールズが支給してくれます。
びっくりするほど、よく教育されたスタッフでした。みんな学生で在学中は毎年戻ってくるそうです。「ここでの仕事は人気があり、良い学生を雇えるのでラッキーよ。」と、経営者のアリソンは話してくれました。
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下山日は旅程には含まれていない、ピートゥー・レイクの散策を行いました。
途中に寄ったクローフット氷河に、カラス番人と魔女帽子をかぶった女性が。。
ベタな写真ですみません。。
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ピートゥー・レイクの散策では、一般観光客のいないところまで歩き、この時期のみの色を静かに満喫しました。ちなみに日本ではペイト・レイクと紹介されてますが、正確には有名なアウトフィッターだったビル・ピートゥーさんの名と取って付けた湖なので、ピートゥー・レイクと呼ぶようにしています。
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今年のタカネバラ山行、楽しんでいただけたと思います。

また、お会いできる日まで、ごきげんよう。
さようなら。。 

あっちなみに、
今ツアーのテーマは品格でした。。。。


追記: レイクオハラ・ロッジ料理をご紹介します。
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by ymtours | 2014-06-21 11:35 | グループの山旅(特選) | Comments(0)

真っ最中

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ヤムナスカガイド 谷です。

今ロックガイドのトレーニングコースの真っ最中です。
そんな時なんでブログも短めになってしまいますがご了承ください。

さて先週の土曜から9日間の日程でこのカナディアンロッキーを舞台に
プロのガイドとは何ぞや、ということを徹底的に教え込まれているわけですが
今日で5日目が終了し、少々疲れてきています。(苦笑)

自分としては日本でも同じレベルの試験を受けた経験があるのですが、
やはり細かいところが違ったりしてとても興味深い経験になってます。

興味深いといえば今回の参加者に二人のアイスランド人が一緒に試験を受けています。
山岳ガイドの歴史も古く距離的にも近いヨーロッパに試験を受けず、
このカナダに来ているというのがなんで?という感じでいろいろ質問すると
『英語を話せる国で一番の山岳ガイドシステムがあるのがカナダだ』という
返事が彼らから返ってきました。

英語は世界共通語としていまや色々な国で話されています。
その英語が母国語で、さらにフランスやスイスなどと比べて遜色のない氷河や山々があり、
そしてそこをガイドする洗練された技術がカナダにはあるというわけです。

とても納得しました。
こんな風に外国人でここで働くわけでもない人に門戸を開いているカナダ山岳ガイド協会って
すごいなっと思いうと同時に、今後こういう人たちが増えていくだろうなと感じました。
彼らは母国に帰り、その高い技術を次の世代に普及するという夢を持っています。

そんな志の高い仲間とともに合格できるように頑張ります!



冒頭の写真はこんな感じ試験官と色々な意見交換をしながら講習は進んでいきます。
北米らしく寝転がりながら聞いています(笑)日本だとこの時点で不合格ですね。
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プロのガイド技術に弱点はあってはいけません。
なぜこの結び方なのか、なぜここはカラビナを使わないのか等、すべての行動に理由があります。
答えられないというのは論外なので、マニアックな人にはたまらないコースですね。

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みんな必死です。僕はさらに英語のハードルがあるので超必死な感じですね…ホントに。

ではまた来週。

谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2014-06-20 10:48 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(0)

最終確認


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ヤムナスカガイド 谷です。

さて実は明日からロックガイドのコースが始まるのですが、
最終確認ということでヤムナスカの先輩であるRyoさんと登ってきました。
本当にありがたいことですね、
こうやって困ったとき一緒にトレーニングしてくれる先輩がいること。
僕が言うのもなんですが、これこそがヤムナスカの最大の強さであり魅力です。

場所キャンモアの町からよく見えるハーリンという山の北東壁です。
この山はハイキングで登れる山なので、
クライミングで頂上にたった後、登山道で下りれるのでとても快適です。
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キャンモアの町からの写真、赤線が登ったラインです。
ちなみにこのルート一気に400mほど登りますが、
日本で大キレットや西穂~奥穂間の縦走が出来れば登れます。
前穂北尾根や北鎌尾根を登ったことがあるならより楽しめますかね。

