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7/3発 パセールロッジハイキング

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▲熊の移動した様子が良く分かりますね!

昨年の秋、京都の『百足屋』という料亭で、上村氏及びその仲間達とお会いする機会があったこの料亭は名前にそぐわぬ京都風であったが、そこで盛り上がった私達ほぼ十名は、さらに京都風にそぐわぬ賑やかさだった。この宴会で、ほんのダメもとで西カナダの山々の素晴らしさを吹聴しておいたら総勢15名の遠征隊となったのだ。なんという決断の早さ。「京のぶぶづけ」神話はウソではないか?

この15名の皆様が、森林管理局、森林インストラクター,樹木医事務所、NPO自然と森,等の肩書きの普通のマニアではない植物のプロである。行程のハイライトであるパセールロッジのガイドが二人ともその領域の学位をもつ知識人だったのは僥倖としかいいようがない。これほどネイチャートークに心底入れ込んだグループは稀である。撮影もまめの域をこえていた。ほぼ「研究」というレベルである。そのうえピークハントもしたい派もあり、ちゃんと一山モノにした。
このエネルギーは、よく食べるというシンプルな源から出づるのだろうか、皆様ご健啖である。
また、味にうるさい関西人を満足させたパセールロッジの料理長にもこの場をかりて感謝の意を表したい。
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ある日、グリズリーが登場した。しかもロッジの前である。私が同行していたグループはハイキングから帰着直前だったので『気をつけるべし』の無線連絡がきた。6人以上の一団なのでほぼ安全なのは知りつつも現実を知っている私の手は思わずベアスプレーを探る。「それってふっておくと、熊が来ないんですか?」というよくある疑問に「むしろ、5m以内に来ないと噴霧が届きません。」と返答する。それで沈黙する方もいらっしゃれば、関係なくカメラを取り出す方もある。「残念ながら」私たちのグループはこの熊とすれちがいになってしまったのだが、ここに、ロッジにいらした斉藤氏によるすばらしいショットを披露しておきたい。
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自分の5m以内に存在する熊は、一生物である人間としては「敵」である。
しかし生態系全体として、また野生動物への純粋な憧憬からしても「愛すべき存在」なのだ。汝の敵を愛せよ。
植物の専門家である皆様が、もっともエクサイトしたのがこのグリズリー登場だったというのが可愛らしい。

カナダは、地球上に残された最後の大自然をいくつもかかえている。
これを観た者は幸いではないだろうか。

グループの方からツアーレポートをいただきました。こちらからご覧ください。

平木裕実子(Yamnuska Guide)


by ymtours | 2008-10-15 08:29 | カナダの山旅 | Comments(2)

「荒涼と 広がる大地に 隠れたる はるか昔の 生の証が」

前回のレポートに引き続き、キャロットケーキ夫妻からのレポートをお知らせいたします。後編は「ロイヤルティレル博物館」と「恐竜州立公園」へご案内しました。
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▲The Hoodoos

ドラムヘラーのRoyal Thyrell Museum は恐竜ファンにとっては何度訪れても飽きない所で、日本語の解説を聴きながらたっぷり2時間半かけて見て回りました。翌朝は州立公園へ向かいましたが、途中の大平原は麦が刈り取られて、見渡す限り薄茶色になって、天と地を分ける地平線がぐるっと360度取り囲んで、車で走る私たちはその円の中心に居るという、日本では到底できない経験をさせてもらいました。

化石発掘現場の光景は想像を絶する荒々しい風景が展開され、その中で地面をよく見ると、化石が転がり・大きな脚の骨の一部が露出しているではありませんか、太古の時代に恐竜と言われる生物がこの地上を跋扈していたことを実感させられました。童心に帰って化石を探しまわる間に2時間はあっという間に過ぎていました。

時間は少しかかりますが、この地域もいくつもの感動をくれました、企画して下さった岩田さん・案内して下さった川嶋さんに心から感謝いたします。
来年もよろしくお願いいたします。
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▲T-Rex
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▲Dinosaur Provincial Park

【関連リンク】
担当ガイド川嶋からの山旅記録 「スコーキーロッジ前編」「恐竜州立公園後編」

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by ymtours | 2008-10-07 01:51 | その他 | Comments(1)

「岩壁の 奥に隠れる 湖は 黄葉映す 緑濃き水面」

先日、ツアーに参加されたキャロットケーキ夫妻からお喜びのメールをいただきました。このようなメールは私達ガイドにとっては、とても嬉しく改めてガイド業をしていて良かったと思う瞬間です。また来年もお会いできる日を楽しみにしております!
この度は誠に有難うございました。!
以下がキャロットケーキさんからのレポートです!後編はこちらから
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▲Skoki Lake