この写真を見て興味がわいてきた方、来年僕が試験に合格していれば
頼んでいただければガイドできますので(笑)
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Ryoさんと安全の距離感、ロープの流れ、
そしてお客さんのケアを重点的に確認しました。
やはり長年ガイドしている先輩といくと、
安全に、そして楽しくガイドするか改めて学ぶことが出来ます。
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最後は頂上直下にまっすぐにぬけます。
これがキャンモアから車で15分、すぐ行けるんですから本当にすごい場所ですよね。
今日は我が町キャンモアと心強い先輩をを背中に感じながら登ることが出来ました。
本当にありがとうございました。

さて明日からロックガイドコース頑張ますかね。
ではまた来週。

谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから
by ymtours | 2014-06-13 10:22 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(0)

棚川幸子(タナガワ ユキコ) / ガイド紹介 2014

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ニュージーランド・ルートバーントラックにて


初めまして。ガイドの棚川幸子(タナガワ ユキコ)です。

ニュージーランド、スイスでのガイドを経て、今シーズンはカナダの山々をみなさんと満喫すべく、
カナディアンロッキーにやってきました。

山好きの母親の影響で登山を始め、旅行で訪れたニュージーランドの自然に魅了されガイドとしての
仕事をスタートしました。ニュージーランドでは、ニュージーランド最高峰マウントクックの麓の
マウントクックビレッジで1シーズン、”世界一美しい散歩道”として有名なミルフォードトラックと
ルートバーントラックのガイドとして2シーズン日本のお客様、海外のお客様をご案内していました。
ニュージーランドが冬の間は北半球(日本側です)に戻り、一昨年は八ヶ岳の山小屋で山小屋仕事、
昨年はスイス、アイガー・メンヒ・ユングフラウの麓でハイキングガイドの仕事をしていました。

登山以外にも最近ではロッククライミング、マウンテンバイキング、ランニング(ロード&トレイル)など
にも取り組んでいます。自然の中で生活・仕事ができることが私にとって一番の幸せです。アウトドア以外では、
小学校からエレクトーン、大学時代からJAZZベースを弾いており、音楽は聞くのも演奏するのも大好きです。

また、東京青梅市の地元では、お祭りのお囃子にも参加、年に数回お祭り騒ぎをしています。 カナダという国は
自然のスケールが超大で、豊かな植生・野生生物、地科学的にとても重要なエリア、質の高い国立公園システム・
ガイド認定システムなど、興味深いトピックが目白押しです。

このカナディアンロッキーという素晴らしい場所で得られる、新しい発見・感動をみなさんと共有したいと思っています。

宜しくお願いします。

棚川幸子

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ニュージーランド・マウントクック。今でも大好きな場所

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マウントクック国立公園内の山小屋でボランティア管理人を毎年1週間担当

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スイス・マッターホルンをバックに

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スイス・ユングフラウをバックに

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ルートバーン&グリーンストーントラックはガイドが料理も担当する6日間のロング縦走ハイキングです

by ymtours | 2014-06-10 23:53 | お知らせ | Comments(0)

兼岩 一毅(カネイワ カズキ) / ガイド紹介 2014

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好天に恵まれた厳冬の西穂高


はじめまして、ガイドの兼岩 一毅(カネイワ カズキ)です。

「山に勇気をもらって」

苦労して登った山頂には、常に自己を肯定してくれる力があります。

元々旅行好きだった私は、海外へ行くチャンスの高い資源開発系の企業へ就職しました。
その頃は、週末を利用し、年に数回奥多摩にハイキングへ出かける程度。
海外勤務になってからは、自宅と職場を行き来する日々を過ごしました。

本格的に登るようになったのは、つい二、三年前のことです。
2011年夏、東北で数日間のボランティア活動に携わりました。
短い間でしたが、その中で関わったある人の復興に向けた姿勢に感銘を受けます。
その頃の私は、仕事で壁にぶつかり、これからの人生に悩んでいた時でした。

自分にもこの人のように苦境から立ち直る力があるだろうか、
そんな疑問を抱えながら初めての富士登山へ向かいました。
登頂の日、富士山頂付近から見た青空や周囲の山々の景色は忘れられません。
自分の「強さ」を改めて確認した瞬間でした。

直後から、日本百名山を中心に山へ通い始め、翌年には地元の山岳会に入り、
技術、知識、仲間を得て、より長い間、深い山域へ踏み入るようになります。
夏の槍ヶ岳・北鎌尾根や春の黒部(鹿島槍ヶ岳~剱岳)に足跡を残しました。

昨年末、より山に近い環境を求め、勤めていた職場を退職。
冬を北アルプス・白馬で過ごした後、ガイドを目指すため、新天地カナダへ渡りました。
本年9月からは、ヤムナスカ・アドベンチャーズにて3か月間のトレーニングを受け、
体系的に登山を学び、より広いフィールドに足を踏み出したいと思います。

「山を通じて、お客様の自己実現をサポートしたい」

登山ほどルールや縛りの少ないスポーツはありません。
山には、ハイキングからハードなクライミングまで様々な楽しみ方がありますが、
自然や地域社会へ配慮を欠かさなければ、
好きなルートを好きなように歩いたり、登ったりすることができます。

四季や時間によって刻々と変化する自然には、常に新たな発見があります。
大自然に触れ、新たな自分を発見したり、大切な人と同じ空気や景色を共有したり、
楽しみ方、遊び方は無限にあります。

中には自分だけで行くのに不安を感じる場所もあるかも知れません。
でも、行ってみたい、という想いがある。
そんなお客様をサポートしたい、というのが私がガイドを志した理由です。

まだガイド一年目の新人で、経験、知識も浅いですが、
毎日新たな発見をしながら日々学んでいます。
ここカナダでお客様と新しい瞬間を共有できることを楽しみにしております。

兼岩 一毅

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新緑が美しい奥多摩の森林

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秋・槍ヶ岳へ続く縦走路

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燕岳へ・燕山荘でのケーキ食べ放題が目当て

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小川山にてフリークライミング、クラックの入門ルート

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バックカントリースキー・八方尾根より広大な沢へ滑り込む

by ymtours | 2014-06-10 23:53 | お知らせ | Comments(0)

いよいよ

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ヤムナスカガイド 谷です。
さて来週末にはいよいよロックガイドのコースが始まります。
まず、この6月に9日間のトレーニングを受け、そして9月に本試験になります。
カナダのガイドの試験はハイキングガイドの時もそうでしたが、
必ず最初に技術、理論などをしっかり教えてくれて、それを試験の時にできるかを試されます。

こうしてしっかり教える環境があるというのも、
世界から見てもカナダのガイドがレベルが高いといわれるゆえんです。
さらにガイドの教育は環境にも影響されます。皆さん知っての通り、
カナダは山や氷河が大きくBig wallと呼ばれる何百mもの壁、
時には1000m級の壁が普通に出てきます。このフィールドがガイドを強く大きく育てているのです。

なのでただクライミングがうまくてもダメなんですね。
ガイドパック(救急用具や無線、ツエルトなどが入ったザック)といわれるザックを背負って
登らないといけないので、体力が、かなりものを言います。
日本やヨーロッパと違い電話もつながらない、ゴンドラや登山列車、山小屋がない中で
ガイドするので、ガイドに求められる能力が高いんですね。

だからこそ手つかずの自然の中でガイドできるのです、
どこを見ても人工物がない、ピュアな自然を見ながらのクライミング。
さらにクライミングが終わった後で野生動物に逢えるのはカナダならではないでしょうか。

誰もいない中で山と自然と自分と向き合う。
たまらない時間ですよね。それを安全にガイドでき、
ゲストと喜びを分かち合えたらこんな素晴らしい仕事はほかにはないでしょう。

このブログを書いていたらまた頑張ろうって気になってきました。
さて明日はどこでトレーニングしようかな。

ではまた来週です。


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安全で快適なガイディングをするため新しい技術を練習中です。
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今日はレイクルイーズでトレーニングしてきました。
湖はまだ凍っていましたが、岩場にはもう雪もなく、もうすぐここも春が訪れます。