Wall of Jerichoという何となくそそられる名前の岩山の北側麓にスコーキーロッジは静かに佇んで居り、一昔前の日本の山小屋と同じく電気を用いない素朴さを今も保っています。

ここからのハイキングコースは数多くあるようですが、ロッジに滞在中の二日間はWall of Jericho の西側と東側のトレールを案内していただきました。どちらのコースもトレールの途中で行く手を岩壁にさえぎられて、どこを登るか考えさせたあげくケルンを辿ると、ロッククライミング気分を味わわせてくれる路が準備されていて、それをよじ登ると湖が視界に飛び込んで来て歓声をあげる仕組みになっていました。岸辺の黄葉したラーチが緑の湖面に映って新鮮に感じられました、「やるなあ、スコーキー」って感じです。

このスコーキーは野生動物の多い地域とされており、私たちは熊には遭遇しませんでしたがビッグホーンシープの雄の群れと出くわしました。覚束ない私たちの足取りをさりげなく注意しながら慎重にリードして、最後までハイキングを楽しませて下さった川嶋さん有難うございました。
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▲Redoubt Mt.(2902m)
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▲Merlin Lake
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▲Wall of Jericho

【関連リンク】
担当ガイド川嶋からの山旅記録 「スコーキーロッジ前編」「恐竜州立公園後編」

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by ymtours | 2008-10-07 01:44 | その他 | Comments(1)

ロイヤルティレル古生物学博物館&恐竜州立公園

▽アルバートサウルス
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引き続きヤムナスカガイドの川嶋亮です。
スコーキーロッジ周辺のハイキングを終えたキャロットケーキさんご夫妻と私はロッキーを離れ、キャンモアから東へ車で3時間ほどのところにあるアルバータ州ドラムへラーという街へやって来ました。ここには恐竜とバージェス動物郡の化石の展示で世界的に有名なロイヤルティレル古生物学博物館があります。特に恐竜に関してはその規模は世界最大級であり、中国の自貢恐竜博物館や日本の福井県立恐竜博物館と並ぶ、世界三大恐竜博物館の一つであります。
▽手前には角竜類、奥には史上最大級の肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T-Rex)
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翌日にはドラムへラーから東南へ車で2時間ほどのところにある恐竜州立公園(世界遺産)へ行ってきました。 ここの州立公園は際立って荒涼とした地形のレッド・ディア川(Red Deer River)渓谷に位置し、何よりも世界最大級の恐竜化石層があることで知られています。39もの恐竜の種がここで発見され、500以上の標本が世界中の博物館に移送・展示されています。
私達は7500万年前の恐竜が生きていた時代を少しでも感じようと、公園が主催するいくつかの恐竜ツアーのうちの1つである化石ツアーに参加しました。
▽まずはインタープリター(解説者)から恐竜の化石についての学習。
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▽次は実際に自分で化石を探してみよう。
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▽よく見ると、いろんな恐竜の骨の化石が落ちていたり、土に埋まっている。
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▽巨大恐竜の足の化石を発見!
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キャロットケーキさん、この度もヤムナスカのツアーにご参加して頂きまして誠にありがとうございます。 またお二人にお会いできる事を楽しみにしております!
本当にありがとうございました。

Ryo Kawashima (Yamnuska Guide)


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by ymtours | 2008-10-05 07:56 | カナダの山旅 | Comments(0)

ポプラやアスペンの黄葉も到来!

ロッキーの黄葉は2度楽しめるのをご存知でしたか?

10月に入り黄葉前線は、標高の高いエリアに自生する「カラマツ」から、
低いエリアの「ポプラやアスペン」へと移ってきました。今日は午前中こっそり会社を抜け出してカメラを持ってガイド仲間の亮と妻の安紀子で撮影会へ出掛けました。
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このままハイキングを続けたいという想いをグッとこらえて帰りました。

撮影場所:Mt.Yamnuska Area

photo by Kaoru Iwata (Yamnuska Guide)

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by ymtours | 2008-10-04 15:47 | その他 | Comments(2)

スコーキー・ロッジ ハイキング

Skoki Lake & Skoki Mountain
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こんにちは。ヤムナスカガイドの川嶋亮です。
今回はカナディアンロッキー、10回目のキャロットケーキさんご夫妻をスコーキーロッジ周辺のハイキングにご案内させて頂きました。スコーキーロッジはバンフ国立公園内にあり、レイクルイーズスキー場近くのテンプル・デイロッジから入山していきます。お二人のご希望は秋の黄葉の中のハイキングとの事で半年以上前から計画を立てていましたが、運良く落葉松の黄葉シーズンにあてることができ、また夏とは違う印象のカナディアンロッキーを楽しむことができました。

9/23 Temple Day Lodge⇒Boulder Pass⇒Deception Pass⇒Skoki Lodge
1日目はテンプル・デイロッジから2つの峠を越えてスコーキーロッジまで約11kmのハイキングをしました。天候は晴れたり、曇ったり雪が降ったり、また晴れたりと不安定な天気でしたが山は終始見えていて、落葉松の綺麗な黄葉の中を無事にスコーキーロッジまで行くことができました。ロッジ内はとても雰囲気が良くログ調でまとめられ、光は主にロウソクやアルコールランプを使い、昔ながらの生活の様子を体験することができます。
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9/24 Skoki Lodge⇒Merlin Lake⇒Camp Site⇒Skoki Lodge
2日目はロッジからマーリンレイクまで行きました。途中、傾斜のあるガレ場をトラバースしたり、通常のルートが雪で凍ったりしていたので湖手前の岩壁を迂回したりと、なかなかのアドベンチャーをしながらマーリンレイクにたどり着きました。その後は行きとは違うルートでロッジまで。
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▽帰り道。この小川をこのあと雪が降る中、靴を脱いで渡りました。冷たかったけど気持ちよかったー!
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9/25 Skoki Lodge⇒Skoki Lakes⇒Skoki Lodge
3日目はロッジからスコーキーレイクスまでの往復。ここは言葉に現せられないほど綺麗な場所でした。
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▽右の女性はロッジマネージャー兼シェフのKaty。彼女の作る料理はとても美味しく、朝昼晩それにハイキング後のアペタイザーと、毎日バリエーションの違う工夫を凝らした料理が出てきます。写真はKaty特製パンをこねているところ。
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▽Katyの愛犬Lucy。
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9/26 Skoki Lodge⇒Packer's Pass⇒Boulder Pass⇒Temple Day Lodge
4日目はハイキング最終日でスコーキーロッジから行きとは別の峠、パッカーズパスを通り、テンプル・デイロッジまで下山しました。前夜に雪が降ったようで、朝起きると辺り一面うっすら雪が積もった銀世界でした。落葉松にも雪が積もり、辺りには黄色や白や青の色が映え渡り、とても印象的な景色の中、無事に下山することができました。
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キャロットケーキさん、今回もとても素敵な景色に出逢うことができましたね。お二人様と同じ空間を共有することができて、私もとても楽しい思い出ができました。
それではこの続きは旅の続き、『ロイヤルティレル博物館&恐竜州立公園』編にて掲載させて頂きます。

Ryo Kawashima (Yamnuska Guide)


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by ymtours | 2008-10-03 17:32 | カナダの山旅 | Comments(0)

黄葉ハイキング、レイクオハラを歩く

ご無沙汰してました。ヒロです。皆さん、この時期にハイキングに行くならばここしかないでしょう!そうです。レイクオハラです。ここ数日、インディアンサマーのおかげで最高の天気が続いており、気温も街のほうでは20度を越すほど暖かい陽気です。そしてなんといっても奥様の名前が晴子様。晴れないわけがありません。
そんな晴天の中今回はなんと新婚さんカップル、原ご夫妻お二人とハイキングに行ってきました。今回のお二人の合言葉は、「うわー!えー!すごいー!」。こういった擬音語を連発していましたが、その気持ちよーくわかります。言葉では表せないほど素晴らしい物を見てしまったんです。それは湖であり、山々であり、そしてそこに漂う自然からの様々なメッセージと色々な要素がありますが、まー写真をご覧あれ。

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   まずは専用バスで目的地まで約30分。結構揺れます。
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    朝は結構冷えて、薄い氷が確認できました。
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    物凄く静かで風もありません。完璧な山の反射した様子がわかります。
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    太陽がようやく顔を出し始め、、、、そしてこの湖を照らします。
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       まず1発目。レイクマッカーサーを見て「うわー!」
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 2発目。黄葉した谷間を見下ろし、「えー!」
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    3発目。かなり頑張って岩場も上りきり、そこでの景色をバックに一枚。
    「すごいー!」



どうですか?残念ながら写真ではすべはお伝えできません。この特別な場所が持つ「何か」を感じることが出来るのは、やはり実際に来て自分の五感をすべて使って初めて解かるものじゃないでしょうか。
原様ご夫妻はなんと今回が初めてのハイキング。最初がレイクオハラなんてなんて幸せでしょう!お二人にとって今回のハイキングは一生の思い出になること間違いなし!そしてこれからも楽しいハイキングを続けてください!次回はお二人がアウトドアの達人になって帰ってくることを期待しています!そしてその鍵を握るのはだんな様のシンゴさんですよ!!頑張れシンゴさん(笑い)
またお会いできる日を心よりお待ちしています。
                                     

            
                Yamnuska Guide   篠崎 洋昭     
by ymtours | 2008-10-03 12:44 | カナダの山旅 | Comments(2)