谷 剛士 (たに たけし)
ガイドプロフィールはこちらから


by ymtours | 2014-06-05 09:10 | 「マウンテンガイド」への道 | Comments(2)

2400㎞ 走破 Yukon To Rockies 2014

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ヤムナスカ ガイド 本山 です。 
今回のブログは、Yukon To Rockies の移動の様子をご報告させていただきます。
実は、この道中、ものすごく野生動物が出没するのです。

カナダは本当に広いです。

約2400㎞ の移動ですから、以下の簡単の計算が成り立ちます。

ほとんど高速なので、時速90㎞-100㎞ 程度で走行可能
一日休憩も含め約10時間運転すると 800㎞程度 移動可能
2400km ÷ 800Km なので、3日間必要

となるわけです。

ほとんどのヤムナスカガイドが、いずれかの方向から Yukon - Rocky 間を運転して、移動したことがあります。

実はこの通過する道中は、ヤムナスカも寄付をしている 『Yellowstone To Yukon』の団体が定めるエリアを多く通過していきます。

非常に大きなエリアですが、実際に熊などはこのエリアのかなりの距離を移動していきますし、植生、地質、生息する動物などは、基本的に変わりません。

ホワイトホースから600㎞ほど移動するとすぐに登場しました。
バイソン!
春なので、冬毛が抜けていますね。
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お母さんと子どもも見かけました。
寒いエリアでは、秋や、冬に子供を産む動物はいません。
もちろん理由は明確!厳しい寒さや、食べるものが少ない厳しい環境にいきなり赤ちゃんを出すわけにはいかないからですね。
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このバイソンは、開拓者自体に相当な数が乱獲され、アメリカやカナダ南部では非常に少ないですが、北にはたくさん生息します。
大きなオスは1トン程度あります。こんな大きなのに車でぶつかったら、こちらまでやられてしまいますね。
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湿地帯が出てくると出没するのが、ムース 大ヘラジカです。
動物には、天敵、主食とする植物、などが大きく作用し、その得意とする生息エリアがあります。
ムースはムースが得意とするエリアに出没するんですね。
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少し標高を上げると・・・・
岩場、や高いところが得意な
ストーン・シープという ロッキーではビックホーン・シープと呼ばれるシープの仲間が出没しました。
高速沿いで岩についているミネラルを補給していました。
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峠越えのエリアの湖はまだ半凍結、
標高の低いところと、高いところで新緑の進み具合もこの時期は大きくことなります。
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これぞ、北の動物 カリブーも出現しました。
秋・春に大移動をすることで有名なカリブー、ロッキーエリアには多く生息しませんが、北方エリアを好む動物です。
よ~く見てください!毎年落ちると言われている鹿類の角!生えてきていますね!
春ですね。
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姿を見ることはありませんでしたが、ビーバーポンドはものすごい数を見かけました。
明らかに生息しています。
ビーバーはカナダを象徴する生き物で、国立公園局 パークス カナダの シンボルマークにもなっていますね。
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不思議な動物で、川をせき止め、ビーバーポンドを作ります。
ダムをつくるのに、せっせと忙しく働くのですが、枝や泥を運んできてダムを作成・整備します。
しかし、なぜ!こんなことをするですかね????
この活動がカナダの生態系で大きな役割を実はしているのですね・・・

下は見事なビーバーダム と ポンド
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熊!
グリズリ―は見かけませんでしたが、ブラックベアは、相当な数を道路脇に見かけました。
最後の方は私も、『ああぁー、いるね・・・』素通りするくらい見ました。
実は高速脇というのは、人間が木を切り倒して、そこに光が入り、お花や低木が多く、動物には絶好の植生になっているのですね。
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下の写真にもクロクマが写っているんですよ。
見つけられましたか?
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結局、
バイソン  すごくたくさん 30頭ほど?
ムース  2頭
エルク  4頭
ストーンシープ たくさん これも30頭ほど?
カリブー  5頭
ブラックベア 10頭ほど?

を見ました。

寒い冬が必ず来るカナダ、
今回、このように動物を多くみたのは、『春』だからですね。
暖かくなり、植物が芽を出し、今回見た動物は皆、食べることに忙しくしていました。

極北人である私も、いつも『春』を本当にうれしく感じます。


しかし、しかし、ながーい運転、
どこまでも続く道、ひろーーーい空は、かつて私が日本であこがれながらイメージしたものと全く今もかわっていませんでした。
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by ymtours | 2014-06-05 03:26 | その他 | Comments(0)

スタッフトレーニング 2014

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 5月30日、31日の二日間を使い、14年春のスタッフトレーニングを行いました。
 初日はオフィスにて会社の企業方針や目指すべき目標の確認と、ツアー業務全体のブラッシュアップがメインとなります。また、野外では実際にツアーで使用する15人乗りのVANを使い、ツアー中は毎朝行う車両点検の方法と、パンク時のタイヤ交換をトレーニングを行いました。
 二日目はフィールドワーク。野外での実践的なガイディング・テクニックのトレーニングです。シニア・ガイド指導の元、クライアント・ケア、リスクマネージメント、ペーシング、インタープリティブ・スキルを確認しあいます。ACMG(カナダ・ガイド協会)の定めるガイドラインに従い、ガイディングの可能な範囲、危険なフィールドの回避方法を確認し、携帯電話が使用できないリモートなエリアでのWFA(野外応急救護)と、ヤムナスカのエマージェンンシー・プロトコル(緊急時の手引き)に沿った避難方法、無線を使用した救助要請方法を確認しあいました。
 いよいよ夏のハイキング・シーズンが始まりますね。ヤムナスカは今年も皆様に素晴らしい山旅をお約束します!

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オフィスワークでは、ツアー業務の確認を行います。ヤムナスカは毎年新しい仕事の仕方や、新しいツールを導入するため、シニア・スタッフも確認することが多いのです。

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登山口まで移動する車両を安全に運行するためには、VANの特性を良く知り、的確なメンテナンス技術が必要となります。毎日行う定期メンテナンスは、VANに常備しているチェックシートを元に行います。

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パンク時のタイヤ交換を実践トレーニング。タイヤを外し、ブレーキパットのすり減り具合をチェックしました。

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VANのタイヤ交換は一般的な乗用車のそれとはまったく違います。スペアタイヤの着脱、ジャッキアップ、巨大なタイヤの装着など、実際に体験して初めて分かることが多いのです。

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二日目はフィールドワーク。シニアガイド指導のもと、実践的なガイディング・テクニックを全員で確認しあいます。

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先輩ガイドに囲まれて行う、新人ガイドのインタープリティブ・トレーニング。緊張が伝わりますでしょうか?(笑

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簡単な登山道だけでなく、ガレ場や、ルートがはっきりしない場所でのルート・ファインディング技術を確認します。

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ガイドは危険な場所を察知し、そのエリアを避けることが求められます。落石や滑落の危険など、なぜこの場所が危険なのかを、実際のフィールドで確認しあいました。

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注意が必要な場所を安全に通過する際は、ガイドがスポット(安全確保)を行い、お客様に的確な指示をする必要があります。

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ACMGのハイキング・ガイドのガイドラインでは、ロープを使わなければ安全に歩行できない場所はご案内できません。この写真はガイドライン外となりますね。

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応急救護のシナリオ・トレーニング。写真は脱水症状が疑われる場合の対応をトレーニングしている場面です。

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お客様が転倒し、腕を痛めた場合のトレーニング。実際の場面では痛がる人をしっかりとケアするだけでなく、同時にグループ・コントロールも求められます。

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ロッキーやユーコンのハイキング・トレイルは、ほとんどの場所が携帯電話のサービスエリア外となります。そのような場所で緊急避難が求められる場合を想定し、無線の使い方や、ヘリコプターでの避難方法を確認しあいました。

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さあ、今年はどんな夏になるのでしょうか!? 今シーズンもヤムナスカをよろしくお願い致します。
by ymtours | 2014-06-03 02:49 | お知らせ | Comments(0)